３.発声練習

　茉莉は身支度を整えて次のレッスンに向かった。
（あぁ〜ぁ、ちょっと物足りなかったなぁ〜でも、あれで練習になったのかな？）

「何してるんだ！遅いぞ！」
「すみませ〜ん！山崎先生のレッスンが長引きまして〜」
「仕方ないなぁ・・・まぁ、いい。すぐに発声練習をやる。基本的なものだから、君も、高校生の時にやったと思うから、緊張しなくていいよ」
「先生は・・・？」
「あぁ、僕は発声・滑舌担当の間宮だ。君は、茉莉・・・だったね」
「はい、宜しくお願いします」
　茉莉の髪が濡れているのに気づいた間宮は、少し怪訝な顔をした。
「どうして、髪が濡れてるのかね？」
「えっ？あ、はい。柔軟の後、汗をかいたので、髪を洗って・・・すみません」
「そうか・・・それなら、仕方ないな」
　茉莉は少し焦ったが、どうやら関門を突破したようだった。
　間宮は人気俳優のひとりで、茉莉も憧れていた。

「自然体で・・・ウ〜オ〜ア〜エ〜イ〜〜〜、イ〜エ〜ア〜オ〜ウ〜〜〜」
　何回か繰り返して発声した後、間宮からストップがかかった。
「口の開け方が不正確だな・・・鏡を見て、基本に忠実に声を出して〜」
　間宮の指摘は簡潔で的確だった。
「アッアッ、エッエッ、イッイッ、ウッウッ、エッエッ、オッオッ、・・・・・・」
「ダメダメ〜ひとつの音を正確に発声して！きっちり切って！腹から出して！」
　茉莉は激しいレッスンに疲れ、クラッとして倒れた。
「おい！大丈夫か？茉莉〜！」
「あっ？わたし・・・あぁ、すみません・・・」
　ヨロヨロと起き上がり、間宮の腕に抱かれた。
「ちょっと、最初から飛ばしすぎたかな？」
「いいえ・・・わたしが、情けないだけです。すみません・・・」
「少し、休憩しよう〜今、ドリンク持ってくるから・・・」
　まもなくドリンクを持った間宮が現れ、床に腰を下ろして飲んだ。
　茉莉が口の端からドリンクを少し零し、顎から胸元に液が流れる姿を見ていた。
「茉莉は年齢のわりに色気があるね〜それは、どこからくるのかなぁ〜？」
「えぇっ？そうですか〜？わたしには・・・分かりませんけど・・・」
（口唇を舐める仕草なんて・・・淫らな女の艶っぽさが漂ってる・・・ふぅ〜ん）
「あめんぼの歌は、知ってるよね？一度、発声してみてくれるかな〜」
「はい」
　茉莉はスラスラと暗証した。
「ふぅ〜ん・・・鼻濁音が不正確だな〜」
「鼻濁音ですか？」
「そう・・・『ささぎにすをかけ・・・』の『ぎ』、『やきぐりゆでぐり』の『ぐ』、これらは、鼻を通して声を出さないと逆に不自然に聞こえるよね」
「あぁ、はい、すみません。もう一度、やります」
茉莉は熱心に指導する間宮に応えようと懸命にやっていた。
「よぉ〜し、次は、外郎売の口上だ。これも、暗証できるよね？」
「はい・・・拙者、親方と申すは、お立会いのうちにご存知のお方も・・・・・・」
「ふぅ〜ん・・・これは、滑舌の練習だよ。・・・あわや・・・ぼんごめ、ぼんまめ・・・このあたりは、滑らかに口上も早くなってしかるべきところだよ〜」
「あ、はい・・・」
「まぁ、今日は初日だから・・・仕方がないけど、君は特別だから早く上達しないと」
「どうして？特別なんですか？」
「あぁ、それは・・・今は知らなくていいんだ」
「・・・・・・・・・」
　茉莉は、またドリンクを胸元に零しながら飲んだ。
　間宮はハンカチを取り出して差し出した。
「先生が拭いてくれると嬉しくて頑張れそうなんだけど・・・わたし、間宮さんのファンなんです。だから・・・お願いできますか？」
　間宮は妙な色気を感じて、茉莉の胸に手を伸ばした。
　盛り上がってツンと上向きの乳房の谷間にハンカチを入れて拭いた。
「君の胸はきれいな肌をしてるね〜いい魅力になるかもしれないね」
「そうですか・・・？でも、お尻のラインが少し気に入らないんです。ほら〜？」
　茉莉は間宮の前に立ってヒップラインを強調して見せた。
「よく分からないな〜レオタードでラインは分かるけど・・・肌の感じが・・・？」
「先生、今からお昼の休憩ですよね〜お昼までには、まだ少し時間がありますよ」
「うん〜？」
「先生のご担当分野じゃないかもしれませんが、スタイルの相談は先生にしたい・・・」
「そう・・・いいよ〜どこをどうすればいいかは、僕でも教えることができるから〜」
「それじゃあ、先生のお部屋で・・・ここでは、誰に見られるか不安だし〜」
　間宮は茉莉のペースにすっかり嵌っていた。

