３.身体検査

　麻縄による縛りは、森田たちの予定の行動であった。
　川田は、響子を後ろ手に縛った縄尻を引っ張るようにして、ベッドのある隣室へ響子を連れて行こうとする。
「あっっっ」と響子は、もつれそうになる足を一歩だす。
「さっ、こっちに来るんだ。もたもたするな」と川田はいい、響子の思いを無視したように、さっさと歩き出す。
　森田は、横にあるタンスの引き出しを開け、何かをあさっている。
　このあと使う予定の淫具を、楽しそうに選んでいるのである。

「奥さん、そのベットに上がりな、仰向けに寝ろ」と川田。
川田は、あまりにもうまく縛り上げるところまで来たので内心驚いている。
　響子は、恐怖と不安で居たたまれない気持ちでいっぱいであるが、美津子のことを考えると、逆らうわけにいかなかった。
　このとき、やって来た森田が、
「なんだ、まだボ〜と突っ立っていのか、奥さん。早く寝ないか。この先まだ予定が詰まってるんだぜ、早くしないと日が暮れちまうじゃないか」
「もういやです。帰してください。娘が心配しますから・・」と響子。
「なんだい、もう帰る気になっているのかい。えっ娘のことはどうでもいいのかい。俺たちのいうこと聞かないと渡さないよ、いいから寝ろ。電話の一本ぐらい掛けさせてるじゃないか」
　とあくまでもおどし続ける森田。
　響子が、形のいいおしりをベットに下ろすと、川田は、縄尻を引っ張り響子を仰向けに寝かせ、ベットの珊に括り付けた。
「奥さん、足を開きな。今から奥さんの身体検査だ。隅々までよ〜く検査してやるからな」と森田。
　響子は、じっと押し黙ったまま動く事ができなかった。
（自分から足を開くなんて・・・・とんでもない。）
「たのむぜ、川田。奥さんいうことが聞けないらしい」と森田。
「私が、なんとかしますよ、心配いりません」
　麻縄を取り出した川田は、響子の奇麗な足首に縄を掛けていく。
「いや〜〜〜ん」
　と響子の叫び声とともに、川田はドスンと尻餅をついてしまった。
「このやろ〜〜う。おとなしくしろっ」と川田。
　見かねて、森田が響子の左足を押さえ、
「川田、早く縛っちまいな」という。
　川田は、すかさず響子の左足を縛り、ベットの下を通して右足を縛ろうとする。
　ベットの下を通した縄をたぐり寄せる川田。
　響子の左あしが徐々に開いていく。
「いやっ、やめて。酷すぎます」と響子。
　それでも、自分から足を開かされずによかったと妙な安心感を持つ響子。
　川田は、十分広いベットに響子の足をＭ字に開脚し、左右の足首を麻縄でしっかりと縛った。
「よ〜〜く見えますよ、奥さん。奇麗な○.○○○じゃないですか」と森田。
「いや〜〜〜ん、見ないで、見ないでください」
　響子は、叫びながらＭ字に開いた足をピクピク動かすのであった。
　それが、森田たちには、いっそう悩ましく見えるのである。
「さあ、準備はオーケー、それじゃ、この物指で○○○○の寸法を測りますよ」
　と森田。
「いや〜〜ん、恥ずかしい」
　と言いながらも、股間は徐々に疼いている響子。
「う〜〜ん、以外と小さめですか。色はピンクでいう事ないじゃないですか。陰唇もほ〜うら、プックリ膨れて気持ちよさそうですよ」と森田。
「え〜〜、どれどれ私にも見せてくださいよ」と川田。
　二人して、鼻息がかかるほど近づいて観察している。
　見られていると思うと、ただそれだけで響子の股間の疼きは高まっていく。
「確かにプックリ、もうよだれが出てるんじゃないですか、これ。ピクピクして、感じてますね、いやらしい奥さんだ。」と川田。
「嘘です。感じてなんかいません」
　といいながらも、股間をきゅっと反応させる響子。
「ちょっとサービスしてやるとするか、川田」
「何がいいですかね〜、この絵筆なんかどうですか」と川田。
「いいね〜、俺はこっちのオサネにサービスだ。おまえは乳首を頼むぜ」
　といい、筆のやわらかい刺激を与えようとする森田。
「うっうううっ」無反応を装う響子。
　川田も加戦し、ひつこく身体中を這い回る絵筆。
「ううっ」　
「うっううっ」
「うううう〜〜〜うっあっ」
　とうとう喘ぎ声を上げる響子。
（気持ちいい。だめだめ、こんな事に負けてはいけない）
「ああ〜〜〜っ」
　
　つづく