７．岩科家�@

　ヨーロッパをフリーで旅をした亜希は、各地で奔放なセックスを経験し、愛撫の違いや性器の大きさ、長さの違いにも驚いた。
（世の中って広いわ〜観光旅行というより海外淫行って感じね！ウフッ・・・）
　３月の終わり頃に帰国し、洋一郎と佑一ふたりと逢ったが、３人でのプレイもそんなに興奮することも無くなっていた。
（あまり執着心は持たなくても・・・）
　亜希は４月から行く岩科家では、ひたすら本業に徹しようと思った。

　約束の第一土曜日に、亜希は岩科家のある郊外に向かった。
　ピンポ〜ン・・・
　ドアを開けて出てきたのは、40歳位の紳士風の男だった。
「あのぉ〜早瀬と申しますが・・・」
「あぁ、岩科です。どうぞ、お入り下さい」
（えっ？若いわ〜40歳ぐらい？これで教授って言うと、優秀なんだわ〜）
　岩科に案内され、重厚な感じの応接室に入った。
「今、大輔を呼んできますので・・・」
　しばらくすると、愛らしい顔をした大輔が現れた。
「来週から大輔の勉強などを教えてくれる先生だよ〜」
「早瀬 亜希です。ヨロシクね！」
「はい、岩科 大輔です」
　大輔はしっかりした発音で受け答えをした。
「しっかりしてますね〜」
「去年、女房が亡くなって・・・それから、妙にしっかりして・・・」
「奥様、お亡くなりに・・・それは大変ですね・・・」
「亜希さんは、22歳でしたね〜お若いのに評判が良くて・・・」
「そんなこと・・・あのぉ〜ここには・・・どなたがお住まいなんですか？」
　旧家を思わせる屋敷について尋ねた。
「あぁ、済みません。自己紹介もしなくて・・・僕は岩科 真輔、これはひとり息子の大輔です。後は、夕方までの家政婦さんがいるだけです」
「勿体ないですね〜素晴らしいお屋敷なのに・・・」
「岩科の家は、代々、学者の家で・・・考古学を父も祖父もやってまして・・・亜希さん、お気に入りでしたら・・・住み込みでも結構ですが・・・？」
「本当ですか？・・・そうですね〜通いも大変ですけど・・・」
「住み込んでいただけるのなら・・・あつかましいようですがお願いが・・・」
「何でしょう？」
「家政婦さんが、どうしても夕方までしかいられないと言うので・・・僕が戻るまで、この大輔の面倒をみていただければ・・・？」
「・・・・・・その件は、明日か今晩、お電話します」
　亜希は自分の時間が無くなることや、佑一たちと逢えなくなるかも知れないと思い、即答を避けたのだった。
（土日は真輔さんもいらっしゃるだろうし・・・解放されれば・・・）
　亜希は条件付で住み込みを承諾した。

　翌日の日曜日、亜希は佑一とホテルで過ごしていた。
「奥さん、亡くなっていたのか・・・お気の毒に・・・まだ若かっただろうに・・・岩科さんも、お子さんも大変だな〜」
「まだ、30歳前だったみたい・・・岩科さんは40歳らしいけど、奥さんは大学の教え子で、一回りも年下だったということよ・・・」
「ふぅ〜ん・・・大丈夫かい？」
「何が？」
「40歳は男盛りだよ〜住み込みなんかして・・・」
「あら？嬉しいわ〜心配してくれてるんだ〜佑一さん」
（いくらなんでも・・・親子ほど年の離れた男に・・・何も感じ無いわ〜）
「そりゃぁ、まぁ〜可愛い僕の亜希だもんな〜」
「えぇ〜っ！？僕の〜〜？」
「違うのかい？」
「ふぅ〜ん・・・どうかなぁ〜〜」
「こいつぅ〜」
　佑一は亜希の身体を羽交い絞めにして肉棒を淫壷に挿入した。
「あぁ〜あぁ〜ん・・・ずる〜ぃ・・・はぁ、はぁ、はぁあぁ〜ん・・・」
　艶のある声を出して悶える亜希を、佑一は激しく責めたてた。

　その日の夕方、亜希は１週間分の着替えや荷物等を持って岩科の家に向かった。
（昨日、佑一さん、張り切ってたわ〜本気で心配しちゃって〜ウフッ！）
　亜希は真輔に挨拶を済ませ、部屋に案内してもらった。
「この部屋をお使いください〜足りないものがありましたら言って下さい」
　真輔は亜希を部屋に案内すると、自分の部屋に戻った。
　大輔はもう寝てしまったようで、広い屋敷はひっそりとしていた。
　亜希が１時間ほどかかって部屋作りをし終えた頃、真輔が訪ねてきた。
「亜希さん、お風呂も入れますので、いつでもどうぞ〜」
「いえ、真輔さんがお入りになった後でいただきますから・・・」
「そうですか・・・僕はまだ接合などの作業があるので・・・いつになるか・・・？」
「接合・・・ですか？」
「えぇ、発掘した土器を張り合わせているんです。まぁ、一種のジグソーパズルのようなものですね〜」
「大変ですね〜それじゃ、お先に使わせていただきます」
　亜希は真輔の言葉に従って入浴をした。
　亜希が浴室から出て真輔の部屋を覗くと、懸命に土器と接する姿が映った。
（本当に熱心な方ね〜でも、結構、こういう姿って、カッコいいわ〜）
　亜希は真剣な真輔の横顔に、頼りがいのある男の姿を見たような気がした。

