２．

「シャワーがあればいいのになぁ」
　涼子は俺のＴシャツを着て、血にまみれた下半身を一生懸命拭いている。
　大きすぎるシャツから華奢な肩が露になっている。
「涼子ちゃん恥ずかしいだろうから、俺、ちょっと部屋に戻ってくるわ。」
　そういって汚れたワンピースや下着などをつかんで部屋を出ようとしたら、涼子は急いで俺の腕をつかんでイヤイヤと首を振った。
「あ、これ俺の部屋の洗濯機で洗ってきてやるよ。」
「ううん、一人になるのがこわいの。またいっぱい血が出たらこわいの。」
「大丈夫だよ。すぐ戻ってくるから。その間にちゃんと拭いてきれいにしておきな。風呂屋さんに連れていってやるから。」
「お願い、一人にしないで。」
「ほら、俺だって裸のままじゃ困るから。」
　涼子は急いで俺のシャツを脱いで俺に手渡そうとした。
　日に焼けて浅黒い涼子の身体にはスクール水着のあとがくっきりと残っている。
　透き通るような白い肌と浅黒い肌のコントラスト。
　胸は膨らみはじめたばかりで、可愛い乳首は陥没している。肩から腰のラインは滑らかな曲線で大人の女性を感じさせる。
　華奢な体つきだが、腰から尻にかけては完全に大人の女性に成長している。
　小さなお尻だが真っ白な肌ときれいなラインがうっすらと血で汚れていてなまめかしい。
　柔らかそうな産毛が蛍光灯の明かりで輝いている。
　幼く見えたのは、さっきまで着ていたワンピースのせいだった。
　初潮が始まったばかりとはいえ、１５歳の少女なのだ。
　そのうえ涼子は目鼻立ちがクッキリしていてかわいいというより美人だ。

　涼子は立ち上がって俺にＴシャツを渡すと、腕で胸と股間を隠しながら俺の目ながら懇願した。
「おねがい、お母さんが帰ってくるまでそばにいて。」
　その時だった。
「あ…」
　涼子のすらりとのびた足の太ももを伝って、血が滴りだした。
　また出血しだした。
　それほど大量の出血ではないがショックだったのだろう。
　それに気付くと、涼子の身体からふらっと力が抜けて床に倒れそうになった。
　俺は反射的に涼子を抱き留めてた。
　涼子は気絶していた。
　肩の部分と足のひざの部分を持って抱き上げる（お姫さま抱っこというのか）と上半身裸の俺の腕に涼子の血が伝わってくる。
　俺はひとまず奥の部屋に入って、涼子を抱き上げたまま、足で部屋の隅に積まれてあったバスタオルを敷いてそのうえに寝かした。
　出血はそれほど多くない。多分、残っていた血が流れ落ちただけだろう。
　母親が帰ってこないことや、二回目の生理だったこと。それに部屋を出て鍵を無くしたこと。廊下の薄暗さ。ずーっとこわかったのだろう。
　１５歳の身体とはいえ、心はまだ小学生だといってもいいだろう。
　そういえば、いつも母親が帰ってくるまで、アパートの前の公園で一人で遊んでいた。
　きっと、入院のせいで周りの同級生ともそれほど仲よくしてもらえなかったのだろう。
　そのせいか、近ごろの中学生と違って、素直で幼い感じが残っているのだろう。でも身体は１５歳なのだ。
　母親が帰ってきたら大変な勘違いをされるだろう。
　俺は裸だし、股間から血を流している娘が気絶しているのだ。
　とりあえず。血をふき取って服を着させよう。
　俺は涼子の細い足首を持って股を開いた。
　ピッタリと閉じたスキマから血が滲み出ていた。
　早くナプキンをあてて隠さないと、俺の理性はぶっ飛んでしまう。
　俺の股間はさっき放出したばかりなのにもうギンギンだ。
　ナプキンをあてがおうとした時、一瞬、俺の視線がある部分で止まった。
　ツルツルの股間の割れ目の上の部分。小さな豆のような部分。
　そこからほんの少しだが割れ目の中身が見えている。
　そこから血がにじみ出ている。
「もうちょっときれいに拭いておかないとな。」と誰も聞いていないのに言い訳をつぶやいた。
　涼子は完全に気絶しているようだった。
「涼子ちゃん、ちゃんと拭いてあげるね。」
　俺は指に唾をつけて小さな豆の部分をそっとなでた。
　涼子の身体がエビぞりになった。
「ふうん」ちいさなため息が漏れた。
「だいじょうぶ？痛かった？」
　涼子からの返事はない。
「ちゃんと中まで拭かないとね。」
　俺は割れ目を少しひろげた。
　小さく、きれいなピンク色が目の前に広がった。複雑な形状でピッタリと全てが閉じている。
「うう〜ん」
　涼子の眉間に少ししわが寄った。
　これ以上はダメだ。ブレーキが利かなくなる。理性はそういっていた。
「ちょっと痛いかも知れないけど、中を確かめないとね。」
　その声に涼子は気づいた。
「私、だいじょうぶ？死なない？」
　俺はどきっとしながら平静を保とうとした。
「涼子ちゃん気絶していたんだ。それで大丈夫かなとおもって調べているんだ。」
　俺の声は震えていたかも知れない。
