５．高原家�A

　翌週も普通の生活を送っていた亜希だが、健康診断をした日は良く眠れたが、翌日からはまた不眠症状態だった。
（あぁ〜〜ぁ、佑一さんにまた診察してもらおうかな〜洋一郎さんにマメに逢うようにしようかな・・・やっぱり、今更、セックスレスは心身ともに変になっちゃうわ〜）
　高原家に通うようになって、洋一郎からの誘いは断っていた。
　洋一郎とのセックスに夢中になると、肝心な高原家の仕事に支障をきたすと思ったのだ。
（あんなに毎日、狂ったようにしてたのに・・・もう身体が我慢できない。急に何もなくなったから、体調が変になったのかも・・・）
　亜希は金曜日の昼食後に病院に電話をしてみることにした。
（でも・・・佑一さんのセラピーを受けると、よく眠れるし、セックスレスでも大丈夫に思えるから・・・相談してみよう〜）
　洋一郎とは、病院の都合が決まってから考えることにした。
　ただ土日に逢うのならいいけど、平日だと翌日が大変だと思っていた。
（それに・・・週に１度が２度になり・・・そうなるとお終いだわ・・・）
　あれこれと、様々な想いが頭の中を駆け巡り、亜希は疲れきっていた。

　金曜日・・・
『あのぉ〜亜希ですが・・・』
『亜希さん！どうしたんですか？』
　昼食後、亜希は佑一の携帯に電話をした。
『実は・・・先週、やっていただいたセラピーですが・・・その日は、よく眠れたのですが・・・翌日以降はやはり眠れなくて・・・』
『あぁ、それは困りましたね・・・毎日、疲れるでしょう？』
『えぇ、それで、またお願いしたいと思いまして・・・』
（やっと連絡が来た！毎日、待ってたよ〜こっちから聞こうと思ってた。あの身体・・・あの乱れ・・・忘れられない、我慢できないよ〜）
　佑一は亜希を催眠状態で犯したスリルと亜希の身体の良さに、すっかり虜になっていた。
『それでは・・・そうだ！今日の夜はどうですか？明日はお休みだし・・・』
『はい、わたしは構いませんが・・・佑一さんは大丈夫ですか？』
『僕は何とでもなりますよ！ それより、優美の方は順調にいってるから、そのお礼に食事をして・・・少し、気分が和らいだ後にしませんか？その方が効果がありますよ』
『そう仰っていただけるのなら・・・効果が大きい方が・・・』
『それじゃ、○○公園の入り口で・・・６時でいいですか？』
『はい、分かりました』
（佑一さんって本当に優しくて素敵な人・・・感謝しちゃうわ〜）
　何も知らない亜希は、佑一の申し出に感謝していた。

　夕方、亜希は高原の家を出て、真っ直ぐに公園に向かった。
「はぁ、はぁ、はぁ〜〜ぁ、６時５分前・・・セーフ！」
　少し切らしていた息を整えていると、白のＢＭＷが横に止まった。
「お待たせ〜亜希さん！」
　何と佑一の車だったのだ。
　亜希が佑一のエスコートで車に乗ると、佑一は別人のように思えた。
「佑一さんって、この車が似合ってますね〜」
「そう・・・ありがとう！亜希さんに言われると、僕も嬉しいよ〜」
　亜希はもっとオシャレをしてくれば良かったと思ったが、時間が無かったし、どうせたいしたことは出来ないと感じていた。
　車は街の郊外にある観光リゾートホテルに着いた。
「ここはリゾートホテルなんだが、僕の仕事用の部屋があるんだ」
「どうして？」
「経営者が亡くなった父の友人で、特別に休養用に用意してくれて・・・」
「それじゃ、たまに使ってるの？」
「あぁ、ひとりになりたい時や、仕事をまとめる時なんかにね」
「奥様とは・・・？」
「それは無いな〜お互いにその辺は干渉しないことにしてるし・・・いくら夫婦でも、プライバシーは別だから・・・」
「いいですねぇ・・・」
「あっ、そうだ！亜希さんも来たい時には言ってくれれば・・・」
「えっ！本当ですか？」
「あぁ、僕が一緒の方が良ければ・・・もっと嬉しいけどね！」
　佑一は亜希にウィンクをし、車を降りた。
（佑一さん・・・わたしのこと・・・まさか？でも・・・誘われたら・・・）
　亜希は洋一郎とは違う魅力を持つ佑一に惹かれていく自分を感じていた。

