１．

　つい半年前まで童貞だった僕は、それから短い間に何度も、ときめく経験をした。
　美しい女性と交わるという、その素晴らしい経験は、中学の頃から憧れ、望んでいた事だったのに、今まで全くその気配さえ無かった。
　なのに、一度それが起きてしまうと、今度は堰を切ったように、何度もその機会が訪れた。
　今回は、その時の様子を詳しく書いてみようと思う。

　まず最初は、アルバイトをしている工場での体験だ。

　僕は以前から、自宅近くにあるパソコンショップでアルバイトをしている。
　パソコンの製造・販売を行っているこの店は、従業員が１０人ほどの小さな会社で、僕はそこの工場で、パソコンの修理や組立などの仕事をしていた。
　この工場には、僕以外に技術系の正社員が二人と、事務の女性社員、それと、交代で働いているパートの女性が数人、在籍している。
　ここで働いている女性は、近所に住む４０代から５０代の主婦が主で、子供が成人して手がかからなくなったので、家計の手助けのために働き始めたという人が多い。
　最近、この中の一人が家の事情で仕事をやめて、代わりに新しい人が入ってきた。
　悦子さんというその人は、３０代半ばで、物覚えがよく、とても綺麗だった。
　いつしか、悦子さんの存在がとても気になるようになっていた僕は、仕事中に隙をみては、チラチラと彼女の様子を窺っていた。

　密かに、彼女と二人きりになれるチャンスを狙っていた僕は、ある日、悦子さんが倉庫の整理を頼まれて、一人で仕事をしている事を知って、自分も口実を見つけて、その倉庫の中に入ることにした。
　倉庫の中で僕は、無心に仕事を続ける悦子さんの後ろ姿を、誰にも見咎められる事もなく、思う存分、視姦し続けた。
　仕事用のデニムのパンツを穿いた悦子さんの下半身は、はち切れそうにムチムチとしていて、その尻にはうっすらとショーツの痕が浮かんでいた。
　長いその脚は、太股の肉づきがよく、そのパンツは少しきつそうに見える。
　また、大きな尻の上の彼女のウェストは、年齢の割にとても細く、その細い括れに回したエプロンの紐が、長く余っていた。
　僕は、悦子さんが後ろを振り返る度に、急いで彼女から視線を外し、素知らぬ顔で仕事をしている振りをした。
　そんな僕の股間は、悦子さんの服の中を想像しながら、最初から大きく膨らんでいた。
　そのうちに、倉庫で棚から品物を出そうとしていた僕の尻と、前屈みになって探し物をしていた悦子さんの尻が、偶然、ぶつかる。
「あっ、ごめんなさい。・・」「・・いえ、すいません。」
　そこには、慌てながら顔を真っ赤にして謝る僕と、その様子をじっと見つめる悦子さんの姿があった。

　そんな事があって、もっと悦子さんと親しくなりたい、と切実に思う様になっていた僕は、なかなか巡って来ないその機会を、じりじりと待ち続けた。
　だが、そのチャンスは、意外にすぐやって来た。
　その日、この営業所の二人の社員は、客からの急な問い合わせで、マシンのセッティングのために主張する事になった。
　さらに、事務員の女性社員も風邪で仕事を休んでいて、会社はバイトの僕とパートの女性の二人で、留守番をする事になった。
　その日がちょうど、勤務予定日だった悦子さんは、珍しく膝上までのフレアスカートを穿いて、出社した。
　僕は、悦子さんのその姿を見て、忽ち、その細く美しい脹ら脛に見蕩れてしまう。
　それから僕は、幸せな気分で仕事を続け、その間ずっと、しゃがみ込む度に見え隠れする、彼女の魅力的な太股に魅了されたままだった。

