| １４．後２駅・・・ 電車が駅に止まると菅原は当たりを見渡した。 ”よし・・・まだ大丈夫だな・・・” 混雑した電車の中で智香子を抱えるように後ろから抱きしめ、右手はブラウスの中で胸をまさぐり、露出したペニスを智香子の臀部に押しつける。 菅原はスカートのファスナーの間から差し込み、ペニスを智香子の谷間に潜り込ませた。 智香子の臀部はペニスを挟み込むように力が込められ菅原に快楽を与える。 先走る粘液をパンストに擦り付け、ゆっくりと押し込んで行った。 ”おぉぉぉぉ！” 電車が動き出すと共に菅原もゆっくりと腰を振り始めた。 「ぃゃっ、、、」 智香子の声が菅原の加虐感を煽り続ける。 「んっ、、ぃゃぁ、、、」 柔らかな太股に包まれたペニスは染み出る愛液と先走る粘液に包まれた。 ”おぉぉぉぉ！！！” どんな風俗よりも劣らない快楽に菅原は我を忘れて腰を振った。 サラリーマンがニヤ付きながら菅原に視線を投げてくる。 「、、、ぁぅっ、、、！」 智香子が声を上げ、サラリーマンの指がパンスト越しにペニスの先に当たった。 ”ちくしょう！指入れやがったな！” サラリーマンの指が途中で折れ曲がり、智香子の秘裂に埋没してる。 ３人だけに伝わる智香子の粘質な感触が菅原を興奮させた。 ぐ・ちょ・ぐ・ちょ・じゃん・・・ サラリーマンの口がゆっくりと動き、下卑た笑いを浮かべる。 「ぃゃぁ、、、んんっ、、、！」 「ぁぁぁっぁ、、んっぁぁぁぁっぁ」 プルプルと震え、締め付ける太股がペニスに快楽を与える。 「ぃゃ、、ぃゃ、、ぁぁっっ、、」 智香子が小さく声を上げ、つられるように腰を振った。 菅原はこのまま果てることが出来るなら、死んでも良いと思い始めた。 ”おぉぉぉ、、いぃ、、！” 車内にアナウンスが響き次の駅が近いことを知らせる。 ”後一駅と少し・・・” 焦りと共に快楽が菅原を支配し、半ば強引に智香子を抱き寄せた。 「ぃゃ、、ぃや、、ゃめて、、、」 智香子が頭を振る度に、菅原は絶頂に向かって腰を振った。 電車が速度を落とし初め、菅原に残された時間が少ないことを告げる。 ”おぉぉぉぉぉぉぉ！” 邪魔だったサラリーマンの指も消え、菅原は腰から突き抜ける快楽を放出させる為に腰を振った。 ”おぉぉぉ！いくぞっ！！” 「おい！！！！」 怒鳴り声と共に顔面に何かが当たり、挟まれた臀部に性を放ちながらよろめいた。 「きゃぁ！！！」 「何だ！！！？？」 停車寸前の車内が騒然とし、倒れた菅原と怒りで震える少年に視線が集まった。 １５．後１駅 「どうした？！」 「きゃっ！裸よ！」 「何っ？？」 「こいつ、、痴漢か？」 智香子と菅原を取り囲む乗客が騒ぎ出し、少年は智香子に寄り添った。 「母さん、、大丈夫、、、？」 「ぇっ、、、悟、、、？」 「こいつ、、、！」 粘つく白濁液が付着する、ファスナーが開かれたスカート。 悟にも何が行われていたか、一目瞭然だった。 乗客に寄りかかり、突然の衝撃に呆然と頬を押さえる菅原に悟は飛びかかった。 「この、、変態野郎！！」 唖然とする乗客の中で、２発３発と殴る音が響き、車内はまた騒然となった。 「おい！止めろ！！」 「止めろって！！」 動き出した電車の中で悟は他の乗客に押さえられ、菅原はよろめきながら切れた口に手を当てた。 「悟、、悟、、、！」 智香子は泣きながら悟の激情を押さえようと、悟の腕ににしがみついた。 「もぅ、、もう大丈夫だから、、、」 「こんな痴漢野郎、幾ら殴っても、、、！」 「もぅ、ホントに大丈夫だから、、」 ざわめく車内の中、菅原は乗客によって取り押さえられ唖然としている。 「あんたも、早く終えよ」 誰かが菅原にうなだれたペニスを咎め、菅原もヨロヨロとペニスを終った。 ”痛い・・・なぜ・・・どうなった・・・？” 自分を見下ろす少年と、少年の腕にすがりつく智香子、自分の腕を掴む乗客。 菅原は徐々に自分の置かれた状況を理解し始めた。 ”見つかった・・？殴られたのか・・？ちくしょう・・・！” 「畜生！！殴りやがったな！！」 菅原は掴まれた両手を振り解こうと力任せに暴れ、大声を出した。 「離せ！！離せ！！畜生！！！」 乗客達は暴れる菅原を必死に取り押さえた。 騒然となった電車はゆっくりと駅に着き、ドアを開く。 乗客達は暴れる菅原をホームに引きずり出し、駅員が何事かと駆けつけた。 「こいつ痴漢です！警察呼んで！」 誰かが駅員に叫び、警察の声を聞いて菅原はがっくりと首を臥せた。 そんな菅原に目もくれず、一人のサラリーマンが足早に立ち去っていく。 駅員と菅原、智香子と悟が駅務室に入り、ホームは何時もの姿を取り戻した。 警察の到着直後に、連絡を受けた徹も駆けつけた。 「大丈夫か、、、？」 「あなた、、、悟が、、悟が助けてくれて、、、、」 「そうか、、悟、良くやったな」 「と、友達の家からの帰りで、たまたま乗り合わせただけだし、、、」 「そっか、、、」 軽い聴取の後、智香子は徹と悟に連れられ帰宅の途に着いた。 菅原は痴漢の現行犯として逮捕された。 １６．待ち 悟は母の智香子を捜し、駅のホームに居た。 ”何時に終わるか聞いとけば良かったな・・・” 考えてみれば、飲み会の場所も、時間も解らずに母親を捜す自分に腹が立っていた。 サークルを開催している体育館の最寄り駅で、母親を捜し既に1時間が経っていた。 ”もう帰ったのかも・・・帰ろうかな・・・” 女性の笑い声に振り向き、後ろ姿を確認し、電車を見過ごす。 そんな事を繰り返し、遂に諦めて電車を待つ列の後ろに並んだ。 ”あぁ〜！無駄だった！！全くもぅ！！” 自分の無計画さと、現れない母親に苛立ちながら到着した電車に乗り込んだ。 「ちょ！おい！」 苛立ちながら押しのけた乗客に声を上げられたが、無視して車内を奥へと進んだ。 ”降りるドアは逆なんだよ！” 心の中で叫びながら、悟はドア側に足を進める。 混雑した車内では自由に動けず、ドアに目を向け立ち止まった。 ”なんだ？？” ドアに寄りかかるように何かを抱え、不自然な動きをする男。 ”・・・・” 心の中のに不信感が芽生え、男を睨む様に見つめた。 ”・・・・” 電車が駅に着くと男は何かを確かめるように当たりを見渡す。 ”・・・何か変だ。痴漢か？” ”ただの変なヤツか・・・？” 痴漢とも、そうで無いとも判断が付かず悟はジッと怪しい男を睨み続けた。 電車が動き出すと怪しい男も動き出した。 ”・・・あっ！！” 怪しい男とドアに挟まれるように立つ女性の後ろ姿が一瞬視界に入った。 肩まで伸びる黒髪は見間違うまでもなく、母親の智香子の物だった。 男は不自然に躰を揺すり、ドアに押しつけるかのように智香子を抱えている。 悟は怒りと共に乗客を掻き分け、智香子の元に向かった。 ”邪魔だ！！どけ！！！” 車内にブレーキ音が響くと同時に、悟は智香子の小さな叫び声を耳にした。 「ぃゃ、、ぃや、、ゃめて、、、」 ”母さん！！” 乗客が怪訝な顔で悟を睨むのも気にせず、心の中で叫んだ。 電車が止まる直前に悟は男に辿り着き、怒りで体中の血液が沸騰した。 「おい！！！！」 怒鳴り声を上げるより早くに、堅く握られた拳を痴漢に向けて叩き付けていた。 その夜、初めて人を殴った興奮が冷めても悟は寝付けなかった。 目を瞑ると犯されるように羞恥に耐える智香子の姿が頭に浮かんだ。 それと共に、数日前に聞き耳を立て聞いた智香子の声が甦ってくる。 ”母さん・・・” パンツの中でペニスが膨らみ、徐々に亀頭が露出してくる。 悟は枕元のティッシュに手を伸ばし、パンツを降ろした。 |
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| 2010.6.25掲載 |
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