11．加納家�@

　聡との関係に後ろ髪を引かれる想いを残しながら田内家の業務を完了し、亜希は新たな仕事先を洋一郎から紹介された。
　ＩＴ業界の新鋭と評されていた加納 譲の家だった。
　５年前にIT関連の運営会社を設立、業績は急成長に伸びていた。
「こんにちは〜加納です」
「早瀬 亜希です・・・」
（素敵な人・・・まだ30過ぎよね〜洗練されてカッコイイわぁ〜）
　亜希にしては珍しく、最初の出逢いで加納に惹かれていた。
「亜希さんか〜実績は満点ですね！宜しくお願いします」
「こ、こちらこそ・・・」
「亜希さんって、モテルでしょう？彼氏は何人いるんですか？洋一郎さんも、あなたのファンかな？」
「そんな・・・彼氏なんていませんよ！忙しくて・・・」
「そうか・・・朝から晩まで幼児の相手じゃ、大変だよね〜それじゃあ、ヨロシク！」
　颯爽とした譲の雰囲気に圧倒された亜希だったが、傍に居た子供に接した途端、仕事に徹していた。
（仕事、仕事、これ以上、男の人の相手はしてられないわ〜）
　実際、今まで知り合った４人の全てと関係が切れず、週末の自分だけの時間も取れない日々が続いていた。
（タイプの違う４人だから、快感も違って楽しんだけど・・・ちょっとねぇ〜）
　亜希は自分の時間が欲しかった。

　翌日から加納の家に朝から夕方まで、キッチリとした生活リズムを作り、充実した日々を送っていた。
（今回は何も無さそう・・・ふぅ〜良かったわ・・・でも譲さんとなら・・・ダメダメ！）
　亜希は１ヶ月も過ぎた頃、４人のオトコたちともスムーズに関係が進み、自分の時間も取れるようになると、譲のことが気になっていた。
（譲さんは、今が旬だから忙しくてオンナどころじゃないわ〜奥さんも一緒に働いていて、大変そう・・・）
　譲の妻は会社設立当時の仲間で、妊娠して結婚に至ったということだった。
（大変な創業時期を一緒に頑張ってきたんだから、入り込む隙間は無いわね〜これなら、余計な心配は無用ね・・・ちょっと残念だけど・・・ウフッ！）
　順調な形で推移していたある日、譲が自宅に資料を取りに来た。
「どうしたんですか？」
「あぁ、ちょっと会議の資料を書斎に忘れてね！ハハハハ〜〜それはそうと、亜希さんはホームページを開設してる？」
「自分のですか？」
「そう〜もし開設していないのだったら、うちの会社の無料ＨＰで開設したら？作り方だったら、僕が教えてあげるけど・・・」
「本当ですか？・・・じゃあ、考えてみようかしら」
　亜希は将来、自分で会社を興すことも視野に入れ、ＨＰは検討していた。
「じゃぁ、夜しか時間が取れないけど・・・明日の20時に会社に来てくれる？」
「あ、はい・・・」
　一方的に決められ少し気分を害した亜希だったが、忙しい人だからと納得した。
（仕方が無いわね〜義理で声を掛けてくれたんだから・・・忙しいのにね〜）
　亜希は考えていた構想を今日中にまとめようと思った。

　翌日の約束した時間に、亜希は譲を訪ねて行った。
「こんばんは〜亜希ですが・・・」
　会社の玄関フロアーには、タッチパネルの電話接続が設置してあった。
「社長室・・・でいいのかしら？直接・・・は、無いわね〜えぇ〜と・・・」
「おっ！いらっしゃい！亜希さん〜」
　後ろから肩を叩かれ声をかけられた。
「あっ！譲さん！あぁ〜ビックリしたわ〜」
「ゴメンゴメン！まだ、みんな仕事してるから・・・エレベータでこっちに・・・」
　亜希は譲の後をついていった。
　エレベータに乗ると、譲は最上階のボタンを押した。
（しかし、いいオンナだな・・・今日は胸の開いたタンクトップに、裾が斜めにカットされたスカートか・・・スタイルの良さを生かした服装だな・・・）
　譲の視線は亜希の全身を舐め回すように注がれていたが、斜め前に立っていた亜希は気づかなかった。
「奥さんもご一緒ですか？」
「あぁ、妻は亜希さんと入れ替わりに家に・・・でないと、困るでしょ？」
「あぁ、そうですね！それじゃ、大変ですね〜」
「そうだね・・・僕も家に帰れない日が多いいんだよ〜」
「そうなんですか〜じゃあ、会社にお泊りになるんですか？」
「えぇ・・・２重生活って感じで、日常品や洋服なんかも・・・結構、大変だよ〜」
　エレベータは最上階まで行き止まった。
「さぁ、どうぞ！」
　社長室の前を通り過ぎ、その奥の部屋に入った。

