４．高原家�@

　高原総合病院は街の中心地にあり、先代から住民の評判は良かった。
　２代目の院長 高原 佑一は５年前に結婚し、優美という３歳の娘と祐太という１歳の息子がいた。
　洋一郎から紹介された亜希は、３月の中旬に高原家を訪問した。

　高原家の自宅は、総合病院から車で10分余りの閑静な住宅地にあった。
　亜希は田澤家の時とは比べものにならないほど落ち着いていた。
（洋一郎さんとの１年を思い出せば、何があっても動じないわ・・・）
「田澤さんから詳細を伺っていますので、簡単な面接にしましょう」
　応接室に通された亜希は、佑一から簡単な質問を受けた。
（詳細・・・って、洋一郎さんは何を言ったのかしら？）
「勉強だけじゃなく幼児の心の発育にも、大きな成果をあげたと・・・」
「はぁ・・・評価はわたしがするわけじゃなく、田澤様が・・・」
「そうですね・・・お願いする優美も、田澤さんのお宅同様、私立に入園できるよう、お願いします。当然、成功報酬も考えています」
「分かりました・・・」
　すぐに、佑一の妻の早百合と優美を紹介された。
　早百合は院長夫人らしく、知的な感じがした。
　優美は３歳にしては大人びた口調で話しをする印象だった。
（母親の口調を真似てるみたい・・・）
　佑一は31歳、早百合は30歳ということだった。
「亜希先生は21歳でしたね？こういう仕事をされているより、女優さんの方がお似合いのような魅力がありますね〜」
　再び、ふたりになった時、佑一は亜希の印象を告げた。
「そんなことありませんわ〜一生懸命努めさせていただきます」
「ヨロシク・・・それでは、4月1日から・・・月曜日から金曜日、朝９時から夕方７時までということで・・・妻は事務局を担当してるので、７時ぐらいになります」
　亜希は生真面目な佑一に少しホッとしていた。
（洋一郎さんみたいなことは無さそう・・・でも、結構、スマートでカッコイイ人・・・育ちがいいのね・・・）
　亜希は志望の私立を聞き、３月中に対応カリキュラム作成を約した。

　初日は早めに訪問し、佑一がいる間にカリキュラムを提示した。
「これで結構です。後はお任せしますので・・・」
　初日の水曜日から金曜日までは、何事も無く無難な日を消化した。
　金曜日の夕方、佑一から電話が入った。
『ご苦労様です。わたしは医師なので、形式的ですが・・・亜希先生の健康診断を行いたいと思いまして・・・本当は３月中に行なえば良かったのですが、済みません。申し訳ありませんが、明日、病院に来てもらえませんか？』
『は、はい・・・分かりました』
健康診断をやってもらえるのは有り難いと思い、亜希は二つ返事で承諾した。

　健康診断のために訪れた高原の総合病院は、土曜日のため外来は受け付けていなかった。
　守衛に言って通用口のドアを開けてもらい中に入ると、佑一が出迎えてくれた。
「今日は担当医が入院患者で忙しく、僕が検査をします」
　涼しい笑顔で話す佑一に、亜希は好感を抱いた。
「お願いします。どんな検査をするんですか？」
　ロビーの椅子に腰掛け、佑一は健康診断の表を亜希に渡した。
「身長、体重、視力、聴力、血圧、尿検査、血液検査、これは・・・肝臓や血糖値などを調べるので３本採血します。それから・・・」
「分かりました。それじゃ、早速・・・」
「その前に、そこの更衣室で検査用に着替えてください。ロッカーには鍵がかかりますので・・・僕はここで待ってます」
　亜希は言われたとおりに更衣室に入り、着衣を脱いで着替えを済ませた。
「作務衣のズボンの無いような感じですね〜」
　検査用に着替えて出てきた亜希は、佑一に声をかけた。
「亜希さんには少し小さかったかな？でも、すぐに終わるから・・・」
　佑一は亜希を連れて検査室を順番に回り、検査項目を消化した。

