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揺れ動き、徐々に露になる女体。
ブラを取る時は、・・・バストの出し方が絶妙だった・。
身体を右に捻り、左に捻り、俺の意識を呼び込む様な仕草を見せて、俺の注意力を引き付けていた。
この一連の動作だけで、俺のトランクスは前が張り出してしまった・。
ノースリーブのブラウスはＶゾーンを大きくきられていたので、ブラとその上の膨らみはチョロチョロとは見えていたのだが、こう云う演出をされては、俺の欲情を一気に高められてしまった・。
そして直ぐに見えた筈のバストを身体を翻して隠してしまった・。
肩から上だけ捻って俺の様子を確かめると、一瞬、ベスの微笑みが見えた様な気がしたが、またも向こうを向いてしまい、スカートのサイドジッパーが下ろされ、床に落とされると、トラディショナルなベージュのショーツだった。
Ｔバックを予想してしまったが、誰かが云っていた『女性の身体にはトラディショナルな方が良いの。』なんて言葉を思い出さされた・。
また、『Ｔバックは、パンツの時にショーツのラインが見えない様にするの・。』と云う言葉も・・・。
静かに目から振り返って、頭が回り、肩が後を追い、胸、ウェスト、ヒップ、脚・。
順に後を追って振り返ってくる様は、まるでスローモーションの映像を見る様に、俺の中心をくすぐり上げてくる・。
なんて素晴らしいシーンなんだっ！
ベスのバックの全てが視覚から消え去ってしまった・。
俺に向かい合ったベスは両手を下げていた・。
非の打ち所の無いプロポーション。
白い裸体になお白いビキニの跡・・・
これも一瞬しか見せてはくれなかった・。
次の瞬間には、俺の直ぐ前にまで寄って来ていて、二本のしなやかな腕が俺の背中を捉えていたんだ。
強ばってしまった俺自身が柔らかな下腹部に圧されて、挟まれ、なお勢いを増してしまった・。
「一緒に入ろぅ？！」
ベスの発した言葉が天上から聞こえた様な気さえした・。
俺の頭の中は空っぽになっていた。
手を曵かれるまま、ガラス壁のバスルームへ・・・
一歩タイルに脚を下ろしてから気付き、慌ててトランクスを脱ぎ去った・。
洗面の前に歯ブラシを見つけて、歯磨きをたっぷり付けて口を奇麗にした・。
口臭が感じられなかったのか、心配したが、今からだって口臭の心配は少なくしたかった。
シャワーを出し湯気の立ち込める中から『何をしているの？』と言いたげな流目のベス・・・。
こんな小娘に、・・・とは思うのだが、まるで夢の中の様な出来事・。
俺がシャワーに向かうとベスは湯船に浸かった。
「わたしのストリップは効いたのね？」
俺の強ばりを承知で、悪戯っぽい目が輝いて俺を見上げていた・。
汗、と云っても、今日はそれほど汗をかいた訳じゃない。加齢臭の方が心配で、タオルを取って洗い流していた・。
「シスター、やっぱり優しいのね？・・・」
何時バスを上がったのか、直ぐ脇にベス・！
驚く間もくれずに抱き着いてキスして来た・。
頭の先からシャワーを浴びてしまっても構わずにキスを続けて来ていた。
キスが終わると、両手で俺の脇を挟んで押し、バスに浸からせると、その上から背を向けて浸かって来た・。
俺の右手が捕まれ、バストへと導かれると俺の手にベスの手が重なってバストを撫で回させられた・。
柔らかい。・・・大きくはない。手の平に感じる西欧人には滅多にいない肌の肌理細かさ・・・。
浦島太郎の夢見心地とはこう云うものだったのだろうか？
俺としたことが、まだ一体化してもいない小娘に、ここまで夢見心地にされるとは！