　加納は部屋に先に入り、照明を点けた。
「ここが僕の会社での自宅・・・ここなら誰からも邪魔されずに過ごせる・・・」
「へぇ〜〜何部屋あるんですか？広いですよね〜」
「あぁ、ここがリビングで・・・その奥が仕事をする部屋、その隣が寝室、こっちの奥が洗面所と浴室で・・・応接室が・・・」
「も、もう充分です〜スゴイですね・・・それでＨＰの講習は？」
「それは、あの仕事をする部屋で・・・」
「じゃぁ、早速・・・譲さんの貴重なお時間を割いて頂いて申し訳ないです」
　加納は仕事部屋に亜希を入れた。
「パソコンは？」
「えぇ、一通りは・・・」
「じゃあ、当社のＨＰから・・・このメニューに従うと作成できるように・・・」
　淡々と業務的な説明をして、亜希が代わってＰＣに向かって操作し始めた。
　黙々と作成を進める亜希を置いて、加納は飲み物を運んできた。
（亜希さんって、いいオンナってだけじゃなく、何でも出来るんだな・・・顔も可愛いし・・・スタイルは絶品、頭も良く、優しくて仕事も出来る・・・揃い過ぎてるなぁ〜どこか欠点が無いと、面白くないな〜）
　亜希は自分で作ったＣＤ−Ｒの中の写真を使い、難無く作成していった。
「どうかな？わりと簡単に作成できるようになってるだろう？」
「えっ？えぇ〜ホントに・・・これなら専門知識もいりませんし、いいですね！」
「良かった！ここまで来てもらうことも無かったかな？」
「いいえ〜譲さんの会社を訪問できて嬉しいです」
「あぁ、何を飲みますか？いろいろ準備したけど・・・アルコールは？」
「わたし、アルコールはチョッと・・・コーヒーがありましたら・・・」
「そうなんだ〜じゃぁ、コーヒーを・・・」
（弱いものもあるんだ〜そうだ！ちょっと 悪戯を・・・）
　譲は無味無臭・度数95％のアルコールと催淫剤を、少量ずつコーヒーに混ぜることにした。
（そんなに効かないと思うけど・・・あまりにも完璧な亜希さんが乱れれば・・・）
　譲はネットで入手した催淫剤で亜希を弄ぼうと思ったわけじゃなく、ホンの悪戯心だった。

　亜希は制作の手を止め譲の用意したコーヒー？を飲むことにした。
「じゃぁ、ここに・・・僕はチョッと下の様子を見てくるから・・・」
「お忙しいのに、スミマセン！」
　亜希は柔らかそうなソファベッドに腰を下ろし、コーヒーを飲み始めた。
「うぅ〜ん・・・いい香り・・・」
　亜希はゆったりとした気分でコーヒーを口に運んだ。
「・・・・・・うん？少し変わった感じ・・・まろやかな・・・あぁ〜ぁ・・・疲れたわ〜」
　ソファに深く腰を埋め、ゆっくりとコーヒーを飲んでいるうちに、亜希は次第に身体が火照るのを感じた。
「あれ？どうしたのかしら・・・熱っぽいわ〜風邪でも引いたのかな？」
　早く帰って薬を飲んで寝ようと思い立ち上がろうとしたが、どうしても立つことが出来ず、頭がボォ〜としてきた。
「どうしよう・・・譲さんは、まだ帰って来ないし・・・熱があるみたい・・・」
　そのうちに気が遠くなり、亜希は気を失ってしまった。

