| ３． ドアを開けると、潤はまだ座り込んだままだった。 「じゅ、潤くん・・・」 潤が意気消沈した顔を由紀恵に向ける。 「由紀恵さん・・・ごめん・・・おれ、今日のために頑張ったんだけど・・・もうすぐ会えなくなっちゃうから、由紀恵さんの姿を残しておきたかった・・・だから、紳士的にしようと思ってたのに・・・やっぱり、ガキなんだなぁ、おれ・・・」 「ううん、写真を撮ってるときの潤くんって、とっても素敵だった・・・それに、潤くんの気持ちもうれしいわ。実を言うとね、芸大に受かったらなんて言ったこと少し後悔してたの。でも、潤くん、すごく頑張って、わたし感動しちゃった」 「ほんと？ 約束だからモデルになってくれたんじゃないの？」 「それだけだったら、あんなことしないわ・・・」 「やっぱ、ごめん。それなのに、おれったら・・・」 「いいのよ。逆に潤くんが興奮してくれなかったら、女として恥ずかしかったかも・・・」 「そ、そんな・・・由紀恵さんは最高だよ・・・」 「ね、潤くん・・・」 「付き合ってる彼女とかいるの？」 潤は首を振って答える。 「ぜんぜん？」 「うん、前にそうなりそうな娘がいたんだけど・・・由紀恵さんに会ってから、そんな気がなくなっちゃったんだ・・・」 「じゃあ、女性経験はないのね？」 潤がうなずく。 「だったら、私が教えてあげる」 「えっ！？」 「私じゃ嫌？」 信じられないといった顔をしている潤に由紀恵が近づいていく。 服を脱いだときから、漠然とした予感はあった。 心のどこかで潤に抱かれることを願っていたのかもしれない。 それが今では、潤の初めての相手になってあげたいと、はっきりと意識するようになっていた。 一瞬、避妊のことも考えたが、由紀恵はゴムを持ち歩くような女ではないし、生理が明後日から来る予定だから間違って中で出されても大丈夫だろうと思った。 「最初はキスよ・・・」 そう言って床に手をついた由紀恵は、座り込んでいる潤の唇に、静かに自分の唇を重ねていった。 まだ、あどけなさが残る少年の柔らかい唇。由紀恵がそっと舌を差し込むと、おずおずと絡めて応えてくる。 そして、次第に激しく、まるで別の生き物が口の中にいるようにお互いを求め合う。それだけで由紀恵の身体は熱くなり、子宮を中心に秘所までがジンジンと疼いてきた。 （やだ、もう溢れてきちゃってる・・・） 蜜が溢れてくる独特の感覚に、由紀恵は肩で息をしながら喘いだ。 「ごめん。大丈夫？ 苦しくなかった？」 それを息が苦しいのだと勘違いした潤は唇を離して言った。 「ううん、大丈夫よ。とっても素敵だったわ」 自分を思いやる潤の言葉に蜜壺の奥がズキンと疼く。 「潤くん、服脱いで。きれいにしてあげるから」 由紀恵は洗面所に予備のタオルが積み上げられていたことを思い出した。 「ちょっと待ってて」 そう言い残すと、由紀恵は立ち上がり洗面所へ向かう。 熱いお湯で何枚も蒸しタオルを作りリビングに戻る。 潤はさっきと同じ位置に座り込んでいた。 「どうしたの。脱がないと、きれいにできないじゃない」 「だ、だって・・・おれ・・・恥ずかしいんだ・・・」 「だったら、これでおしまいにする？」 「あっ、待って。わかったよ」 潤がTシャツを脱ぎはじめる。 筋肉質とまではいかないが、引き締まったいい身体をしている。 腹筋のくぼみに由紀恵はオスを感じていた。 でも、ジーンズのボタンを外したところで潤は動けなくなってしまった。 「潤くん、恥ずかしがらなくていいのよ。男なら当たり前のことなんだから。タオルが冷めちゃうから早くして」 その言葉を聞いて、潤は意を決したようにジーンズと一緒にブリーフも下ろす。 栗の花にも似た男の匂いが漂う。潤のものは茂みの中でうなだれている。 由紀恵は蒸しタオルを持って樹液でベトベトになった潤の股間を拭く。 「ああっ・・・いいよ・・・由紀恵さん・・・じ、自分でやるから・・・」 「いいのよ、してあげたいの」 下腹部から肉棒の先まで、由紀恵は丁寧に拭いていく。 ちょっと意地悪かとも思ったけれど、肉棒をタオルでくるんで、しごくように拭いた。 「そ・・・そんなにしたら・・・」 まるで風船が膨らんでいくように潤の肉棒がどんどん大きくなっていく。 