ベスの重みがなんて心地良いんだ。
肌触りも良い。
ベスの腰のあたりに乗られている俺自身の脈がはっきり分かっている・。
極楽気分に浸ってしまった・。
と、ベスが身体を返した・。
俺の両肩に両手を突いて、目の前に形も大きさも良いバストが広がって、近付けられた。
反射的にバストに口付け・。
ニップルを避け、柔らかいブレスト・・・へ。
「ハン！・」
ベスの身体がビクッと反った・。
左手で右のバストを支えた・。
右手はベスの背筋を滑らせ、上下させている。
唇をブレストに滑らせる。・できるだけ柔らかく、力を加えない様に・・・。
頭を回して、ニップルを避け、チョロチョロと舌を軽く当てながら・・・。
「ァ〜〜〜〜！」
ベスは胸を突き出したまま仰け反っていた・。
しばらくそんなことを続けていると、大きく息を吐いたベスが自らの股間を確かめ、腰を浮かすと俺の腹に押し付けて腰を下ろして行った・。
クニュっとした感触で、続くクニュクニュした感触が俺自身を包んでいた・。
「ハァァァ・・・・」
真っ直ぐ上を向いたベスの口が大きく開かれ、一気に銜え込まれていた・。
「マイゴッ！」
つぶやきの様なベスの言葉は何を意味するのか？
クライマックスはまだまだだろう・？
「アイミントゥドリィム！」
微かで、やっと聞き取れるベスの声・・・・
俺自身がギュウっと締め付けられるのが分かった・。
なんて締め方なんだっ！
真綿で締めるって・・・
お互いに動いてもいないのにベスの身体の中に吸い込まれて行くようだ！
クニュクニュした感触が中へ中へと引っ張り込んで行くぅ・・・
小さな滑りのある襞が中へ送り込む・・・
こんな女壷には出会った事が無い！・しかもベス自身も、その感触で昇って行っている様だ・。
膣口を締める感覚が俺自身全体と締める感覚と、奇妙なバランスを見せていたんだ。
奥深く迄差し入れた時には、鍵穴にポッタリの鍵が入った様な気にさえさせられた・。
西欧人は大体に於いて大味だと思っていたのに、ここまでの感触は何なんだ！
雨の夕暮れに親切心だけで拾った女・。
これは夢としか思えなかった・。
クイッ・！・ベスの腰がシャクリ上げた！
クリッと少し抜かれ、前壁に押し付けられた俺自身。
凄い脈動が俺自身に纏って来る！
これジャァ搾り取られるみたいだ！
抜かれた分を戻そうと俺も腰を突き上げた。
「ォオオゥ！」
反射的にベスの嗚咽と伴に、ベスの腰がカクカクカクっと前後した・。
「ぅウォォォォ！」思わず俺も嗚咽をあげてしまった。
これも凄いっ！
俺自身が上下に振られ、先に触れた内肉が纏わり着いて、凄い喜悦を起こしていた・。
ベスが腰を上げて、俺自身を抜き出した・。
「どうした？」
「シスター・、ワッターユー？」ベスが怒鳴り声・？
「イッツマイトーク！・ユーテイクミーインドリーム！」
「アイショウッテコト？・・・スゴカッタワ！」
ベスの意気が完全に上がってしまっている・。
「それはわたしの云う事だよ！・ベス、君がわたしの生涯の人ってことかい？」
「ワカラナイ！・・・・デモコレ、・バスノメイクラヴデ・ハ・・・ナイ・デショ？」
ベスの発音もイントネーションも、さっきまでの日本語のものとは全く違っていた・。
向き合ったまま、しばし二人とも動かなかった・。
俺自身だってこんなに強く張ってしまったのは、何時の事だか思い出せない・。
抜かれているのにまだズキズキ云っている・。
ベスが膝立ちの姿勢から右手を伸ばして来た・。
俺も右手を出してその手を掴むと体重を掛けて引かれ、身体を起こされ、勢いでそのまま立ち上がった・。
