２．高島 李奈

　アキラは毎日、必ず行く喫茶店があった。
　自宅マンションから５分と離れていない「Sabrina」というお店で、自宅に居る時は、必ず、お気に入りのコーヒーを飲んでいた。
　店内は、その名が示すとおり、今は亡きオードリーヘップバーンの写真や映画ポスター等が掲示されＢＧＭも主演映画の曲が流されていた。
　当然のことながら、アキラがオードリーの映画をリアルタイムで観ることは無かったが、「Sabrina」で観た写真に惹かれ、レンタルショップで何本もの映画を繰り返し観て憧れを抱いたのだ。

　ある日のこと・・・
　いつものように「Sabrina」でコーヒーを飲んでいた時だった。
「Sabrina」のオーナーの娘が店の手伝いにきたのだ。
（ウソだろ・・・オードリーが生き返ったみたいだ・・・）
　実際、オーナーが「Sabrina」を開店する時、娘の李奈が若い時のオードリーに似ていたのと、元々ファンだったので、店名を「Sabrina」にしたのだった。
　オーナーの奥さん、李奈の母親はベルギー人で、日本に留学していた時、オーナーと知り合い、結婚に至ったのだ。
　李奈は21歳、スラリとした肢体はオードリー以上のものだった。
　魅惑的な瞳は、まさにオードリーを彷彿させるもので、愛らしくまとめたポニーテールは、映画の中のオードリーだった。

　李奈を見た瞬間、アキラは柄にも無く胸をときめかせた。
（オードリーに日本人の柔和さを加えたような・・・こんな女性が身近に居たとは・・・）
　その日から、アキラは一日に２度３度と「Sabrina」に通った。
「マスターはどうしたんですか？」
　アキラは確かにオーナーのことが気に掛かっていたが、それ以上に、李奈との接点を作りたかったのだ。
「実は・・・少し身体を壊してしまって・・・」
「そんなに悪いのですか？」
「いえ、母が身体を壊して・・・それで父がベルギーに・・・」
「そうなんですか・・・大事にならなければいいですね！じゃあ、お店は、あなたが？」
「えぇ、何も分かりませんが・・・厨房にはベテランが居ますから」
「・・・あぁ、そうでうね！頑張ってください」
「ありがとうございます。あなたのことは、父から聞いています」
「えっ!?そうですか・・・何を言われてるのやら」
　アキラは照れくさそうな顔で李奈を見た。
　李奈は大きな瞳を優しく輝かせアキラに言った。
「うふっ！大丈夫、毎日コーヒーを飲みに来る好青年としか・・・」
「ふぅ〜そうですか！」
（これで、少しは打ち解けた会話が出来るかな）
　アキラは李奈との時間を１分でも長く欲しいと思った。
　この頃のアキラは、まだ非道なセックスとは無縁な青年だった。

　アキラが「Sabrina」の李奈を初めて見た日から１ヶ月が過ぎた。
　アキラにとって最悪だったのは、毎週水曜日の定休日だった。
（会いたくても会えない・・・話したくても話せない・・・）

　この日も、水曜日・・・定休日だった。
「Sabrina」の前を通り過ぎ駅に向かった時、アキラはショックな光景を目にした。
（う、ウソだろ・・・）
　李奈がアキラと同じくらいの年齢の男と親しげに歩いていたのだ。
　アキラは李奈に気づかれないように、ふたりの後を追った。
　親しげに腕を組み歩くふたりは、仲の良い恋人同士のように見えた。
（李奈に・・・恋人が・・・）
　なおも後を追うと、ふたりは駅の近くのレストランに入った。
（仲良くランチ・・・か・・・）
　１時間余りして出てきたふたりは、その後、ゲームセンターで興じ、オープンカフェで談笑していた。
（ふぅ〜決定的だ！あぁ〜あ！これでお終いか・・・）
　アキラはガックリと項垂れて自宅に戻った。

