幸夫　part７

　洋子の予想したとおり幸夫は８時を少しまわった頃にやってきた。
　玄関のベルの音に洋子はいそいそ立ち上がり、玄関の扉を内側から開けた。
　美少年は心持ち頬を染めて、そこに立っていた。
　いつも学校で目にしている制服姿ではなく、コットンのハーフパンツにＴシャツというカジュアルないでたちであった。
「あら・・もうできたの？」
　洋子は白々しくそんなことを言った。
　シャワーを浴びた後、洋子も部屋着に着替えていた。
　幸夫を挑発するために計算し尽くしたキャミワンピ・・・
　その下には下着などもちろん着けてはいない。
　そんな裸も同然の姿で幸夫を迎えること自体に洋子は興奮し、自分の秘やかな部分は既に濡れ始めている。
「はい・・先生の言ったとおり、あれからうちへ帰って一生懸命やりました。」
「だって、あれは１週間分はあった量よ・・それがもうできたと言うの？・・先生はそれでも２〜３日はかかると思っていたのよ。」
「だ、だって・・先生に早く会いに来たくて・・・」
「ふふ・・わたしのために頑張ったって言うの？」
　幸夫はますます顔を赤くしながら、こっくりと頷いた。
　美人女教師の悩ましい部屋着姿に、幸夫の股間は早くももっこりと大きく盛り上がっていた。
　そのことを目の隅に確かめながら、
「嬉しいわ・・じゃあ、上がって・・早速チェックするから・・・」
　そう言って洋子は幸夫を招き入れた。
「お、おじゃま・・します・・・」
　小さな声で幸夫は言って、玄関を上がった。
　２ＬＤＫの洋子のマンションは、上がってすぐの左手にベッドルーム。
　その奥が和室・・・
　そして廊下の突き当たりがリビングで、その右手がダイニングキッチンになっていた。　洋子は幸夫をリビングに通し、そこのローソファに座らせると、自らは向かいに横座りし、幸夫から課題を受け取った。
　ゆっくりとノートに目を通す。

　さすが・・完璧だわ！

　洋子の予想通り、幸夫は頭の良い生徒だった。
　それまで勉強不足であったがために出来が悪かったに過ぎず、少し根を詰めて勉強すればみるみる成績が上がるであろうことは、一目瞭然であった。
　と、その時であった。
　早くも堪え性をなくした幸夫が、洋子に襲いかかってきた。
「あんッ！」
　と洋子は叫んだ。
　体全体で洋子にのしかかり、キャミワンピを剥き下ろそうとする。
　洋子が待ちに待った瞬間だった。
「ちょ・・ちょっと・・・だめぇッ！」
　洋子は形だけ暴れて抵抗して見せた。
　だがそれは、幸夫にキャミワンピの肩紐を外させるための計算され尽くした演技なのだ。
　あっという間に肩紐が外れ、ノーブラの胸が剥き出しになる。
「あッ・・ね、ねぇッ！・・だめッ！・・幸夫君・・何をする気ッ！？」
　そう口では叫びながら、洋子のＨな割れ目は、先程来の興奮にいやらしい体液を夥しく溢れさせている。
「この課題ができたら・・させてくれるんだろッ！？」
「そ・・そんなこと・・・」
　洋子はますます激しく抵抗するふりをして、足をバタつかせた。
　そうすればキャミワンピの裾が割れて、かわいい陵辱者の目に自分の股間が晒されることは承知の上だ。
「ああ・・先生ッ！・・先生だってしたかったんだろ？！」
「いや・・そ、そんなこと・・・」
「どうして？・・・下着もつけずに・・・ほらッ！・・もうこんなに濡らしてるじゃないか！？」
「あ・・ひッ・・ぃぃぃッッ！！」
　幸夫の指が傍若無人に洋子の恥ずかしい割れ目を襲った。
「あ・・ああああッ！・・そんなことッ！・・違うわよぉぉッッッ！！」
　洋子はますます激しく体を捩る。
　だがその動きは、陵辱者に都合よくキャミワンピをますます捲れさせただけだった。
　今やすっかり捲れた裾は腰の辺りまで上がってしまい、上からも引き剥かれた
　薄布は、ウェストのくびれにかろうじて引っかかった状態だった。
　被害者を演じながら自らの欲望を満足させる。
　まさに洋子の描いたシナリオ通りにことは運んでいく。
「だめッ！・・やめなさいッ！・・もっと自分をコントロールしなきゃ・・あ・・ぁぁぁぁッ！」
　洋子の股間に潜り込んだ幸夫の指が、洋子の敏感な肉芽をさっと掃いた。
「やめてもいいの？・・ねえ・・先生・・ほらッ！」

