痴漢と人妻

６．夫の責め

「さっ、そろそろ寝るか」
　智香子が二本目のビールを飲み干したのを見て、徹は智香子を促し席を立った。
「そうね、寝ますか、、」
　智香子は徹の後に続いて寝室に向かった。
　寝室に入るなり徹は立ち止まり、智香子の前に立ちはだかる。
「んっ？どうしたの？？」
　徹は無言でドアを閉め、智香子を抱き寄せる。
「んっ、、あなた、、、」
「いいから、、、」
「悟に聞こえちゃうわよ、、、」
「声を立てずに、、、」
　徹は智香子に半ば強引にキスをし、舌を絡めた。
「んっ、、んんっ、、、」
　目を瞑る智香子を壁に押しつけ、キスを続ける。
「んんっ、、あっ、、あなた、、、」
「壁に手を付いて」
「えっ、、、？」
「良いから、、痴漢を忘れさせてやるよ、、、」
　智香子は徹の言うままに壁に手を付き、背中を向けた。
「あっ、、あなた、、？」
　徹は智香子に体を預けるように寄りかかり、パジャマの上からお尻を撫で始めた。
「えっっ？ちょっと、、？！」
「こうやって触られたんだろ？」
「あなたっ、、ちょ、、、嫌よ、、、」
　智香子の言葉を無視し、徹はゆっくりと愛撫を続ける。
　押し当て、さすり、軽く揉み上げる。
「あっ、、、あなた、、、」
　フラッシュバックのように智香子の脳裏に、今日の痴漢が甦る。
「いやよ、、いやぁ、、こんなの、、、」
「ふふっ、、感じてきたんじゃない？」
「そんな事、、、やめてよ、、、」
　徹の指が尻の割れ目をなぞり、智香子の体が小さく跳ねた。
　智香子はお尻を締め、ゆっくりと侵入してくる指を拒む。
　パジャマの縫い目を這い進み、あの時と同様にアナルに到達した。
「あぁっぅ、、、いやぁ、、、」
　まるで痴漢に責められているような感覚に、鳥肌が立ち上がる。
　徹はパジャマの上からアナルの中心に指を突き立て、ゆっくりと力を込めた。
　いつの間にか左手はパジャマの中に侵入し、脇腹をなぞりあげる。
「あぁ、、、あなた、、、こんなのいやぁ、、、」
「だいぶ感じてきたね、、、」
「そっ、、そんな事、、、」
　言い終わる前に、徹はアナルに当てた指にさらに力を込める。
「あっ！いやぁ、、、」
　ショーツと一緒にアナルに入り込もうとする指を、智香子はお尻に力を入れ防ぐ。
　その刹那左手が動き出し、背後から抱えるように胸を持ち上げた。
「あぁぁっ、、そんな、、、」
　徹の荒い息がうなじに掛かり、智香子は壁に手を当てたまま動けなくなる。
「いやっ、、いやぁ、、、」
「嫌なのか？」
「こんなの、、いやよ、、、」
「そっか、じゃぁ、、、」
　徹はアナルに当てた指を抜き、少しだけ智香子から離れた。
　智香子の体から緊張が解けると同時に、両足の間に膝を割り込ませ智香子を壁に押しつけた。
「えっ！ちょっ、、あなた！？」
　混乱する智香子に余所に、徹はお尻の谷間にペニスを押し当て、右手を腰に回す。
「あなた、、もぅ、、やめて、、、」
「本当に感じてなかったら、やめるよ」
　腰に回った右手がパジャマから侵入し、下腹部を撫でる。
「えっ、、、そんな、、、」
　右手はショーツを下へ下へと進み、秘裂に到達し動きを止めた。
「んっ？何だこれは、、、」
　徹はわざとらしく智香子の耳元で囁き、ショーツの上から秘裂をなぞった。
　耳まで赤くした智香子の横顔を眺め、嬉しそうに口元に笑みを浮かべる。
「パンツが濡れてるぞ？」
「いやぁ、、、そんな、、、」
「感じてなんか無かったんじゃ？」
「感じて何か、、、あぁぁっ！」
　徹はショーツの上からクリトリスを擦り、耳元で呟く。
「もぅ、、もぅ、、やめてぇ、、、」
「感じてるんだろ？」
「そっ、、そんな、、、こと、、、」
「じゃあ、確かめようか、、、」
　徹の指がショーツの脇から侵入し、智香子の秘裂をなぞり始める。
「あぁっぁ、、いやぁ、、、」
「こんなに濡らして、、、智香子は嘘つきだな、、、」
　口元に笑みを浮かべながら、徹は秘裂に指を挿入した。
「あぁぁぁっぁ、、いやぁ、、、」
　クチュクチュと湿った音を立てながら、指は秘肉を弄ぶ。
　智香子の膝が揺れ、押し当てられたペニスを刺激した。
「おぉ、、、」
　思わず徹の口から感嘆がもれた。
　徹は背後から智香子のうなじに吸い付き舌を這わせ、胸をさすり、秘肉を掻き回す。
　妻を犯しているような感覚に加虐感が煽られた。
　智香子は徹に痴漢を重ね、羞恥を感じつつ快楽に溺れそうになる。
「あぁぅっ、、あぁぁぁっ、、、」
「お尻をもっと振って、、、」
「あぁっ、、いやぁ、、、もぅ、、、あぁっ、、、、、！」
　智香子はズルズルとその場に崩れ落ち、壁際にしゃがみ込んでしまった。