　自宅に戻ったアキラは、どうしても李奈のことばかりを考え、自分で自分をどうにもできなく、苛立っていた。
（ああああ〜〜今頃は、あの男と・・・ふぅ〜我慢が出来ない！）
　想像したくは無かったが、李奈があの男に抱かれ善がっている姿が、振り払っても振り払っても、アキラの中で沸き上がった。
（あのサブリナパンツのようなスパッツを脱いで・・・）
　ハーフの血が為せる技か、李奈の身体は確かに抜群だった。
　小さな顔に大きな瞳・・・まさしくオードリーの美しさ！
　それだけじゃない！
　細い首から幅の狭い肩のラインの優美さ・・・
　括れたウエストからは、引き締まった長い脚が伸び、美しい曲線のヒップが、最高のアクセントになっていた。
（裸を見たことは無いけど、ラインの想像は出来る！今まで一度もマスターベーションの対象にしなかったが・・・あの男の下で悶えてるなんて！あぁあああ、どうしよう!?）
　アキラは次第に妄想と現実の区別がつかなくなってきた。
（どうせ、姦られているのなら・・・）
　アキラにとって、神聖にして犯すべからず！の李奈は消え失せ、姦るオンナとしての李奈が、自分の中で膨れ上がっていた。
　何故か、純粋な愛を穢されたような気分になっていたのだ。

　それからのアキラは今までとは別人のようになり、毎日、毎日、李奈を強姦して自分の想いを遂げることだけに、全精力を注いでいた。

（よし！定休日の前夜に決行しよう！）
　アキラは、李奈が男と連れ添っていたのを見た日から、「Sabrina」には行くのを止めていた。
（今なら、李奈の住んでいる「Sabrina」の２階には、李奈がひとりだけのはず！あの男が来ていなければの話しだが・・・火曜日の閉店後、李奈が２階に上がる時から見ていないと・・・）
　アキラは李奈を強姦するために、その準備と計画を万全にしていた。
　セックスの経験は数多くあったが、強姦したことは無かった。
　10代の時から女性には不自由したことは無く、自分でも容姿や会話には自信があった。
　だからこそ、今回の李奈のことは、大きなショックだった。
（何回も想像した。李奈を姦る手順は・・・しかし、何度、想像しても興奮する！実際に姦ったら・・・なんか癖になりそうな感じだ！）
　アキラは李奈を強姦する前から、妙な興奮を覚えていた。

　火曜日が来た。
　アキラは戸外が暗くなってから動き始めた。
「Sabrina」では、李奈が魅惑的な身体と表情で接客をしていた。
（相変わらずいいオンナだ・・・李奈・・・それがあんな男と・・・オマエが悪いんだ！オレの想いを無にしたオマエが・・・）
　アキラは「Sabrina」の外階段から李奈の住居に上がった。
（やっぱり鍵は掛かってない！）
　部屋の中は３ＬＤＫの間取りで、李奈の部屋は南向きの部屋だった。
（キチンと整理された部屋・・・ベッドに机・・・色合いも清楚な・・・違う！違う！清楚なものか！あの小さな口であの男のモノを・・・）
　アキラは自分で勝手に想像した李奈の淫らなシーンに腹を立て、頭がカッと熱くなっていた。
（落ち着くんだ・・・少し我慢すれば、李奈を犯せるんだ！）
　アキラは早く準備に取り掛かることにした。
（この冷蔵庫の中に・・・）
　アキラは冷蔵庫の扉を開いた。
　冷蔵庫の中は几帳面な李奈の性格が反映されていた。
（これが李奈が毎晩飲んでいるという、自家製のドリンクか・・・）
　アキラは「Sabrina」でコーヒーを飲んでいる時に、李奈から健康のために毎晩飲んでいるというドリンクの話しを聞き、その中に薬を混入することにしていた。
　無味無臭無色の睡眠薬と南米産の強力な媚薬をドリンクの中に入れ、元通り冷蔵庫に戻した。
（何があっても８時間は目覚めない！しかし・・・睡眠状態であっても淫欲が募り疼く！やっぱり、強姦してでも李奈を犯したいが・・・自分であることを知られたくは無い・・・）
　複雑な想いがアキラの中で交錯していた。
　薬の混入を終えたアキラは、李奈の部屋ではなく、隣の部屋と両親の部屋の窓ガラスの鍵を開けておいた。
（使っていない部屋の窓の施錠まで毎晩確認はしないもの！李奈の部屋の窓ガラスだと施錠されてしまう・・・）
　鍵の部分が見えないように、元通りにカーテンを引いた。

