５．

　７月のある日から、僕の日常は大きな変化を遂げた。
　あの豪雨の日、この部屋で僕は一人の人妻を犯した。
　佐野静恵さん、三十五歳。小さい背のわりに、大きな胸とお尻が特徴の、ちょっとポッチャリな可愛い人。
　その人を、僕は自分のモノにしたのだ。
　一晩かけて、陰惨ともいえる手口で犯し、そして屈服させた。
　彼女はその夜に誓った。
　僕のモノになることを。

　その静恵さんを壊していく日々は、あの日から、ずっと続いている。

　７月後半。静恵さんが墜ちてから一週間。

　−Ｆｒｉｄａｙ−

　−７：３０−

　僕はここ一週間、目覚ましではなく、ドアの開く音で目を覚ます。
「…おはようございます」
　控えめの挨拶をして、入って来たのは静恵さん。あの日、僕は色々なことを静恵さんに約束させた。
　その一つがこれ。朝、僕の家に訪れてから、仕事にいくということ。
　彼女は僕の勤め先のパートさんなのだ。
「おはよう、静恵さん」
　そのまま上がると、するすると上着のブラウスを脱ぎ、ブラジャーを外す静恵さん。僕と二人の時は全裸でいろと言いつけたからだ。
　スカートを脱ぎ、大きなお尻を包んだパンティが出てくる。それも脱いで、彼女はベットに寝たままの僕のところにやってきた。
　ベットの上に乗り、そのまま座ってスーツをはいでいく静恵さん。僕の履いているショートパンツとトランクスを一緒に下ろして、朝勃ちギンギンの僕のモノを優しく包んだ。
　僕は静恵さんのアソコを指でこすって訊く。
「昨日は？」
「さ、されました…」
　訊いたのは旦那さんに、昨日抱かれたかということ。
「何回？」
「２、２回です…」
　クリトリスが大きく、異常に敏感な静恵さん。ここを責められると、すぐに絶頂を迎えてしまう。
　そこをゆっくり擦る。
「出された？」
「一回、中に…　はふぅ…　はぁ…」
　僕は意地悪く笑った。
「静恵さん、大変だ。今日、僕を５回いかせなきゃいけないんだね…」
「あ、あぁ…　は、はい…　が、頑張ります…」
　静恵さんには色々と約束を科している。
　まずは、ぜったい、旦那さんを拒まないこと。むしろ積極的にやれと言っている。
　そして、一回だされたら、僕を次の日、二回ださせること。二回なら四回となる。中出しをされたら、もう一回プラスと。その他に、僕に求められたらいつでも応じるように告げてあるから、回数なんて結局上限はないんだけどね。
　でも、平日に不倫関係の二人が、五回もセックスをするのは正直大変だ。でも、彼女は頑張って、僕の相手を必死にするだろう。
　回数が規定に達しなかったら、僕は彼女を『調教』することになっているからだ。
　月曜からはじまったこの生活。月曜は二回、火曜も二回、水曜も二回、昨日は一回となんとかこなしてきた静恵さんだけど、今日は焦っているのがわかる。
「朝だけで二回くらいさせようとしてるでしょ？」
　握った僕のモノに口をつけて、教えた舌技で必死に僕の筋とかを舐める静恵さん。恥ずかしそうに頷いた。
「旦那にされて、感じた？」
　愛液を滲ませて始めた静恵さんのアソコを、ゆっくりと指を出し入れしながら、僕は訊いた。クチュクチュというイヤらしい音を立て始めた静恵さんの。
「あ、あんまり…　すぐ終わりましたし…」
　恥ずかしいのか、顔を伏せて言う。
　愛液が指を滴って、落ちてきたのがわかる。
「じゃあ、乗って」
　言われると、大人しく僕のに跨る静恵さん。そのまま、ゆっくりと僕のを身体に沈めていく。
「あ、あぁ…　な、長いで、す…　それに、奥、きます…」
「動いて」
「は、はい・・・」
　朝は僕は手を貸さない。彼女にみんなやらせることにした。
　彼女の膣と僕のはかなり相性がいいと思う。どんな体位でも上手く収まるのだ。
「ふ、ふ、はぁ、はぁ、は・・・　ああ、いいです、隆さ、んの…」
「僕の、何が…」
「アァ・・・　お、お、オチン、チンです。あ、あたしの、アソコに・・・」
「そうじゃないでしょ」
「アァ・・・　はい・・・　わたしの、オ、オマ○コの中で、いっぱい、です・・・」
　こういう風に淫語も口にさせた。言うと泣きそうな恥ずかしい顔をするのがいいのだ。
「いいんです、お、オマ○コ。中、いいです…　いい、いい…」
　肉感的な彼女の動きを見ていると、それなりに興奮してきた。ぎこちなく、必死で僕をいかせようというのも可愛くていい。
「自分で、オッパイ揉んで見せて」
「あ・・・、わかりました」
　彼女の大きなオッパイが、いやらしく形を変える。自らの行為に高ぶっていく静恵さん、動きが必死になる。
「い、いきそうです、あたし。いっちゃいますから、は、早く」
　ここでガマンするのも一興だけど、今日は回数が多いのだからとガマンをやめておく。
「じゃあ、出すから」
　そして、僕は全部膣出しをする。避妊はさせない。この先、彼女を懐妊させるのが、僕の目的の一つなのだから。
「あ、ありがとうございます。あぁ、イク、イク、イキます！！　あぁ！」
　僕の迸りを受けて、彼女は軽く身体を痙攣させる。そして、そのまま僕に倒れこんできた。
「一回目、ご苦労様。でも、残念」
　枕もとの時計をさすと、もう八時。彼女は八時半までに出勤することにしているから、もうタイムオーバーだ。
「は、はい」
　疲れた体を起こして、彼女はバスタオルととり、うっすらと滲んだ汗をぬぐった。そして、ブラジャーをつけ、パンティを履いて、いそいそと身支度を調えていく。
　そして最後に、僕が言わなかったのに、彼女が始めてくれたことがあった。
「じゃあ、朝ごはん、置いておきますね」
　去り際に、テーブルに小さな紙袋を置いてくれる。サンドイッチだ。朝は食べない主義な僕を気遣って、彼女がつくってくれるようになったのだ。
「うん、ありがとう」
　この礼は本当に素直な気持ち。それがわかるのか、彼女も優しく笑って、
「では、お先に…」
　いそいそと玄関を出て行く静恵さん。その姿をみていると、節操なしの僕の下半身は、また力を取り戻してきていた。
「ほら、収まって」
　苦笑しながら、そのまま新しいトランクスを履く。そしてありがたく朝ごはんをいただき、僕も会社にでていく。
　僕の一日はこうやって始まっていく。
　

