−２−

　勝手に二回戦を開始していた。僕のは固いままだったし、彼女の膣内もさっき思いっきり出したおかげで潤滑油にはことかかない。
「ふ、あ、ふ…」
　佐野さんの体だけが勝手に入った僕のに反応し、浅く動いている。愛液も滲み出しているようだ。
　僕はベットにぺたんと腰を下ろし、脚を伸ばしている。そこに脚を開かせた佐野さんを導き、そのまま挿入した。
「あ…」
　覚醒が近いのか、息が少し荒くなる。
　僕はその姿勢のまま、カメラ付き携帯を持っていた。買った時は何に使うんだと思ったこの機能、ようやく役に立った。
　撮影するのは、犯されている佐野さんだ。
　彼女が警察に駆け込むわけはないと思うけど、まぁ保険って感じで。
　５枚ほど、しっかり彼女の顔が映るようにして撮影しておき、無粋なカメラは置いておく。
　二回目はさすがに余裕があり、けっこうナカを楽しむことができた。佐野さん、週一でやってるからか、中はけっこう程よく締まってくれる。それにハマリ具合もいいらしく、僕からやりやすいのもありがたい。けっこう下付きなんだ。
「あ、あ、ア・・・」
　佐野さんを起こすため、ちょっと強くついた。すると、ゆっくりと目をあける佐野さん。まだ忘我という感じの虚ろな瞳。
「起きた？」
「え？　あ、あぁ！？」
　僕の問いかけに、ようやく瞳に意思が戻る佐野さん。いつの間にかまた、犯されている状況に、腰を浮かして逃げようとノロノロ動く。
「だめだって。まだ、終わってないんだから」
　深く突き刺して、佐野さんの抵抗を排除。そのまま背に手を廻して彼女を持ち上げ座位になるような感じにする。
「な、なんで、まだ…　や、やです…　ゆるし、てください…」
　涙を流して、必死に僕に乞う佐野さん。
「裸で雨の中帰る？　凄いよ、外」
　僕がいうと、雨音に気づいたか、外を見ようとする佐野さん。この雨のおかげか、さっきの悲鳴みたいな声も、外にはもれなかったみたいだ。ますます、運がいいと。
「あきらめて、僕に犯されてな、佐野さん。止んだら、やめてあげるから」
　腰を早めに動かしながら、僕はそう言う。
「あ、雨がやむまで、ですか？」
「うん、とりあえずはね」
「わ、わかりました。で、でも、中は、あぁあ！」
　意見は受け付けない、が大事だと、またクリトリスを強くこすった。途端に佐野さんの力が抜ける。
「なにか言った？」
「な、中は、やめてくだ、さい…　今日、危ない、あぁぁぁ！！」
　まだ言ってくるので、強く摘んであげた。ビクンビクンと体が蠕動し、アソコも強くしまる。あ、これ効く・・・　ガマンするの大変。
　僕は射精感が収まるのをまって、もう一度いった。
「中がなに？」
　逆らうことが許されないとわかったらしい佐野さんが、顔をそむけて
「なんでも、ない、です…」
　と少し悔しそうに言う。妊娠してくれたら、ますます彼女を僕のモノにできるということだから、こっちは大歓迎だ。
　そのまま座位、正常位でつくことしばし。諦めたか佐野さんは抵抗せずにされるがままになっている。必死で快感を堪え、声を手でおさえて耐えるのが冒されているみたいでそそってくれる。
　また射精感がこみ上げてきたので、いったん抜いて、佐野さんを四つんばいにさせる。
「後ろは…」
　やりづらいといっていたけど、それは佐野さんの旦那が工夫しないからだ。
　僕は軽く大きなお尻を叩いてベットから降りる。僕が立っていれば、ちょうど腰の位置があうので、バックでできるはずだ。
　叩かれてビックリしているところを、いきなり突き刺した。ズブっと生々しい音がして、
「あぁ！」
　佐野さんがたまらず声をもらした。力が抜けそうになり、顔を布団にふせてしまう。
「きもちいいんだ？」
　これは僕の方の感想であるんだけど、佐野さん、後ろからのが一番感触がいい。こんなに合うって感じ、ホントに初めてだ。
「う、う、あ、あぁ…　だ、ダメ・・・」
　佐野さん、応えなくてもわかるくらい、声が変わっていた。これは、いかせられるかも。
「ほら、僕もうすぐイクから。佐野さんも」
　突くスピードを上げる。
「あ、あぁ。だめ、くる、くるの！　あ、あぁ」
　これは彼女もイクぞと確信した。ならとさらにピッチアップ。必死で出すのをガマンする。
「あぁ、ダメ！　いや！　や、やぁ〜〜〜〜！！」
　彼女のが一気に締まった。それを合図とばかりに僕も彼女にもたれかかり、そのまま思いっきり奔流を迸らせた。
「あ、な、なかなのに…　で、出てる…　いっぱい、あたしの、中…」
　ショックを受けたまま、僕に潰されるような感じでベットに突っ伏す佐野さん。僕はその彼女の中に最後の一滴まで搾り出すようにしてから、僕をヌキだした。ぬるっと愛液と精液で逸物は濡れ光っている。
「ひどい、です・・・　ひどすぎます…」
　二度に渡って中に出された彼女は、口付けをしようと近づいた僕に、涙を流しながらはっきり恨み言をぶつけた。
「いったでしょ？　あなたを犯したかったって」
　口を嬲るように重ねてから、そう言った。少し開き直ったのか、佐野さんの瞳から憎しみは消えていない。それもまた可愛く感じている僕だったりする。
「さて、雨は…」
　僕はその視線を受け流し、洗濯機に放り込んだ彼女の洗濯物を見に行く。雨は滝のようから、強めのシャワーくらいに勢いが落ちている。ＴＶをつけて臨時ニュースをみると、もうすぐでピークは終わるとのこと。あと一時間くらいで止むでしょうといっている。
　彼女の服の洗濯は終わっていたので、上についた乾燥機にそのまま放り込んでおく。これであと一時間くらいで、彼女の服は乾くだろう。
　ベットに腰を掛けた形になった佐野さんが、こっちをキツイ目で睨むようにしてから、立ち上がろうとした。
「どこへ？」
「シャワー、借ります」
　勝手にそう言って立とうとする彼女の手を握って止める。
「な、なにを？」
「まだ終わりだなんて言ってないしね、それに」
　ちょっと乱暴にひっぱり寄せて壁に手をつかせる。
「まだ、自分の立場、わかってないみたいだからね」
　そしてまた軽く、大きなお尻を叩いた。大して力を込めてないのに、いい音がする。
「ま、まだ…」
「そう、まだ終わりじゃないよ」
　脚を開かせ、白い液たれるアソコに、また硬さを取り戻した僕をあてがう。先ほどまでの強気も、また萎縮してしまったらしい佐野さんが、必死にこちらを見ようとする。
「も、もう許してください！！　いいでしょ、に、二回もやったんです、あぁぁ！」
　問答無用に突き刺した。グチョっとなんともいえない音をだして、彼女はまた僕のを迎え入れた。
「さ、さんかいも…　なんて…」
　泣きながら、そして哭きながら彼女は僕に応える。
　そして雨が上がるまで、僕はもう一回、彼女の中に思いっきり注ぎ込んだのだった。