　くにゅぐにゅ・・くにゅにゅ・・・ぐみゅぐにゅ・・くにゅくにゅ・・・

　あ・・ああ・・！　憎らしい子！

　そこは・・あああ・・・弱いのにぃ〜〜ッ！！

　一番弱い部分を捏ね回される快感に、洋子は喜悦の叫びを洩らす。
「あ・・だめッ！・・ああああ・・・そ、そこぉぉッッ！・・は・・ぁぁぁッ！い・・いいいいッ！・・やぁぁッ！」
　今は学校の教官室ではなく、自分の部屋である安心感から洋子の声にリミットはなかった。
　たがが外れた淫らな美人女教師は、抵抗していた腕を幸夫の股間に這わす。
　手にした美少年の逞しい膨らみ・・・
　ズボン越しにそこを激しく揉みさする。
「あ・・あああッ！」
　幸夫も切ない感覚に叫びを洩らした。
　我知らず洋子の手は幸夫のズボンの前を開ける。
　トランクスを引き下ろし、愛しい教え子の長太槍を剥き身にした。
　猛々しく漲り立ったその肉棒を、愛おしげにくるんで上下に擦る。
「ああああ・・・そんなにしたら！！・・あ・・ああ・・いっちゃうよぉぉッ！あ・・うううううッ！・・先生の・・中で・・ああ・・いきたいんだよぉッ！！」
　ますます息を荒げて幸夫が叫んだ。
　幸夫の指はいつしか洋子の内奥深く潜り込んで、Ｇスポットを掻き回している。
「あんッ！・・あッ！・・ああああッ！・・だめッ！！」
　早くも沸騰しかけた自らの官能に、洋子の手も動きを速めた。
　快感のさざ波が全身に広がっていく。
　その震える胸に幸夫はむしゃぶりつき、尖り立って存在を誇示していた洋子の乳首を激しく吸い立てた。
「あぅぅッ！！」
「がぁぁッ！」
　二人は同時に絶頂を迎えた。
　お互いの手で、それぞれの弱点を責め苛みながら・・