　一旦、自宅に戻ったアキラは、悶々と「Sabrina」の閉店を待った。
（まだだ・・・閉店時刻になったが、まだ早い！）
　アキラは静かに時間が過ぎていくのを待っていた。
　その頃、李奈は・・・
　夕食を終え入浴を済ませた後、いつものように湯上りに、自分で作った特製ドリンクを飲んでいた。
（アキラさん、どうして来ないのだろう？何かあったのかしら・・・やっぱり明日の休みに訪ねてみよう！）
　最近、プッツリと来なくなったアキラのマンションを、李奈は思い切って訪ねてみようと思った。
「あっ、あぁぁ・・・今日は馬鹿に眠いわ・・・ふぅ、疲れた・・・」
　李奈はベッドに倒れこむようにして眠りに就いた。

　アキラは全身を黒ずくめで覆い、黒い目出し帽を被り、闇に紛れて「Sabrina」の２階のベランダによじ登った。
（ふぅ〜李奈の部屋は・・・大丈夫だ。あの男は来ていない！）
　李奈の部屋の窓ガラスは施錠されていたが、アキラの予想通り、隣の部屋の窓ガラスは施錠されてなかった。
（やっぱり！思ったとおり・・・）
　アキラは周囲に気を配りながら部屋に侵入した。
　息を殺して李奈の部屋の隣から廊下に出て、足音を忍ばせ李奈の部屋のドアを開け、静かに中に入った。
（ふぅ〜〜さすがにドキドキするよ・・・李奈は？）
　ベッドに倒れるような格好で伏している李奈の傍に寄り、李奈の顔を覗き込み、身体を揺り動かしてみた。
（はぁ〜完全に眠っている・・・お風呂から出て、すぐだったんだな）
　李奈はパジャマ姿ではなく、お風呂上りのバスローブのままだった。
　いつものポニーテールではなく、セミロングの髪は湿り気を帯び、湯上りにドリンクを飲み、すぐ睡魔に襲われたことが想像できた。
（よく効いたみたいだ・・・媚薬の方は１時間ぐらい経たないと・・・）
　アキラは李奈の身体をベッドに仰向けにした。

「李奈・・・本当にキレイな顔をしてる・・・」
　アキラは李奈の髪を掬うように後ろの掻き、眠っている李奈の額に口づけをし、そっと口唇に口唇を重ねた。
「あぁぁ、こんな形で君にキスをすることになるなんて・・・」
　アキラは嘆くように呟き、李奈の全身に視線を流した。
「スレンダーに見えて、実は見事なボディライン・・・今晩ばかりは、オレだけのもの！」
　李奈の身体を隠すバスローブをゆっくりと脱がした。
　李奈は全く目覚める気配も無かった。
（本当に素敵なプロポーションだ！想像以上に・・・あぁ、これが今晩１回だけしか抱けないのか！ならば・・・徹底的に姦って想いを吐き出すしかない！）
　アキラは大切な壊れ物に触れるように、そっと李奈の身体に指を這わせ始めた。
「あっ、そうだ！」
　アキラは李奈から離れ、部屋の灯りを明るくし、バッグの中からデジカメを取り出し、李奈の全裸を何枚も撮った。
（未練がましいとは思うけど・・・忘れたくない・・・）

