エスカレート

２．

　それから5週間程経った日、生理前、又、私から連絡を取ってしまいました。
　あれから3人でのセックス、色々想像してました。大人のオモチャ屋のマスターの事も思い出し『何歳の人だろう、どんな顔をしてるのだろう、大きいのだろうか』と、そんな妄想が期待に変わったのです。
　いけない事だとは分かっています。主人に対しての罪悪感もあります。でも、どうしょうようの無い、もう一人の私がいるのです。
　意志が弱い・・・・そうです・・でも、こんなチャンス逃したくないのです。
　でも、おじさんからの返事は「二日遅らせてくれ」と言われました。
　相手の人が、抜けられない用事があるらしいのです。
　当然、私は、それでもＯＫしました。
　時間は午前11時、待ち合わせ場所は、いつもの駅前、帰りは、最大５時半までと言いました。
　当日は、友達に子供が学校から帰ったら預かってもらう約束までして、最大限有効に時間を使いたいと思ったからです。

　その日、朝、早く起き、朝食を作り主人と子供を送り出し、ドキドキした気持ちを抑えるかのように掃除に洗濯、夕飯の仕込みを整え、シャワーを浴び、必死で気持ちを落ち着かせるように紅茶を入れ飲みました。
　初めての３Ｐ、不安と期待・・・・時間が経たずジッと座ってるのが苦しい・・何度も鏡の前に行き化粧の手直しをしたことでしょう。
　下着だって、白？ピンク？ブルー？何度も悩みました。
　洋服だって・・・。
　でも冷静になって考えれば、そんな事は、どうでもいい事で、相手の男性たちは、女の人を抱けるタイプか、好きなタイプなら、いいのですよね！
　私は、後何年、男性から誘ってもらえるのかしら。
　今、経験しなければ・・・残された時間を最大限に楽しんでも・・いいのでは？
　自分自身に言い訳して罪悪感を消し去り、目先の楽しみ・・冒険かな・・に走るのです。
　やっと、時間になり、電車に乗り、約束の駅に向かいました。
　駐車場には、おじさんが、もう来て待っててくれ、簡単な挨拶をして、嫌な人だったら断るのと、帰りの時間の約束をとり、もう一人の人が待つ喫茶店に行きました。
　すると、やはり、おじさんと同年輩の人で、おじさんに紹介されると、いきなり名刺を出され挨拶をされました。
「あ、こんにちは、初めまして・・名前は言わない約束でしたが、決して怪しい者じゃ無いという証明で、正直に名乗りました。お願いします」と
「あ～はい、こちらこそ、どうぞよろしくお願いします」何か作戦なのか断れない雰囲気にして話し掛けてきます。
　その人は佐藤といい、税理士さんをしていて、背も高く、肥っていて、身体とは逆に優しい言葉使いですが、話の合間に時々、私の顔や体を舐めるように見るのです。
　ちょっと、飢えた雄って感じの人で、必死で周りの人を気にしながらアピールするのです、どう判断したら、いいのか分からず　
『私、この人に上から乗られたら潰れてしまうのでは？大きい人も経験ないし』と考えながら、癖で髪の毛を触ってしまったのです。
　おじさんは二度、髪を撫で下ろすと言っていたのに、私は髪に触れただけなのに
「おうー良かったじゃないか、了解の合図が出たぞ」と二人でハイタッチしました。
『え、・・・うそ～・・勝手に決めちゃったわ・・まぁ・・いいか』と覚悟を決めホテルに移動しました。
　でも着いた所は、ホテルでは無く、税理士さんのセカンドハウスで、マンション形式の温泉で、休日、家族と利用してると言いました。
　部屋は広くて、窓が大きく開く明るく、ムード的に言えばＨな事をする状況じゃないと思いましたが、とりあえず３人で座のテーブルに座り
「まぁ、今日は、ありがとう。楽しくやりましょう」とビールで乾杯をしました。
　私は、コップ一杯を飲み終えると
「じゃ～シャワーを浴びて来ます」と立ち上がると、又、おじさんに制止され
「いや、そのままがいいから、そうだな・・・ここで身体を見せてもらおうか、なぁー」
　と佐藤さんに言いました。
「そうですね、僕も早く見たいので・・・いいですか」と二人が顔を見合わせました。
「えぇ～こんな明るい部屋で脱ぐのですか・・・せめてカーテンを引いてくれますか」
「いや、自然に貴女が見たいから、このままでいいでしょう。なぁ」
「そうですね、このままでお願い出来ますか？」
　私は、おじさんの顔を睨みましたが、おじさんは笑顔で首を何度も振り相手にならず
「じゃ～せめて、向こうの部屋で脱いで来ていいですか？」
「いやいや、ここで脱いで下さい、今日は、わしの言いなりになってもらいますよ」
　大きく溜め息をつき、仕方なく上から脱ぎ始めました
「おぅ・・色が白く、結構グラマーですな」と下着だけになり躊躇していると
「どうした？まだ残っているよ」
「もう～恥ずかしいんだから」と少しすねてみました。
「そうか、じゃーそのままテーブルの上に座ってよ」
「え、この上に・・・」大きなテーブルですが、やはりテーブルなんて座れません。
「おい、ここ少し片付けようよ」と言って、私の場所を空けるのです。
「さぁー用意が出来たよ、ここに上がって座って」と言われました
　恥ずかしい・・でも、このように命令調に言われるとＭの血が騒ぎ、従うようにテーブルの上にゆっくりと正座しました。