　ホテルの部屋に入り、食事をオーダーした。
「今日は亜希さんの不眠症の治療と優美のお礼なんだから、ゆっくり寛いでくださいね！」
　亜希は佑一の為の部屋を見渡していた。
「こんなに良い部屋を、いつでも使えるなんて・・・緊張しますよ〜」
　部屋は最上階にあり、何室あるのか分からないほど広かった。
「たまにしか使わないから・・・」
（毎週、亜希と一緒に使ってもいいけど・・・あぁ、楽しみだ・・・）
　まもなく食事が運ばれて、ふたりはワインを飲んで料理を楽しんだ。
「フランス料理が主だけど、注文があれば対応してくれるよ〜」
「もう、これだけで充分です・・・少し酔ったみたい・・・」
　亜希は顔を少し赤くし火照らせていた。
「もし、宜しければ、泊まっていってもいいですよ」
「えっ？でも・・・」
「あぁ、僕のことは心配しないで・・・帰る前にフロントに頼んで・・・」
「あっ、す、スミマセン！別に変な意味で・・・」
「ハハハハ・・・もっとも亜希さんが許してくれれば泊まりたいけど・・・」
　首筋まで朱に染まった亜希を見て、佑一は益々昂っていた。
「少し、ベランダで涼んでから・・・不眠症の治療にかかりましょうか？」
「えぇ・・・」
（本当に佑一さんて真面目な男性・・・医師としての責務を考えて・・・）
（早く亜希を抱きたい・・・一晩中でも・・・もう襲いかかりたいよ〜）
　それぞれの想いを抱いて大きな窓から外に出た。
「うわぁ〜素敵・・・こんなに夜景がキレイだったなんて・・・」
「そうですね〜亜希さんに言われて初めて気づきましたよ」
「勿体ないわ〜佑一さんは真面目だから・・・ここでも仕事ばかりして？」
「そうでもないけど・・・音楽を聴いて静かに流れる時間を楽しんだり・・・」
「えっ！そんな時間の過ごし方もするんですか？失礼しました〜フフッ」
「あっ、その笑い方〜可愛いですね！」
「可愛い・・・ですか？」
「いや、失礼！とても魅力的ですよ〜女性として・・・」
　和やかな時間を過ごして部屋の中に戻り、治療にかかることになった。

　治療の前に部屋を見て歩いた。
「ここが仕事をする部屋・・・それから、こっちが来客応対用の部屋・・・それと、ここが寝室・・・」
「えっ？ベッドがふたつ？」
「一応・・・亜希さんと僕用かな？ハハハ・・・冗談、冗談！」
「もぉ〜〜佑一さんも冗談を言うんですね」
（あぁ〜ビックリした！一瞬、誘われてるのかと思っちゃった！）
「それと・・・こっちは来客用の寝室、部屋が無い時しか使わないけど・・・それから、ここが浴室で、そっちが洗面所・・・」
「うわぁ〜広くて素敵な浴室ですね〜夜景が見えて・・・」
「今晩、泊まるんでしたら、ゆっくり使ってください」
「・・・・・・・・・」
「それじゃあ、どこの部屋で治療しましょうか？」
「ふぅ〜ん・・・仕事の部屋は窮屈だから・・・応接の部屋はソファしか・・・やっぱり、使っていない来客用の寝室がいいかしら？」
「そうですね〜ソファにベッド・・・落ち着きますね〜」
　佑一はこうしている時間も、亜希の反応が楽しかった。
（そのうち、どこででも犯して悦ばせてやるよ・・・）
　佑一は亜希と来客用の部屋に入った。