ベスも一緒に立ち上がったが、両手を俺の身体に回して全ての力を込めて抱き着いていた・。
俺だって半世紀以上も生きて来て、いろいろな女と肌を合わせた・。
だが、こんな夢見心地にさせてくれた女は、残念ながら一人としていなかった・。
ベスも完全にパニクっているのがはっきりと分かる・。
俺だってパニクりそうだ！
セックスで、こんな事ってあるのか？
クライマックスの中なら、さっき程ではないけれど可成り強烈な喜悦を味わったことはある。・しかし、繋がって直ぐになんて、どこからも聞いたこともない・・・。
女好きの俺のことだから、今まで床を供にした女達だって３桁にはなっている筈だ。
それでも、こんな感覚に似た思いさえも、覚えは無いぞ！
『相性』なんだろうか？
「ベス。・『赤い糸の伝説』って、君の国にもあるのかい？」
俺は今までの女達との出会いを思い返していた・。
それは、すごい勢いで俺の頭の中を走り、回っていた・。
そして思った・。
俺はあんな伝説など信じてはいなかったが、その所為なのか、相性の合う女性なんて見方で女を見た事が無かった・。
だが、俺の見方は今この世にいる殆どの人間が同じだと思える・。
さっきのベストの繋がり、・・・・今まで出会ったどんな女とも違った感覚だった・。
ここまでの違いがあるってことは、このベスが、・俺に与えられた女性なのか？
ベスも同じような感じを受け取っているらしいこと・・・。
かんな不可思議なことがあるのか？
これは神様からの啓示としか思えなかった・。
待てよ・、そうすると女房はどうなるんだ・・・？
落ち振れ掛かっている俺には、それだけの甲斐性があるのか？
神様からの啓示だとしたら、何を意味しているんだ！？
ほとんど全ての教会や寺社仏閣・・・・が、一夫一婦制を勧めているのは神様からの教え、御神託ではないのか・？
思い当たることはあった。が、世界中が一夫一婦制に向かっている現代だ、俺の立場は非常に微妙になってしまう・。
バスに立って抱き合っていた俺達・・・。
バスから足を出したのは、ほぼ二人同時だった。
胸を合わせたままバスを出て、お互いに顔を見合わせていた・。
ベスの顔には『こんなおじさんに・・・・・』の驚嘆の表情も浮かんではいたが、それは俺に取っても同じことだ。
バスルームからパウダールームに移ると、俺はバスケットからタオルを取りベスに羽織らせる様に掛け、タオルをナゾってベスの身体の水滴を吸い取らせた・。
おおよそ取れたであろうところでタオルを半分に畳んで、首周りから肩、腕、背中と拭いてやった。
戸惑いを残した顔のベスも首周りを拭く時には顎を大きく上げたし、脇の下を拭く時には腕を開いた。タオル越しではあったが、ベスの身体の起伏を手先指先に感じると、そのなだらかさと豊かな弾力を感じ取ることが出来た・。
バストには、確かな芯と豊かな弾力を感じさせられていた・。
さっきから、口を閉じてしまったベスは何を考えているのだろう？
こんな態度の急な硬変は、たぶん俺と同じような不可思議な感覚を味わったのだろう・？
呆気に取られた心の内が、みんな顔に表れてしまっている・。
西欧人の彫りの深い顔立ちとは云え、・いや、彫りが深いからこそなのか？その表情には心の機微が現れて来ている様に思える・。
大げさなゼスチャーを伴うことの多い、西欧人の会話法の始めにこんな表情に現れてしまう心の機微があるのかも知れないなぁ・。
俺の頭の中はもの凄い勢いで様々な思考が渦を巻き、多種多様なイメージがカオスとなり、深浅入り乱れていた・。
ベスのウェストからヒップを拭こうとした時、タオルが取り上げられた・。