そして、最後にはヘソまで届きそうになった。太さも指が回りきらないくらいだ。 （す、すごいわ・・・こんなに大きいなんて・・・） 硬く、静脈が浮き出た潤の肉棒を見て、由紀恵は頬ずりしてあげたい気分になった。 愛おしさが募り、ことさら丁寧に亀頭の部分を拭いてあげる。 「だ、だめだっ・・・出る・・・出ちゃうよっ・・・」 潤は、そう叫ぶと尻の筋肉を収縮させ、次の瞬間には勢いよく樹液が噴き出した。 タオル越しとはいえ、潤の脈動を手のひらに感じた由紀恵は、そのあまりの激しさに、まるで自分の中へ出されてしまったような感じがした。 そして、気が付いたら潤の肉棒を口にくわえていた。 驚いたことに、出したばかりだというのに潤のものは硬度を失っておらず、大きさもそのままだった。 口の中いっぱいに熱く脈打つ肉棒を由紀恵は夢中になってほおばる。 （潤くん・・・すごい・・・） もう、自分が何をしているか分からないほど興奮していた。 「うっ・・・ううっ・・・」 潤が呻く。 由紀恵は、そんな潤がかわいくって、舌を使って先端を舐めまわした。 「由紀恵さんっ！ もう、我慢できない！」 潤は、そう叫ぶと、由紀恵の両肩を力強くつかんで床へ押し倒した。 そして、由紀恵に跨り、モヘアのセーターを顔の辺りまで捲り上げる。ブラジャーのフロントフックも乱暴に外された。 「ゆ、由紀恵さん・・・なんてきれいなんだ・・・」 潤が賞賛するのも無理はない。仰向けになっても高さを失わない張りのあるバストと愛らしい乳首、すっきりとした腹部は誰が見ても美しいと思うだろう。 「ああ・・・潤くん・・・優しくして・・・」 由紀恵は、そう言うのがやっとだった。 「うん、わかった。ごめん。由紀恵さん・・・触ってもいい？」 「いいのよ・・・潤くんの好きにして・・・わたしが教えてあげる・・・ああっ！」 潤の指が乳首に触れた瞬間、身体中に電流が走ったように感じ、由紀恵は思わず喘いでしまっていた。 「す、すごいや・・こんなに柔らかいなんて・・・」 「優しくして」と頼んだせいだろうか、それとも潤がやさしいのか、慈しむようなタッチで潤は由紀恵のバストを揉みしだく。 「ああ・・・いいわ、上手よ・・・」 ほんとうは乱暴にもされてみたかった。潤に両肩をつかまれ押し倒されたとき、恐ろしく感じてしまったのだ。 でも、これはこれでいい。 由紀恵は、潤の愛撫に身を任せることにした。 潤は由紀恵の肌の手触りのよさに驚嘆し夢中になっていた。 触れば、触るほど欲望が深まっていく。 「あっ・・・あんっ・・・」 由紀恵は身をよじらせ、太ももをすり合わせるようにして悶える。蜜壺の奥の熱さがどんどん増していく。 「由紀恵さん、ここにキスしてもいい・・・」 「うん、潤くんのしたいようにしていいのよ。やさしくね・・・」 チュッと音を立てて乳首が吸われた。 「ああんっ！」 由紀恵は背中をのけぞらせて喘いでしまう。 興奮して汗をかきはじめたせいか、由紀恵が愛用しているアリュールの香りが強く漂う。 （いい匂いだ・・・） それが由紀恵の体臭だと思った潤は息を深々と吸い込む。そして、ふたたび乳首を口に含むと、ゆっくりと舐めまわした。 「ああ・・・いい・・・」 由紀恵の反応に気をよくした潤は、バストを揉みながら乳首を舐めまわした。 「あっ・・・ああっ・・・そうよ・・・潤くん・・・すごく上手・・・あんっ・・・」 潤の手がバストだけでなく、いろんなところを這いまわりはじめた。 いつの間にかフレアスカートがまくり上げられ、太ももに指が這っていた。 由紀恵はショーツを履いていないことを思い出したが、そのときはもう遅かった。 「由紀恵さんのヘアーって、すごく柔らかいんだね。こんなだなんて思ってもみなかった」 すでに潤の指は秘肉にさしかかっていた。 「あっ・・・や・・・はぁん・・・」 もう言葉にならない。 「もう我慢できない。由紀恵さんのものが見たいんだ」 潤は由紀恵の両膝を持ち上げるようにして左右に開いた。 「ああっ・・・だめ・・・恥ずかしい・・・」 濡れきった秘部を見られるのが恥ずかしかった。 形だけの抵抗を試みるが、熟れきった身体では力が入らないし、いくら高校生とはいえ男の力に敵うはずもない。 