　部屋の灯りを点けると、暖かいオレンジ色に包まれた。
「落ち着いてて素敵なお部屋・・・」
「それじゃ、そこのソファに腰掛けて・・・深く・・・ゆったりと・・・」
「ふぅ〜〜少し興奮しちゃったみたい・・・大丈夫かな？」
「大丈夫・・・ほら、今、静かな音楽をかけてあげよう〜」
　佑一が壁のスイッチを押すと、静かな曲が流れてきた。
「ふぅ〜いぃわ〜」
「それでは・・・目を閉じて・・・いいですか〜？・・・・・・・・・」
　佑一は亜希に催眠術をかけ、前回と同様、自分に従うようにした。
「淫らな亜希・・・本性を現して思い切り乱れるがいい・・・」
　佑一は呪文のように亜希に呟きながら、亜希の着衣を脱がせていった。
　靴を脱がせ・・・亜希の脚を撫で、太股の奥まで両手を這わせ、スカートをゆっくり下に引き下ろした。
「どうですか？気分は・・・亜希・・・気持ち良くなりたいですか？」
「はい・・・淫らに乱れたいです・・・あなたが欲しいです・・・」
（本当に同じ亜希なんだろうか？正気でも亜希は乱れるのか？）
　佑一は催眠状態の亜希ではなく、正気の亜希を犯してみたくなった。
「僕にどうして欲しいのですか？」
「亜希を・・・わたしをメチャメチャに愛して・・・身体中で感じさせて・・・」
　佑一はブラウスのボタンをひとつずつ丁寧に外していった。
「亜希のオッパイがブラからはみ出してるよ〜」
「あぁ・・・熱い・・・早く、ブラを外してぇ〜〜」
　亜希は身を捩って両手で自分の乳房を揉んで訴えた。
（堪らないな・・・こんなにいいオンナが・・・どんどん淫らになっていく）
　佑一がフロントホックのブラを外すと、プルッと乳房が揺れた。
「プルプルとキレイなオッパイが揺れてるよ〜僕を誘ってるのかな？」
「あぁぁぁ・・・お願い・・・揉んでぇ〜吸ってぇ〜〜はぁ〜っ・・・」
　佑一は小さなスキャンティだけの姿になった亜希を眺め、そのスタイルの良さと肌の美しさに溜息をついた。
「ふぅ〜〜いぃオンナだ・・・今、揉んでやるよ〜」
　佑一は亜希の乳房を揉みながら乳首を口に含み舐め回した。
「あぁぁあっ・・・あ、あぁ〜〜〜はぁ、はぁ、はぁあっ・・・」
　佑一は乳房を愛撫しながら片手をスキャンティに伸ばし、ふっくらとした恥丘から淫唇のワレメを中指で擦り始めた。
「亜希はイヤらしいね〜もぅ、グチュグチュに濡れてるよ〜後で穿けなくなると困るから脱ごうね」
「あぁああああ〜〜〜あぁ〜あぁ〜あ、あ・・・脱がせて・・・はぁ・・・」
　佑一は亜希の足元に回って足元までゆっくり引き下ろした。
「亜希のここは淫らで愛しいよ・・・その前に、その可愛い上の口で僕のオチ××ンを舐めて欲しいな？」
「あぁ〜〜亜希、あなたのオチ××ン舐めたいわ〜〜玉も・・・」
（玉も〜本当か・・・本当に催眠状態なのか？）
「それじゃ、僕も亜希のオマ×コを舐めてあげるからね！」
「嬉しい・・・ねぇ〜早くぅ〜〜」
　佑一は亜希の身体をベッドに移し、シックスナインの体位をとった。