タオルを持った手が俺の脇の下に入り、他方の脇の下にももう一本の手が差し入れられ、俺はベスの前に立たされた・。
顔を見合わせると、ベスの顔はこの上なく優しい顔になっていた・。
瞬間だけ合った眼と眼には、何の言葉も交わさなくても通じ合えるものがあった・。
胸にタオルが当てられ、二つの手がタオルの端を背中に回した・。
背中をタオルが摩り拭き、脇の下から首周りを拭いて脇に下に戻った・。
フワッと緩んだタオルが下がると、ウェストの処で止められ、ベスが膝真突いた。
ヒップが拭かれ太腿が拭かれると、べすの頭が俺の股間へ！
俺自身の先に柔らかい接触感！
ビクッとなった・。
先が柔らかいヌメリに包まれて、付け根の方にまでそのヌメリに包まれて行く・。
「ぅぅう！・」俺自身のすべてがヌメリに包まれ、伝わって来たうねりの感覚に耐えられずに呻きが出てしまった・。
俺自身の全体がまったりと柔らかく包まれた中に、何か軽いうねり・・・。
この感覚が俺自身を再び張らせる・。
スゥッとヌメリが纏わりを解いて行った・。
直ぐにベスの顔が目の前に上がって来ると首が傾げられキスして来た。
俺だって歓迎と云うより、俺もキスしたかった。
きつく抱き合う力が入ってお互いに舌を絡め合って吸い合った・。
相性が合うってこう云うことなのか！
なんてこと無く今までの女達と交わして来たキスとは違う感覚・・・・
キスだけでお互いが解け合うような・。
俺も目を開けていたがベスも俺を確認していた・。
「この人だったんだ！」ベスの視線からそんなメッセージ・・・・
待て、待て待て・。お互い、お互いの事を何も知らないだろう・。
こんなところがジジイだなぁ・、どうしても先を考えないではいられない・。
娘達よりも若いんだぞ！・・・・もし俺の名が売れていたら、良い週刊誌のネタだ！
こんなにも目立つベスが俺の傍にいたら、クライアントからご近所から必ず白い眼で見られてしまう・。
後ろ指さす奴等も少なくはないだろうなぁ・。
ベスの環境はまだ分からないが、立ち居振る舞い、並の家庭では無いだろうことは分かっている・。
ホテルを言葉に出した後のベスの云ったこと、態度・・・それは自由奔放な性を過ごしては来たことを示してはいるが・・・・？
長いキス・。絡み合った舌・。
唇が離れるのが惜しい・。
しかし、唇が離れると二人とも大きく息をした。・こんなリズムまでほとんどシンクロしていたんだ。
お互いに抱き合ったまま、同時に歩き出そうとした・。
これは無理だよ。・お互いに腕を解かないんだから・。
またお互いを見合ってしまった・。
抱き合った腕を同時に解き、ベッドへと足を出すタイミングもまた同時だった・。
狭いパウダールームの扉口は一人ずつ出たが、別の手が片時も離れられないと俺の腕に強く掴まって来た・。
ベッドには腕を掴まれたままだったので、並んで腰を下ろした・。
ベスは俺を見詰めていた・。
思いも掛けなかったファンタジーに突然出会ってしまった。
そんな顔をしていたままだった。
たぶん俺も同じような顔をしていたことだろう・。
何も言葉を発することなく、またしても同時にお互いにキスを交わした・。
ベッドに並んで腰を下ろしたまま胸を合わせ、寄り密着を求めて二人の手がお互いの身体に絡まり、ベスの身体が俺の上になってベッドに押し倒された。
もう、どうして、より密着しようか？
お互いの頭の中はそれだけだった。
お互いの両腕がお互いを力一杯に引き付け両脚が絡み合い、ゴロゴロと転がってベッドの上で二人の体積を最小にしていた・。