　この日、僕と悦子さんの二人は、社員の人に頼まれた出荷作業を行っていたが、そこに購入希望のお客さんが来店した。
　すぐに悦子さんが接客に出る。
　僕はそのまま、悦子さんの後ろで、出荷の為の梱包作業を続けていたが、ふと悦子さんの方を見ると、彼女のスカートの後ろ側が、大きく捲れ上がっている。
　どうやら、お辞儀をした時に、スカートの裾が上着に引っかかってしまったようだ。
　スカートの裾を直してあげようとした僕は、お客さんから見えないように、屈み込んで接客台の影に隠れ、そっと悦子さんの背後に近づいた。
　悦子さんの下半身は、スカートの裾が尻のところまで捲り上がり、刺繍が入った白のショーツの下側と、その下のムチムチの太股が、丸見えになっている。
　彼女の尻のすぐ下にすり寄った僕は、彼女のスカートの裾を直そうとする。
　だが、悦子さんの魅惑的な脚に、完全に悩殺されてしまった僕は、我慢出来ずに、つい彼女の脚の方に手を伸ばしてしまう。
　我を忘れた僕は、胸をドキドキさせながら、彼女の脹ら脛から太股の裏にかけて、ゆっくりとその手を滑らせた。
　接客中の悦子さんは、その瞬間、びくっと身体を震わせたが、そのまま客への応対を続ける。
　僕が彼女の脚を触りながら、その様子を窺うと、悦子さんはムチムチとしたその太股を擦り合わせながら、下半身から伝わってくる心地好いくすぐったさに、必死で堪えようとしているようだった。
　安心した僕は、そんな悦子さんの差し迫った気持ちなど、全く無視して、さらに、彼女の美しい両脚の間に手を滑り込ませて、足首からふとももまでを好き勝手に撫で回しながら、すぐ目の前にある彼女の尻に顔を寄せ、その股間の匂いを、胸一杯に吸い込んだ。

　やがて客が店を出ると、悦子さんは後ろを振り返り、すごい形相で僕を睨みつける。
　そして「なんであんな事をするの！、私を揶揄うつもり？」と、声を荒げて僕を非難する。
　後悔で胸が一杯になった僕は、彼女に嫌われてしまった事を確信しながら、「ごめんなさい。スカートが乱れていたので、直してあげようとしたんだけど・・つい触ってしまって・・本当にごめんなさい！、許して下さい。」と、必死で頭を下げた。
　悦子さんは、眼に涙を溜めながら、必死に謝る僕の姿を見て、「あなた・・」と、何かを言いかけたが、口を噤み、そのまま黙り込んでしまう。
　居たたまれなくなった僕は、もう一度深く頭を下げると、その場所を離れ、すぐに別の仕事を始めた。
　それから僕たちは、お互いに無言で黙々と仕事を続ける。
　僕らは与えられた仕事を順調にこなし、やがて昼休みになった。
　近くに食事に出かけた僕たちは、最初は気まずい雰囲気で、お互いに黙ったままだったが、やがて、僕の方から、先程の悪戯の件を謝った。
「さっきは・・本当にごめんなさい。悦子さんの脚があまりに綺麗だったので、どうしても我慢が出来なかったんです。」
　僕が正直にそう謝ると、悦子さんは急に、にこにこと微笑みながら、
「私、君のそんなところ大好きよ。真面目で正直なところ。」と、そう言った。
「えっ？・・本当ですか。そう言ってもらえると・・嬉しいです。」褒められた僕が顔を綻ばせていると、彼女はさらに、
「仕事振りを見て、前から、いい人だなと思ってたの。それに、とてもシャイで可愛いし・・」と、僕が泣いて喜ぶ様な言葉を口にした。
　だが続いて、悦子さんの口から意外な質問が飛び出した。
「あなた、女性の身体に、人一倍、興味があるんじゃない？」悦子さんは、僕の顔を覗き込みながら、そう訊ねた。