　譲は社員たちの業務をチェックした後、部屋に戻ってきた。
「亜希さん〜どうですか？出来ましたか？」
　ドアを開けながら声を掛けた譲には、亜希がソファで眠っているように見えた。
「亜希さん！ここで転寝すると風邪を引きますよ〜」
　譲は亜希の肩を揺すって起こそうとしたが、気がつかないので慌てた。
（ま、まさか？薬とアルコールで・・・？）
　自分の悪戯で気を失ってしまった亜希を気づかせようと、冷たいタオルで額を冷やして再び声を掛けた。
「亜希！亜希さん！大丈夫ですか？」
「う、うぅぅ・・・あぁぁ、譲さん・・・わたし・・・熱っぽくて・・・身体が熱くて・・・」
　譲に抱き起こされソファに座った亜希に、譲は冷たい水を飲ませた。
「ふぅ〜ぅ、頭のボォ〜としたのは治ってきたみたい・・・スミマセン！あぁ・・・でも、身体が火照って・・・変な感じが・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　アルコールは少量だったので抜けてきたようだが、催淫剤は亜希の身体に効果を現してきていた。
「まだ動けないみたい・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・少し横になってもいいですか？」
「あぁ、今、タオルを取り替えてあげるから・・・」
　譲は後悔していた。
（軽い悪戯だったのに・・・亜希さんに悪いことをした・・・」
　氷水の入ったボールと、タオルを２本持ってきた。
　冷たい氷水にタオルを浸し、きつく絞って亜希の額にあてた。
「あっ、ありがとうございます・・・」
「凄い汗が・・・亜希さん、まだ頭がいたいですか？」
「いえ、もう大丈夫です・・・風邪じゃないみたい・・・頭より身体が火照って・・・」
（催淫剤の効果だ・・・凄い効き目だな〜使ったことが無かったから・・・ゴメン！）
　譲は本当に亜希に済まない気持ちでいっぱいだった。
「ゆっくりしてください！頭を冷やすより、身体を拭いた方が・・・」
　亜希は譲の言葉で、頭にあったタオルで胸の汗を拭い、手足も拭った。
（あぁ・・・身体の火照りと共に、アソコが奥のほうまで熱いわ〜どうしよう？）
　亜希は次第に熱く疼く淫壷に困ってしまっていた。
（あぁぁ〜〜もう、ダメ〜アソコを何とかしないと・・・ふぅ〜ふぅ〜あぁ〜〜）
　譲はタオルを取替え亜希に渡し、氷水を入れ替えて持ってきた。

　亜希はタオルで乳房の谷間を拭い太股を拭いたが、背中に手が届かなかった。
「あのぉ〜申し訳ありませんが・・・背中を拭いてくださいますか？ふぅぅ・・・」
「あぁ、いいですよ〜」
　譲は亜希の身体を起こし、スカートからタンクトップの裾を引き出した。
「亜希さん・・・脱いだ方が・・・別に変な気持ちで言ってるんじゃなく・・・」
「そうですね〜汗で濡れちゃって・・・はぁ、はぁ・・・拭きにくいですね・・・」
　荒い呼吸は疼きを我慢している為で、譲には分からなかった。
　譲はタンクトップを頭から脱がせ、背中をタオルで優しく拭いた。
　肩越しに見える亜希の乳房の膨らみに、譲は股間の肉棒が熱くなるのを感じた。
（これはチャンスなのかも・・・最初に逢った時から亜希に惹かれていたが・・・どうすることもできなかった・・・でも、ここで亜希を・・・どうする・・・？）
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　譲の心拍は早まり、呼吸が荒くなっていた。
「譲さん、大丈夫ですか？なんか譲さんまで熱っぽそう〜」
（譲さんのアレ・・・大きくなってる・・・はぁ、はぁ・・・背中に当たってる・・・）
「いや、これは・・・不謹慎で申し訳ない・・・最初に逢った時から亜希さんに・・・」
「えっ？！」
「いえ、何でも・・・それより僕が拭いてあげるから・・・無理しちゃダメだよ」
　亜希は譲に抱きかかえられるように背中を預けた。
　譲は亜希の肩越しに首筋から胸を拭い、贅肉の無い腹部を拭いた。
「スマートな譲さんに、こんなことをしてもらって・・・はぁ、はぁ・・・」
　亜希の疼きは益々増長し、下着を淫液で濡らしているのが自分でも分かった。