「私…はずかしい…」
「ごめんね、でもちゃんと処置しないと。」
「ううん、ありがとう。私、我慢するからちゃんと見て。」
　涼子は両手で顔を隠した。
　俺はもういちど小さな豆を軽く撫でた。
「あぁん」
「痛い？」
「ううん、なんか変な感じ。」
　俺はもう一度唾をつけて豆を撫でた。
「あぁああん」
　ひろげていた足がひざの部分で曲がり、なにかを受け入れようとするような体勢なる。
　生理で敏感になっているのか、それとも生まれつきなのか、明らかに涼子は感じていた。
「ここの部分、もうちょっとちゃんと拭くからね。痛かったら教えてね。」
　俺は適当なことを言って、小さな豆を指でもてあそんだ。
　声を出したらダメだと思ったのだろう。涼子は右手の指を可愛い口に入れて、声を漏らさないように我慢しようとした。
　左手は伸ばしてバスタオルを強くつかんでいる。
　目をうっすらと開けながら涼子は声を出さないように我慢した。我慢すればするほど身悶える。
　なにかを迎え入れたがっているかのようにひざが曲がって、腰が少し浮かぶ。そして力尽きて足が伸びきり腰が沈む。
　小さく華奢な腰が微妙に上下する。可愛らしい丸いお尻が揺れる。
「ふん　ふん　あああ…」
　小さなため息が漏れはじめる。
　俺は柔らかく豆の皮をむいてやる。小さな小さな中身がピンク色に輝いている。
「ああん…だめ…」
「痛い？」
「ううん、でも…だめ…なんか変な感じ…」
　そういいながらさっきまでバスタオルをつかんでいた手が俺の肩の部分をつかもうとしている。
　そして俺の開いている腕をさすってきた。
　俺は無理な体勢になったが、その手を握り返してやった。
「大丈夫だよ、もう少しできれいになるから。」
「うん、がまんする。」
　涼子は可愛らしい顔で俺の顔を見つめながら、こっくりと頷いた。
　これ以上はダメだ。そう思いながらも涼子のきれいな割れ目の魅力には負けてしまう。
　どうしても舐めたいと思った。
「涼子ちゃん、どうしてもとれない汚れがあるんだ。ちょっと痛いかも知れないけど我慢してね。」
「うん。」
　俺は涼子の手を握り締めながら細い足の間に顔をうずめた。
　涼子は一瞬ビクッと反応したが拒絶はしなかった。それどころか細い足で俺の身体を固定しようとした。
　俺は唾液をいっぱい口に含み、涼子の豆にそれを垂らした。
「あったかい。」
「するよ。」
「うん。」
　俺はキスするように小さな豆を口に含んだ。
「ああん」
　涼子の足が俺の股間をはさむ。
　指を入れていたほうの腕が俺の背中にのびてきた。そして俺の頭を抱えた。
　手をつかんでいる指に力が入っている。
　ジュルジュル…クチャクチャ…
　口に含みながら舌先で刺激を繰り返す。
「ああん、あん、あん…　変な感じ…」
　血の味がしていたが、やがてそれが甘い味にかわってきた。
　不思議な味だった。小便のようにしょっぱい味しか経験したことがなかった俺は、夢中で愛撫を続けた。
「ふん　ふん　ああ…　だめ〜　」
　涼子の全身に力が入って硬直した。
　そしてがくっと力が抜け、ピクピクと震えはじめた。
　こんな少女なのにすごく敏感なのだ。
　イッタ余韻なのだろう。
「はぁ　はぁ　うん　ふん　」
　身体の痙りに合わせて声が漏れる。
「だいじょうぶ？」
「ふん　はぁ…　だいじょうぶです　はぁ…」
　涼子はぐったりとしてうつ伏せの体勢に寝返った。そして右手の人さし指で自分の唇を玩び、左手を股間にはさんでいる。
　上目遣いで俺をじっと見ている。
　滲み出た汗で長い髪が上半身に纏わりついている。
「きれいだよ。涼子ちゃん。」
　上気した頬はピンク色で、まだ息が荒い。
　股間にはさんでいた手が俺の腕をさすりはじめた。
「なにしたんですか？」
「なにって、きれいにしてあげただけだよ。」
「すごくへんな気持ちになって…　なんなんですか？」
「魔法をかけたんだよ。もうだいじょうぶだよ。」
　まだ、唇を指で玩んでいる。
「なんか、腰に力が入らない。」
「また、出血するかも知れないけど、だいじょうぶだよ。」
「ほんと？」
「うん、ちゃんとナプキンの種類を間違えないで装着すればだいじょうぶだよ。」
「わたし死なない？」
「死ぬもんか。」
　俺は涼子に添い寝してやることにした。涼子の頭を軽く撫でてやると、俺の胸に身体を沈めてきた。
　可愛い胸の感触が気持ち良い。
　小さなアゴを上に向けさせて、唇を玩んでいる指をそっとはずさせて、見つめた。
　自然に涼子は目を閉じた。そっと接吻をしてやった。
　一瞬ビクッとしたが、すぐに身体を密接してきた。
　俺は涼子の唇を優しく舌先で撫でてやると、涼子はため息をついた。
　閉じていた口が開いた瞬間に舌先を涼子の中に入れた。
　涼子の歯茎を裏側から舐めてやり、舌を軽くすすってやると、涼子はその動きを真似してきた。