　岩科家での亜希は忙しく過ぎていった。
　大輔の教育から食事以外の全てをこなしていた。
（ふぅ〜〜これじゃ、佑一さんたちと遊ぶ暇も無いわ〜）
　真輔は毎日帰宅が遅く、帰ってきても部屋に閉じこもって研究をしていた。
（これじゃ、毎日、ストレスばっかり・・・あぁ〜早く思い切り乱れたいわ〜）
　亜希は日々のストレスを佑一や洋一郎と淫らに交わることで晴らしたかった。
　金曜日の夜、真輔の帰宅を待って帰ろうと支度をしていた。
「ただいま〜」
「お疲れ様でした・・・今日も大輔君は順調に・・・それでは・・・」
　亜希が帰ろうとすると、真輔に呼び止められた。
「亜希さん、もし、良かったら・・・明日、発掘現場に行ってみませんか？」
「発掘現場ですか？」
「そう〜大輔も一緒に・・・実は近くの小高い丘から石棺が出まして、市の埋蔵文化財研究室が発掘調査していたんですよ〜
　高速道路が出来るので、また埋めてしまうんですが・・・その前に〜」
「でも、わたしは、そちらの方面は全く無知でして・・・」
「装飾品なんかも出てますから、きっと楽しいですよ〜その時代の人々の暮らしやオシャレ・・・・・・・・・時空を超えた出会いが・・・」
　日頃は無口な真輔が夢を見る少年のような瞳を輝かせていた。
　亜希は話の内容より、そんな真輔に好奇心が沸き、行くことにした。

　土曜日の朝食を終え、早速、発掘現場に出掛けた。
　研究室の人や発掘の人たちは土曜日でお休みだった。
「構いませんよ〜研究室には僕の教え子もいて、許可をもらっているから・・・」
　そう言うと、真輔はキレイに整備された現場の中に入り、見て廻った。
「亜希さん〜ほら、見てください〜この首飾りなんて今でも流行りそうでしょ？」
　真輔は現場事務所から埋蔵品を持ち出し、子供のようにはしゃいでいた。
　大輔はそんな父親にくっついてバタバタと走り回っていた。
（ふぅ〜〜ぅ・・・やっぱり佑一と逢ってれば今頃・・・あぁ〜ぁ・・・）
　亜希は自分の乱れる姿を想像して溜息をついていた。
　大きく掘られた穴を覗き込んでいる時、亜希は足を滑らせて落ちそうになった。
「危ない！！大丈夫ですか？」
　亜希の落ちそうな身体を真輔が後ろから抱えるようにして抑えていた。
「良かった・・・」
「スミマセン・・・あのぉ〜その手を・・・」
　真輔は助けようとして亜希の乳房を掴んだままだったのだ。
「あっ、ゴメン・・・」
　少し照れ笑いを浮かべて、頭をペコッと下げた。
（もぉ〜ストレス溜まってるんだから疼いちゃうわ〜）
　その時、亜希は真輔の股間の堅い物が亜希の尻に触れていたのに気づいた。
（真輔さんもオトコなんだわ・・・わたしの胸に刺激され・・・ウフッ！）
　その後、石棺に描かれた絵画をデジカメで撮影したり、遺物を調べたりして、あっと言う間にお昼になり、岩科の家に戻った。
「亜希さん、あまり面白く無かったですか？スミマセン・・・」
「いえ、そんなことは・・・」
「食事が終わったら、大輔に昼寝をさせてもらえますか？」
「えぇ〜その後で、シャワーを遣わせて頂いて帰りたいのですが・・・」
「あぁ、そうですね〜土日は・・・それじゃ、明日の夜ですね？」
「はい、月曜日がありますので、明日の夜には戻ってきます」
　３人は昼食を摂り、大輔は昼寝をし、亜希は帰る前のシャワーを浴びた。

　亜希が浴室から出て身体を拭いている時、誰かに見られている気がした。
（まさか・・・？真輔さん？いや、あの人に限ってそれは無いわ・・・）
　亜希はさり気なく様子を窺うと、ドアの隙間から誰かが覗いているのが分かった。
（大輔君ってことは無いから・・・えぇ〜っ？マイッタわ〜あの真輔さんが・・・）
　いつもなら濡れた髪はバスローブを着けてからドライヤーをかけるのだが、亜希は全裸のままでブローすることにした。
（今日のわたしの胸が刺激的だったのかしら・・・寝てる子を起こしたの・・・？わたしの身体を見て満足するなら、少しの間・・・見せてあげようかな・・・）
　亜希は発掘現場での真輔の子供のような顔を思い出し、覗きを許すことにした。
　身体を捩って角度を変え、あらゆるところが見えるようにした。
（あぁ・・・イヤだわ〜見られてると思うと・・・はぁ、はぁ・・・濡れて・・・）
　亜希は姿無き男の視線に犯されてるような気分になっていた。
（あぁ・・・乳首が・・・アソコから淫らな液が太股に・・・あぁ〜どうしよう・・・）
　ドアの隙間から男の喘ぐ声が僅かに聞こえてきた。
（やっぱり・・・わたしを見て・・・まさか、オナニーを・・・？）
　亜希は限界だと思い、洗面所のお湯を勢い良く出して手を洗った。
　ドアの向こうの男は、慌てて姿を消したようだった。
（ふぅ〜〜これで帰れる・・・でも、奥様を亡くして不自由してるんだわ・・・）
　亜希は真輔に同情し、自分がどうすればいいか困っていた。