「えっ！？・・」驚いて言葉を失う僕。
「時々、私の脚やお尻を、じろじろ見てたでしょう？・・だいぶ前から気付いてたの。あの・・君・・もしかして・・童貞？」
「・・・」いきなり、知られたくないところを衝かれた僕は、思わず顔を真っ赤にして俯いた。
「・・そうなのね。でも別に恥ずかしい事じゃないわ。まだ若いんだもの。あなた、歳は二十歳ぐらい？」
「２１です・・」僕は恥ずかしさで俯いたまま、そう答える。
「そう・・今はみんな十代で経験するみたいだから、遅いのかもしれないけど、私も初体験は、２４の時だったわよ。」
「本当ですか？！」それを聞いた僕は、顔を上げて悦子さんの顔を真っ直ぐに見ていた。
「ええ、本当よ。安心した？」悦子さんも僕の顔を見ながら、にっこりと微笑む。
「でも、なぜですか？、そんなに綺麗なのに・・」
　それから悦子さんは、遠くを見るようなぼーっとした表情で、自分の事を話し始めた。
「私、自分に自信が無かったのよ。本当の自分を相手の人が知ったら、きっと嫌われてしまう、いつもそんなふうに思ってたわ。」
「でも思い切って一度、求められた相手に、本当の自分を曝け出してみたら、そうじゃない事がわかった。」
「その人は、等身大の私を受け入れて、さらに深く私を求めてくれたわ。・・それからは、沢山の恋愛を経験した。」
　それまで黙って聞いていた僕は、ここで自分の意見を言った。
「悦子さんは、モテすぎだったんでしょう。あまりに多く求められすぎて、疑心暗鬼になってたんじゃないですか。」
「そうかな？・・」考え込む悦子さん。
「羨ましいな。・・僕なんか、長い間ずっと望んでるのに、全然、機会が無いんだから・・」
「大丈夫よ。あなたはとてもいい人だから、そのうちに素敵な人とめぐり合えるわ。・・でも・・男の人は大変でしょう？、私の最初の彼も２１だったから、よくわかるの。・・我慢出来る？」悦子さんは急に、心配そうな顔でそう言った。
「ええ、まあ・・」痛いところを衝かれた僕は、思わず言葉を濁す。
「何度もオナニーするんでしょう。一日に何回ぐらい射精するの？」
「えっ？！・・そ、それは・・」清楚な容姿の大人の女性の口から、「射精」という言葉を聞いて、僕はとても焦り、頭に血が上ってしまった。
　だが彼女は、平然とした顔で、話を続ける。
「最初の彼は、私の裸を見ながら２回ぐらい抜いて、その後、私の身体で５回ぐらい射精してたと思う。それでも、次の日に私に会えないと、夜になって、精液が溢れでるようで我慢出来ない。って言ってた。すごい性欲だったわ。・・あなたも同じ？」
　悦子さんは、茶化したり照れたりすることなく、真剣な顔で僕の顔を覗き込みながら、そう訊ねてくる。
　彼女の真剣な態度に、僕は、本当の自分を隠しているのが馬鹿らしくなって、彼女の問いに真面目に答える事にした。
「ええ、同じです。でも何度オナニーをしても、満足出来ないんです。その時、一時的に欲望を忘れるだけで・・」
「そう・・やっぱり相手をしてくれる女性がいないと、我慢出来ないのね。・・あなたでも、若い女性の脚や胸を見ると、その人を襲いたくなるの？」
「ええ・・勿論我慢しますけど。その後、股間の昂ぶりが押さえられなくて、その近くで、その女性の裸を想像しながら抜く事もあります。」
「まあ・・そうなの・・まるで獣みたいね。初めて教えてもらったわ。男性の本当の姿って、女性には、なかなか解らないから・・」