　譲は亜希のブラのフロントホックを外した。
　亜希の形のキレイな乳房がプルッと弾み、汗の玉が光っていた。
「あっ、何を・・・はぁ、はぁ・・・」
　譲は乳房の下から膨らみ全体を包むようにタオルで拭った。
「いい胸だ・・・」
　譲は小さく呟くと、両手で亜希の乳首を挟むように乳房を揉み始めた。
（あぁぁぁ・・・いぃ感触だ・・・もうどうなってもいい・・・）
「譲さん！はぁ、はぁ・・・」
「ダメ！亜希さん、ジッとしてないと・・・」
　譲から離れようとする亜希を抱えて言った。
　譲の手は亜希の乱れたスカートの中に伸び、太股を擦った。
「あぁぁぁ、ヤメテ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　亜希は力なく抵抗したが、内心ではこのまま譲に抱かれたいと思っていた。
「好きなんだ！亜希・・・最初に見た時から・・・」
「でも・・・譲さんには奥様が・・・はぁ、はぁ・・・」
「そう・・・でも、この想いは正直な気持ちで、抑えきれない・・・結婚してると、もう他の女性を好きなっちゃいけないのか・・・？」
「・・・・・・・・・」
「だったら・・・週に１度でもいいから、僕と付き合ってくれないかな？無論、割り切った関係で・・・亜希さんさえ良ければ契約関係ということで・・・」
「はぁ、はぁ・・・契約関係、ですか？」
「えぇ、オトコとオンナとしての契約・・・もし気に入らなければ解約も出来、延長したければ、それも可能・・・僕としては、その間、真面目に考えたい・・・」
「真面目に？」
「そう〜僕は既婚者だから、それを考え直す期間にしたい・・・女房とも話を・・・」
「チョッと待ってください！はぁ、はぁ・・・それは飛躍しすぎです。だって・・・契約期間中に、譲さんの気持ちがわたしから離れることもあるし、はぁ、はぁ・・・ご自分の為にも奥様の為にも様子を見られたほうが・・・第一、わたしが譲さんを気に入らなければ、奥様と別れなくても・・・」
「そうか・・・じゃあ、契約関係には・・・同意してくれるかい？」
「・・・・・・少し、考えさせてください」
「それはそうだね〜すまない・・・請求過ぎたよね！ゴメン・・・」
（最初の出逢いで惹かれあっていたんだわ・・・わたしの片想いかと思ってた・・・でも、今は・・・早く抱いて！疼きを鎮めて〜はぁ、はぁ・・・）
　亜希は譲に抱いて欲しいとは言えず、悶々としていた。