　胸部のレントゲンを終え、あとは心電図や胃の検査だった。
「亜希さんは21歳でしたよね？」
「はい・・・」
「それじゃ、心電図はやらなくてもいいか・・・子宮ガンや乳ガンの検査は、どうしますか？」
「初めてなので、よく分からないのですが・・・」
「最近は、若い女性の発ガン率も高くなっているから、やりますか？」
「はい・・・」
　亜希は佑一の手際の良い医者振りに、尊敬の念を感じていた。
　子宮ガンの検査は、診察台に驚いた。
「この上で脚を広げるんですか？」
「えぇ、そうしないと検査できませんよ〜あぁ、そうか・・・初めてだと抵抗がありますよね！僕は医者、これは検査ですから・・・」
「は、はい！スミマセン！」
　亜希は躊躇したことに恥ずかしさを覚え、佑一に失礼だと思っていた。
（医師と患者という関係で手際よくやってくれているのに・・・わたしったら何を考えているの・・・恥ずかしいし申し訳ないわ〜）
　亜希が診察台の乗り両脚を広げると、佑一はその股間に入って覗いた。
（やっぱり恥ずかしい・・でも、・最近、してないから良かったわ〜）
　高原家に行き始め、洋一郎との関係から遠ざかっていた。
「亜希さん、下着着けてなかったんですか？・・・じゃあ、指を入れますよ〜」
（えっ？）
「あ、そんなに締め付けては、触診も出来ませんよ〜力を抜いて楽にしてください・・・・・・まだ力が入ってますよ〜名器なのは良く分かりましたから・・・締め付けないで〜はい、そうです」
　亜希は無意識に愛撫されているような対応をしていたようだ。
（名器・・・だって・・・あぁ〜恥ずかしいわ・・・イヤらしい女だと思ったかしら？）
「はい、キレイですね〜終わりますよ」
（いいオマ×コだな・・・一度、試させてもらいたいね〜）
　佑一は亜希にオンナを感じ、何とかしたいと思った。
「続いて乳ガンですが・・・そこに座って胸を開いてください」
（えっ？・・・そうか〜乳ガンの検診じゃな仕方ないわよね〜わたし・・・）
「簡単に済ませましう〜若い女性は恥ずかしいですよね？」
　佑一の前に座って前を結んでいた紐を解き、胸を露わにした。
　佑一は両方の乳房を指で圧し、触診で確認していた。
「はい、もういいですよ〜大丈夫ですね〜」
「あ、はぃ・・・」
「キレイな胸ですね〜形も張りも抜群ですね〜うん？緊張しました？」
「えっ？」
「乳首が両方とも堅くなって・・・」
（あぁ・・・もう最悪〜〜佑一さんに触られて、興奮したなんて・・・）
「あっ、スミマセン・・・」
「はい、もう着ていいですよ〜下も見えてますし・・・」
「あぁ〜っ！」
　亜希は慌てて前を閉じ、真っ赤になって佑一を見遣った。
　佑一は何事も無かったような顔で、検査表に記入していた。
（そうだわ〜佑一さんはお医者さんなんだから・・・見慣れてるし検査だし・・・）
　亜希は改めて座りなおして佑一を見た。
「はい、これで終わりです。お疲れさま〜結果は２週間ぐらいで通知します」
「ありがとうございました・・・ところで、佑一さんの専門は？」
「僕は心療内科が専門です。でも最近は、精神面のケアもしますけど・・・」
「と言うと・・・？」
「例えば、不眠症の場合・・・催眠誘発剤を処方するのですが、カウンセリングも行なうケースが多くなってます」
「あぁ、あのぉ〜わたしも最近、寝付けなくて・・・やっと眠れても、すぐに目が覚めてしまい・・・もう身体がだるくて・・・」
「それは、軽い不眠症かもしれませんね〜何か気になることでも・・・？」
「えぇ・・・まぁ・・・」
「それでは、そっちのソファに腰を下ろして、ゆったりしていてください」
　亜希は佑一の指差すソファに移動し、静かに寛いでいた。