−出社〜昼−

　ＡＭ８：４５
　
　家から歩いて１５分の僕の勤め先、トウヤマ設備に入っていく。ここは水道工事で使う材料の卸売りを主にしている会社だ。
　叔父が経営していて、ＰＣなどのハイテクが全然わからなかった叔父が、僕をさそってここにいれたのだ。
　社員は、僕と叔父をいれても五人。それも三人は配送と仕入れでずっと軽トラックで外にでているので、ここに残っているのは、実質、僕と叔父さんと、唯一のパートさん。時給８５０円で働く静恵さんだけになる。
　ヤマさん、イチローさん、コイケさんに持っていってもらうリストを渡す。三人とも４０前半、後半、５０前半のオッサンで、みんな気のいいオッサンたちだ。酒飲みとかタバコ吸いすぎとか、色々と問題多いけど。
　おっさん達がいつも通りやる気なく倉庫にいくと、あまり大きくない事務所には、僕が必死で整えた事務環境でパソコンのキーボードをうつ音だけが響く。
　隣で、ムッチリした肢体をブラウスとスカートに包んで、請求書を直筆でかいていく静恵さんがいた。
　仕事場では仕事に手抜きはしない。というかできなくなっている。なんせ少しでも頑張って、空きを時間をつくらないといけないからだ。
　叔父がまだいる時は、だけど。
　叔父が電話に出て、何かを話しだした。そこで、僕は隣の静恵さんにだけ、聞こえるような声で囁く。
「あと、四回、どうするの？」
　手を止め、顔を赤らめる静恵さん。
「が、頑張ります…」
　小さく答えて、照れたように笑う静恵さん。こういう風に少し前向きなのも最近、なんだか可愛い。
　とにかく、まずは仕事を片付けてからと。
　僕は今までにないほど熱心に仕事を片付けていくのだった。
　
　−１０：３０−