　譲は一旦亜希から離れ、タオルを濯いでボールを運んできた。
「スミマセン・・・ご迷惑をお掛けして・・・」
「キレイな脚も拭かないと・・・」
　亜希の乱れていたスカートを引き下げた。
「あぁぁ・・・」
　長くキレイに伸びた脚が汗で妖しく見えた。
　小さなスキャンティだけになった亜希は、一応、太股を併せていた。
　譲は両脚の見えてる部分を丁寧に拭くと、ゆっくり左右に広げた。
「あっ、イヤッ！」
「ダメだよ〜ほら、内側の方が汗が凄いんだよ！それに・・・ソコも・・・」
　譲が指差す先には、亜希の濡れた淫唇を覆うスキャンティがあった。
　亜希は慌ててキュッと太股を併せるが、譲は亜希の両脚の間に割って入った。
「まだ汗が出てるんだから静かにしていないと・・・さらに悪くなるよ！」
「・・・・・・・・・」
　亜希は譲の『さらに悪くなる』という言葉で、抵抗する力が失せていった。
（これで、この後、何があっても、譲さんの一方的な想いってことになるわ〜）
　亜希の対応は、過去の男たちとの交わりで学んだのだ。
　譲は太股から足首まで優しく拭い、裏側を拭く為に亜希の身体を反転させた。
「ほら、裏側も、こんなに汗が・・・」
　膝の裏には溜まったような汗が光り、譲はきれいに拭き取った。
「亜希さん、コレ脱がすよ！」
　キュッと盛り上がって締った亜希のお尻を覆っていたスキャンティを、譲は両サイドに指を掛け、アッと言う間に足首まで引き下ろして脱がせた。
　亜希はお尻に力を入れて引き締めた。
「キレイなお尻だ・・・しかも形が抜群だ・・・ゴクッ！」
　譲は生唾を飲み込みながら、濡れたタオルで擦るようにお尻を拭いた。
　堅く閉じた太股を広げ、譲は亜希のヒップラインから太股を擦った。
「はぁ〜あっ！・・・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・譲さん・・・」
「静かにして・・・ココに熱が篭ってるんじゃないかな？」
　譲は中指を伸ばして、お尻の谷間をなぞって淫唇まで撫でた。
「あぁぁああああっ・・・ダメ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
「ＯＫしてよ、亜希・・・契約開始でいいだろう？僕のコレで、君の熱を吸い取ってあげるから・・・ほら〜」
　譲は勃起して膨張しきった肉棒を取り出し、亜希の手に握らせた。
　亜希は反射的に手を放そうとしたが、譲はそれを許さなかった。

　譲はあっと言う間に裸になり、亜希に肉棒を握らせたまま、亜希の滑らかに流れる背中からヒップラインを舐め始めた。
「舌触りが最高の肌だ・・・キメの細かいしっとりした肌・・・亜希さん・・・」
「あ、あぁ〜〜はぁふぅ〜あぁ・・・」
　亜希の全身から余分な力が抜けていった。
　譲は亜希の両脚の間に顔を埋め、菊蕾から淫唇を執拗に舐め回した。
「あ、あ、あ、あぁぁ・・・」
　亜希のお尻を少し持ち上げ、淫唇の中を舐めながら指で菊蕾を擦った。
「あぁ、あぁ、あぁぁああああ〜〜〜〜はぁ、はぁ、はぁ・・・譲・・・さん」
「素敵だ・・・亜希の身体は、お尻の穴までキレイで・・・堪らないよ〜」
　続けて舌と指を入れ替え、菊蕾を舐めながら淫壷の中に指を入れて愛撫した。
「うあっ・・・あぁ〜あぁ〜あぁああああっ・・・いぃ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　ネットリとした譲の執拗な愛撫に、亜希の全身は痺れるような快感に包まれた。
　絶頂に達するかどうかの境を行き来する快感は、深く長く継続していった。
「今度は前をジックリと・・・はぁ、はぁ・・・」
　譲は興奮した口調で呟くと、亜希の身体を反転させた。
「本当に見事なスタイルだね〜みんなが憧れるよ！亜希さん・・・」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　亜希はバックからの愛撫の快感が続いていて、疼きのことも忘れていた。
　譲は亜希の乳房を軽く揉み、乳首を口に含んで舐め回し、滑らかな身体のラインを擦った。
　譲は亜希に感じさせることより、自分が触りたい、舐めたいという意識で、亜希の見事な身体を味わっていた。