　部屋に入ると、茉莉はすぐにレオタードを脱ぎ、間宮の前に全裸を晒した。
「茉莉・・・そこまでしなくても、分かるから・・・」
「いえ、先生、やる以上は、しっかり把握してもらわないと、わたしも心配だわ」
「そう・・・う〜ん・・・」
　間宮は立ってる茉莉の周囲を廻りながら、髪、顎、背中、乳房、尻、手足と、順に丁寧に触って感触を確認しながらチェックした。
「茉莉・・・君、アソコの毛、剃ったのか？見えやすいけど・・・痛くないかい？」
「だって、はみ出ると恥ずかしいので・・・痛いか痛くないかは、試されては〜？」
「試す・・・って〜いいのかい？」
（間宮さんって、結構、小心者だったんだ。山崎さんは粗野だけど逞しかったのに・・・まぁ、山崎さんとの時間が足りなかった分、埋められればいいから我慢しよう・・・）
　間宮は常軌を逸していたが、この時の茉莉も普通じゃなかった。
　日頃の茉莉は、自分から男を誘うようなことなど、考えられなかった。
　山崎との交わりが茉莉を一時的に異常な精神状態に陥らせたのかもしれない。
　それとも・・・茉莉の中に眠っていた淫らな本性が目覚めたのかもしれない。
「時間が無いわ〜午後のレッスンもあるし・・・早くぅ〜〜」
　間宮は茉莉が舌で口唇を舐めていた時の妖しさが忘れられなかった。
（あの妖しい舌でオチ××ンを舐めさせたい・・・豊かな乳房に挟まれて・・・）
　間宮が衣服を脱ぎ始めると、茉莉は間宮のズボンとトランクスを引き下ろし、中途半端に勃起していた肉棒を掴み口に咥えた。
　茉莉の欲求不満は、もっと肉棒をしゃぶりたかった為だった。
　茉莉は膝で立ち、大きくなってきた肉棒を根元から何度も舐め上げた。
「あぁぁ〜〜〜美味しい・・・間宮さんのって、先っちょが太いんですね〜」
「うぅっぁあああ〜っ・・・茉莉、その見事な乳房で挟んで舐めてほしいなぁ〜」
「えっ、いいわ〜・・・こうして・・・両側から乳で擦っちゃう〜」
「うっ、っわぁああっ・・・い、ぃ・・・っ、ぁああ〜〜はぁぅ・・・あぁ〜舐めて・・・」
「うん、茉莉、オチ××ン舐めるの大好きよ〜〜この太く張り出した先っちょ・・・ここって、柔らかくて・・・いい感じ〜」
　茉莉はカリの張った括れを口唇で挟んで扱き、筒は柔らかい乳房で擦られた。
　舌でカリの括れを舐め回すようにした後、舌で抑えて吸い上げた。
「あっつぅぅ・・・あぅ、あぅ・・・っぁぁあああ〜〜ぁ・・・で、出ちゃいそう〜」
「あぁ〜ん・・・だめぇ〜〜〜ねぇ、ほら、後ろから・・・突いてぇ〜〜」
　茉莉は咥えていた肉棒を口唇から糸を引いて放し、壁に手をついて両脚を開き、もう少し引き締めたいと思ってる豊かな尻を突き出して左右に振って誘った。
　間宮はイキそうになっていた肉棒を強く握って我慢をし、茉莉の尻を掴んだ。
　早くイキたくて仕方のない間宮は、慌てて茉莉の尻に肉棒を押し込もうとした。
「あぁ〜っ、いっ、つぅぅ〜そこ、ちがう・・・っぁああ〜〜そこ、お尻よ〜」
　慌てた間宮は突き出されていた茉莉のお尻の穴に入れようとしたようだ。
「ご、ごめん〜痛かった・・・？僕の先が太いから、入らなかったよね〜？」
「うん・・・ちょっとだけ」
　間宮は少し落ち着いて、濡れて蜜の滴るワレメに挿入しなおした。
「うっおぉ〜っ、ぉぉぉおおおお〜〜うぅわぁあああっ、あぁ、吸い取られる〜」
「あぁん、あん、あぁ、ぁ〜ん・・・引っかかるぅ〜〜ひぃ〜いぃ〜ぃ〜〜っぁあ〜」
「あっ、うっ・・・っあぁぁ・・・っ・・・ぅあぁ〜〜もぅ・・・っ・・あぁぁっ・・・すごっ・・・」
「うぅぅ・・・ぁあああ〜〜〜っ・・・いぃ〜いぃ〜うっ、イッ・・くぅうううぅぅ〜〜」
「ぅぅうううぅぅわぁああああ〜〜〜あっ、っおぅぅっ、っイッくうぅぅ〜っ・・・」
　間宮は中出しを避け、イク寸前に肉棒を抜き、茉莉の乳房を羽交い絞めにして、強く乳房を掴みながら柔らかな尻に放出した。
　茉莉は自分のお尻に流れる白濁の精液を指で取り、舌でしゃぶるようにして舐めた。
「あぁぁ・・・っあぁぁ〜〜美味しい・・・濃い味だわ〜」
　間宮は精を抜き取られたような疲労感の中、精液を味わう茉莉の姿に目を見張った。
「先生のオチ××ン・・・気持ち良かったわ〜今度、スタイルの相談にのってね！」
「あぁ・・・はぁ〜君のオマ×コ・・・すごいよ〜おしゃぶりも・・・最高だぁ〜」
「相性がいいのかも・・・また、しましょうね〜」
　茉莉は、スポーツでも終わったように、サッサと身支度をして手を振っていった。