１１．前と後ろ

　響子は、隣の部屋でベットに横になり、繋がれている。
　心地よい余韻のためか、疲れのせいか逃げようともせず、ぼんやりしている。
　男たちは、白い牛乳で汚れたシートを片付けている。
「森田さん、これじゃ　"ヘビの生殺し"ってやつですよ」
　最後まで、できなかった事に、ぼやく川田。
「俺だって同じだ。女を喜ばせるってのは、こんなもんだ。次は楽しもうじゃないか」
「へへッ、そうこなくっちゃ。で、どうします」
　少々疑い顔の川田。
「心配するな、俺にまかせてくれ。ところで、照明の金具に吊れるかな？」
　考えながらいう森田。
「ええ、大丈夫です。ちゃんと梁にボルトで留まってますよ」
　主語のない問いにも、察して答える川田。

　ベットのある部屋に、森田たちが入ってくる。
「もう十分でしょぅ、帰してください」
（もう、いやっ）
　心配そうにいう響子。
「奥さん、俺たちが、まだ終わってないの知ってるだろ。・・スッキリさせてくれなきゃ終われないんだよ」
　たしなめるように森田。
「川田、それじゃ照明の金具に、奥さんを吊ってくれ」
「起きな、奥さん」
　縄を手にする川田。
　後手に縛られた響子は、身体を起こし、ベツトの横に立つ。
「これなら、届くだろ」
　折りたたみ式の椅子を運ぶ森田。

　腰に縄をまわし、腕からの１本とお腹から２本の縄で、響子を爪先立ちにし、照明器具の根元の金具と繋いでしまう川田。
「こんなこと、しなくてもいうこと聞きます。解いてください」
　爪先立ちで、ゆらゆらしながらいう響子。
　響子のふらつきに、合わせて部屋全体の光と影が微妙に揺れ動く。
「縄は、俺たちの趣味だ。吊りは少しキツイが、そのうち良くなってくるさ」
　冷たくあしらい、指示を飛ばす森田。
「体が、横にならないようにして足も吊ってくれ」
　響子の左足を折り曲げ、膝の上あたりと手首を繋ぐ川田。
　腕に繋がった胸縄と腰縄で吊られ、響子は右足の親指だけが床に届いている。
　少しでも気を抜けば、宙に浮いてしまう。
「うっ」
　バランスをとろうと、ふらふら揺れる響子。
「ほれぼれするね〜奇麗だよ、奥さん」
　響子の豊満な身体に食い込んだ縄を見ていう、森田。
（これじゃ、届かないな〜）
「川田、すまん。見た目はいいんだが、これじゃだめだ。腰の高さを１０センチほど下げてくれ。腰の位置だ、解るだろ」
「えぇ、えぇ、解りますとも。しかし、奥さん初めてでしょ。いきなり吊り上げても大丈夫ですかね〜」
　思案顔でいう川田。
「そうだなぁ、それじゃ太ももの付け根にも縄をまわして、腰と足で吊ろう。大股開きで頼むぞ、ハハハハハ」
　楽しげにいう、森田。
　川田が、響子の腰の位置を下げ、両足を吊り上る。
「うぐぅっ」
手足り自由がなくなり、涙目の響子。
「奥さん、キツイ縛りに感じてきたかい。目がうるうるじゃないか」
　懲りない森田。
　無言で部屋から出て行く、川田。
「感じてなんかいません。もう止めてください」
　響子が訴えるが、森田は聞く耳を持たない。

