３．

　次の体験は、それから数日後、一人でドライブに出かけた、連休の日の初日に起きた。

　観光地にある湖を目指してドライブしていた僕は、その途中、寄り道をして岬の突先にある港町にむかった。
　その町には、以前に何回か行ったことがあったが、今度は海沿いの道ではなくて、別のルートから行ってみようと思っていた。
　細い県道を走っていた僕は、途中で道を間違えた事に気がついた。
　目的の町に行くには、このあたりから道を下るはずだが、今走っている道は上り坂になっている。
　僕の車は十年ぐらい前のもので、ナビは付いていない。
　地図を見ながら走っていたが、どうも手前の二又で、道を間違えたらしい。
　その道は、狭くてカーブしていたので、僕は、この先の広いところでＵターンをしようと考えていた。
　だがその道はしばらく行くと、農道になり高台にある広い畑にでてしまった。
　左側の畑で、この土地の持ち主らしい人が一人で農作業をしている。
　僕は、人の土地に勝手に入ってしまった事を怒られそうな気がして、窓を開け、
「どうもすいません。道を間違えてしまったらしくて。港の町に行くには、この手前の二又別れを右に行けばいいんでしょうか？」と、その人に声をかけた。
　被っていた作業帽をとり、大きく頷いてくれたその人は、若い女性でこの家の若奥さんのようだった。
　僕は、農道が交差しているところで車の向きを変え、その人にもう一度頭を下げて、今来た道を戻ろうとした。
　すると、その人が畑から近づいてきて、車の僕に話しかけてくる。
「今、忙しい？、もし時間があれば、ちょっと頼みたいことがあるんだけど。」という。
　僕が「なんでしょうか？」と答えると、「すいません、あそこへ来てもらえませんか。」と言って、近くの作業小屋を指差す。
　その人の後について、そこへ行ってみると、その作業小屋は、農作物を仕分けしたり箱に詰めたりするための小屋で、一方に壁があるだけで、屋根と柱だけの簡単な作りになっていた。
　手拭いの頬被りと作業用の手袋をはずしたその人は、背は僕の肩ぐらいで、化粧気が無く赤い頬をしていて、みたところ２０代後半ぐらいに思えた。

　その人は単刀直入に、自分の望みを話しはじめた。
　その人の旦那さんは、一年のうち半年間は、トンネル掘りの作業員として出稼ぎに出ていて、家にいないという。
　自分は昼は農作業で、夕方、家に帰ると家事をしているが、家には年寄りの親だけでとても寂しい。
　時々、畑で一人の時に、旦那さんが家にいる時の事を思い出すと、堪らなくなり、仕事が手につかなくなるという。
　その女性はいきなり、「男の人にあったのは久しぶり。どうか、お願い。私を抱いて。」そう言うと、僕が返事をする前に、くるりっと後ろを向き、奥に積んであった空き箱に片手を着きながら、小振りなお尻を後ろに突き出した。
　それから、赤く染まった顔を斜め後ろに向けて、僕のほうを見ながら、片手でもんぺのズボンと、その下に履いていたジャージのようなものを、大きくずり下げる。
　そのしたからは、ブルーのレースのショーツと、真っ白な太ももが現われた。

　その農作業着とはあまりにもかけ離れた、魅惑的な後ろ姿に、すごく興奮してしまった僕は、おもわず後ろから、その女性に抱きついていた。
　興奮し見境がなくなっていた僕は、女性のウェストに両手を回して、ただ自分の股間を女性の尻に擦りつける。
　女性のウェストは思っていたよりもずっと細く、女性の「ハァ、ハァ」という荒い呼吸に合わせて、大きく上下していた。
　僕は素直に「すいません。僕、まだ経験が浅いんです。教えて下さい。」と、その女性に助けを頼んだ。
　女性は優しく「うん。」と頷くと、再び後ろを向いて僕と向き合い、僕を少し後ろへ下がらせると、足の間にしゃがみ込んだ。
　女性はそのまま、微笑みを浮かべながら僕のズボンに手を伸ばそうとする。
　僕は急に、誰かに見られていないか心配になり、後ろを振り返り周りを眺めたが、ここは高台の農地でまわりに人家も無く、畑の外側は防風林に囲まれていて、人から見られる心配はなかった。
　安心した僕は、急いでベルトを緩めると、自分でズボンとパンツを脱いだ。