「さーもう一杯、乾杯しょう」と下を見下ろすような体制でビールを飲まされ
「今度は、全てを見せてもらけど、恥ずかしいだろうから、わしが脱がすからな」
　黙って、言われるままブラが取られ、足を伸ばしショーツが取り去られました。
「ここに寝て・・・そうだ、おい、紐か何か無いか？」
「えーとー・・浴衣の紐でもいいか？」と、浴衣の紐を取り出すと
「恥ずかしいだろから、強制的に少し縛るからな」
「え、・・それはイヤです、縛らないで～・・」
「じゃ、動かないで言う事を聞くよな」
「はい・・」
「それじゃーここに横になって、大きく足を開いて、全てを見て下さいと頼みなさい」
　そんな～・・服を着て、ビールを飲んでる二人の前に全裸で足を開くなんて・・
「そうだろう、出来ないじゃないか、だから、わしがしてやろう」と手をテーブルの脚に縛られ、足を開かされ二人掛かりで両方の足を思いっ切り開かされ縛りつけられました。
「どうや、これで抵抗は出来ないだろう、これでも恥ずかしいなら目隠しをしても・・」
「いや、目隠しは駄目だよ、僕はこの人に喘ぐ表情が見たいから」
「ほうー君も言うねー、そうだって顔が見たいから目隠しは駄目になったぞ」と笑い、今度は二人で乾杯をしました。
　私は、本当に恥ずかしくて反対側に顔を向け唇を噛み耐えました、
「ほーうー、乳首がピンク・・色素が薄いんだね。ああ・・手頃な柔らかさだな気持ちいい・・」
「そうだろう、でも子供がいるんだぞ、この乳を飲まして大きくなったんだぞ」と胸を揉み、触りながら、まるで私の事を商品のように見定め評価を下します。
「いやー子供を産んだとは思えない乳だよ、ほら腹だって、あー・・少し妊娠線があるか」
「いや、この人の良いところは顔とお○んこだよ、これを見てくれ」
　と下半身に移動して恥毛を摘まみ
「ほら、縦に大分小さいんだよ。ここもいい顔してると思わないか」
「おう、そうだね、毛が薄く逆三角形で顔に似合わず猥褻だね。でも子供の○んこみたいでラビアが薄いなぁーほらツルっと入るぞ、あ、濡れてる」
「そらそうだろ、見ろよ。こんなに興奮してる顔してるぞ」
「もう～・・一々言わないで下さい、ヤダ～・・」
「いや、ごめんごめん、今日初めて会った人だから目新しくて、つい・・」
「いいんだよ、こう言う言葉にも感じているんだから、もっと攻めてやろうぜ」
「いいのかー・・あ、透明の液が流れ出てきた・・あ、甘い・・不思議な光景だよな。まるで泉みたいだぞ」
　手で隠したい気分ですが両手も固定せられているので、僅かに動く腰をモゾモゾと動かすと
「ほら、感じているから自ら腰を振り出した、おい、そろそろ、あれを持って来いよ」
「え、何をするの？・・・変な事しないでね・・」不安で聞きましたが
「大丈夫、気持ちがいいから、任せとけよ」
　すると、まもなくモーター音がしたので『ああ、バイブだわ』と分かりました。
　最初は、ローターで交互に胸とクリトリスを攻めます。
　ああ・・やはり二人掛かりだと、上下同時に攻められるので、快感は倍増されます。
　目を閉じて、我が身が今、このような攻撃をされてると思うと余計に感じ腰を浮かせて逃れたりしましたが、手は執拗に追って来ます。
「ああぁ・・ダメ～ダメ～ちょっと・・・止めて～あぁぁ～・・・」
　身を捩じり、眉間にシワを寄せ耐えると、胸を担当してる佐藤さんが強く胸を揉み顔を近付けて私の顔を見ています。
　そしてキスをしょうと唇を近付けました。　
　それに気が付き、慌てて顔を反対側に向けると、ローターを置き、両手で顔を正面にされ舌が入って来て、私の舌を吸い上げられました。
　イヤらしく音を立てて、急に階段を飛び越えたように私の意識が舞い上がり、大きな声で喘ぐようになり、攻めにも力が入り、大きなバイブまで入れられ、ついに私は上り詰め
「や～・・ああ・・ダメ～もうダメ～・・いっちゃったから～・・」と必死で止めました。
　そんな事で止めてはくれず、佐藤さんなどは、顔、胸　とにかく身体中を舐めるのです。
　足の指から手の指の間、全てです。
　その時は、おじさんはシャワーを浴びに行ってたようで、私、気が付くと二人だけでした。特に、恥部は中まで舌が入って来て、ここまで舐められたのも初体験でした。クリトリス等、吸ったり転がしたり上手で、それだけで又、いかされました。
　さすがに熟年、老人かな、伊達に経験を積んでないと思いました。
　おじさんが出てくると、交代に佐藤さんがシャワーに消え、今度は、おじさんが佐藤さんが舐めまわした所を舐め初め、やがて、おじさんのチンチンが目の前に来て、フェラチオをしろみたいに・・。
　私、それを口で迎え、含みました。
　石鹸の匂いがして、手が使えないので舌を動かすだけで段々と大きくなり、口いっぱいになり、すぐにテーブルの上で入れられました。
　そこに佐藤さんがシャワーから帰って来て　
「おぅー何や、もうー始めたんか」
　と言った後、「パシャ、パシャ」と音が聞こえ、私　写真とすぐ分かり、おじさんを押し退けようとしましたが男の人の力には敵わず
「やめて、写真は撮らないで～お願い～写真だけはダメ～」
　と叫びましたが、とても虚しいお願いでした。
　おじさんは、そんな事お構いなしに私を突きます。