　黄色い液体の入ったコップを、手に持って帰ってくる、川田。
「川田、好きにしていいぞ。ベロベロなめてやったらどうだい」
　タバコを燻らしながらいう、森田。
「それじゃ、先にスッキリさせてもらいましょうか」
　響子に怪しげな液体を飲ませようとする、川田。
「止めてください。何ですか、それは」
　怪訝そうに顔を叛ける、響子。
「何なんだ、それ」
　と面白そうに、森田も聞く。
「私も、よく知りません。セックスが何倍も良くなる薬らしんですよ。ちょっと、思い出したんで、奥さんに試してみようと思いまして。へへ」
「ほぉ〜。そうかい、なら口移しで飲ましてやったらどうだい」
「そうですね〜。奥さん、こぼしちゃだめだぜ」
　怪しい液体を、口に含む、川田。
　
　響子の顔を抱えるように、唇に顔を近づける。
「うぅぅ、ゴクッ、コグッ、ゴクッ」
　甘い液体が、喉を通過する。
「ゲホッ、ゲホッ」
　無理やり飲まされ、咳き込む、響子。
「意外と美味いじゃないか、こんなんで効くのかな〜」
　響子の身体中に濃厚な接吻を始める、川田。
　　唇、・・手は、茂みの中へ
　　耳、・・指は、スリットヘ
　　首筋、・・さらに、○○○○の突起へ
　　胸、・・また、スリットヘ
　　乳首、・・そして、蜜壷へ
「あぁ〜っ、いやっ。や・め・て〜っ」
　身体を火照らせ、とろんとした目をした、響子。
　　背中、・・左手は、胸へ。右手は、○○○○の突起へ
　　臀部、・・スリットヘ
　　足、・・蜜壷へ
　　入れたり、出したり・・・・・・
「あぁぁ〜〜」
「どんな感じだい、奥さん」
　○○○○の収縮と潤みを、指に感じとりながら聞く、川田。
「あっ、熱いわ、身体が熱いわ、あぁぁ〜」
「効き目あるようだな。こっちは、もう我慢できん、奥さん」
　テカテカに怒立ったチン○を、スリットヘ運ぶ、川田。
「入れるぞっ」
　ムニュッ
「うぅ、あぁぁっ」
　チン○を突き出す。引く。
「あっ」
　突き出す。・・引く。
「あっ、いぃ」
　繰り返し、突き続ける、川田。
「あぁ、いい〜」
　・
「だめっ、あぁ。当たってる〜〜」
　・
「ううん、あぁぁぁ〜。もうだめっ、往きそう」
　・
「あぁっ、気持ちいい〜〜」
　・
「だめ、だめっ、往きそう、往ってもいい？〜〜」
「いいぞ、何回でも。艶っぽい顔になってきたな〜」
　と、川田。
　・
「いいっ〜〜〜、あぁ〜」
「往くぅ、往くぅ〜〜往くぅ〜〜〜〜っ・・・・・・・・」

　・・・・・・
　ひたすら、続く響子の喘ぎ声。○○○○汁の音。
　クチュ、ピチャ、グチュ
　・・・・・・

　３０分も経っただろうか。
「そろそろ、俺も参戦するか」
　川田と響子の醜態をみて、ギンギンになったチン○を握りながらいう、森田。
「交代しましょう」
　と、川田。
「いや、俺は後ろだ、遠慮なく続けてろ」
　ゼリーのチュープを手に取り、立ち上がる。
　絞り出したゼリーを、響子の菊門に塗りつけ、あたりまえのようにチン○を突き立てる、森田。
「あっ、いやぁぁぁぁ〜〜〜〜」
　お尻を、フリフリ嫌がる、響子。
　森田は伊達に年をとっていない、難なく挿入をはたす。

　川田が、突く。森田が、引く。
「あぁ〜〜」
　森田が、突く。川田が、引く。
「あっ、いいぃぃ〜〜」
　川田が、突く。
「だめぇぇ〜〜」
　森田が、突く。
「気持ちいいぃぃ〜〜、もっと、もっとしてぇぇ〜〜」
　川田が、突く。
「もっと、突いてぇぇ〜〜」

「奥さん、いい締りだ。○○○○の動きが最高だ」
　川田は、裏すじがクイッ、クイッと擦れる感覚を楽しみながらいう。
　響子の○○○○が、気持ちよさに反応し、川田のチン○を送り上げるかのように動く、締まる。
「俺の方も、締りがいいぞ。」
　森田も、ギュゥ〜と巾着のように締まる菊門に感激している。

　・・・・・
　川田と森田は、交互に突き上げを繰り替えす。
　続く響子の喘ぎ声。
　・・・・・

　さらに３０分経過
「前と後ろ、どっちが良いんだ。奥さん」
　休みなく、続けながら、森田。
「そりゃ、何と言っても○○○○でしょう」
　遠慮がちにいう、川田。
「俺のは、デカイからなぁ。解らんぞ、どっちだい、奥さん」
　自信ありげに、森田。
「あぁぁ〜、ど、どっちも、い・・いいわぁぁ〜〜」
　何回目かのアクメに耐えながら、響子

「もうだめっ、また、往きそうぅぅ〜〜」
「そろそろ、出したくなってきましたよ、そっちはどうです」
　と、川田。
「往ってぇ、おねがい、往ってぇ〜〜」
「３人揃って、往くかっ」
　動きを早める二人。

「あぁぁっ〜〜あぁっ〜〜〜」
　二人の突き上げで、上下に揺れる、響子。
「吸い上げるような締め付け、また来たぞ。往くぞ」
　響子を促すようにいう、川田。
「あぁぁ〜〜、・・・・・・・・・・・・
　川田の噴だしを感じとりながら、無呼吸状態で往く、響子。
「おりゃ〜っ」
　響子と川田に合わせるように、森田。

　余韻を楽しむ３人、静粛がおとづれた部屋、乱れた吐息だけが聞こえる・・

「奥さん、何回、往ったんだ」
　響子の様子を見ながら、森田。
「解らないわ、何回も・・・・こんなのはじめて」
　夢遊病者のように答える、響子。
「失神するほどじゃなないが、楽しんでたじゃないか。ハハハハハ、今日は、撃ち止めだ。寝ようじゃないか」
　終結を宣言する森田。
　川田は、縄を解き始める。

つづく