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第1章 大人の契約②
長い沈黙を破り、彼女は顔を下に向けたまま、やっと聞き取れる程の小さな声で俺に言った。
「先生・・・・・私、もう38才ですよ。先生のような・・・・若い人が満足できるような女じゃないですわ、私・・・とてもじゃないですけど自信がないわ」
そう言うと彼女は、片手を胸に当て深くため息をした、顔は少し赤くなっている。
（断っていないな、謙遜しているだけだ）
そう思った俺は、最後の落としに入った。
「田中さん、僕は、あなたがイイと言ってるんですよ、あなたは僕の好みのタイプだしもともと僕は年上好きですからね。冷静に考えてください、この話、悪い話じゃないでしょう？それでお子さんが計徳高校に合格できるならいいじゃないですか？」
（さっき「何でもします」っていっただろう？「何でも・・・」って）
少し沈黙が続き、さらに顔を真っ赤にさせ小さな声で彼女は
「そんな・・・・そんなに・・・簡単な話では・・・私、困ってしまいます」
そう答え困惑している。
「そうですか、残念ですね、じゃあ、この話はなかったって事にしましょう・・・仕方ないですね」
俺はわざと冷たく言い放った。
案の定、その言葉に対する彼女の反応は早かった。
「先生、ちょっと待ってください・・・・・わ、わかりました、私が先生のお相手をすればいいんですね、それでうちの子の家庭教師を引き受けていただけるのですね」
「ええ、もちろんお約束しますよ。安心してください、子供さんは必ず合格させてみせますよ」
俺はわざと合格という言葉を使い安心を誘った。
また少し沈黙があって、彼女は確認するように俺に小声で言った
「先生、本当に私でいいのですね？・・・こんなおばさんで？」
「おばさんだなんて、僕はそんなふうに思ってもないですよ。あなたが僕好みの女性だからこそ、こんな特別な条件を出しているんです、他の人ならとっくにお断りしていますよ」
「そう・・・ですか・・・・。でも、もし・・・、先生が途中でやっぱりこんなおばさんじゃつまらないって感じて、後になって、やっぱり家庭教師を辞めるなんて事にはならないですか？」
「それはありません、逆に田中さんこそ、お子さんが合格するまでの1年間、ちゃんと約束どおり僕の相手をしてくださいよ、僕は彼女と逢わないわけだから」
かなりの時間があって、彼女は話始めた
「わかりました・・・・・じゃあそれで・・・・・結構です。よろしくお願いします、ただ・・・・・」
「ただ・・・なんですか？」
「この事は誰にも絶対内緒にしてください、お願いします」
「ええ、もちろんですよ、この話は人に言える話じゃありませんからね、これは大人同士の、二人だけの秘密の約束ですからね」
彼女と「大人の契約」ができた瞬間だった。
「じゃ田中さん、さっそく、今からその約束を実行してください」
「ええっ？・・・そ・そ・そんな・・・今からですか？」
驚いて俺を見上げる彼女
「ええ、今からです。今日、あなたがこのお約束を実行していただけるなら、僕は今週の土曜日、つまり明後日からご自宅にお伺いしますよ、少しでも早く家庭教師始めたほうが合格する可能性が高くなるでしょ？」
「そ・そんな・・・・・急に今からって言われても…私・・・・」
「何を、いまさら迷っているんですか？受験まであまり時間はないんですよ」
彼女の顔からは明らかに当惑している表情がうかがえる。
（長い間だ、女とはやってない、そんな所にこんないい女が部屋にきて、しかも、こんないい話がまとまったんだ、彼女の気が変わらないうちに既成事実を作っておかないと明日になって気が変わるって事だってある、いづれにしても今日は何もしないで返すわけには行かない）