　亜希は身支度を整えた後、真輔に挨拶をするため部屋に向かった。
　コンコン・・・
「どうぞ〜」
「あのぉ〜明日の夜には戻りますので・・・」
　亜希は真輔の呼吸が乱れているのを見逃さなかった。
（やっぱり・・・真輔さん・・・ふぅ〜〜）
「奥様のお話し、聞かせてくれませんか？」
「どうして？」
「大輔君の教育の為です。あの年齢で母親を失うのは影響が大きいので・・・」
「大輔が母親を恋しがっているとでも？」
　真輔は机の書類から目を離さないまま会話を続けていた。
（私のほうを見るのが怖いのかしら？覗きをしてた負い目・・・？）
「そうじゃありません。母親がいればカバーされる部分が多いということです。だから、どんな女性だったかお聞かせいただければ・・・」
「亜希さんとは全く違うタイプの女性で・・・」
　真輔は懐かしく想い起こしているようで、遠くを見るような目で話し始めた。
「亡くなったのは、去年の秋・・・もう半年以上経つ・・・２８歳、一番いい時だった・・・・・・」
「何が・・・一番いい時だったんですか？」
「えっ？あぁ・・・女性として・・・さらに充実する年齢だった・・・」
「そうですね・・・わたしはまだ２２歳、子供みたいなものですね」
「あっ、いや、別に、亜希さんが魅力が無いなんて言ってませんよ〜誤解しないでください。亜希さんは充分魅力的ですよ！」
「それはどうも・・・」
（だから興奮してたんでしょ！年齢なんか関係ないんじゃない〜要するに、欲求不満な時は、どんなオンナの裸でも興奮するってこと？）
　亜希は真輔の亡くなった奥さんと比較されたようで、気分が悪かった。
「郷土研究が好きで・・・よく一緒に歩き回った・・・優しくて美しくて・・・・・・」
　真輔が亡き奥さんを愛していたことは充分亜希に伝わった。
（それと男としての生理とは別物なのかしら？わたしは性欲の対象ってこと？そうだとしたら・・・失礼しちゃうわ〜わたしにもプライドがあるのよ！）
　亜希は男という生き物を分かっていたようで分かっていないと思った。
「今でも奥様を愛してらっしゃるんですか？」
「そりゃぁ、まだ半年だからね・・・忘れることは出来ないね・・・」
「それじゃ、新しい恋なんて出来ませんね？」
「うぅ〜ん・・・難しい質問だね・・・」
「４０歳というと、わたしには父親に近い年齢に感じますが、一般的には、まだ現役バリバリって感じですよね〜働き盛りですか？」
「そうだね〜でも、亜希さんは亡くなった妻とそんなに変わらないよね〜だから僕にとって亜希さんは子供というよりひとりの女性ですね・・・４０歳・・・微妙な年齢ですね・・・丁度、中間的な年代で・・・確かに働き盛りだし、男盛りですよね〜」
「男盛り・・・？」
「あぁ、失礼・・・まぁ、男として熟し始めた頃でしょうか・・・」
「それじゃ、奥様を亡くされて・・・男としては、どうなさってるんですか？」
　亜希の矢継ぎ早の質問に真輔は少々困っていた。
「男としては・・・適当に・・・」
「えっ？」
「ですから・・・まぁ、適当に処理をして・・・」
「えっ、あっ・・・スミマセン！イヤだわ〜恥ずかしい・・・そういうことをお聞きしたんじゃなくて・・・４０歳で奥様を亡くされて、男としては再婚など含め、新しい展開を望むのかと・・・？」
「あぁ、そういうことですか！いやぁ〜僕の方が恥ずかしいなぁ〜ハハハ〜〜」
　亜希は顔を赤くして照れ笑いをする真輔に真面目な人間性を感じた。
　同時に、何気なく真輔の股間に視線を向けると、勃起している肉棒を察した。
（どうして勃起していられるのかな？わたしの裸の強い効力？ウフッ！）
　真輔は自分の股間の盛り上がりに気づいていない様子だった。
「それじゃぁ、わたしはこれで・・・」
「あぁ、気をつけて〜」
　亜希は佑一のホテルの部屋に直行することにした。
（佑一さんに電話して・・・今晩は思い切り乱れたいわ〜メチャメチャに可愛がってもらいたい・・・あっ、洋一郎さんも・・・それはそうと真輔さん、あの後、自分で慰めたのかしら？）
　亜希は１週間のストレス解消の為に、急いでホテルに向かった。

　翌日の日曜日、亜希は夕方早めに岩科の家に戻った。
「ただいま戻りました・・・」
　相変わらず部屋で仕事をしていた真輔に挨拶をした。
「早かったですね〜」
　亜希はそのまま無言で自分の部屋に入った。
（全くぅ〜〜佑一さんは学会で帰って来ないし・・・洋一郎さんは取引先と旅行に行ってて・・・あぁ〜ぁ、ストレスの塊〜〜）
　亜希は自宅から持ってきた荷物を片付けながらブツブツと呟いていた。
　お風呂に入って寝てしまおうと思い、真輔の部屋に行った。
「あのぉ〜お風呂に入ってもいいですか？」
「えっ、あぁ、モチロン！もう寝るんですか？」
「はい・・・ちょっと疲れまして・・・」
「じゃぁ、ゆっくり入ってお休みなさい〜」
　亜希は大輔の寝顔を見て浴室に入った。