　僕のペニスはパンツから飛び出すと、一杯に勃起した状態で頭の部分を上下させ、僕の腹を叩いた。
　ペニスからは、自分でもわかるほどの強い性臭が、むうっと匂ってくる。
　女性はペニスに手を伸ばしてこれを掴むと、愛おしそうに、一度ペニスの横にくちづけをした。
　それから、うっとりとした顔で瞳を閉じると「あぁ・・凄い匂い、大きくて固いわ・・はぁ〜・・ふぅ〜・・」と言いながら、嬉しそうに僕のペニスに頬ずりをする。
　僕はこれだけで、自分の精液が身体の中を駆け登ってくるのを感じて、左手を女性の肩について、やっと身体を支えると、大きく息をしながら右手で女性の髪を撫でた。
　女性は僕の様子に気がついたのか「一度出すわね。」と言うと、ペニスを深く咥え、口の中で激しく舌を振動させた。
　僕はすぐに「うっ！」と声をあげると、腰を前に突き出して、射精を始めてしまう。
　女性は精液が噴出す直前に、口からペニスを抜き、右手で激しくそれを扱いた。
　ペニスはビクン、ビクンと強く跳ね上がりながら、何度も精液を遠くまで飛ばし、女性の手を白く汚した。
　女性は、何回かの射精の波が去ると、手を手拭いで拭きながらゆっくりと立ち上がり、潤んだ瞳で僕に「もう一度できる？」と訊いた。
　僕は、ハアッ、ハアッと息を荒げながら、なんの躊躇もなく大きく頷く。

　女性は、自分の足元に引っかかっている、もんぺのズボンを脚から抜くと、作業着の上も脱いで近くの作業台の上に置いた。
　それから、その下に着ていたブラウスのボタンを全部外して、胸の前をはだける。
　さらに、自分の背中に手を回して、ブラのホックを外した。女性はパンティとは別の種類の、白い無地のブラジャーを着けていた。
　剥き出しになった女性の胸は、太ももと同じように真っ白で、少し小振りだが綺麗なお椀型をしていた。
　前から見た女性の身体は、胸からウェストへのラインが少女のように細く括れて、そこから豊かな太ももにつながる曲線がすごく綺麗だった。
　僕は、女性の胸から足先まで、舐めるように視線を走らせた後、女性の顔に視線を戻した。
　女性は、赤く上気した顔で僕に近づくと、僕の厚手のＹシャツのボタンを外し、下に着ていたＴシャツの裾を上にたくし上げる。
　それから、僕の両腕を自分の腰に宛うと、僕のわき腹から手を背中に回して、自分の身体を僕に密着させるように強く抱きしめた。
　女性の弾力のある胸が僕の胸の下のほうに押しつけられて、柔らかく広がり、夢のように気持ちがいい。
　女性は僕の首の下に頬を埋めて、両手で優しく背中を撫で回す。女性の髪からは、うっとりするようないい匂いが漂ってくる。
　僕は、女性の身体のふくよかな柔らかさと、匂いたつ薫りに夢中になり、もう下半身は固く勃起して、女性の腹を強く押していた。
　女性は僕の反応を確かめるように、顔を上に向けて僕の目をじっと見つめる。そして、瞳を閉じて半分開いた唇を僕の口に近づけた。
　僕が堪らず顔を寄せて、女性の唇に自分の唇を合わせると、女性は唇を開いて、僕の舌を自分の口の中に誘い入れた。
　それから、下半身を少し横にずらして、右手で僕のペニスを優しく愛撫し始める。
　僕は女性の右手から与えられる心地よい快感に、塞がった口で「うぅんっ・・ふうぅん・・はぁあっ〜」と歓喜の声を漏らしながら、夢中で、女性の背中からウェスト、それから柔らかな尻まで手を這わせる。そして、のたうつ舌で、女性の口の中を満遍なく舐め回した。
　この時僕は、このまま続けたらすぐにでもまた、イッてしまいそうな状態だった。