　ベッドに移すと、ソファの窮屈さが無くなり、大胆に愛撫できた。
　佑一は素早く裸になり、亜希の口唇に膨張した肉棒の先を押し当てた。
　亜希は両手で肉棒を握り、亀頭の括れを舐め舌を回し根元まで咥えた。
「うっ・・・あ、あ・・・はぁ、はぁ・・・巧い・・・」
　亜希は玉袋を指先で優しく撫で、袋の上から玉を口に含み舐め始めた。
「うっわっ・・・あぁ〜ぁっ・・・・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・ヤバイ・・・」
　佑一は堪えきれなくなりそうな快感を感じ、亜希の股間に顔を埋めた。
　両手で淫唇を広げ、淫らな液に濡れた敏感な肉芽を舐め、指で淫壷の縁から菊蕾まで優しく撫で始めた。
「あぁああああっ・・・はぁ、はぁ、はぁああああ〜〜〜」
　亜希は佑一の愛撫で肉棒から口を放し、大きな喘ぎ声を上げた。
　佑一は舌を淫壷の中まで挿入して入り口近くを舐めながら、指を菊蕾に挿入し擦り始めた。
「あわゎゎゎ、はぁっ・・・あぁ〜あぁ〜ああああっ・・・いぃ〜〜っ・・・」
（もぅ我慢が出来ない・・・スキンを着ける前に生で・・・）
　亜希の両脚を抱え太股の上に乗せて引き寄せ、淫壷に挿入した。
「あぁ・・・あぅっ・・・これだ・・・はぁ、はぁ・・・締まるぅ〜あわわっ・・・」
　肉棒を波打つように締め付ける亜希の淫壷を堪能し、射精感を堪えながら挿入を繰り返した。
「あぁ〜あぁ〜あぁああああ〜〜〜っ・・・いぃ〜いぃ〜もっとぉ〜〜」
　亜希の激しい乱れに昂ぶりながら、佑一は腰を押し付けて回転させた。
「あぁうっ・・・はぁ、はぁっ・・・あぁ〜〜いぃ・・・イッくぅううう〜〜」
　大きな収縮が淫壷に起こり、佑一は肉棒への快感に浸っていた。
（この快感・・・あぁ・・・毎日でも感じたい・・・）
　絶頂感に震える亜希をさらに責めたて、繰り返し昇りつめさせた。
（あぁ・・・もぅ、ダメだ・・・亜希の美味しいお尻に入れたら出てしまう）
　佑一はスキンを着け、再び亜希の淫壷に挿入し一気に射精した。
　ドクドクドックン・・・
　白濁の液が押し出されるように吐き出された。
（ふぅ〜〜良かった・・・亜希に服を着せないと・・・）
　快感で意識を失った亜希に下着を着け、衣服を着せてソファに移した。

　パン！パン！
「はい！目を開けて！」
　亜希は静かに目を開け佑一を見た。
（本当に気づいてないだろうな・・・？）
「どうですか？」
「は、はい・・・少し身体がだるいけど・・・心地良い疲れみたいな・・・」
「目を開けるまで、どんな感じだったの？覚えてる？」
「いぃえ・・・でも・・・すごく気持ちがいい感じがして・・・眠れそう〜」
「そう、それは良かった・・・それじゃ、ここに泊まるといいよ」
「佑一さんは？」
「大丈夫、帰るから・・・」
「そう・・・もぅ遅いから・・・大丈夫ですか？佑一さんも泊まれば・・・？」
「・・・・・・それじゃ、僕は向こうで・・・鍵は内側から掛かるからネッ！」
「わたし・・・お風呂に入りたいんですけど・・・」
「それじゃ、その間、フロントに行って話してくるよ〜妙な誤解をされると、亜希さんも困るだろうから・・・」
「スミマセン・・・気を遣っていただいて・・・」
　佑一は自宅に電話を入れ、フロントに下りていった。
（佑一さんにウソをつかせてしまったわ〜自宅への電話・・・）
　佑一が部屋を出た後、夜景の見える浴室に入り、ゆっくり過ごした。