　やっとシャッター音がしなくなると、佐藤さんが縛っていた手と足首の紐を解いてくれ二人掛かりでソファーに連れて行かれ今度は、おじさんに後ろから攻められ、前からは佐藤さんが舐めろとばかりに、私の目の前に持ってきました。
　おじさんのより短いように思えましたが、太さは大きく、すぐに口一杯になりました。
　フェラチオをさせながら胸を揉んだり乳首を弄ります。
　そして何度も交代して、攻めたり、一人が交代して休んだりで、常に私だけが休みなく攻められ、やっと解放された時には腰が立たず、座る事さえ出来ませんでした。
　ビールを入れてくれたのを一気飲みしたほど、喉がカラカラで急な脱力感が襲い肩で息をしてると、佐藤さんが
「いやー良かったよ、やはり若くて綺麗な人だと満足感が違うなぁー」
「そうだろう、この人の肌も綺麗で、これは親に感謝せな、あかんなぁー」
「ほんとだ、お○んこも小さく、バイアグラに感謝だな」
「それに悶えてる眉間のしわ、表情が良かった」等々、言いたい放題です。
　時間を見ると３時過ぎでしたが、私、まだ起きる事が出来ず、しばらく寝かせてもらっていると、又、佐藤さんが私に悪戯をしてきて、おじさんはカメラを持ち私を撮り始めました。
　もう～どうにでもして～ってされるままに無抵抗でした。
　この時、二人と色んな事をお喋りしたのですが、今となっては、殆ど覚えていません。
　取りあえず、単にアバンチュールがここまでエスカレートするとは思いませんでした。
　今後、どのように私は変化して行くのでしょう。
　刺激を求める私が怖い・・・・
　後、少しだけ、後、少しだけ・・・・・・。

あなたのひと言が作者の励みとなり、新たな作品が生まれます。ご感想宜しくお願いします。

2010.4.14掲載

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