　その時、僕の顔を見つめる悦子さんの瞳がうっとりと潤み、その頬が僅かに赤く染まった事に、僕は気がついた。
　そのまま暫く無言だった悦子さんは、やがてその手を伸ばし、僕の手をそっと握ると、「はやく素敵な人が見つかるといいわね。君みたいな人がずっと一人で我慢してるなんて、可哀想すぎるもの。応援してるわ、頑張って。」と、明るくそう言った。
　僕は悦子さんの手の温もりを感じながら、自分から彼女の手を握り返す。それから、「ありがとうございます。僕、悦子さんみたいに、素敵な人を探しますよ。清楚で聡明で美しい、あなたみたいな人を・・」と、柄にもない言葉を口にしていた。
　これを聞いた悦子さんは、嬉しそうに微笑みながら、潤んだ瞳で、ただ僕の目をじっと見つめていた。

２．

　その後、肩を寄せ合うようにして、仲良く食事から帰った二人は、従業員用の休憩室に入るとすぐに、じっと見つめ合い、そして自然に抱き合って、熱い口づけを交わした。
　この時、僕の股間はもう硬く勃起していて、悦子さんの下腹部に強くめり込んでいた。
　僕は、この事を悦子さんがどう思っているのか、不安で仕方がなかった。
　なぜか、悦子さんに身体を欲しがっていると思われたくなかった僕は、とっさに腰を後ろに引いて、膨らんだ股間を彼女の身体から遠ざける。
　それから、「あの・・ごめんなさい・・俺・・別に・・やりたい訳じゃないんです。」と、しどろもどろになりながら、言い訳をした。
　悦子さんは、「あら、何を言ってるの。嬉しいわ。こんなに興奮してくれて・・」と、笑いながら手を下に伸ばして、その輪郭をはっきりと映し出している、僕の股間の膨らみをそっと撫で上げた。
「あっうんっ！・・はあぁ・・」敏感な箇所に、優しい女性の指の感触を感じた僕は、思わず身体を跳ね上げ、彼女の肩に抱きついてしまう。
　可愛いペットを見守る様な暖かい眼差しで、そんな僕の反応を眺めていた悦子さんは、急に「私でいいの？」と、低い声で僕に訊ねてくる。
　勿論、異存などあるわけがない僕が、無言で深く頷くと、さらに悦子さんは「私の事、好き？」と、僕の目をじっと見つめながら、そう訊ねた。
「ええ、大好きです。」僕も彼女の目を見つめ返しながら、真剣な顔で答える。
　僕の答えを聞いた悦子さんは、黙ったまま、その場で服を脱ぎ始めた。
　そして、ブラとショーツだけの眩しい下着姿になると、「さあ、何回射精できるか、私に見せてみて。」と、大胆な言葉を口にしながら、敷き詰めた座蒲団の上に仰向けに横たわる。
　悦子さんはそのまま僕の目の前で、その真っ白な肌を惜しげもなく曝け出しながら、脚を真っ直ぐ下に伸ばし、両手を自分の頭の上に挙げた。
　僕はドキドキしながら、微笑む悦子さんの美しい顔と、そのすぐ横にある、染み一つ無い腋の下に見蕩れる。それから、その視線を、彼女の身体の線に沿って下に移動させた。
　白い清楚なブラに包まれた、悦子さんの二つの胸の膨らみは、手を挙げた事で少し上に持ち上げられて、盛り上がった右乳房の上側が悦子さんの顎に当たっていた。
　そのブラの下には、うっすらとろっ骨の筋が浮かび、そこから、ぎゅうっと細く括れたウェストに向かって、女らしい柔らかい曲線が続いている。
　僕はさらに、彼女のへその穴から、下腹部に向かって縦に伸びた一本の線に沿って、視線を下に走らせる。
　張り出した悦子さんの両方の腰骨の端にかかった、純白のハイレグショーツは、下に向かって大きくＵの字型にえぐれていて、陰毛が見えないぎりぎりのところで、彼女の下腹部を覆っていた。