　佑一はロビーのラウンジでコーヒーを飲み、時間を潰した。
「少し疲れたなぁ・・・亜希と普通にセックスしたいな〜毎週、ここで誰からも干渉されずにふたりで乱れられたら・・・」
　佑一は亜希の淫らな姿態を思い出しながら、思案に耽っていた。
「30分以上しないと亜希が起きてるだろう・・・今日はもう静かに寝かせてあげたい・・・でも後ろを味わえなかった」
　佑一は自分の中の矛盾に気づきながらも、一歩踏み出す勇気は無かった。
　いつの間にかラウンジでウトウトしていた佑一は、フロントに肩を揺すられ目を覚ました。
「うん？あ、ありがとう〜すぐに部屋に戻るから・・・」
　時計を見ると。１時間以上の時間が経っていた。
「あぁ〜ぁ！何か疲れも取れて元気になっちゃったなぁ〜もう大丈夫だろう・・・部屋の戻るか〜」
　佑一はエレベータで最上階まで行き、自分の部屋に戻った。

　部屋の戻り浴室を見ると、もう灯りは消えていた。
（１時間も経っていれば部屋に戻ってグッスリかな？）
　佑一は亜希の部屋に行きノックをしたが、中からは何の応答も無かった。
（ふぅ〜やっぱり寝たか・・・僕も湯に浸かって眠るとするか・・・）
　佑一は衣服を脱いで浴室に向かった。
　灯りを点け浴室のドアを開け中に入った。
「キャァ〜〜！」
　亜希の声だった。
「亜希さん！まだ居たんですか？だって、灯りが消えていたし・・・」
「す、済みません・・・夜景を見るのに暗いほうがロマンチックで・・・」
「でも、もう１時間も経ってますよ〜風邪を引いてしまうよ！早く湯に浸かって・・・温まって・・・」
「でも・・・佑一さんは？」
「ぼ、僕は・・・向こうで夜景を見てますよ・・・」
「灯りを・・・消して・・・」
「あっ、はい・・・」
　佑一は壁の消灯スイッチを押し、亜希と代わって窓際に移った。
　亜希はタオルで前を隠し、バスタブに浸かった。
「どうして・・・？眠くならなかったの？」
「いえ・・・眠かったんですが・・・夜景を見ていたら、いぃ気分に・・・」
（本当に可愛い女だ・・・淫らな亜希と同じだとは・・・）
　佑一はバスタブの方を見遣った。
　無灯の浴室だったが、次第に目が慣れ亜希の姿も見えるようになった。
（さっきの佑一さん・・・話しながらアソコが急に大きくなってたわ・・・どうしよう・・・見ちゃった〜洋一郎さんと同じくらい・・・）
　亜希はなかなかバスタブから出るタイミングをつかめないでいた。

　しばらく膠着状態が続いた。
　佑一はムズムズしていた気持ちに我慢が出来ず、亜希に声をかけた。
「亜希さん、もう出ないと湯あたりするよ〜」
「は、はぃ・・・佑一さんも風邪を引くわ〜あぁ・・・」
「大丈夫かい？」
　佑一は慌てて亜希に駆け寄り、亜希の身体をバスタブから引き上げた。
　自分の胡坐の中に亜希の尻を置き、左腕を亜希の腋の下に回し、右手で冷水に浸したタオルで顔を拭った。
「す、済みません・・・はぁ、はぁ・・・もぅ、平気です・・・」
「まだダメだよ〜僕は医者だよ！ほら、大きく深呼吸して・・・」
　佑一は優しく亜希を介抱し、プルッとした乳房の下に手を当てた。
「落ち着いてきたようだね・・・心拍も安定してきた」
「佑一さん・・・」
　亜希の右手は佑一の股間から飛び出したような肉棒に触れていた。
　亜希は自分が裸を抱えられ全てを見られ触れられていることや、肉棒に触れてることを佑一に目で訴えた。
「あぁ、ゴメン！」
　佑一は少し照れ笑いをし、亜希の身体を起こし浴室の外まで寄り添った。
「大丈夫かい？部屋までついていこうか？」
「いえ、大丈夫です・・・佑一さんが風邪を引いちゃいますよ〜」
　佑一は亜希の裸にバスローブを掛け、浴室に戻った。
（ふぅ〜〜アクシデント！もう少しだったのに・・・）
　佑一はチャンスを逃したことを悔しがりながら身体を洗った。

