４.媚薬の効果

　絵筆による陰湿な攻めもが始まってから数十分がすぎている。
「反応が良くなってきたじゃないか、奥さん。そろそろ気をやってスッキリしたいんじゃないのかい」と森田。
「あ〜ん。そんなことありません。ああ〜ん。縄を解いて、帰して下さい」
　頭では、感じてはいけないと思いつつも、３６才の熟れきった身体が、いうことを聞かない響子であった。（どうしたらいいの）
「なにいってるんだい、そんなこといっても○○○○の方は、もう準備万端、グチュグチュのヒクヒクじゃないか。そろそろ観念したらどうだい」
　と続けて、森田は更に責めのレベルアップを考えていた。

「川田、フランス製の媚薬クリームがあっただろ、奥さんの大事なところにたっぷり塗りこんでくれないか」
「いやっ、やめて下さいそんなこと。縄を解いて、帰して下さい」
（アクメを感じることだけは、避けなければ）
　響子は拘束されていながらも抵抗し続けているのである。
「森田さん、いいものを用意して置いたんですよ」
　川田は、キッチンへ走り、冷蔵庫から何かネバネバした物を持ってきた。
「これはねえ森田さん、山芋をズイキの煮汁で溶いた、川田特製の媚薬なんですよ。これだけでも催淫効果は抜群なんだが、せっかくだからフランス製のクリームも練りこんで、たっぷり塗りつけてやりますよ」
　嬉しそうに、妙な色をしたチューブからクリームを絞り出し、ネバネバした山芋に混ぜ込んでいる。
「いいから、早く塗りつけといてくれ、こっちはちょっと探し物だ」
　森田は、大小さまざまな張形を、並べた床に座り込んで選択に悩んでいる。

「奥さん、いいものをあげますよ。こちとら何か頂かなきゃならない立場だが、これだけは特別サービスだ。ハハハハハ」
　川田のゴツゴツした指を響子の股間に近づける。
「まずは、指で穴を確認だ。な、奥さん」
「いやっ、やめてっ・・んっ」
　絵筆の責めで、十分濡れきった○○○○に、おぞましい指がはいってくるのを感じ、嫌悪感とともに絵筆よりも強い刺激を感じつつ、腰を振る響子。
（指から逃れるためなのか、快感の悶えによるものなのか）
「あっ、いやっん〜」
「どうしたんだい、まだ場所を確認しただけだぜ、なに悶えてるんだ」
　響子の腰の動きを、悶えとしか受け取らない、川田。
「さあー、行くよ、たっぷり奥まで塗りこんでやるからな」
　ネバネバした異様な液体を、響子の奥深く塗りつけていく川田。
「ああ〜〜〜ん」
「奥さんの、塗る前からヌルヌルだから、塗りつけにくくてしょうがないや」
　楽しそうに、愚痴をいう川田。
「あん〜」
　（ゆ、ゆ、ゆ指がはいってくる〜〜〜ん、奥まで〜〜〜）
　感じては、いけないと思えば思うほど、意識は集中し、身体はどんどん敏感になっていく、思わず声がでる響子。
「どうだいこんなもんで、効きめが出てくるまでちょっと待つとするか」
　川田は、椅子に座り、タバコの火を付ける。

「森田さん、いいの見つかりましたか。早くしないと、奥さんに急かされますよ、よ〜く効くんですから。あの媚薬」と川田。
「やっばり、人妻だからな、このデカイのがいいだろうな川田。どう思う」
「う〜〜ん、それデカ過ぎませんかね。奥さんのあそこ狭そうですぜ、まっ、媚薬の効果もあるし大丈夫でしょうけど」・・・・・
　などと、響子のことなど忘れたように、真剣に相談し会う二人。
　
　五分も経っただろうか、股間が疼く響子。
（熱いは、痒いは、ああ〜、痒い、痒い、あああ〜〜、どうして〜）
「どうだい、そろそろ効果があるんじゃないのかい、奥さんよ」と川田。
「・・・・・」
　素直に答えられないでいる響子。
（あ〜、熱い、あ〜、かゆ〜〜〜い、なんとかして〜）
「どうだ、と、聞いてるんだ、え、答えねえか、奥さんよ」
　声を荒げて、問う川田。
「か、か、ゆ、いです」
　小声で響子はいう。
「何だって、え、・・痒いのかい」
　と川田、うなずく様に頭を動かす響子。
「そうかい、そうかい、痒いんだろ。へへ・・それじゃこいつをもう一度っと」
　嬉そうに、特製媚薬を再び塗りつける川田。
「あっ〜、んっんっ」
（そこが痒いの、そこよ〜〜〜ふぅ・・・）

「森田さん、そろそろ出番ですよ、たのんまっせ」
「おう、そうかい、そうかい」
　と、にやついた顔で答える森田。
「奥さん、痒いんだって」
　親切そうに問う、森田。
「ええ」と響子。
「どこだい、どこが痒いんだい、え。おれが、なんとかしてやろう」と森田。
「・・・・・」
　押し黙っている響子。
「どうしたい。言ってくれなきゃ解らんだろ、どこなんだい」
　ひつこく迫る森田。
「あ・そ・こ・・・です」と響子
「あそこ？、あそこじゃ解んねえだろ、どこだい言ってみな、奥さんよ」
（そんな〜〜、そんなこと、言わさないで〜〜〜）
「言わないか、ほれ、ほれ・・あそこって？、言わないと何もしてやれんな〜」
（痒いいい〜〜〜）
「・・・・私の・○・○・・・・○・○です」
　恥ずかしそうに、かすれ声で答える響子。
　満足そうに森田。
「そうかい、そうかい、奥さん、○○○○がねえ〜、で、どうして欲しいんだったかな、奥さん」

「だから・・痒いから・・」
「痒いから、なんだい？・・ちゃんと言ってみな」
　ひつこく迫る森田。
「か、・・掻いて・・うっ」
「どこを、どうして欲しいって？？、続けて言ってくれないか、奥さん」
（痒いいい〜〜〜）
「ううっ・、おねがい〜」
「おい、川田。もっと塗って欲しいらしいから、たのむわ」
「おっ、そうでしたか。まだ、足りませんか。はい、はい」
　楽しそうに、また塗りつける川田。
「あっ・・。いゃっ・・。いゃっ・・あっ・・ああああっっお願いっ・・私のっ・・私のっ・・○○○○掻いて〜〜〜〜〜あっ・あっ」
「おおっ・そうかい、これが欲しかったんだな、これが」
　黒くて、デカい張形を、響子の目の前に突き出す森田。

つづく