　佑一はしばらくデスクに向かって書類を整理し、その後、亜希を見遣った。
（いいオンナだな・・・身体は申し分無いし、アソコも具合が良さそう・・・何とかしたいものだ・・・優美の先生だからなぁ・・・でも何とか・・・そうだ！）
　佑一は亜希に催眠術をかけることにした。
（眠らせて・・・犯す！いろいろ弄って・・・記憶に残さなければいいんだ！）
「亜希さん・・・さぁ、ゆったりして・・・何も考えないで〜僕の声だけ・・・」
　催眠治療を何度か行なった経験があった佑一は、亜希に簡単に催眠術をかけ、邪な思いを行動に移した。
「今から僕がすることで、気持ちが良ければ声を出してもいいですよ〜僕の声しか聞こえない・・・僕のすることに素直に反応して・・・僕が手を叩いて声をかけたら、今、こうして話しをしていることも、今から亜希さんがすることも、全て忘れてしまいます。
　但し、気持ちが良かったことや、その時の感覚だけは残ります。リフレッシュされてグッスリ眠れるようになりますよ〜さぁ・・・」
　亜希はソファに身体を投げ出すような格好で、完全に催眠状態だった。
　佑一は検査着の袷をゆっくりと左右に開いた。
「キレイな肌だね・・・胸がプルプル揺れて・・・今、舐めてあげるからね！」
　首筋から舌を這わせ、両手で乳房を揉みながら乳首を口に含んで転がせた。
「はぁ、あっ・・・はぁ、はぁ・・・」
　亜希の口から漏れる喘ぎ声を耳にし、佑一の胸の鼓動は早鐘のようだった。
「素敵な乳だね・・・」
　指を乳房の膨らみに、ゆっくり円を描くようにして這わせ、
　乳首を軽く摘まんで擦るようにすると、亜希は身体を捩って悶え始めた。
「あぁ、あぁ、あ、あっ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・ぁああっ、いぃ〜〜」
　ソファに投げ出された両脚を大きく開くと、太股の奥が部屋の灯りを受けて光っていた。
　佑一は太股の内側を擦り、亜希の股間に顔を埋めた。
　芳醇な甘い香りがするような淫らな液が溢れ、佑一の顔を濡らした。
　淫唇を両方の指で押し開き、小さな肉芽を根元から軽く舐め回した。
「あっ、うっ・・・はぁ、はぁ・・・あわゎゎっ・・・あぁ〜あっ・・・はぁ〜」
（いぃ反応だ・・・スタイルだけじゃなく中味も良さそうだ・・・はぁ、はぁ・・・）
　佑一は息を荒くし、ドキドキしながら亜希の身体を弄くっていた。
（堪らないなぁ・・・こういうことって、癖になりそうだ・・・）
　淫壷の奥まで指を入れ、隅から隅まで内壁を擦り、亜希の反応を見ていた。
「ここがいいのかい？・・・それじゃ、こうして〜」
　指を折り曲げて内壁を圧し、手のひらで小さな肉芽を擦った。
「はぁ、はぁ、はぁ〜あっ・・・・・・あぁ〜あぁ〜あ、ああああっ・・・」
　指を出し入れしながら全体に愛撫を加えると、亜希は一気に昇り詰めた。
「あぁあああ〜〜いぃ〜〜〜いぃ〜いぃ〜イッ、イッ、イッくぅううう〜〜」
　肉芽を舐めていた佑一の顔を股間に強く挟み、ガクガクと絶頂に達した。
（指が千切れるようだ・・・収縮が小刻みでキツイ・・・すごいぞ〜コレは・・・）
　佑一は早く自分の股間で疼く肉棒を入れたいと思ったが、衝動を抑えこんだ。