俺が後頭部にピラーを認識した時、ベスは待ち兼ねた様に、俺の胸に両腕を突いて身体を起こすと上半身を垂直に立て、両手を広げてバランスを保って腰を上げ、クネクネと腰を揺らして俺自身の先をクリットに合わせて静かに腰を下ろして来た・。
ワァッ！
少しの抵抗感の後クリットを滑った俺自身の先は、垂直に立てられたベスの上半身の所為か？ピッタリと膣口に蓋をした・。
・ ・・・ベスは俺の上で腰を下ろしただけ・・・・
内股にベスの体重を感じると伴に、包まれた俺自身が締め付けられていた・・・
全体に締め付けているだけじゃない。
奥へ奥へと送り込まれて行く感じがあるんだ！
見た目ではベスは何もしていなかった。・だが俺自身が纏わり着かれたヌメリのうねりに奥へ奥へと誘われて行く・・・
１っ分？・２分？・・・それとも数秒だったのか？
ベスの腰は少しも動いていないのに、俺自身は全てベスに収まっていた・。
「アア〜〜〜！」薄眼になった悩ましいベスの顔が官能を訴えて来る・。
そしてベスの腰が少し酌られると、大きな眼をより大きく開いて仰け反った。
これは俺も同じだ。
俺自身の先を撫でた芯のあるヌメリの波で大きな官能に襲われていた。
ベスが仰け反った身体を真っ直ぐに立て直して、大きな眼を見開いたまま俺を見詰めた。
フ〜っと大きな息を吐いて、
「こんな感覚初めてだわっ！・初めて悦びに出会ったみたい・。」
「わたしもこんなセックスは初めてだよ！ベス・。」
「あなたは何者なの？・シスター。」
「ただの裏ぶれたカメラマンだよ・。」
「だって、ただのカメラマンがこんなジゴロだって出来ないような悦びを・！・・・」
「セックスにも赤い糸があるのかも知れないなぁ？」
「そんなの・、信じられないわっ！」
「こんなセックスがあるとは、わたしも考えたことは無かったよ。わたしだって信じられないよ。」
俺はベスの与えてくれる悦びの大きさを考えていた・。
ベスの一挙手一投足は、紛う事無く俺が欲しいポイントへ確実に飛び込んで来ていた。
俺がベスを撫でたいと思うとき、俺の手と唇は、その時ベスが一番愛されたいと望むポイントと合致していた・。
心の揺れ幅、リズム、強さ、弱さ、それらが奇妙に一致してリゾーナンス（共振）したんだ。
当然、こんなことは滅多に起こる事ではない・。
「ァウォォォォォッ！」すごい官能で悲鳴のような嗚咽を吐いてしまった・。
俺の頭の中で錯綜していた様々な思考も一瞬で吹き飛ばされていた・。
ベスがゆっくりと腰を回していた・・・。
「何を考えていた？・いま何をしているか分かっていますよね？！」
ベスが全体中を俺自身に託しました・。
「ゥオッ！・」ベスの窟底が俺に先を強く圧して擦れるんだっ！
先だけでなく、全体が元の方から擦られて行くっ！
腰が押し付けられ、膣口を締められたから俺自身がプクッと膨れたのだってはっきり分かる・。その状態で女壷の中をグルグル回されるんだ！
同じ刺激だって、より大きな刺激になってしまう・。
「ぁあ〜！・凄いっなっ！・」
思わず呟いてしまった・。
ベスの日本語も止まってしまい、
「Year！・Ohhh！・・・」と言葉にはならない嗚咽と喘ぎと大きな呼吸音が続いている・。
天を向いた顔が下目で俺の女の奥迄覗いている・。
俺だってここ迄の喜悦をもたらすベスを見ないではいられない・。
俺自身の構造・。先の大きさ、軸の太さと長さ、その中の感受性の強いポイント・。
それ等がベスの構造・。大きさ、深さ、筋肉の位置、それ等に関わる感受性の強いポイント・・・・。
二人の関係がこれ以上なくピッタリと合ったのだと思う・・・・