　僕の激しい動きを敏感に感じた女性は、唇を離し、優しく「待って・・」と言うと、静かに僕の胸を両手で押しながら、その身体を離した。
　それから、ゆっくりと後ずさりをすると、小屋の中に置いてある細長い作業台の端に腰かける。
　女性は自分の両脚を大きく上に持ち上げると、腰に手をやり薄いショーツの端に指を入れて、腰から足首に向かって引き上げた。
　僕の眼に、白い太もものまん中にある縦の割れ目が飛び込んでくる。
　女性はショーツを脱ぐと、上体を作業台の上に横たえて、脚を作業台の端に乗せる。
　そして、股を大きく開くと、畳んだ脚を自分胸の辺りまで引き上げた。
　それから、自分の下半身に右手を伸ばし、指で陰毛に隠れた陰唇を大きく押し拡げ、残った左手を股の間で拡げて、甘えるように「きて・・」と囁いた。
　僕は、この夢のような光景に胸をドキドキさせて、手でペニスを扱きながら、自分の腰を女性の股間に近づける。
　ピンク色の女性の内部の、どこにペニスを挿入していいのか、まだわからない僕に、その女性は「ゆっくり近づいて。そう、そのまま私に任せて・・」と声をかけ、左手で僕のペニスを優しく包むと、引っ張るように自分の中へ導いた。
　僕は、女性の両膝に手を添えながら、腰を前に突き出し女性の股間に密着させる。
「はああっ・・ハッ、ハッ、うんっ！、う〜〜んッ・・」ぬるりとした感触の後、ペニス全体に熱い吸盤が吸いついたような、強烈な刺激が伝わり、僕はおもわず声をあげた。
　同時に、女性は「はぁ〜っ・・あぁ・・あぁ〜〜んっ」と、ため息のような声を漏らす。
　僕は、この前、悦子さんから教わったように、腰を前後に動かそうとしたが、ペニスの根本を絞るような若い女の強い締めつけに、身体を動かすことができずに、うずくまり、そのまま女性の身体に抱きついてしまった。
　女性は脚を僕の腰にまわし足首をロックさせると、両手を震えている僕の背中にまわして、優しく抱きしめてくれた。
　僕は、女性の身体の中で蠢く、別の生き物のような膣の蠕動に悶絶し、押し殺すような呻き声を上げ続ける。
　ふだん仕事で身体を鍛えている、この女性の下腹部はとても活発で、内部のこりこりした触手の様な襞で、僕のペニス全体を優しく包み込み、扱きたてるように揉み上げてくる。
　やがて僕は、その規則正しい波のような快感に堪え切れずに、「うッ！、はあッ、おおぉ・・アッァーーーッ！！」と、生まれて初めての大きな絶叫を吐きながら、身体を痙攣させ、女性の内部に激しく射精をした。
　僕の先端から、勢いよく精液が迸った瞬間、女性は眼を大きく見開いて「あんっ！、ああぁ・・はぁ、あぁ熱い・・」と声を出しながら、僕の頭を強く抱きしめた。

　僕はその後、この世の天国のような、この女性の身体から離れることができずに、彼女の中で勃起と射精を３度繰り返した。
　ただそのどれもが、２、３分しか保たず、満足に動くことさえできなかった。
　相手を悦ばすことができずに疲れ切った僕は、最後に「ごめんなさい。」とその女性に言うと、女性は「ううん、ありがとう。」と言って、僕の顎を舐めてくれた。

　事が終わり、再び農作業着を身に付けたその女性は、別れ際に「もう、ここには来ないで。」と、僕に言った。
　僕は女性のその言葉に、やりきれない寂しさを感じながらも、黙って彼女に頷いてみせた。