「田中さん、どうしたんですか？やっぱりやめておきますかぁ？」
俺はまた彼女に冷たく言い放った
「いえ、そんなんじゃないんです、ただ・・・」
「ただ・・・何ですか？」
「あまり、急な話なので気が動転しちゃって・・・大丈夫です・・・そうですよね・・・・少しでも早いほうがいいですわよね・・・・」
彼女は自分に言い聞かせるように俺の言葉を繰り返した。
（なんだ覚悟は出来ているんだ）
そう思うと、俺はすこし気持ちが楽になった。俺はわざと優しく
「ああ、ごめんなさい、急に言われるとびっくりする話ですよね～。すいません、冷たい言い方をしちゃって、じゃあ、いいんですね、今からってことで」
「はい・・・・」
小声で答える彼女、声はわずかに震えているように感じた。
「じゃあ僕は先にシャワ－を浴びて来ますから、その間に、気を落ち着けてください。田中さんも後でシャワーお使いになるでしょ？」
「あっ、はい、じゃあ・・・私は、後で・・・」
「わかりました、じゃ先に行きますね」
俺はそう言って一旦玄関へ向かい、内側から鍵を閉めて、浴室へ入った。
これから過ごす彼女との時間を考えると、次第に俺のペニスは勃起しはじめた。
俺はペニスのサイズにはかなり自信のある、その自信のペニスを握り締め丁寧に洗った。
（まさに飛んで火に入る・・とはこのことだな、こんなに簡単にセフレが、しかも30代後半とはいえ、美人の人妻だぜ、この極太のペニスであの女の体タップリ悦ばしてやる。夕方まで時間をかけてタップリとね。）
そんな事を考えると俺のペニスは、シャワーの間、ずっと勃起したままで、元に戻らなかった。
俺は、シャワーを終え、バスローブをまとい浴室を出た。勃起したペニスを隠すように股間の前をローブで隠し、彼女のいる部屋に入って行った。
彼女は下を向いたまま、座っている。部屋に入って着た俺に一瞬目をやり、すぐに再び下を向いた。
「じゃあ、田中さん、シャワーどうぞ！ドアにバスタオルを架けておきましたので、それをお使いください」
「あっ、はい・・・・す・すいません」
緊張しているのがわかる。数秒、間を置いて、彼女はゆっくり力なく立ち上がり
「あ、あちらですよね、浴室？」
と、俺に確認した
「ええ、手前の扉です」
「あ・・・あ・ありがとう・・・ございます」
小さな声で返事をしたまま、彼女は浴室へゆっくり歩いて行った。
（これから俺はあの体を自分のものにできるんだ）
浴室へ向かう彼女の後ろ姿を見ながら俺はそう思い体の中に熱くなるものを感じた
俺は部屋中のカーテンを閉め、部屋を暗くした後、着ていたバスローブを脱ぎ捨て裸になり、先にベッドの中に入り彼女が出てくるのを待つことにした。
10分近く待っただろか、「カチャ」と浴室の扉が開く音がして、ゆっくり彼女が部屋に入ってきた、その豊満な胸にバスタオルを巻き、それが落ちないように片手で抑えている、豊かな乳房はバスタオルと手では押さえつけられてなお胸の谷間がはっきり見えるほど大きい。
さらに、バスタオルの裾から見える、彼女の白い足が俺の性欲を最高レベルに高める。
彼女はゆっくりベッドに近づき
「カーテン閉めてくれたですね・・・明るいから・・・・恥ずかしいと思ってました・・・・」
そう言いながらベッドに横になっている俺の傍らに自ら体をすべりこませ仰向けに横たわった。
ボディーソープのいい香りがする。
俺は上半身を起こし、彼女の顔を覗き込む
「あんまりじっくり見ないで・・・恥ずかしい・・・・」
そう言って、彼女は片手で顔を覆い、目を閉じた、隠しきれない口元の小さなホクロが俺の性欲をさらにそそる。
俺は顔を隠した彼女の片手を軽く払いのけ、優しく自分の唇を彼女の唇に重ねていった。
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