秘められた筈の部分がこれだけ合致するなんて、心まで大きく揺さぶられるのは当然だろう？
いま俺の上でベリーダンスを踊る様に腰を振るベス・・・。
俺はもっとベスと密着したくなった・。
俺自身をこれ以上ない喜悦の渦に飲み込んでいるベスに両手を伸ばし、引き寄せた。
ベスの背に回す俺の腕に応えて、ベスの両腕が俺に首に巻き付く・。
また深く強いキス・。
俺はこれこそ桃源郷だと思わされた・。
胸を圧す二つの柔らかい圧力・。
それが擦れると俺の胸にもポイントがあったのが分かる・。
強くはないがベスのニップルが俺のポイントを呼び起こして行くんだ！
右腕を引いた。・ベスに意図が伝わった事が身体が傾き、ズレて行くのが感じて分かる。
左肘をベッドに突いてベスト身体を入れ替えた・。
ベスの両目が俺の視線に絡んでいる・。
間近からベスの眼の奥まで見詰めていた・。
それだけで、ベスが何を望んでいるかまで分かるんだ・。
そして不思議に、それは俺自身がしたいと思っている事でもあった・。
俺がしたい事が・・・ベスの望む事なんだ！
愛おしさが何倍にも膨れ上がる・。
両腕をベスの下に回して力を込めて抱き締めた・・・。
「aohhh！・my God！」仰け反ったベスから小さな小さな喘ぎだった・。
ベスの両脚は大きく開かれてはいるものの、ベタッとベッドに投げ出されていた・。
いま迄の女なら、両脚を引き上げさせてより深く差し込もうとした・・・。
しかし、そんな窮屈な姿勢を取らせるなんて不要な気がした。
始めのベスの受け入れ分泌にない時なら、この体制で挿入するのは難しい。
しかし、一旦たっぷりと分泌してしまったベスのクリットは滑りが良く、殆ど抜けきる程に腰を引いても、ズレた先を確実に膣口に導いてくれる・。
俺は繋がった侭の腰の位置を直し、引き付けた・。
反射的にベスの唇が俺の唇に吸い付いて来ていた・。
俺は腰を引き付けた侭クルッと腰を回した・・・。
頭を戻して俺の眼を見詰めたままのベスの、身体全体がビクッとした様に震えたのを感じた・。
ちょっとの事で大きな喜悦が起こっているのが伝わって来る・。
腰だけを浮かせまた圧し付けた・。
「aOhhhhh・・・・！」
俺の恥骨がクリトリスを刺激？・
日本人としては中の上ぐらい、ＡＶのアクターの様な大きさには程遠い俺自身が、ベスを高見に追っているとは、思い難かった・。
「アァ、What is happen？・・・・」
ベスの言葉にも、不思議な体験の中にいる事が伺われる。
俺の腰はうねりの様な波の動きを繰り返していた・。
ベスの腕が力を増して来ている・。
上体が密着したままだ・。いや、ベスに引き付けられるだけ密着度が増してさえいる・。
二人の身体が密着しているからこそ、多くの接点が同時に多くポイントを刺激し合えていた・。ＡＶの様に身体を第三者に魅せる必要がある訳じゃぁない。
俺かベスかが上体を起こした、Ｌ字型体勢では、お互いの刺激し合えるポイントは最小になってしまう・。
俺達は互いに一つになる事を望んでいた・。
願わくば溶け合って一つに・・・俺達の望んだ一体感は、期せずして多くのポイントを刺激し合っていた・。
しかし、始めには意気がって、セックスを匂わせた事を後悔もしていた・。
こんなに一体感になれる女性・。
こんな女性だって最初に分かっていれば・・・・、もっと大切に扱った・。
神様！・残酷ですよ。・なんでこんな若い娘なんですか！？
感覚が、ベスの感じている感覚が俺に分かる・。
この娘は他人ジャァない！
前世・・・そんなものが本当にあるのかは知らない・。
あるとするなら、ベストはどこかで繋がっていたんだろう？今の俺にそれを知る手立ては無い・。