　真輔は昨夜見た亜希の湯上りの裸を思い出していた。
（亜希さん、お風呂か・・・キレイだったなぁ〜スタイル抜群だし・・・あの乳房の見事な形・・・あのアップしたお尻・・・長くて締まった脚・・・あぁ〜〜思い出しただけで、また勃起してきた・・・）
　真輔はドキドキしながら浴室に向かった。
　浴室の中からは、亜希の身体を洗い流す音が聞こえてきた。
（肌も艶々として触ってみたいなぁ・・・）
　ドアを少し開け、息を殺して亜希の姿を捜した。
（居た居た・・・あぁ・・・いぃ身体してる〜死んだ女房には悪いけど・・・）
　真輔は亜希の裸を見ながらドアの傍でオナニーを始めた。
（うっ、うっ・・・はぁ、はぁ・・・あぁ〜〜イキそぅ・・・）
「誰！？そこに居るのは誰？何をしてるの？」
　亜希はドアの開いた僅かな隙間から流れ込む冷たい風を感じ、思わず叫んでしまった。
（真輔さんに決まっているのに・・・わたしったら、思わず叫んじゃった）
　亜希はタオルで前を隠し、ドアを開けた。
「真輔さん・・・」
「済まない・・・亜希さん、僕は・・・何と言うことを・・・」
　真輔は下半身を剥き出しにしたまま、立ち尽くしていた。
「わたしのこと・・・好きですか？」
「えっ？」
「わたしの裸だけに興味があったんですか？性欲の捌け口としてのわたしの裸が必要なんですか？あなたのそのマスターベーションとしてだけの存在なのですか？」
「・・・・・・分からない・・・きっぱり否定したいのだが、分からない・・・」
「そうですか・・・真輔さんらしいですね〜」
「はぁ〜？」
「そんなことは無い！って否定すればいいのに・・・正直ですね〜ウフッ！」
「だって、実際にこうして君の裸を見て、こんな真似を・・・」
「そうですね〜大学教授にあるまじき行為ですね！そんな立派なモノを剥き出しにして・・・フフフッ、もうしまわれたら？」
「あぁ、これは重ね重ね・・・面目ない・・・僕は、どうすれば・・・」
　真輔は慌ててズボンを引き上げ、大きく勃起した肉棒をしまった。
「わたし・・・キレイですか？」
「はい！それはもぅ、間違いなく！キレイです！！」
「その言葉にウソが無いのは分かります。もう浴室に戻りますよ〜」
「は、はい！風邪を引かれては・・・もっと困ります」
「ウフッ・・・じゃあ〜」
　亜希は優しく微笑みながら浴室のドアを閉めた。
（亜希さん・・・ありがとう〜あの笑顔は天使のようだ・・・）
　真輔は亜希に惹かれていく自分を抑え切れるか、自信が無かった。

　浴室に戻った亜希は、湯船の中で自分の身体を擦り溜息をついた。
（佑一さんと洋一郎さんに縛られているわけじゃ無いんだから・・・ふぅ〜〜わたし、欲求不満なのに・・・真輔さんのアレ、立派だった〜）
　亜希は自分の淫欲が佑一たちとのセックスで異常に強くなっているのを、昨日の夜から今日にかけて身体の疼きと共に感じていた。
（それは・・・自分自身、楽しんでいるんだから、悪いとは思ってないわ〜ただ、こういう状況の時は、どうすればいいのかと・・・）
　亜希は自分が真輔に問い質した言葉を自分に繰り返していた。
『性欲の捌け口として、真輔さんの欲求不満を利用していいの？』
　生意気に真輔に向かって言った自分が恥ずかしかった。
（自分だって、愛があるセックスをしてるわけじゃないくせに・・・）
　確かに佑一や洋一郎とのセックスに、愛があるとは思ってなかった。
　彼らにも亜希に対する愛があるとも思っていなかった。
（奥さんが居て、家族があり、地位も名誉もあるんだから・・・）
　そう思って、亜希は割り切って付き合っていた。
（愛があるフリをすれば、セックスがなお充実する・・・それだけ・・・）
　１週間、土日のセックスだけを楽しみにしていた亜希にとって、佑一たちに逢えなかったことは、単なる不運ではなく苦痛に近かった。
　かと言って、男の愛撫に馴れた亜希の身体は、自慰では満足できなかった。

　亜希は浴室を出て自分の部屋に戻り、いつものように裸のままベッドに入った。
（あぁ・・・眠れないわ・・・真輔さんはどうしてるのかしら？）
　その頃、真輔も悶々とした時間を過ごしていた。
（マイッタ・・・この僕が・・・仕事が手につかないなんて・・・亜希さん・・・）
　真輔は仕事を止め、お風呂に入って邪念を洗い流そうと思った。
　頭から何度も湯を被り、身体を力強く洗い、ゆっくり湯に浸かった。
　亜希は眠れずにベッドから起き出し、ナイトガウンを素肌に掛けて部屋を出た。
（もう一度、お風呂に入って、気分転換しなきゃ・・・眠れないわ・・・）
　火照る身体を持て余す経験なんて無かった亜希にとって、こんな夜は想像だに出来なかった。
「あれっ？あぁ、真輔さんがお風呂使ってるわ〜」
　仕方なく洗面所を出ようとした時、真輔が浴室の中から声を掛けてきた。
「亜希さん？どうしたの？また入るの？」
「えぇ、スミマセン〜真輔さんが入っているの知らなくて・・・眠れないので・・・もう一度入ろうと思って・・・」
「・・・・・・もし、良ければ・・・一緒に・・・入らないか？」
「えっ！？・・・・・・」
「ゴメン〜気分を害したかな？変な気持ちじゃなく・・・純粋に君と・・・」
　亜希は真輔の真面目さが怖かった。
（佑一さんたちとは違う・・・真摯さは魅力だけど、重くもある・・・）
　亜希はしばらくの間その場で考え込んでいた。
「もう、出るから・・・ちょっと外に居てくれないかな？」
「は、はい・・・」
　真輔は亜希の返事が無いので、交替することにしたのだ。
　まもなく真輔がパジャマ姿で出てきた。
「湯冷めしないように・・・早く寝るんだよ・・・」
　真輔の優しい笑みと言葉が、亜希には辛く感じられた。