　とりあえず、お茶の時間。静恵さんが立って、お茶を淹れてくれる。僕には、僕の好きな珈琲をアイスで。叔父と自分には、熱いお茶をいれてくる。
　叔父は、受け取ったお茶を一息で飲むと、
「ちょっとでかけてくるからな。夕方までもどらんから」
　と、手を挙げていってしまった。
　今日は、察してくれたように、長丁場なおでかけだ。
「今日、どこだと思う？」
　叔父は仕事中によく出かけるようになった。どうも静恵さんを雇ったのも、自分が怠ける為じゃないかと僕は思っている。
「えっと、これですかね？」
　と、手と腰を振る動作をする静恵さん。ゴルフとみたか。
「僕は、こっちだと思うな」
　と、指をそろえて、ロンとする動作をする。この長時間、それにさっきの電話での勝ち負け話。きっと麻雀だろう。
　そう言って二人で静かに笑う。妙な関係の僕らだけど、二人の仲は自然な感じでよくなっていると思う。遠慮がないからかもしれない。
「で、どうする？　一息ついた？」
　どうするは、あからさまに『やる』と訊いているようなモノ。顔を赤らめ、恥ずかしがりながら、
「あと四回、ありますから…　がんばります…」
　彼女はそういって頷く。
　そして、二人でそのまま、奥にある応接ルームに入る。
　ここは鍵がかかり、外から見えないこの会社唯一の場所だ。
「じゃあ、お尻にしておこう」
　大きなお尻を撫でまして、僕は囁く。この静恵さん、お尻でされるのが好きなのだ。クリトリスは感じすぎて、もう性感帯のレベルを超えているので、本当の彼女の急所（？）はこっちの穴だろう。
「あ、あぁ・・・　わ、わかりました」
　スカートをまくり、水色のパンティをずり下ろす。大きなお尻が前にある。
「じゃあ、いくよ」
「はい・・・　お手柔らかに…」
　そう言って静かに頷く静恵さん。壁に手をつき足を広げる彼女。その大きな尻タブを広げて、肛門をさらす。
「はぁ…　ど、どうですか？」
「お尻の穴、ヒクヒクしている。欲しいんだ？」
　そう言って、舌を肛門に這わせる。苦しょっぱい味が舌先に広がる。
「あう・・・　ほ、ほしいです・・・　隆さんの長いの・・・　ふぁ！」
　前に見える陰裂も、ひくついているのがわかった。愛液が滲み出している。
「ホント、エッチだよね」
「は、はい…」
　三十五とは思えない可愛さで、必死にコクコクと頷く静恵さん。アナルにくる僕のを、濡れた瞳で待ちかねていた。
「じゃあ、いくよ」
　唾液で思いっきりぬらした菊肛を指で広げて、僕のをあてがう。わずかに開いた穴に、信じられないくらいスムーズに、僕のが入っていった。
「あぁぁぁぁ！」
　挿れられただけで、軽く静恵さんがイッたのがわかった。必死に背を反らし、快感に震える。
「い、いっちゃい、ました…」
　必死にそういって申告してくる静恵さん。でも、まだはじまったばかり、僕はゆっくりと彼女を抱え込むようにして、僕のを出し入れする。腸液でこなれてくるまで、まずはゆっくりと。
「は、はぁ・・・　奥、いっぱいですよ、隆さんの・・・　ふぁ！　あぁ〜！」
　そう言って快感に染まった瞳で、彼女は僕を見る。そしてもの欲しそうな顔で、何かを訴えている。
「キス？」
　訊いてみるとコクリと小さく頷いた。繋がったまま、僕は彼女の体を反らせて、唇を重ねる。舌を一生懸命絡めてくる静恵さんが可愛い。
　いま、静恵さんは背伸びして立たされている、そんな感じのポーズだ。お尻に僕のが入って、足をつけられないでいる。
「よっこいしょと」
　その静恵さんは抱き上げる。ちょっと重いけど、こうやって持ち上げるとより深く入る。
　脚をひろげて、後ろからズンズンと突き上げる。
「あ、ふ、深いです！　きちゃいます、また、きちゃいます！　あぁ！　あぁ、あ！」
　幼児にオシッコさせるようなこの体位、けっこう気にいっているかもしれない。これで三回目だし。
「で、でませんか？　まだ・・・　あぁ、あたし、ダメです！　ダメ、ダメです。ダメ、ダメですって！　あう！」
　また、いっちゃった静恵さん。力抜けるその身体を、突いて再び覚醒させる。
「お、お昼に、持ちませんって…　わたし、倒れちゃいます、もう…」
　口ではそういうけど、突き始めたらまたあえぎ始めた。僕もこの体制はつらいので、また壁に押し付けて後ろからつく。肛門は思いっきり広がり、僕の注挿をなんなく受け入れ出した。
「だ、だめ…　ゴメンナサイ…　ま、またきちゃいます…」
　この短い時間で三度目の絶頂がきているらしい。僕もそろそろいきそうになってきたので、スパートをかける。
「いくよ、そろそろ。ガマンして」
「は、は、はい・・・　が、ガマンします！　します！　し、あぁ！」
「いく！」
　掛け声と共に、僕は自分の引き抜いて、肛門のしたで愛液を滲ませていたアソコに思いっきりつっこんだ。いれた瞬間に、迸ってしまう。出された瞬間、静恵さんが三度の絶頂を迎えたのが分った。
「あぁ！　ナカ、ナカでした。ナカ、だされました…」
　力なく呟くように言うと、そのまま腰を抜かして崩れてしまう静恵さん。やっぱり膣中に出しておきたいのだ。なるべく多く。
　その時、電話が鳴ったので、僕は慌ててズボンを引き上げ、応接室にある電話に飛びつく。
　でると、それは注文の電話ではなく、外回りのコイケさんが納品終わったので、このまま昼飯に入るという電話だった。
　昼休みにかえってこない人は、これを入れる決まりなのだ。
　了解と言って電話を切ると、ノロノロと立ち上がった静恵さんが、パンティをずり上げているところだった。
「ご苦労様です…」
「そっちもね」
　そう言って笑いあって、そのまま腰に手を廻しまだ足元おぼつかない静恵さんを支えるようにして、僕らは応接室を出て行く。
　もうすぐ、お昼休み。