　佑一は欲求不満な気分で浴室を出て、冷たいものを飲んだ。
（やっぱり亜希の部屋を訪ねてみよう〜）
　冷たいドリンクを手に亜希の部屋のドアをノックした。
　コンコン・・・
　中から応答が無かった。
（もう寝たのかな？まさか、まだ何処かにいるのか？）
　佑一はドアノブに手を掛けた。
（あれっ？開いてる・・・ボォ〜として鍵を掛け忘れたのかな？）
　ドアを開け中に入り、亜希に声を掛けた。
「亜希さん、もう寝てるのかい？冷たい飲み物を持ってきたけど・・・」
　暗い部屋で目を凝らしてベッドを見ると、全裸のままで寝ている亜希の肢体が眼に入った。
　佑一は静かにベッドに寄り、亜希の寝姿を眺めた。
「亜希さん・・・いつも全裸で寝てるのか・・・でも何か掛けないと・・・」
　バスタブに浸かりすぎ、無意識に掛け布団を剥いでいたのだ。
「キレイな肌・・・」
　佑一は亜希の身体を撫で始めた。
（催眠状態じゃないから気づくと大変だよ・・・でも・・・抑え切れない）
　佑一はバスローブを脱いで裸になり、引き締まった太股を撫で、ヒップアップしたお尻を舐めた。
（夕方味わえなかった尻をどうしても・・・）
「う、ぅぅぅ・・・」
　亜希が身体を捩って寝返りをうち、仰向けになった。
　佑一は乳房をそっと指で撫でながら乳首を舐め回した。
「うぅ、うぅぅぅ・・・ふぅ〜〜」
　佑一はドキドキしながら亜希の両脚を開き、顔を埋めて淫唇を舐めた。
（うぅっ！・・・何？あっ！佑一さん？・・・洋一郎さんみたいなことを・・・男の人って素直じゃないのね・・・でも、しばらく気づかないフリを・・・）
　亜希は洋一郎が寝ている自分を犯しに来たことを思い出していた。
（グッショリ濡れてる・・・やっぱり亜希は淫乱なんだ・・・）
　佑一は寝ている亜希の淫唇が濡れている事を喜んでいた。
　亜希の腰を抱え、ゆっくり肉棒を挿入し始めた。
（あぁぁ・・・やっぱり最高だ・・・亜希のオマ××コは絶品だ）
　細やかに肉棒を刺激する亜希の淫壷を、佑一はジッと味わっていた。
「うぅぅ・・・あぁぁっ、誰？何を・・・あぁあああっ・・・」
「亜希さん、僕だ・・・佑一だ。そのまま・・・ネッ！受け容れてくれ・・・」
「あぁぁぁ・・・でも・・・はぁ、はぁ・・・」
「後で・・・後で・・・今は、このまま・・・亜希、好きだ・・・」
「佑一さん・・・」
　佑一は身体の力が抜けた亜希を抱きしめ、首筋や乳房に口づけし、腰を押し付けて回転させた。
「あぁ〜あぁ〜あぁ、あっ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　激しく腰を打ち付けるように挿入を繰り返すと、亜希は堪らず声を上げた。
「あぁあああああ〜〜〜〜い、いぃ・・・イッ、イッくぅううう〜〜〜」
　激しく収縮を繰り返す刺激を肉棒に受け、佑一は必死に堪えていた。
　亜希の身体を反転させ、淫壷に肉棒を挿入したまま、指を菊蕾に入れた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あっ、あっ、そこ・・・あぅ・・・いぃ〜い、いぃ〜〜」
　挿入を繰り返す動きに併せ、指を小刻みに菊壷の中で動かすと、亜希は一気に昇りつめていった。
「あぁああああ、だ、ダメ〜〜あぁ、あぁ、イッちゃうぅうううっ・・・・・・」
　小刻みにキュッキュッと締め付ける菊壷から指を抜き、佑一は肉棒を淫壷から菊蕾に移動させ、ゆっくり挿入した。
（うっおっ・・・あぁ〜スゴイ・・・キツイ締め付けだ・・・）
「あうっ・・・あぁふぅ〜あ、あ、あぁ〜〜いぃ・・・あぁ、あああっ・・・」
　佑一は亜希の尻を両手でつかんで引き寄せ、腰を打ちつけた。
　パン、パン、パン！
「あん、あん・・・あぁわぁあああっ・・・もぅ・・・イク、イクぅううう〜〜〜」
「あぁ〜〜僕も・・・イク・・・あぁ、イク・・・」
　佑一は懸命に射精を堪えた。
「あぁ・・・イってぇ〜イってぇ〜〜〜はぁ〜〜ぁ・・・」
「うっ、あぁああああっ・・・イク・・・・・・あぁ〜あぁ〜あ、ああっ・・・」
　亜希の菊壷の激しい収縮に堪らず、亜希の許しの声で一気に放出した。
　ふたりはそのまま折り重なるように眠りについた・・・。