４．

　三度めの体験は、その翌日、湖からの帰りの事だった。

　湖まで足を延ばした僕は、トイレに入るために、その近くにある公園の駐車場に車を止めた。
　僕が車のエンジンを止めて、その公園の場所を確認していると、他に人影も無いその駐車場に、一台のオープンカーが入ってきた。
　若い男と、それよりも少し年上の綺麗な女を乗せたその車は、僕の車のすぐ隣に駐車した。
　すぐに女の方が、車から降りてトイレに向かう。
　続いて男も、トイレに入って行った。
　来た道の確認を終えた僕も、直後に、そのトイレに向かう。
　だがなぜか、男性用のトイレの中には、先程の男の姿は無かった。
　不審に思った僕が、ある確信を胸に、隣の女性用トイレの様子を窺うと、案の定、そこからは、押し殺した女の喘ぎ声が聞こえてくる。
　僕が用を足すのも忘れて、その声に聞き入っていると、段々とその声は音量を増して、遂には、はっきりと聞き取れるほどの大きさになった。
　やがてその声は、かん高い悲鳴に変わり、その後ぴったりと止んでしまった。
　勃起してしまった自分のペニスが治まるまで待って、用を足した僕がトイレから出てくると、丁度、男がファスナーを引き上げながら、女性用のトイレから出てくるところだった。
　気まずさを感じた僕が、その男の顔を見ないようにしながら、足早に車に戻ろうとすると、その男は僕の態度に何かを察知したのか、後ろから声をかけてきた。
「あの、ちょっと・・すいません。・・」
　僕が、胸に不安を覚えながら後ろを振り返ると、その男はいきなり、「聴いてたんでしょう？」と、僕にそう訊ねてくる。
　僕が内心の動揺を隠しながら、何食わぬ顔で「えっ？、なんの事ですか？」と白を切ると、その男は苦笑しながら、
「別に責めている訳じゃないんだ。実は、ちょっと頼みたい事があるんだけど・・」と、その声を潜めた。
　それから、その男は「相手の女が、まだ満足しないんだ。もしよければ、あんた、女の相手をしてくれないか。」と、思いもしない事を言い出す。
　僕がどうしたらいいか判らずに、その場で立ち竦んでいると、その男は「いいから、ちょっと来てくれ。」と、言って僕の腕を引っ張り、強引に僕を、女性用のトイレの中に連れ込む。

　僕がトイレの中に入ると、そこは信じられない状態になっていた。
　３０才ぐらいに見える色の白い女が、豊かな尻を丸出しにして、トイレの洗面台にしがみついている。
　大きく息を荒げたまま、上半身を洗面台に預け、尻を後ろに突き出しているその女は、スカートと下の下着を自分の足首に絡み付け、美しい両脚と、尻肉の間の赤い秘部を顕にしていた。
　剥き出しになった、その女の白く大きな尻と、対照的に細く括れたウェストを目撃した僕は、自分でも制御出来ないほどに、激しく興奮してしまっていた。
「抱いてやってくれ。」男は再び、ズボンの中から自分のペニスを取り出しながら、そう言った。
　僕が我を忘れて、その女性の裸の下半身に見蕩れていると、やがて彼女がゆっくりと後ろを振り返った。
　頬を赤く染め、眼をとろんと潤ませたその女は、相手の男の顔と、僕の顔を交互に眺めた後、「いやよ。許して・・」と、小さな声で囁く。
　だが男の方は、そんな女の言葉を聞き流すように、ただ、にやにやと笑いながら、虚ろな女の顔を眺めている。
「いや、やめて・・」女は、口ではそう言い続けながらも、その姿勢を崩そうとはしなかった。
　やがて男は、「欲しがってるんだ。入れてやって。」と、僕にそう促した。
　狂喜乱舞した僕の心臓が、胸から飛び出しそうに、激しく高鳴る。
　この時、僕の心は、下半身を剥き出しにして男を誘う、その女の淫らな肢体に完全に負けていた。
　女の身体の味を覚えたばかりの僕の股間は、もうすでに、ズボンの中でファスナーを壊しそうなほど勃起していて、なかなか服の中から取り出すことができなかった。
　僕がやっとベルトを緩め、降ろしたズボンを足元に引き摺ったまま、女の背後に近づくと、彼女は後ろを振り返り、何ともいえない喜悦の表情を浮かべながら、大きく見開いた瞳で、そそり勃つ僕の股間をじぃーっと見つめる。
　僕は、カチカチに勃起して、何度も自分の腹を叩いている硬い肉棒を必死で押え込みながら、突き出された、真っ白で豊かなその女の尻に、自分の腰を近づける。
　焦った僕は、そのまま膝を曲げ、女の尻の中心に自分の先端を押し込もうとするが、なかなか、うまくいかない。
　そのうちに、その女は、尻に当たる硬いペニスの感触に我慢が出来なくなったのか、「はあぁ〜〜」と深い吐息を漏らしながら、瞳を閉じ、大きく頭を後ろに反らした。
　それから、自ら、手を後ろに伸ばすと、僕のペニスを掴み、その先端を自分の股間の割れ目に宛う。
　我を忘れた僕が、夢中でその腰を前に進めると、女は「あっおおぉ〜〜・・ん゛ーーーッ！」と、獣の様な呻き声をあげながら、口から舌を突き出した。
　熱く蕩けた女の体内に悶絶した僕が、女の細いウェストに両腕を回して、その背中にきつく抱きつき、自分の腰を柔らかい彼女の尻に擦りつけるように動かし始めると、女は、僕の腕の中の下腹部を大きく上下させながら、声をあげて悦び始める。
「あうぅ〜〜・・いいぃ・・おおぉ・・凄いッ・・もっと、もっと強くぅ〜・・」
　男の方は、そんな悶え狂う女の痴態を眺めながら、嬉しそうに自分のペニスを扱いている。
　包み込み、吸い付く様な女の内部の感触に、すぐに昇りつめてしまった僕は、絶頂に向かって、下から刳りたてるように、激しく自分の腰を振った。
　女は大きな尻をぶるぶると震わせながら、洗面台にしがみつき、「ハッ・・ひっ！・・おっぐっうぅ〜〜ッ！」と、歓喜の悲鳴を上げている。
　やがて僕が、突き抜ける快感にその身体を跳ね上げ、女の体内に熱い精液を迸らせようとしたその瞬間、それを察知した相手の男が素早く二人の間に割り込み、強引に僕の身体を、その女の身体から引き離した。
　直後に僕は、その女の尻に大量の精液を噴き零す。
　ビュービューと、勢いよく迸り出た僕の精液は、女の背中まで飛び散り、一旦、彼女の尻の上に溜まった後、その太股に流れ落ちた。
　熱い精液をその尻にかけられた女は、ハァ、ハァと言葉も無く、くねくねと、艶めかしくその腰をくねらせながら、洗面台に凭れかかっている。
　僕らの間に割り込んだ男は、僕の肩に手を乗せながら、「ごめんな。でもまだ使いたいんだ。悪く思うなよ。」と、笑顔で僕にそう言うと、すぐに女の尻を抱き寄せる。
　そして、両手で女の腰の両側を掴み、そのまま物凄い速度で、その腰を前後に振り始める。
　３度目の挿入に、その背中を弓の様に撓らせた女は、直後に「ハアァッ、おうっ！・・あっぐうぅ〜・・ん゛ーーッ！」と、声にならない嗚咽を漏らしながら、白目を剥いて悶絶した。