　その股間部分は、ふっくらと盛り上がり、ショーツ上端の下腹部に接する部分には、少し隙間ができている。
　僕は剥き出しになった彼女の腰骨から、ふとももにかけて視線を走らせる。
　透き通るように白く、すべすべしたその太股は、適度に引き締まりながらも、内ももの部分は、隙間無くお互いにぴったりとくっついていて、ムチムチとした触感を僕に見せつけていた。
　そこまで視線を走らせた僕は、我慢が出来ずに、すでに硬く勃起している自分の股間に手を伸ばした。
　悦子さんは潤んだ瞳で、引っ張り出され、扱かれる僕のペニスを眺めながら、「触ってもいいのよ。」と、その真っ赤な唇で囁く。
　ハァ、ハァと、大きく息を荒げた僕は、悦子さんの真っ赤な唇やその細い首を見つめながら、彼女の身体に近づいた。
　そして、右手で自分の股間をゆっくりと扱きながら、左手を彼女の太股に這わせる。
　脚の上を這い回る僕の指の感触に、うっとりと瞳を閉じた悦子さんは、その唇を薄く開き、「はあぁ〜」と、深い吐息を漏らす。
　その声を聞いた僕は、堪らなくなって、激しく自分の股間を扱きたてていた。
「おっうぅ・・うっ！、あうぅ・・」
　悦子さんの半裸の姿を見ただけで、すでに腹に着くほど興奮していた僕のペニスは、激しく扱かれて、忽ちその先端から白い精液を迸らせる。
　いきなり、熱い精液を太股にかけられた悦子さんは、「あんッ・・熱い・・逝ったの？・・あぁ、凄い量・・ねえ、お願い。もう一回・・もう一回勃てて・・」と、まだドクドクと精液を噴き零している僕のペニスを眺めながら、その身体を起こした。
　そして、自分の下腹部から胸にかけて、ゆっくりと右手の指を這わせながら、薄く開けた唇から、長い舌をだらりと垂らす。
　それを見た僕の股間は、萎えるのをやめて、再びその頭を持ち上げ始めた。
　僕がハァ、ハァと、悦子さんにも聞こえるぐらいにその息を大きく荒げながら、彼女の腰からウェストにかけてを、夢中で撫で回していると、悦子さんは、いつの間にかブラを外し、「さあ、ここへ来て。・・口で大きくしてあげる。」と、色っぽい声で僕を誘った。
　僕が期待に胸をドキドキさせながら、口を開けて待つ悦子さんの顔に、その腰を近づけると、悦子さんは再び勃起を始めた僕のペニスを、その口にゆっくりと含みながら、大きな乳房に僕の手を押し付けてくる。
　僕が、悦子さんの大きな胸を夢中で揉みながら、無意識のうちにその腰をくねらせていると、彼女は、口の中でその舌を激しく回し始めた。
「おっうぅ・・はうっ！、だめッ、悦子さん、いっちゃう、やめて・・あうっ！、おおぉ〜・・」
　僕が身悶えしながら思わずそう悲鳴をあげると、悦子さんは、
「んんっ・・んむっ・・いいわよ、好きなだけ出して・・飲んであげる・・んっんんっ・・」と、さらに激しく舌を踊らせながら、その頭を忙しなく前後に揺らした。
　自分のペニスが女の口に咥えられているという現実に、異常に興奮し、舞い上がってしまった僕は、射精をしてまだいくらも経たないのに、再び、その先端から熱い精液を噴上げてしまう。
　噎せ返るほどの勢いで、口の中を大量の精液を満たされた悦子さんは、余った分を唇の端からだらだらと溢れさせながら、喉を鳴らしてこれを飲み込んでゆく。
　さらに彼女が、口からペニス抜いて、その茎を激しく手で扱くと、まだ間欠泉の様に高く噴き上がっていた僕の精液が、何度も遠くへ飛び散り、彼女の胸や肩に降りかかった。
　悦子さんは、粘度の高い精液で身体中を白く汚しながら、ペニスが硬さを無くし、その先端から、僕の体液が完全に出なくなるまで、感じやすい亀頭部を舐め続けてくれた。