　亜希は湯に浸ってどうしようか思案に耽った。
（このままじゃ・・・でも真輔さんに悪いわ・・・もしかして真輔さんも・・・）
　亜希は自分とセックスすることが真輔の為にもいいと思いなおした。
（健康的な男盛りの人が、ご馳走を目の前にして禁欲じゃ・・・そうよ！）
　亜希は浴室から出るとバスローブに身を包み、自分の部屋に戻らずに真輔を訪ねた。
　コンコン・・・
「はい・・・」
「亜希ですが・・・もうお休みですか？それともお仕事中・・・？」
「いえ・・・今夜はどうも・・・仕事も捗らず、寝るに眠れず・・・」
「それじゃ、少し・・・お話でも・・・」
「いいですよ・・・どうぞ〜」
　亜希はドアを開けて真輔の部屋に入った。
「湯上りのままですか？風邪を引きますよ〜」
「平気ですよ！わたし、いつも裸で寝てますから・・・」
「裸のまま・・・ゴクッ！」
　真輔が小さく生唾を飲み込む音がした。
　亜希は真輔の視線を意識しながら、脚を交差させて組み椅子に座った。
（白くて長い脚だな・・・あっ、太股の奥が・・・またその気なっちゃうよ〜）
　真輔の脳裏には、洗面所で覗き見た亜希の艶かしい肢体が焼きついて、亜希の何気ない仕草からでも、すぐに劣情に火が点いてしまいそうだった。
「今夜はどうして眠れそうに無いのですか？」
「し、仕事が捗らないから・・・亜希さんは？」
「わたしは・・・慌しくて妙に神経が・・・」
　亜希は応えながらバスローブの裾を直そうと上半身を前に屈めた。
　バスローブの胸の袷から、プルプルした形の良い乳房が零れそうに見えた。
（あっ・・・堪らない！あぁ・・・我慢が・・・）
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」
　押し殺した真輔の興奮した呼吸音が、静かな部屋の中に響くようだった。
　パジャマのズボンの股間が、目に見えて大きく膨らんでいた。
「真輔さん・・・また・・・」
　亜希は真輔の股間を指差して言った。
（もう限界ね・・・真輔さんがその気になれば、わたしは・・・）
「ゴ、ゴメン！つい・・・はぁ、はぁ・・・亜希さんが魅惑的だから・・・」
「それじゃあ、わたしのせい？わたし・・・真輔さんの傍に居られない・・・」
「いや、そういう意味じゃ・・・僕が節操が無いから・・・」
「奥様に義理立てなさるのも分かりますが・・・こう言っていいのかどうか・・・亡くなった方は、真輔さんの欲求を慰められません・・・愛していらっしゃるのは良いのですが・・・真輔さんもご自分のことを・・・それに・・・大輔君のことも考えれば、再婚は早めの方がいいのでは・・・？」
「そうですね・・・いくら想っても、亡くなった妻は帰っては来ない・・・心の淋しさは性欲を満足させられない・・・心身共に充実させるには、やはり新しい恋愛、伴侶を考えるべきかな〜？」
　考え深く悩む真輔の横顔に、亜希の淫壷がキュンと反応し、淫液が溢れた。
「大輔君が幼いうちじゃないと・・・なかなか継母と上手くいかないと思うし、真輔さん自身、わたしと一緒に居るだけで、昂っちゃうんじゃ・・・」
「そ、そうですね・・・新しい出会いはすぐには・・・性欲を専門の女性に処理してもらうのも、あまり気が進まないし・・・」
「いつも、そういうところに？」
「えぇ、恥ずかしながら・・・自分で慰めていても虚しいので・・・でも・・・結局、そういうところに行っても、終わると虚しさが大きくて・・・」
　亜希も真輔も押し黙った時間が流れた。