　譲は最後に残しておいた亜希の淫らな蜜の溢れる淫唇を舐め始めた。
　淫唇を指で左右に開き、左手でクリトリスを愛撫しながら右手を淫壷に沈めた。
　舌は淫唇の中を満遍なく巧妙に動き、亜希の反応に対応していた。
「あぁああああ〜〜〜あぅっ、つぅ・・・はぁ〜はぁ〜あっ、いぃ・・・」
（いい反応だ・・・見た目の良さだけじゃなく、ココも最高だ〜締りがいい・・・）
　挿入した指を動かすたびに、亜希の淫壷は譲の指を締め付けていた。
　譲は淫壷の肉襞を擦り、強弱をつけて圧迫した。
　同時にクリトリスを舌で絡めるように舐め回し、空いた手で菊蕾を愛撫した。
「あぁぁあああ・・・あっ、あふぅ〜あぁ、いぃ・・・イッ、くぅううう〜〜〜〜」
　激しく全身を震わせ、両脚の指を反らせ、淫壷をキュッキュッと収縮させた。
「おぉぉ〜〜イッてる・・・ぅおっ！後ろも・・・すごい・・・」
　淫壷の収縮に呼応して、菊壷もピクピクと収縮して譲の指を締め付けていた。
「はぁ、はぁ。はぁ・・・」
「亜希・・・思った以上に、いぃ・・・」
「譲さん・・・はぁ、はぁ・・・」
（まいったわぁ〜お尻までピクピクしたから・・・譲さん、興奮しちゃって・・・）
「ジッとしてて・・・このままコレを・・・」
　握らされた時も大きいと思っていたが、目の前に突き出された譲の肉棒は、太くて雄雄しく見えた。
（凄いわ・・・あんなのが入るのかしら？あぁ・・・もう、早く入れて・・・）
　せっかく鎮まった疼きが起こる前に、完全に鎮めて欲しいと思った。
　譲は亜希に肉棒を舐めさせたいと思ったが、体調の悪い亜希に無理強いするのは、これ以上はマズイと思っていた。

　譲は亜希のお尻を自分の太股に乗せ、腰を抱え込むようにして挿入し始めた。
　ズブッ、ズブズブズブ・・・
「うぅぅあぁあっ、あぁああああ〜〜〜〜ふ、ぅ・・・ぁ、ぁぁ・・・ぅぅぅ・・・」
「うぅおぉおおおっ・・・あぁ〜〜うっ・・・・・・い、いぃ・・・っ、あぁ〜〜」
　亜希は今までに経験のない太さに、息が詰まるような苦しさを感じた。
　譲は亜希の締りの良さと微妙に肉棒を刺激する淫壷に思わず喘ぎ声を漏らした。
「す、すごいなぁ・・・ふぅ〜ふぅ〜あぁ・・・いくぞぉ〜〜」
　譲は堪えきれなくなりそうな快感を抑え、肉棒を繰り出し始めた。
「うわぁっ、あっ、あっ、あぁああぁぁ〜〜っ・・・い、いぃ〜〜いぃっ・・・」
（おぉぉっ！ヤバイ・・・スゴイ刺激だ！あぁ・・・吸い取られるぅ〜〜）
　淫壷の壁を擦りながら譲は限界を感じた。
（これじゃ、早漏だって思われるぞ・・・相手にされないよ！あぁぁ・・・）
　譲は口唇を強く噛み、強い刺激に耐えながら肉棒を送り続けた。
「あぁあああぁぁ〜〜〜っ、はぁ、はぁ・・・い、ぃぃ・・・イッくぅううう〜〜〜」
「うぅおぉぉぉ・・・・・・亜希・・・あぁ〜〜、中に・・・出るぅ〜〜〜はぁ〜〜」
「えっ！いぃわ〜〜出して！出してぇ〜〜〜」
　ドクッ、ドクドク、ドックン・・・・・・
　譲の白濁の粘液が亜希の淫壷の中に吸い出されるように放出された。
「あぁぁぁ・・・はぁ、はぁ、ふぅ〜〜ぅ・・・・・・亜希・・・ありがとう・・・」
　譲はそのまま亜希に被さるように抱きしめた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ぁぁぁ・・・・・・」
　亜希も深い快感に身動きできなかった。
（あぁぁ・・・良かった・・・やっと体調が戻ったわ〜また大きくしちゃおうかな？）
　亜希は疼きも鎮まり、譲の肉棒の迫力をもう一度味わいたいと思ったが、
　胸の内を読まれるのを心配し、今日は大人しくしていようと思った。
（わたしセックスに関しては、だんだん悪女になっていくみたい・・・ウフッ！）
　しばらく経ってから、譲は亜希に契約を開始していないことを詫び、早急に金銭だけでなく、将来的に協力することを誓った。
　亜希は、こうなったらと、譲の申し出を受け入れることにした。
（譲さん、マスコミでも注目されてるから・・・スキャンダルが怖いのね〜）
　亜希は身支度を整え、作成中のＨＰを保存してから帰途に着いた。