| 第九話 蘇った記憶 自宅療養していた麗子の姿が、突然消えた。自宅マンションも解約され、行方が解らなくなっていたのだ。そして、電話で警視庁を辞めると伝えてきた。電話に出た新課長が居所を聞くが、何も答えなかったそうだ。 英二は、逮捕されたものの、証拠不十分で、結局、風営法違反の罰金刑ですんだのだ。 彼は、ＳＭクラブ「ルシャンテ」が潰された後、また、別の金高組が地下で営業する都内のあるＳＭクラブ、そこにいた。 そして、もう一人、全裸で後手に縛られ、背中にロウを垂らされながら、男の肉棒をしゃぶる悲痛な麗子もそこにいた。 罰金刑で釈放された英二は、すぐさま、麗子を探し出した。当時、自宅療養中の彼女のマンションに押しかけたのだ。 「ピンポーン」居留守を使う麗子だ。しかし、それは、英二に見透かされていた。 「居るんだろ、俺だ。開けろよ。ここで暴れてもいいのかよ」 「あっ、あの人だ」リビングでソファーに座っていた麗子の身体に電流が走り、表情が曇った。 そして、麗子の脳裏に、あの時の光景が蘇り、走馬燈のように写り出されていた。 身体全体が疼きだし、痺れたように身震いする。だが、もう、あんな真似はしたくない。取り戻した理性と卑猥な快感を刻み込まれた身体とのせめぎ合いだ。 「あぁ〜、だめ、そんな」快感を刻み込まれた麗子の身体が、そんな脳裏に反し、勝手に動いていく。そして、英二たちが待つドアの鍵を開けてしまった。 その途端、なだれ込むように英二と二人の男が入り、麗子をリビングへと押し戻していった。そして、直ぐさま、麗子の着ているＴシャツを乱暴に破かれていく。まるで期待していたかのように、麗子の抵抗はない。 いや違う、Ｔシャツを破かれた瞬間、身体が以前の快楽を完全に思い出してしまったのだ。反抗しようとする理性はあったが、それを身体が拒み、すくんでしまったのである。 第十話 身体に刻み込まれた快楽 ブラやパンツ、ショーツまでも破かれ、むしり取られた麗子は、全裸で後手縛りにされた後、ソファーに座らされた。それを英二たちが取り囲む。 「なにしてんだよ、股、開かねーか」英二を見詰める麗子の目は、おぼろげで苦悶している。 だが、彼女の足がゆっくりと開き出した。踵をソファーに乗せ始め、少しずつ足をＭ字開脚にしていく。これが快感を刻み込まれた、男たちのいう事は何でも聞くマゾ奴隷麗子なのだ。理性など関係ない、身体に刻み込まれた快楽がこれをさせる。 以前、剃毛された陰毛も薄く植え揃い、明るい場所に晒け出されたオマ○コも久しぶりに露わとなった。 麗子の身体は、嬲り尽くされたにも関わらず、張りのある乳房、その頂点を彩るピンクの乳首、淑女を思わせるオマ○コ、捜査官時代と同じ抜群のスタイルを保っている。 「ふん、一度マゾに落ちた女わな、一生掛かってもマゾは抜けないんだよ。これから毎日、またかわいがってやるかやな」 麗子の両隣に陣取った男たちが乳房を嬲り、オマ○コを指で撫で、彼女の口をむさぼる。 「あん、あぁ〜、いあ〜」卑猥で悲痛な言葉を発し、久しぶりの快感に身体がとろけてしまう麗子であるが、そのＭ字開脚ポーズを崩すことはなかった。 その日、開口部が多いカーテンが開け放たれたリビングで、窓に顔を押しつけられた麗子は、立ち姿で後ろから犯されている。 その卑猥な姿は、目前のマンションから丸見えだ。幾人かの男女が、卑猥で好色な目で覗いていた。そして、三人の男たちは、夜遅くまで麗子をいろんな体位で犯し続けたのだ。 「あぁ〜、もう許して」次々と与えられる卑猥な快感に溺れ、身体に刻み込まれた快楽が、もう、この人たちから離れられないと麗子に自覚させるのであった。 次の日、裸の上に地肌が見える薄いＴシャツを着せられた麗子は、人気のない静かなマンションを出され、このＳＭクラブに連れて来られて、英二の手元に置かれた。 その後、すぐに、麗子の自宅マンションは英二たちによって解約され、麗子には、警視庁を退職しろと電話させられた。 そして、一ヶ月後、首から下の永久脱毛を終えた彼女は、四六時中、英二やその他の男たち、客で来た男たちの肉棒をしゃぶり、精液を飲み下し、オマ○コを嬲り犯され続けられたのであった。 その後、このＳＭクラブが風営法違反で摘発された。そして、完全にマゾ奴隷へと落ちた麗子も発見された。しかし、その姿は以前の潜入捜査員の面影もなく、また、英二の元へ戻って行くのであった。 ーーー完ーーー |
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| 2011.10.8掲載 |