　長い静けさの中、亜希は真輔に言葉を掛けた。
「わたしを欲しいのですか？・・・わたしと居るだけでその気になるのは・・・」
「・・・・・・分からない・・・単なる欲求不満から欲情してるのか？心から亜希さんを求めているのか？・・・・・・分からないんだ・・・あなたはキレイでスタイルも良く、女性の優しさも賢さもあり、理想的な女性だと思います。でも、出会ってから時間も経ってないし、お互いに知り得ていない・・・」
「欲情する性欲だけが先行してる？」
「なのかも知れない・・・それに、亜希さんもお付き合いしてる男性が・・・？」
「えぇ、２２歳の健康的なオンナですから・・・」
「そうですよね・・・」
　真輔は再び考え込んでしまった。
（特定の男は居ないって言えば良かったのかしら・・・？だけど、そうすると真輔さんを煽るようで・・・あぁ、わたしも・・・）
　お互いの欲情を押し殺した時間が、重く感じられる亜希だった。
「わたしのことより、真輔さん自身のことですよ〜まだこれから先が長いのですから・・・真剣に向き合わないと・・・」
「避けて通れない・・・ですよね・・・」
「欲情して反応するのは、わたしにだけですか？大学でも・・・？」
「いや、それはありません！学生や院生にもキレイな女性は居ますが・・・こんな風に欲情してしまうのは・・・亜希さんにだけです」
「それは、どういうことでしょう？単なる欲求不満なら、誰にでも・・・」
「そうですね・・・どうしてなんでしょう？」
「それは、わたしに問われても・・・真輔さんの内面の問題で・・・」
「スミマセン〜大輔の教育やお世話だけじゃなく、僕のことまで・・・」
　真輔は立ち上がって大きく背伸びをした。
「あぁ〜あ！ふぅ〜〜、亜希さん！」
　真輔は大きな吐息をついて亜希の名を呼んだ。
「は、はい〜」
「僕のこと、嫌いですか？いや、タイプじゃないですか？」
「・・・・・・考えてなかったので・・・でも、正直で真面目な方だと思います」
「そうですか・・・男としては、どうですか？」
　真輔はパジャマを脱ぎ捨てて素っ裸になり亜希を見た。
「キャッ！真輔さん・・・何を・・・」
（こんなに行動的な一面があったなんて・・・結構、情熱的なのかも・・・）
　亜希の前に突き出された真輔の肉棒は逞しく反り返っていた。
　佑一や洋一郎とは違い、色は濃く亀頭の傘が大きく根元が太かった。
（こんなのもあるんだ・・・十人十色って感じだわ・・・入れられたい・・・）
　亜希は経験の無い形や太さに出遭い、淫壷が疼き淫液が太股を流れた。
（後で気づかれたら・・・我慢しないと・・・それに、応じても最初から乱れたらマズイわ・・・真輔さんのようなタイプには、少しずつ淫らになっていくほうが・・・）
「年齢が離れているので・・・あまり考えられません。でも・・・優しいだけじゃなく逞しさもあり、その気になれば・・・」
　真輔はハッキリしない亜希に我慢が出来ず、亜希の身体を持ち上げた。

　真輔は亜希のバスローブを取り去り、亜希を素っ裸にした。
「し、真輔さん！乱暴はヤメテ！」
「ゴメン！ふぅ、ふぅ・・・乱暴にするつもりは無いんだ。亜希さん、僕を受け容れてくれないか？亜希さんにはオジサンのような僕かもしれないけど、僕は亜希さんを心身ともに満足させていくつもりだ・・・だから〜」
「待って！・・・それは、わたしとオトコとオンナとして、付き合っていきたいということですか？」
「そのつもりです」
「・・・・・・・・・しばらく待ってくれませんか？個人的なお付き合いは、大輔君にも影響します。慎重に考えないと・・・少なくとも、この１年は大輔君が中心でしょ？だったら真輔さんとのことも、しばらくは契約関係にしてください」
「契約関係・・・大輔のために亜希さんを雇ったのと同じように・・・？」
「そうです・・・この１年間はそのほうが大輔君にも真輔さんにも・・・割り切った形なら大輔君にも影響を与えなくても済みそうだし・・・真輔さんも、その間に、わたしとの相性も検討できるでしょ？無論、わたしにとっても同様ですが・・・」
　真輔は少し考えて応えた。
「そうですね・・・年若い亜希さんに諭されるなんて・・・情けない・・・こんな人間ですが、大輔ともども面倒をみてもらえませんか？」
「追加契約ですね？ウフッ・・・ふたりの時は大輔君を気にしなくても、真輔さんの気持ちを素直に出してくれてもいいですよ〜そうじゃないと、それがまたストレスになっちゃうと困るし・・・でも、大輔君の前では、絶対に男女の雰囲気を出さないでください」
「分かりました・・・亜希さんは、良妻賢母になれるタイプですね・・・才色兼備に加えて、素晴らしい女性だと思います」
「誉めすぎです。わたしなど、まだまだ未熟で・・・勉強中です」
「あのぉ〜早速ですが・・・奥の部屋に・・・」
「はい・・・」
　真輔は亜希を連れて、寝室に向かった。