あっという間に秘肉を潤の方に晒すかたちになってしまう。 「い・・・いや・・・恥ずかしい・・・」 普通だったら脚を開かれても花びらは閉じたままだから柔肉の中まで見えることはない。 しかし、濡れきった由紀恵の秘肉は花びらが開き蜜壺の入り口までが見える状態になっていた。 それが、空気の通る感触で分かるから、由紀恵の恥じらいは一層のものになった。 膝がバストの方へ押されヒップが浮き上がる。これではアヌスまでもが丸見えになっているに違いない。 潤が息を飲んで見つめている。 その視線が、まるであそこへ突き刺さるように感じる。 「いやぁ・・・ゆるしてぇ・・・」 許しを請いながら、見られているだけで、由紀恵は激しく感じていた。 「こ・・・こんなに・・・きれいだったんだ・・・」 潤の眼がキラキラ輝いている。 「由紀恵さん・・・もっと見せて・・・」 潤の親指がふっくらとした無毛の大陰唇にかかり、秘裂が左右に拡げられる。 「ああっ・・・いやぁっ・・・」 十分に甘さを含んだ声に、潤は本能的に由紀恵が本気で嫌がっていないことを察して大胆になっていく。 「ピンク色で、すっごくきれいだ。おれ、なんだか感動しちゃった・・・」 「いや・・・そんなこと・・・言わないでぇ・・・あっ、ああんっ！」 ついに、潤の指先が一番敏感なところに触れた。 「ここがクリトリスだよね」 硬くなった肉芽をゆっくりとまさぐる潤。 「ああんっ！ だめ・・・どうしてなの、感じすぎちゃう・・・あっ・・・ああっ！」 由紀恵の身体が跳ねるように痙攣する。 「指、入れるよ」 そう言うと同時に、潤は人差し指を蜜壺へ挿入した。 「あぁぁぁんっ！」 目の前が真っ白になるような快感に、由紀恵はのけぞりながら絶叫した。 「すごいや・・・あったかくて・・・中の肉が動いてるみたい・・・」 「いやぁ・・・あ・・・あんっ・・・い・・・言わないで・・・ああんっ」 もう、由紀恵は悶えることしかできない。 潤は内部の感触を確かめるように指を動かしている。 その、たどたどしい動きがたまらない。由紀恵は喘ぎに喘いだ。 どれくらい、そんな愛撫が続いたろう。 「由紀恵さん・・・さっきのお礼だよ・・・」 由紀恵が何のことだか分からず喘いでいると、秘肉へ潤の唇が重ねられた。 「いやぁ〜っ！」 由紀恵は身体を硬直させて絶叫する。 「だめぇ〜っ・・・そ、そんなにしたら・・・もう・・・いく・・・いっちゃう〜っ！」 潤の舌が的確にクリトリスを捉えている。その甘美な感触に、由紀恵はあっという間に絶頂を迎えてしまっていた。 「ああっ・・・だめぇ・・・もう・・・しないで・・・あうっ！」 大きな波にさらわれても潤の愛撫は止まない。 続けて二度、三度と、由紀恵は達してしまう。しまいには、痙攣する身体をコントロールできなくなり、ぐったりと脱力してしまった。 潤は、由紀恵の身体にまとわりついているセーターとブラジャー、スカートを取り去る。 由紀恵は生まれたままの姿でペルシャ絨毯の上に横たわっていた。 まだ、余韻が収まらず、動くこともままならない。 潤は、立ちはだかって由紀恵の裸体を見下ろしている。 「夢みたいだ・・・」 潤がつぶやく。 その声を聞き、由紀恵は薄目を開けて潤を見上げた。 肉棒が天を向いている。 初体験の潤に、ここまで翻弄されるとは思ってもみなかった。 今までのことを思い返してみて分かる。 けっして潤のテクニックが卓越していたのではない。 潤の情熱が、由紀恵を悦楽の淵へと追いやってしまったのだ。 「じゅ・・・潤くん・・・いいのよ・・・きて・・・」 由紀恵は手を差しのべていた。 「れ・・・由紀恵さん・・・」 潤は、由紀恵に引き寄せられるようにひざまずく。 「潤・・・くん・・・」 言い終わらないうちに唇が重ねられた。 由紀恵は無意識のうちに脚を開き、潤の屹立に手を添えて蜜壺へあてがっていた。 潤の腰に力がこもる。 次の瞬間、目も眩むような快感が襲ってきた。そう、潤のものが一気に挿入されたのだ。 本能のなせる技だろう、すぐに潤の激しい律動がはじまる。 これほど蜜壺の中で感じたことはなかった。めくるめくような快感の中で、由紀恵は、潤の背中に手をまわし、思い切り抱きしめていた。 （す、すごい・・・こんなのって・・・はじめて・・・） あまりの快感に、由紀恵は意識が千々に砕けていくのを感じていた。 潤の律動がますます激しくなる。その勢いで唇が離れた。 「ああっ・・・じゅ・・・潤くん・・・こ、こんなのって・・・はじめてなの・・・落ちる・・・落ちちゃう〜っ・・・」 まるで宙に浮いているようだった。どこが床なのかも分からない。由紀恵は、潤の背中にすがり、まだ経験したことのない大きな波に呑まれていく。 由紀恵は潤の律動に身を委ねた。下腹からバストまで、ぴったりと合わさった肌。逞しい筋肉から暖かさが伝わり、それが官能をより深いものにしていた。 連続して二回も放出している潤は、初めてにしては驚くほど長持ちする。 貫かれながら、由紀恵は何度も絶頂を迎えていた。そして、ついに潤にも限界が訪れる。 「ゆ、由紀恵さん・・・すごい・・・もう・・・」 「いいの・・・中で・・・今日は大丈夫だから・・・」 「ほんと？」 由紀恵がガクガクとうなずく。 「で・・・出る！」 もう、いっぱいだと思っていた蜜壺の中で、さらに潤の屹立が熱く膨れあがった。 「き・・・きてっ・・・い、一緒に・・・」 大きな波の予感に、由紀恵は夢中になって叫んだ。 それは火山の噴火のようだった。熱いかたまりが由紀恵の身体の中へ勢いよく放たれる。 「・・・・・・」 由紀恵は喘ぎを発することもできず硬直した。両脚が何度も宙を蹴るように痙攣する。そして、潤の背中に爪を立ててしがみついていた。 潤も肉棒の付け根を由紀恵の恥骨に押しつけるようにしたままだ。 二人とも身体を硬くしている状態が数十秒続いた。 やがて、どちらからともなく崩れ落ちるように脱力した。 由紀恵は、永遠に続くのではないかと思えるほどの余韻に浸りながら、潤の身体の重さを心地良く感じていた。 ぴったりと密着した肌から潤の体温と息遣いがが伝わってくる。 心臓の鼓動がシンクロしていくような不思議な感覚に、由紀恵は幸福感に満たされていった。 潤にしても同じだった。由紀恵から離れたくない。願いは、ただそれだけだった。 「由紀恵さん、ありがとう・・・おれ・・・」 「潤くん・・・素敵だったわ・・・」 潤は上半身を起こし背中を曲げて由紀恵にキスをした。 萎えてしまっても肉棒を抜くのが惜しい様子だ。 由紀恵は潤の背中に手をまわして応える。 舌が差し込まれ歯茎をなぞるように蠢く。 同時に、潤の手がバストを揉みだした。 （えっ！？ う・・・うそ・・・） 蜜壺の中でおとなしくなっていた潤の肉棒に硬度が甦ってきたのだ。 ゆっくりと、潤が腰を動かしはじめる。 そのたびに硬度が増し、膨れあがるように大きくなっていく。 （だ、だめ・・・そんなにしたら・・・もう・・・こわれちゃう・・・） そう思っても、唇をふさがれているから言葉にならない。 恐るべき18才の体力だった。 ニチャ、ニチャッ 濡れた肉がエロティックな音を立てはじめる。 まだ硬いままの乳首がつままれる。 「んっ・・・んんっ・・・」 由紀恵は身をよじらせて悶える。 潤の肉棒が限界まで硬く大きくなったとき本格的な抽送がはじまった。 それは、いったん亀頭の部分が入り口から顔を出すくらいにまで抜かれ、次の瞬間には子宮口のある奥まで突き刺さる激しいものだった。 その勢いで唇が離れる。 「ああっ！ あっ！ だめっ・・・だめぇ〜っ！」 由紀恵は絶叫した。抽送の動きにシンクロしてバストが激しく揺れている。 「ゆ、由紀恵さん！ 好きだ！ 大好きだよ！」 潤も叫ぶ。 その言葉に胸が熱くなった瞬間、由紀恵は今までにない絶頂を迎えていた。 「あぁぁ〜っ！ 潤くぅ〜ん・・・好きに・・・好きにしてぇ〜っ・・・」 全身を痙攣させながら由紀恵も叫んでいた。腰の骨がドロドロに溶けていくような快感だった。 「由紀恵さん！ 由紀恵さん！」 潤は、由紀恵の名を呼びながら抽送を続ける。 でも、もう由紀恵は言葉で答えることができなかった。 |
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| 2010.11.27掲載 |
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