　悦子さんは、上目使いに、喘ぐ僕の顔を見つめながら、「はあぁ・・元気ね。ベトベトになっちゃった。・・でも、まだできるでしょう？・・もう一度、口で抜いてあげましょうか？、それとも中に入りたい？・・いいわ。さあ、抱いて頂戴・・また硬くしてあげるから。」と、僕の希望を訊き、すぐにそれを叶えてくれた。
　彼女は、腰を浮かすようにしながら素早くショーツを脱ぎ、仰向けに寝て、そのまま脚を左右に大きく拡げた。
　僕が、初めて見る女の陰部に目を奪われながら、夢中で服を脱ぎ、彼女の身体に飛びつくと、悦子さんは僕の背中に両手を回して、優しく僕を受け止めてくれる。
　それから、僕の両脚に自分の脚を絡めて、下から自分の腰を、僕の下腹部に擦りつけるように動かしながら、僕に長い口づけをした。
　女性の柔らかい身体で抱きつかれながら、熱いディープキッスを繰り返された僕の股間は、忽ち元気を取り戻し、硬く勃起したその先端が、悦子さんの下腹部を擦り上げた。
「まぁ、凄い。・・もうビンビン・・ねえ、お願い。今度は私の中に出して・・大丈夫だから、おもいっきり。ね、・・」
　悦子さんは赤く上気した顔で、僕にキスをしながら、片手を二人の股間の隙間に差し入れる。
　ペニスを指で愛撫されながら、向きを変えられたことを感じた僕が、そのまま腰をくねらせながら身体を前に進めようとすると、悦子さんは、「待って・・慌てないで・・してあげる。」と、僕の耳元でそっと囁いた。
　それから、膝を立てて両脚で僕の腰を挟み込むようにしながら、先端の位置を探り、両手を僕の尻に回して、そのままゆっくりと僕の身体を抱き寄せた。
「あうぅ・・ん゛〜〜」途中から、股間を、燃える様な柔らかさに包み込まれた僕は、呻き声をあげながら、彼女の身体に抱きつき、その豊かな胸に顔を埋めたまま悶絶してしまう。
　彼女は暫くそのまま動かずに、僕の背中を優しく撫でながら、包み込むように抱き締めてくれた。
　やがて、何もしないままに、僕の呼吸が浅く、速くなってきたことに気づいた悦子さんは、「・・さあ、腰を動かしてみて。・・何度でも受け止めてあげるから。」と、言い聞かせる様に、僕に向かってそう囁く。
　僕が痺れるような刺激に震えながら、必死にその腰を動かし始めると、彼女は嬉しそうに瞳を閉じ、薄く開いた唇から甘い吐息を漏した。
　そして、武者振り付きたくなるような妖艶な表情を浮かべながら、自分もその腰をくねらせ始める。
　彼女の下腹部が波打つように大きくうねり、僕の下腹部を優しく擽る。
「あぁ〜〜んっ・・ふう〜〜っ・・はあぁ・・」「・・あっ！、うんっ・・んんーーーっ！」
　悦子さんのあの表情に、堪らなく興奮してしまった僕は彼女にしがみつき、すぐにその体内で射精を始めてしまう。
　悦子さんは、ブルブルと震えながら、熱いペニスを何度も脈打たせ、大量の精液を自分に流し込んでいる僕の顔を、潤んだ瞳でじっと見つめる。
　そして、僕の首に両腕を回し、暴れる僕の腰にその両脚をしっかりと絡めて、迸り出る若い血潮を、全てその身体の奥で受け止めた。
　それから僕は、今出しているのか、いないのか判らない状態のまま、彼女の中で連続して逝き続ける。
　長く浅い射精の後、彼女の身体の上でぐったりと脱力した僕を、やさしく抱き締めながら悦子さんは、「さすがに、もう無理よね。でも、もっと抱いて欲しかったな。・・また今度してね。約束よ。」と、天使のような微笑みを浮かべた。