　ベッドルームは整然として、ベッドの他にはソファとオーディオがあり、真輔は静かな軽音楽を部屋に流した。
「素敵ですね・・・落ち着いた雰囲気は、いい感じです」
「ありがとう〜亜希さん・・・今は大輔も居ないし、本気で愛したい・・・」
「真輔さんに任せます・・・」
　亜希は思い切り淫らになりたい気持ちを抑え、真輔に委ねた。
　真輔は亜希をベッドに仰向けにすると、しばらくその肢体を眺めていた。
「本当に見事な身体ですね・・・亜希さんがその気になれば、世の中の男は皆、亜希さんの虜になりそうだ・・・」
「わたしは外見だけですか？」
「そう言う意味じゃなく・・・」
　真輔は亜希の口唇にそっとキスをし、その口唇と舌で亜希の顔に口づけした。
　額から鼻、頬から耳へと真輔は味わうように口唇と舌を駆使した。
　その間、真輔の手や指は、亜希の身体を弄るように這い回った。
「あぁぁ・・・はぁ、はぁ・・・あぁわぁわわ・・・はぁ〜はぁ〜はぁ・・・」
　亜希の喘ぎは身体の火照りと共に少しずつ大きくなっていった。
「あぁ、亜希さんの肌は、手に吸い付くようだ・・・」
　真輔は亜希のキレイに盛り上がった乳房を下から揉み上げ、小さな乳首を口の中で転がしながら舐め回した。
「あぁぁああああっ・・・はぁ〜はぁ〜いぃ・・・ふぅ、ふぅ・・・あぁぁぁ・・・」
　亜希は極力淫らにならないようセーブしていた。
（本当は真輔さんのオチ××ンをしゃぶって自分から求めたいのに・・・）
　真輔の愛撫は祐介たちより濃厚で丁寧だった。
　前戯を楽しむように、亜希の身体中を舐め、擦り、時間をかけていた。
（あぁぁ・・・もうおかしくなるわ・・・早く、早くして欲しい・・・）
　若い亜希は性急な勢いが欲しかったが、真輔の時間を掛けた愛撫は、そんな亜希を充分満足させるものだった。
（ここまでされると、愛されてるって実感があるわ・・・自分の欲求を抑えて、わたしを感じさせようとしてる気持ちが・・・）
　真輔の愛撫が亜希の股間に達した時、亜希は触れられただけでイッてしまった。
　軽い絶頂感だったが、初めての経験だった。
（気づかれなかったかしら・・・心配だわ・・・でも・・・凄くいい感じ・・・）
「キレイなオマ×コですね・・・感じやすそうで・・・」
　真輔はクリトリスを舐めながら淫壷の中を指で愛撫した。
「あぁぁああああ〜〜〜いぃ・・・いぃ〜あぁ、あぁ、あっ・・・あぁ〜〜」
　イキそうな快感を堪えながら、亜希は身体を捩って悶えた。
「妖艶な亜希さん・・・もう、もぅいいですか？僕のを入れても・・・」
　真輔は悶える亜希の姿に、堪えきれなくなり肉棒を淫唇にあてがった。
　ゆっくり大きな気頭部を淫壷の中に少しずつ沈めていった。
「あぅっ・・・きつぅ〜〜っ・・・はぁ、ぁぁぁぁ・・・」
　亜希は真輔の太い肉棒を締め付けながら奥へと導いた。
「おっ！・・・す、スゴイ・・・凄いオマ×コだ・・・あぁぁぁ、感じる・・・あぁ〜〜」
　真輔も亜希の淫壷の良さに、すぐにでも暴発しそうに感じていた。
　それでも、亜希をイカせるまではと堪え、真輔は挿入や回転を繰り返した。
「あぁ〜あぁ〜あぁああああっ・・・いぃ〜いぃ〜イッちゃうぅぅ・・・あぁっ・・・」
　身体を突っ張り、あっと言う間に絶頂に達し、淫壷をピクピクさせていた。
「あぁわわわ・・・凄い・・・ピクピクと・・・あぁ、こっちもイキそうだ〜〜」
「だ、ダメ！中に出しちゃ・・・外に・・・はぁ、はぁ・・・」
　真輔は一旦、肉棒を抜き、急いでゴムを被せ再挿入した。
　再び激しく挿入を繰り返すと、亜希は２度目の絶頂に達した。
「あぁああああっ・・・あぁ、また、凄い・・・イ、イッ、くぅうううう〜〜〜」
「僕も・・・もう、あぁうっ・・・・・・イク・・・あぁ〜あぁ〜あ、あっ・・・はぁ〜〜」
　激しく腰を震わせて精液を放出する真輔を、亜希は力強く抱きしめた。

　しばらくの間、そのままの状態で固まったように動けないふたりだった。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ふぅ〜ふぅ・・・良かったわ・・・」
「僕の方こそ・・・はぁ、はぁ・・・亜希さんは、外も中も最高級で・・・ふぅ〜〜」
　亜希も燻っていた欲求が、少し解消された気がしていた。
（わたしのアノ中を擦られているような感じが・・・いぃ感じだったわ〜佑一さんたちより真輔さんの方が、アレは上だわ・・・）
「真輔さんって、雰囲気より逞しいわぁ〜」
　真輔は亜希に誉められて嬉しそうに照れ笑いを見せた。
　真輔は亜希の中のゴムから漏れるのを心配し、ゆっくり引き抜いた。
「あっ、はぁ〜〜ぁ・・・」
　真輔は抜いた肉棒からゴムを外し、ゴミ箱に捨てた。
「沢山出たみたいね・・・少しは晴れました？」
「もう夢中になりそうです〜亜希さんに・・・」
「まぁ〜困ったわ・・・真輔さん、凄いから・・・ほどほどに・・・契約ですよ！」
「そうか・・・割り切らないと・・・細かい条件は明日・・・」
「ウフッ・・・こんな時に変な感じ」
「そうだね〜ハハハハ〜〜〜」
「あれっ？」
「えっ？」
「もぅ・・・？真輔さん、お若いですね〜」
「いやぁ〜どうしたのか・・・こんなことは・・・きっと亜希さんの魅力で・・・」
「我慢させたから・・・わたし、厳しいことばかり言って・・・」
「そんなこと無いですよ〜亜希さんは僕を思って言ってくれて・・・」
「どうします？」
　亜希は真輔の復活した肉棒を見遣りながら聞いた。
（もっとして欲しいわ〜そうすればストレス解消されるわ〜）
「いいですか・・・？もう一度・・・」
「こんなになったら・・・また眠れないと可哀想ね・・・」
「あのぉ〜出来たら・・・亜希さんの可愛い口で・・・少しでいいから・・・」
「えっ？わたし・・・あまり上手じゃないから・・・」
「いいんです！亜希さんに舐められただけで・・・満足しますから・・・」
（ホントは、一度、しゃぶってみたかったの〜だって、あんな形だし・・・）
　亜希は経験が浅いフリをしながら真輔の肉棒に手を伸ばした。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
　真輔は肉棒に触れられただけで、ドキドキしていた。
（あぁ・・・興奮するなぁ〜こんな気持ち、何年ぶりかな〜？）
　亜希は真輔の脚の間に入り、さらに勢いを増したような肉棒を舐め始めた。
　舌先で根元から亀頭のカリまでゆっくり舐めると、真輔の身体が震えた。
「あぁぁぁ・・・亜希さん・・・いぃよ〜」
（あまり上手にすると・・・そこそこにしないと・・・でも凄い感触・・・）
　舌先に肉棒の圧力を感じた亜希は、大きく張ったカリの部分を舐め回した。
「あっ、あっ、あ・・・あ・・・あぁ〜はぁ・・・はぁ・・・はぁあっ・・・いぃ〜〜」
　真輔の反応が何となく可愛くて、亜希は楽しい気分で舐め続けた。
　カリを思い切って口の中に含むと、舌が動かないほどいっぱいになった。
「あぁぁぁ・・・もう、もういいよ〜はぁ〜〜はぁ〜はぁ・・・はぁ・・・」
　真輔は亜希の口から肉棒を抜き、少し呼吸を整えた。
「亜希さんに咥えられていると思うだけで・・・興奮しちゃって・・・」
「はぁ、はぁ・・・あまり上手く出来なくて・・・真輔さんの大きいのかしら？」
　亜希は経験不足を装い、わざと真輔に聞いてみた。
「あぁ、そうですね・・・標準より少しだけ大きいだけですよ」
　真輔の謙虚な答えに、亜希は真輔の人間性を感じて嬉しかった。