　佑一は亜希の身体をうつ伏せに反転させ、足の指から舐め始めた。
　１本１本、口の中に含んで舐め回し、脹脛を擦りながら夢中になっていた。
「あっわぁわわわ・・・はぁ〜ぁ、はぁ〜っ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　脹脛から膝の裏・・・太股の裏から引き締まった尻へ・・・佑一は舐め続けた。
「あぁ、あぁ、あっ・・・はぁ、はぁ、あぁああああっ・・・」
　背中を仰け反らせて悶える亜希の姿に、佑一は益々興奮していった。
（あんな真面目な女性が、こんなに淫らなオンナになるなんて・・・）
　亜希のイメージギャップが佑一を虜にした。
（こんなオンナは滅多にいない・・・それに、アソコも良さそうだ・・・）
　尻から背筋を舐めながら、尻を撫で回した。
（いいお尻だ・・・見事にヒップアップして・・・大き過ぎず小さ過ぎず・・・）
「キレイなお尻だね・・・お尻の穴でもセックスするの？」
「あぁ、はぃ・・・どっちでもイキます・・・」
　催眠状態の亜希は素直に佑一の質問に答えた。
（やっぱり・・・相当な経験があるみたいだ・・・あぁ、入れてみたい・・・）
　佑一は亜希の菊蕾を舐めながら、もう限界を感じていた。

　亜希の尻を持ち上げ、怒張った肉棒を淫壷の中に深く挿入した。
（うっ！な、何なんだ・・・あぁ〜〜まるで蛇腹のような刺激が・・・）
　亜希の淫壷の肉壁が佑一の肉棒を蛇腹で擦るような刺激を与えていた。
　佑一はゆっくり挿入を繰り返し、亜希の喘ぎにあわせて挿入速度を上げた。
「あぁ、あぁ、あぁああああ〜〜〜〜いぃ〜いぃ〜はぁ〜ぁっ・・・」
　佑一は射精感が込み上げてきた時、ハッとした。
（ここで出したら、膣に残ってばれてしまう・・・・・・スキンをするか〜）
　亜希が絶頂を感じたのを見届け、肉棒をゆっくりと引き抜いた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・まだ、まだ・・・あぁああああ〜っ・・・」
　亜希は抜かれた肉棒を惜しむような声を出していた。
（誰に仕込まれたんだ？見事なもんだ・・・）
　佑一は肉棒にスキンを被せ、亜希の尻の萎んだ穴に照準を合わせた。
（後ろもスゴイのかな・・・？）
　佑一は肉棒に手を添え、ゆっくりと菊蕾に挿入し始めた。
「あうっ・・・はぁ、はぁ、はぁ〜〜ぁ・・・い、ぃぃ〜〜あぁああああ〜〜」
　亜希は尻を振って佑一の肉棒を引き込もうとしていた。
（うっ・・・すごい・・・締まるぅ〜〜あぁ〜あぁ、はぁ〜ぁ・・・」
　佑一は引き締まった尻を引き寄せ、奥まで入れて挿入を繰り返した。
「あぁああああっ・・・あぁ、あぁ・・・いぃ〜〜イッ、イッくぅううう〜〜」
「僕も・・・っ、あぁ〜〜ぁ、あっ・・・・ぃ、イク・・・イッ・・・くぅううっ・・・」
　しばらくは、そのままで動けなかった。
（良かった・・・玄人のオンナよりいいよ〜真面目な素人と卓越した玄人がミックスされたみたいで・・・）
　佑一は亜希の濡れた局所をキレイに拭き、検査着を整えてから手を叩いた。
　パンッ！
「はい！目を開けて〜！」
　亜希は深い眠りから覚めたような顔をして目を開けた。
「はい、亜希さん〜どんな感じ？」
「はい・・・何か・・・気持ちがいいというか・・・不思議な感じで・・・」
「そうですか・・・今夜はぐっすり眠れると思いますよ〜」
「ありがとうございます〜」
（礼を言うのは、こっちの方だよ！亜希さん・・・とっても良かったよ！）
　佑一は心の中で呟き、何も知らない亜希を見送った。