3

　こより状にされたクロッチはイヴのスリットに埋没していく。
　食い込ませておいて前後にキュッキュッと引っ張ってみる。
　すでに割れ目からはおびただしい蜜が溢れ出している。

「いやん！そんなことしないで〜！」

（キュッキュッ）

　さらに食い込んだ「こより」を両サイドの花びらでギュっと包み込む。
　まるで具を餃子の皮で包むような要領で。
「こより」が花びらの中に埋もれていく。
　その状態で「こより」を上下に動かしてみる。

「ひいぃぃぃ〜〜〜！すごい！凄すぎるぅ〜！」

　割れ目から溢れる蜜のせいで、恥部はもうびっしょ濡れだ。
　いや、恥部だけじゃない。
　股間全体が水を打ったように濡れて光っている。
　たぶんソファにも滴っているだろう。

　俊介は昂ぶって喚くイヴになおも追い討ちを掛けた。
　陰唇に唇をつけしゃぶりあげたのだった。

（ペチョペチョペチョ）

「ひゃあぁぁぁ〜〜！あふっ！ひえぇぇぇ〜〜〜！あぁ、ダメェ〜、そんなことしちゃダメェ〜〜！」

（ジュパジュパジュパ！）

　そしてついに「こより」を右側に除けて、最も恥ずかしい部分を剥き出しにしてしまった。
　溢れる蜜はとどまらず、除けた瞬間にチョロっとしずくがこぼれ落ちた。
　俊介は舌を尖らせ花びらをを舐めまわし、さらに花芯にまで舌を挿し込んだ。

「ひいぃぃぃ〜〜〜！！」

（ジョパジョパジョパジョパ〜！）

「イヴ、すごく美味しいよ〜」
「いやん、そんなこと言わないで〜。あぁ、あぁ、もうダメ、早く早く、入れて〜！」
「ダメダメ、まだ早すぎるよ〜。どれ、今度は指で弄（いじ）ろうかな？」
「あぁん、意地悪ぅ・・・」

　俊介は中指をゆっくりと濡れそぼっている花芯に挿し込んだ。
　少し入れては出してまた入れる。
　その度に奥の方に少しずつ深く挿入していく。
　少しじれったいような挿入方法だが、女性には常に期待感を抱かせる。
　それがワンランク上の攻め方なのだ。
　膣の中ほどまで埋没した指は膣壁を擦り始めた。

「あっ！あぁ、そこはダメ！いや、いや、いやあぁぁぁ〜〜！」

　俊介は女性の弱点Ｇスポットに照準を絞った。
　イヴはうめき声とも悲鳴ともつかないような声でヒイヒイと叫び出した。
　蜜はすでに充分過ぎるほど溢れている。
　俊介は頃合を見計らって、ビンビンに反り返った肉棒をイヴにあてがった。
　だがまだ挿入しない。
　肉棒の先っぽで花びらやクリットを擦りつけた。
　もう入れてもらえると期待していたイヴは、俊介にせがんだ。

「俊介ぇ、もうダメ、は、早く、入れてぇ・・・」
「何を入れて欲しいの？言ってごらん」
「そんなこと恥ずかしくて言えない・・・」
「じゃあ、お預けだね」
「意地悪。言うわ、言うわ」
「言って」
「俊介の・・・オチ＊チンを・・・入れて・・・」
「じゃあ、入れるよ」

4

　俊介はイヴの両足を大きく開いて、自分の腰をググッと前面に押し出した。

（ズブリ）

「あぁ、あああぁ〜〜〜！」

　肉棒は濡れそぼった花弁にグイグイと埋没していった。
　開脚正常位で数分責めた俊介は、イヴの両足を閉じさせて両手でしっかりと抱き込んだ。
　閉脚型の正常位である。
　一見地味なようだが、脚を閉じることにより、膣が引き締まり狭くなる。
　つまり挿入した肉棒が締めつけられるような状態になる訳で、男女ともに一層の一体感を感じることができる。

　俊介は再び数分突きまくった後、竿を抜かないまま体位を変化させた。
　イヴを抱き起こし、俊介は仰向けに寝転んだ。
　騎乗位の始まりである。
　イヴは美しい肉体を前後左右に波打たせた。
　最初は後に反り返り腰を突き出し、Ｇスポットを擦るような体位をとった。
　姿勢は次第に垂直に移行し、イヴは激しく上下動した。
　やがて前屈みになったイヴを俊介は強く抱きしめて、腰をブリッジ気味に浮かせて激しく責め立てた。

「あ、あぁ、あぁぁ！俊介、あぁ、もうダメ、私、イク！私、イッちゃう！あっあっあっ！あああぁぁぁ〜〜！！」

　イヴはレイヤーな髪を振り乱し、俊介の上で乱れに乱れた。
　時を同じくして、俊介は絶頂を迎えていた。
　熱い液体が上に向かってドクンドクンと噴射された。

「あぁ、俊介・・・すごく良かったわ・・・」
「僕もだよ。最高に気持ちが良かったよ」
「ねえ、私たちにとってこのセックスが『姫初め』なのかしら？」
「うん？いや違うよ。『姫初め』って１月２日にするエッチのことなんだよ」
「へえ、そうなんだ。うふ。じゃあ、明日ね？明日、またしようね」
「もう〜イヴったら〜。好きなんだから〜」
「じゃあ俊介はエッチが嫌い？」
「いや、大好きだ」
「ほ〜ら〜、やっぱり〜」
「はっはっはっはっは〜！」

　イヴたちが結婚後初めて迎える正月。
　ふたりは元旦から早くもオーバーヒートしてしまった。
　心地よい疲労感が身体中に充満して、そのままソファで深い眠りに落ちてしまった。

*****

　カーテンの隙間から朝の陽射しが差し込んでいた。
　どれだけ眠ったのだろうか。

「う〜ん・・・もう朝か・・・？」
「おはよう」

　イヴの元気な声が聞こえてきた。
　昨夜あれだけがんばったのにもう起きているようだ。
　お雑煮ができたのだろうか。
　俊介は寝ぼけ眼（まなこ）を擦りながら、視界に入る人影に目を移した。
　イヴがこちらを向いて立っているようだが、白い衣装を着ているように思える。

「な、な、なに〜〜〜！？ナース服？イヴ、どうしたんだ！？コスプレなんかして！」
「コスプレじゃないよ〜。本物ナースよ〜」
「あ、本物ナースだからコスプレとは言わないか。だけどどうしてナースの服を・・・？」