　どぴゅぴゅッ！・・どぴゅぅぅぅッ！・・どくどくどくッ！　どくんッ！

　どくどく力強い痙攣を繰り返し、洋子の手の中で幸夫は果てた。
「ああん・・ん・・幸夫君・・苦しいわ。」
　そう言って洋子の体に被さって荒い息を吐いている幸夫を、洋子は軽く押した。
　幸夫は体を起こす。
　重しが取れた洋子も上体を起こして、自分の手や内腿の辺りに撒き散らされた幸夫の樹液を見つめた。
　どろりとしたその白い粘液は、芳ばしい香りを放ちながら床に滴り落ちようとしていた。
　ティッシュの箱から素早くティッシュを抜き取り、それが床を汚す前に洋子は拭き取った。
「もう・・だめな子！・・もっと我慢しなきゃ・・・」
「ご、ごめんなさい・・・」
　不覚にも挿入する前に果ててしまったからか、幸夫から先ほどの荒々しさは消えていた。
　むしろ申し訳なさそうに小さくなっている。
　幸夫の樹液は幸夫自身のズボンやＴシャツ、下腹部にもこびりついていた。
「あちこち汚れちゃったわね・・ねえ、仕方ないからそれ、脱ぎなさい。先生が洗ってあげるから・・ね？」
「で・・でも・・・」
「いいから・・さあ！」
　洋子はそう言うと幸夫のＴシャツとズボン、トランクスを脱がせた。
　それから自分も小さな布片と化して丸まっていたキャミを脱ぎ捨てる。
　それぞれが生まれたままの姿になって、お互いの体を見つめ合った。
　まだ青竹のような未熟さを残した幸夫の体・・その全体的な印象と、先ほど情熱をぶちまけて今は半勃ちの状態で首をうなだれている成熟した長太槍とがなんだかひどくアンバランスな感じがした。
　洋子は自分と幸夫の衣服を持って立ち上がると、バスルームに向かった。
　汚れ物を全自動の洗濯機に放り込むとスイッチを入れる。
　それから、
「幸夫君、こっちへいらっしゃい！・・体、洗ってあげるわ・・・」
　と、リビングの幸夫に声をかけた。
　洋子はそのまま浴室に入り、シャワーの温度を加減する。
　そうしているうちに幸夫が入ってきて、浴室の扉を閉めた。
　全裸の美人女教師と教え子は、洋子の家の狭い浴室の中で二人きりになった。
　浴室に跪いた洋子は幸夫に向き直り、まず自分の体にシャワーをかけて汚れを流した。　幸夫はまだ入り口近くに黙って突っ立っている。
「ねえ、もっとこっちへ来て・・そんなに離れていちゃ洗えないでしょ？」
「はい・・・」
　幸夫は素直に洋子の目の前に立った。
　半勃起のまま汚れをこびりつかせた幸夫の肉棒が間近に迫る。
　洋子は無造作にそれを握ると、しごき立てつつシャワーの湯をかけ汚れを洗い流していった。
「あ・・あうう・・・」
　幸夫が呻くような声を洩らした。
　洋子の手の中でその若い長太槍は、みるみる硬度を回復していく。
「す・・すごい！」
　今や完全にマックスの状態に回復した幸夫の肉棒を見つめて、洋子は思わず呟いた。

　ああ・・若いってことは本当に素晴らしいわ。

　しなるように反り返ったその愛しい肉筒を、洋子は優しくしごき上げていく。
　もう汚れを落とすための手の動きではなかった。
「あ・・あああ・・・せ、先生ッ！」
　幸夫は苦しそうな表情を浮かべながら言った。
「え？・・どうしたの？・・苦しいの？」
「そ、そうじゃないんです！・・そんなにされたら・・あ・・あああ・・・またいっちゃいそうなんです！」
「あら・・ごめんなさい・・・」
　そう言って洋子は手を動かすのをやめた。
　代わりにシャワーを幸夫の下腹部や太腿に向け、そこに付着した粘液を洗い落とす。
「ね、ねえ・・先生！・・違うんだよ・・・」
　幸夫は苛ついた感じで言った。
　洋子には分かっていた。
　本当は幸夫は、また自分のものを洋子に含んで欲しいのだ。
　先ほどのように大きく動かしてはいないが、微妙な握力で幸夫のものを刺激しながら洋子はとぼけて答えた。
「え？・・・何が？・・何が違うと言うの？」
「ああ・・だ、だから・・先生の口で・・・」
「わたしの口で？・・口でいったいどうしろと言うの？」
「そんな・・分かってる癖に！・・あああ・・先生の口で・・してくれよ！」
「だめよ・・そんなこと・・いけないわ！」
「昨日はしてくれたじゃないか！」
　苦しげに叫ぶ幸夫。
「だから・・昼間も言ったでしょ？・・あなたはもっとコントロールすることを学ばなきゃいけないのよ・・」
　洋子はそう言って立ち上がった。