７．駆り立てられる想い

　徹は崩れ落ち、壁により掛かる智香子を見下ろしパジャマからペニスを出した。
　胸の奥のどす黒いモノがペニスに集まり、何時になく堅く反り立っている。
　俯く智香子へにじみより、顔の前にペニスを晒した。
「えっ、、、あなた、、、？」
「口で、、、」
　顔を上げた智香子の頭を押さえ、徹は智香子の唇にペニスを擦り付ける。
「んんっ、、あなたっ、、、んんっ！！」
　半ば強引に智香子の口にペニスを押し入れた。
「おぉっっ、、良いぞ、智香子、、、」
「んんっ、、んっ、、んんっ、、、」
「犯してるみたいだ、、、」
「んっ、、んんっ！」
　興奮のあまり徹は智香子ににじり寄り、智香子は壁とペニスに挟まれた。
「んんっ、、、、んっ、んっんんっ、、」
　智香子は目を瞑り、必死に徹のペニスに舌を絡め、徹は自ら腰を動かし、智香子を口虐し続けた。
「こ、、これ以上は、、、智香子立って」
「あぁっ、、、、あなた、、？」
「壁に手を付いて、足を開いて」
　徹は智香子のパジャマとショーツを抜き取り、智香子を立たせた。
「お尻を突きだして」
「あっ、、恥ずかしい、、、、」
「もっと、、、」
「あぁっぅ！！あぁぁっ、、、あなた、、、」
　徹は濡れ広がる智香子の秘裂に、音を立てながらしゃぶり付いた。
　快楽のあまり引こうとする腰を両手で抱え、秘裂に舌を這わす。
「あぁっっぅ、、、んんっ、、あぁぁっぁ、、」
　湿った音が寝室に響き、喘ぎと興奮した息づかいが重なる。
　恥ずかしさと興奮で智香子の膝は揺れ、その度に徹の顔が白い双丘に埋まった。
「凄い、、どんどん溢れてくるよ、、、」
「あぁっぁ、、言わないで、、いやぁ、、、」
「痴漢されてるみたいだろ？」
「あぁっ、、いやぁ、、、そんな、、、」
「こっちはどうなんだ？」
「えっ、、？」
　壁に手を付き、体を支える智香子が振り向いた瞬間、電流が体を突き抜けた。
「あぁぁぁっっ！！」
「あなた、、そこは、、、あっぁぁ、、」
　徹は無言のままアナルに舌を這わし、愛液と涎でアナルを濡らした。
「くっ、、、んっ！ああっぁ、、」
　舌でアナルの皺をなぞり、吸い付き、舐め上げる。
　徹は顔が濡れるのも気にせず、顔を埋め舌を伸ばした。
「あぁっ、、もぅ、、あなた、、もぅ、、、」
「どうした？欲しいのか？」
「あなた、、あぁっ、、、お願い、、ちょうだい、、、」
　徹は恥ずかしさに顔を俯ける智香子の後ろに立ち、お尻にペニスを押し当てた。
「あぁぁっ、、、熱い、、、あなた、、、入れて、、、」
「自分で入れてごらん、、、」
「あぁっっ、、意地悪、、、、」
　智香子は俯きながら壁から手を離し、お尻に当たるペニスに手を伸ばした。
　熱く脈を打つ徹のペニスを掴むと、秘裂に押し当てた。
　徹は智香子の腰に手を回し、立ったまま後ろから秘裂を貫いた。
「あぁぁぁぁっ！」
「おぅっ、、！」
　一気にペニスは子宮に到達し、二人の声が重なり寝室に響く。
　徹の腰の動きと共に、智香子の口から喘ぎ声が漏れる。
「あっ、、あっっ、、あぁぁっ、、、」
「んあぁっ、、あぁっ、、、あぁ、、、」
「あぁぁぅ、、いぃ、、あぁっ、、」
　智香子は壁に臥せるように腕を付き、快楽を受け入れた。
　二人は互いに絶頂を迎えるまで痴漢プレーに没頭し続けた。

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2010.6.12掲載

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