　真輔は亜希の身体を引き寄せ、裸の亜希を味わうように抱きしめた。
（こんな気持ち・・・初めてだわ〜何か嬉しい気持ちが溢れちゃって・・・）
　亜希は真輔の真摯さに佑一たちに無い大きな安らぎを感じていた。
「亜希さん、今度は後ろからでもいいですか？」
「えっ？・・・少し動物的で、恥ずかしいわ〜でも、真輔さんが望むなら・・・」
（わぁ〜嬉しい〜〜バックから激しく責めて欲しかったの〜出来ればお尻も・・・これは無理ね〜淫乱なオンナだと思われちゃうわ〜）
「素敵なお尻を触りながら・・・したくて・・・すみません・・・」
　真輔は亜希をゆっくり四つん這いにして、その後ろに膝を立てた。
　亜希の引き締まっているが適度な柔らかさを保っているお尻を、真輔は両手でゆっくり撫で回し始めた。
「あぁ・・・いぃ感触だ・・・」
　真輔は亜希のお尻を撫でながら舌を這わせ始めた。
　腰の括れからお尻の双丘、さらに菊蕾まで満遍なく味わうように舐めた。
「あぁぁぁ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・あぁ〜そこは・・・あぁあっ・・・」
　亜希は菊蕾を舐められた瞬間、思わず大きな声を上げそうになったが、懸命に堪えて上体をベッドに伏せ、お尻だけを高く突き出した。
「最高です・・・やっぱり素敵なお尻だ・・・」
　真輔の子供のように喜ぶ声に、亜希は幸せな気分になった。
（可愛い・・・真輔さんって、ずっと大人なのに可愛いわ〜ウフッ・・・）
　やがて真輔は亜希の双丘を左右に開き、肉棒を手に深く挿入した。
「はぁ、あっ・・・あ、あ、あ・・・あぁ〜あぁ〜あぁぁぅぅ・・・」
　真輔は両手を伸ばして亜希の乳房を掴み、腰を激しく送った。
「あん、あん、あぁ〜ん・・・はぁ、はぁ、はぁあっ・・・すっごぉ〜ぃ・・・」
「亜希さん・・・凄くいぃ・・・あぁ・・・締まる・・・あぁゎゎゎ・・・」
「真輔さん、わたし・・・あぁ〜あぁ〜イッ・・・イッくぅううう〜〜〜」
　キュッキュッと肉棒を締め付けながら、亜希は弾けるようにイッた。
「亜希さん・・・もぅ、いいですか〜？もう、イキそう・・・はぁ〜〜」
　真輔は淫壷から肉棒を抜き、亜希の白い尻に白濁の液を放出した。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ゴメン、亜希さん・・・お尻を汚しちゃって・・・」
「ふぅ〜〜いぇ・・・わたしの方こそ、真輔さんに無理させちゃって・・・」
「あぁ・・・亜希さんって、本当に優しい女性だ・・・最高です〜」
　真輔は亜希の尻に放出した精液を、ティッシュでキレイに拭った。
　亜希と真輔はお互い欲求不満を解消し、浴室で汗を流し合った。
（良かったわ・・・真輔さんの濃厚な優しい前戯も良かったし、何と言っても、あの迫力あるオチ××ンは凄かったわ〜一番感じるところを圧迫して擦られるような感じで・・・初めてよ〜あんな風に感じたの・・・少しずつサービスしようかな〜）
　亜希は部屋に戻って思い出しながらグッスリ眠った。
　真輔もまた、自分の部屋に戻り、亜希の感触を思い出していた。
（本当に素敵な女性だ・・・亜希さんは・・・毎日でも飽きないよ〜あぁ〜）
　真輔は、すっかり亜希の虜になってしまったようだった。