それともあの赤い糸の伝説・・・・
だとしたら、神様は、なんでこんなに歳を離して出会わせたんだ・？
俺の思考はいつもの何千倍、何万倍もの勢いで動いているようだった・。
ほんの一瞬、その瞬間に全ての思考が働いていた・。
目の前に光が飛び交っている・。次から次へと沸き上がって来る眼眩めく快感・。
ベスの中心の脈動が俺自身を吸い込んで行く・・・・
「ウォォォォォ！・・・・」
凄い悦撃に溜まらず嗚咽・・・・
俺の下でベスが腰を振っていた・。
動きはゆっくりと云うより優しい・。ベスの身体が全体で俺を包み吸い込み、擦り上げて搾った・。
無意識のうちに俺も腰を動かしていた。
自覚の無い内に俺の腰も静かに回り、前後に酌っていたんだ・。
大きく口を開いて深い呼吸をする為に仰け反っていたベスの視線は、それでも俺の視線に絡んだままだった・。
二人とも同じ事を考えていた。
どんな行き違いか手違いか、大きく生まれる時を違えてしまったが、お互いを出会わせてくれた事を神に感謝していた・。
「ぅぅぅうぅ・！」
もう限界だっ。・逝くって感覚じゃないっ！
見詰め合った視線の中に、『今にも逝ってしまう！』との想いを込めてベスを見詰め、腰を引こうとした・。
瞬間！・ベスの両脚が俺の腰に巻き付いた！
腰を引けない・・・・
このまま逝ってしまったら、妊娠・・・・
腰の動きを止めた・。
眼と眼の絡み合いは強くなっていた・。
ベスの腰が癪られ、また延ばされた・。
俺自身の先が大きく肉襞に擦られ、既に限界の喜悦が揺すられる・。
「God！・・・My God！・・・・」
やっと聞き取れた、小さな呟きだった・。
腰をまた引こうとし、ベスの両脚の戒めを解こうとした・。
行きずりの出会い・、上流社会の子女らしいベス・。
俺は妻帯者なんだぞぉ！
ベスの妊娠なんて俺は望んではいない・。
ベスの視線には、『I want all yourself！』？！
それは哀願としか取れない視線・・・・
そうか、・・・え〜い、ままよっ！
俺が腰を圧し付けると、ベスの戒めが解かれて行く・。
２回、３回・・・腰をゆっくりと引き、またゆっくりと圧し付けて行った・。
そのピッチに合わせてベスの腰が浮き上がって来る・。
ベスはこのまま、俺のすべてを受け止めるつもりなんだ！
俺は唇をベスの口に近付け、ベスの唇は直ちに吸い付き俺の口の中でベスの舌が俺の舌を撫で回し、絡み取っていった・。
大きな喜悦が悦撃となって、たまった喜悦溜まりを突く・・・・
全てのものがスローモーションに見えてる・。
自分の動きさえが、ゆっくりとしか変化して行かない！
何度目かの中心からの悦撃が、遂に俺の喜悦溜まりを破裂させた・・・・
目の前で何かが爆発した・・・・
視野が真ん中から輝く光に覆われて行く・・・・
ベスの眼だけを残して・・・・
腰にズシィ〜ンと締め付けてくる感覚・・・・
俺自身の中から膨らされる感覚・。
身体の奥から俺の凄い勢いで俺自身を通り過ぎて行く・。
ベスが妊娠してしまう・。俺自身を通り抜けたものがベスに吹き出して行く
脈を打って繰り返す・・・・
俺を締め付けるベス・
俺も俺自身も・・・・
視野に残ったベスの眼が微笑んで、恍惚を伝えて来る・・・・
ベスの反り返えった身体全体が痙攣を繰り返していた・。
光の中に二人だけで漂っているような、浮遊した感覚の中で、俺はこの始末を付ける暗闇が大きく膨らむのを見ていた・・・・
ー 了？ ー
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