−１２：１０−

「五回、多いです…」
　まだ先ほどの行為の余韻が抜けてないらしい静恵さん。ポツリと呟いた。
　ここは、僕の部屋。先日から、昼ごはんはここで食べるといって、一旦かえっているのだ。僕はベットに腰を下ろし、脚を開いている。そこの全裸でひざまずいて、静恵さんが必死に僕のを咥えていた。
「僕はいいよ。明日、静恵さんいじめるから」
「い、いじめるって、どうするんです…」
「恥ずかしいことさせるの。思いっきり…」
「た、例えば？」
「ノーブラで、この前みたくＴシャツきて、明日新宿でデート」
　人ごみの多いところで、乳首を立たせて歩く自分の姿をさらすことを想像したらしい静恵さん。泣きそうな顔になる。
「でも、あと十分ないね。もう」
　時計を指すともう１２：１５を指している。実は今日から、娘さんが夏休みとかで、昼休みは本当に家に帰って、ご飯をつくってあげないといけないとのことだった。
「あ、い、いきませんか？」
　涙目になって、僕を覗き込むようなその顔は愛玩動物みたい。いじめられることを想像しているんだろう。
「残念でした。優子ちゃん、待ってるよ」
　優子ちゃんは、静恵さんの一人娘。この前、お母さんを迎えにきた時に初めて会えた。ぽっちゃり系の静恵さんと違って背もたかく、もうお母さんと大して変わらない背丈でまだ胸も膨らんでいないヤセギスな身体だった。髪も短く、真っ黒に焼けていて、元気な少年って感じもしないでもなかった。
「あ、あと三回、どうすれば…」
「明日、デートしてくれたらいいよ」
　デートの言葉に、新宿さらし者が浮かんだのか、また泣きそうになる。さすがにそこまではまだ早すぎると僕にも分っているので、僕は笑って、首を振る。
「新宿はないからさ。まぁ、明日一緒にプールでもいこうよ。静恵さんの水着姿とかもみたいしね」
「プ、プールって・・・　あたし、泳げないんですけど…」
　これはビックリした。娘さんは何より水泳が好きだと言っているのに。でも、僕は静恵さんの水着姿も見てみたかったのだ。
「まぁ、いいから。じゃあ、明日はプールでってことでいいね」　
「は、はい…　水着どうしよう…」
　こうやって少し強くいうと、静恵さんはＮＯと言えない。
　ボーっとしながら、服をきて、またお辞儀をして部屋を出て行く静恵さん。でも、夏休みの間は、静恵さんとここで昼はできないな。なんだかちょっと残念。