あらすじ

新米　パイロット　青空　翼が複雑な人間関係の中で、本物の愛を見つけだす
恋愛ストーリー、３Ｐ、ＳＭ、ホモ、そして究極の愛とは・・・
登場人物
主人公：新米パイロット　青空　翼
先輩パイロット：月田　嵐
キャプテン：ベテランパイロット　羽田　龍
新米ＣＡ（キャビンアテンダント）：成田　かおる
ベテランＣＡ（キャビンアテンダント）：気流　玲子
整備士：神風　すずめ
乗客：鷲尾　ゆみ

１　まえぶれ

翼「うっ・・うーーーん・・・」
　ベッドの中から、時計を見る翼・・・
翼「ん？・・・やっべーちっ遅刻だーっ」
　ベッドから飛び起き慌てて、制服に着替える髪はぼさぼさのまま食パンを片手に愛車のジープに乗り込む。俺の名前は、青空　翼　この間国際のパイロットになったばかりの新米である。
翼「パイロットになったばかりだってーのに、いきなり遅刻だよ・・」
　と、独り言をぼそぼそと言いながら翼はジープを飛ばし空港へと着いた。
翼「ぎりぎり間に合った・・・はぁはぁ」
翼「９：００発ホノルル行きに乗る青空です。」
　受付の女の子がくすくす笑っている。俺はしょうがなく愛想笑いをするしかなかった。

嵐「おやおや、配属早々遅刻ですか？いいご身分だ・・・」
　と、嫌みを言っているこの男は、月田　嵐３年先輩のパイロットである。
翼「す・・すいません。」
龍「ほら・・・なにやってる！早く行くぞ」
　僕を待っていたのは、今日一緒にフライトをするキャプテンの羽田　龍さんである。
翼「はい、キャプテン」
龍「昨日は、よく眠れたか？」
翼「いいえ、なんだか小学生の時遠足に行くような感覚で、寝付けませんでした。」
龍「そうか、私もキミぐらいの時はそうだったなぁー」
　天を仰ぎながら、キャプテンは思い浮かべながらそう答えた。
　たわいもない話をしながら、コックピット内へと入りピットに腰を落ち着けた。
龍「翼、まずは機体のチェックだ。人一倍パイロットになるのに時間がかかったんだからしっかりと初フライトを噛みしめろよ」
翼「はい」
　翼は元気よく返事をした。
　機内にあるヘッドレストを手にして、整備士に再度チェックを依頼した。
翼「あっコックピットの青空です。機体のリチェックお願いします。」
整備士（すずめ）「・・・・・」
　整備士からの、返事がない。
翼「あれ？・・・壊れてるのかなぁー・・」
翼「あのー・・聞こえますかぁー」
翼「もしもーーーし」
　翼は、大声でマイクに向かって話した。
整備士（すずめ）「うっせぇぇっ、聞こえてるよ！」
翼「す・・・すみません・・・」
　翼は、謝りながらも疑問に思った（えっ女？・・・）
整備士（すずめ）「リチェックなんてとっくに終わってるよ・・誰に向かって物言ってるんだ・・・」
　この口の悪い女は、整備士の神風　すずめである。きまじめで腕いいの整備士で男顔負けの、口の悪さは誰もが知っている女性整備士であった。
翼「でも・・・もう一度リチェックしていただけませんか？」
　というと、怒鳴り声で
すずめ「やったつってんだろー」
　俺は、あんまりの怠慢な態度に我慢できず、コックピットからすずめのいる場所へと足を運んだ。

　翼は、すずめに詰め寄り・・・
翼「リチェックやってもらえないでしょうか？」
すずめ「・・・・・」
翼「パイロットの僕が気になるって言ってるんだ！」
　翼は向きになって怒鳴りつけた。
　それを聞いていた先輩整備士が、気を遣って代わりにリチェックを行った。
すずめ「リチェック完了しました。・・・」
　納得いかない様子のすずめであった。
翼「・・・」
　翼は黙ってコックピットへと帰っていった。
　コックピットへ戻ると・・・
新米ＣＡ「おはようございます。・・・青空さん」
　っという、声が頭越しに聞こえた。
　新米ＣＡ（キャビンアテンダント）の成田　かおるだ。
翼「おはよ」
かおる「今日のフライトいっしょですね・・・よろしくおねがいしますね」
　かおるは、ニコニコしながら可愛らしい表情で見つめている。
翼「僕も今回のフライトがはじめてなんだ、君と一緒だね・・・ぶっちゃけ！がんばらないと」
かおる「はい、ぶっちゃけ頑張りましょう」
　そういって、かおるは満足した様子でコックピットを後にした。
ベテランＣＡ「キャプテン乗客を入れたいと思うのですが・・」
　ほんのり甘いにおいとともに、大人の色気たっぷりの声が聞こえてきた。
　ベテランＣＡの気流　玲子だ
　ＣＡの中でもとびきり美人と評判で仕事も出来る。パイロットにとってもあこがれの女性だ
龍「いいぞ、乗客入れても・・・」
玲子「はい、わかりましたキャプテン」
玲子「あら、青空君初フライトね・・・がんばってね！」
　そう僕に話しかけると、乗客を中に入れ出しました。
龍「乗客はすべて乗ったか？・・・」
玲子「いいえ、まだお一人・・・」
龍「なに・・・この便は遅れさせられないぞ！」
玲子「はい、わかっています。」
　そんな会話が、コックピットとキャビン内で交わされているとき
女性乗客「すみませーーん・・・うっかり寝ちゃってまして・・・」
　と、最後の乗客が入ってきた。彼女の名前は鷲尾ゆみ商社のＯＬらしい。
玲子「キャプテンすべて乗客いたしました。」
龍「わかった」
龍「青空管制塔と連絡を取れ」
翼「了解」
　こうして、僕のパイロットとしての初フライトは、ホノルルに向けて旅立ちました。
　このあと僕に待ち受けていることが・・どんなことがおこるかも・・知らないで・・