　翌日、佑一が目を覚ますと、亜希の姿は無かった。
（どこに？怒って帰ったのだろうか・・・？）
　佑一は部屋の中を捜してみるが見つからず、仕方なくシャワーを使おうと浴室に入った。
「あっ！おはようございます・・・」
　亜希は恥ずかしそうに目を伏せ、佑一に挨拶をした。
「お、おはよう〜」
　佑一は黙ったまま身体を洗い流し、亜希の身体を後ろから抱いた。
「夕べはゴメン！亜希が魅力的で我慢が出来なかったんだ・・・」
　湯に浸かったまま、佑一は亜希の乳房を後ろから揉みながら話した。
「そんなことを言いながら、この手は何ですか？」
　イジワルっぽく少し笑いながら亜希は佑一の手をつかんだ。
「あぁ〜どうしても、傍に居ると触っていたくなるんだ、亜希は・・・」
「どうしよう・・・？」
「あぁ、亜希は今までどおりで・・・頼むよ！優美の世話とは別に、僕と別契約をしてほしい・・・
　怒るかもしれないけど・・・それが一番いい方法だと思うんだ・・・」
「・・・・・・・・・」
「本当は・・・亜希が好きだ・・・だけど、今すぐどうにもならないし、かと言って、君と離れるのはイヤなんだ。こうしていたい・・・だから、とりあえず、僕の提案を受けてほしい・・・」
「・・・・・・愛人・・・ですか？」
「そういう言い方は好きじゃないけど・・・僕は君に夢中なんだ！」
　亜希は洋一郎から貰った１年間の報酬で、お金は充分に持っていたが、佑一がそうしたいのなら、それもいいかと思った。
（わたしは身体を満足させてくれれば何もいらないのに・・・洋一郎さんも佑一さんも、男って・・・）
「少し・・・考えさせて・・・わたし、佑一さんをキライじゃないわ〜」
「ありがとう・・・」
　佑一は亜希の乳房を揉みながら、片手を伸ばして股間を擦り始めた。
「あっ、あぁ・・・佑一さん・・・ズルイわぁ〜まだＯＫしてないわ〜」
「こうしてて、そんなこと言われても・・・今更・・・」
　佑一は背中から首筋に口づけをし、耳から髪の生え際を舐めていた。
「あぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　亜希は自然と両脚を開いて投げ出し、佑一の手の動きを楽にした。
「今日の予定、特別なことがなければ・・・一日中・・・ネッ！」
　亜希は佑一の肉棒を後ろ手に探して握り、佑一の問いに応えた。