　それから僕は、時間の経つのも忘れて、二人の激しいセックスに見蕩れた。
　男は女の上半身の服を捲り上げ、零れ落ちた女の巨乳を揉み上げながら、その腰を激しく振り続ける。
　女の方は、背中を反らせ、大きく開けた口から鋭い歓声をあげ続けた。
　男は、僕のペニスが再び勃起したのを確認すると、自分は射精をしないままに、「さあ、使っていいぞ。もっと愉しめよ。」と、女の身体を僕に任せる。
　女の尻を抱き、夢中で腰を振った僕が、我慢出来ずに再び女の尻に精を噴上げてしまうと、また代わって自分が女の身体を使い始めた。
　こうやって、僕らは交互にその女の尻を犯し続けた。
　絶え間ない恍惚と絶頂の末、僕が何度射精をしたか、わからなくなった頃、やっと満足したその男は、女の背中に覆い被さり、その尻をぶるぶると痙攣させながら、彼女の体内に激しく射精した。
　この時、女の方は半分気を失いかけていて、自分では洗面台に捉まっていることができずに、涎を垂らしながら、男にその身体を支えてもらっていた。
　その後、男が最初にトイレを出て車に戻り、次に陶酔の治まった女が、服を身に付けて立ち上がった。
　その女は最後に、僕の顎に手を添えながら、「ありがとう。」と、礼を言ってトイレから出ていった。

　最後に残された僕は、あまりに激しすぎたその経験に、暫くそのまま、呆然とその場に立ち尽くしていた。

　今、僕は、とても充実したセックスライフを楽しんでいる。

　あれ以来、悦子さんとは、時々密会して、出なくなるまで、たっぷり可愛がってもらっている。
　それとは別に、若い女の身体も欲しくて堪らなくなった僕は、女子大生のセフレを一人、見つけた。
　さらに、時々、中学生や高校生の女の子をナンパしては、その身体も味わっている。
　最近では、細く綺麗な脚や、ツンと上を向いた乳房、それにぎゅうっと引き締まったウェストなど、若い女の子の身体に夢中だ。
　少し前までは、経験させてくれるなら、どんな人でも構わないと思っていたのに・・
　どうやら、人間の欲望には切りが無いらしい。
　それもこれも、僕に最初の一歩を踏み出させてくれた、悦子さんの御蔭だ。

　僕はきっと、初めての膣の感触を、一生忘れないだろう。