　再びアキラは全裸の李奈に寄り、身体中を擦り始めた。
（いい感触だ・・・浮き出た鎖骨の頼りない感じ・・・細く滑らかな腕・・・柔らかく形良く膨らんだ乳房・・・無駄肉の無い胸から腹部・・・そして、括れた腰・・・さらに、長く伸びた脚・・・肉付き良く引き締まった太股・・・）
　アキラは、部位ごとに指や手のひらで味わうように擦った。
「うぅぅ、ぁぁぁ・・・ふぅ、はぁ・・・」
　李奈の口から喘ぎ声が洩れ始めた。
「おっ、いよいよ媚薬が効き始めたか・・・眠ったまま淫欲に狂えばいい！」
　アキラは李奈の両脚を大きく広げ、李奈の股間を覗きこんだ。
「ふぅ〜キレイなオ○○コだ・・・もう淫らな液が滲んで・・・」
　ふっくらと盛り上がった李奈の恥部は、淡い薄い毛の下で息づき、薄いピンク色をし、淫らな感じはしなかった。
　淫液が滲んでいるのは媚薬のせい、あまり経験が無いように見えた。
（忙しいから、あの男とも、あまりセックスしていないのか？）
　アキラが指で淫唇を割り、小さなクリトリスを弄ると、李奈は眠っているにも関わらず、身体を捩って快感を感じていた。
（フッ！あの男に愛撫されてると思っているのか！）
　アキラは急に腹立たしくなり、優しく愛撫するのを止め、両手で見事な乳房を掴んで揉みしだき、
　顔を股間に押し付けるようにして、李奈の淫唇の中を舐め回した。
　しばらく夢中で李奈のオ○○コを舐め回した後、夢の中で悶えているような李奈の口に昂った肉棒を押し込んだ。
「あ、あぁぁ・・・これが李奈の可愛い口の感触か・・・」
　夢にまで見た李奈のフェラチオを受けているような気がしていた。
（あぁぁ、実際には舌も何も動かないけど・・・）
　アキラの肉棒は大きく太く昂り、腰を使って肉棒の出し入れをした。
（ああっ、起きている李奈にして欲しい・・・もう、無理か！）
　虚しさを感じながらも、アキラの肉棒は硬度を増していた。

　アキラは我慢出来なくなっていた。
（ふぅ〜もうダメだ！１回、李奈のオ○○コに出そう！）
　アキラは李奈の両脚を抱え、肉棒を握って李奈の淫壷に挿入し始めた。
「うっ！キツイな！・・・・・・うぅあっ・・・あ、ぁぁぁ・・・いぃ・・・」
　李奈の淫壷は窮屈で、アキラは無理矢理、押し込んだ。
「うあっ！・・・・・・ぅぅぅぅ・・・ア、アキラ、さん・・・」
「ん！？今、何て言った？確か・・・アキラって」
　李奈の目からは涙が流れていた。
「錯覚だよな・・・それにしても、いいオ○○コだ！すぐに行きそうだ・・・あっ、うっ・・・」
　アキラは李奈の涙には気づかず、窮屈な李奈の淫壷に夢中になり、激しく腰を動かし、肉棒の挿入を繰り返した。
「うっ・・・あ、あっ！・・・・・・あ、はぁ、はぁ・・・あ、いぃ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・ふぅ〜〜最高だ・・・」
　アキラは想いを込めて、李奈の淫壷に熱い粘液を放出した。

　しばらく肉棒はそのままで、李奈の身体を抱いていた。
「ん？嬉し涙か・・・？夢で、あの男にイカされて悦んでるのか！」
　アキラは少し萎えた肉棒を、ゆっくりと抜いた。
「な、何だ！これは・・・!?」
　アキラが肉棒を抜いた後の李奈の股間には鮮血が滴り、肉棒にも確かに血が付着していた。
「何なんだ？・・・メンス？・・・否、ち、違う！破瓜の血だ！」
　アキラはベッドの傍に崩れるように座り込んだ。
（どう言うことだ・・・？処女？ま、まさか！オレは、眠らせた処女の李奈を犯した・・・と言うのか！）
　アキラは何が何だか分からなくなっていた。
　ベッドの上では、無残にも知らぬ間に処女喪失した李奈が悶え、閉じた眼からは涙が流れ、何とも不思議な情景だった。
「どうしたら・・・どうしたらいいんだ！オレは・・・オレは・・・」
　アキラは狂おしいほどに頭を抱えた。

　しばらくして、アキラは机の上のパソコンが目に留まった。
「何かが・・・何かが分かるかも・・・」
　パソコンを開くと、アキラは何でもいいからと探した。
「そうだ！日記は・・・」
　フォルダを開いていくと、それらしきものが見つかった。
『rinaの独り言』というファイルを開くと、それは確かに李奈の日記だった。
『○月○日・・・今日は珍しい訪問者があった。なんと、久し振りに兄に会ったのだ。兄は・・・・・・ランチを一緒に・・・楽しい時間・・・夕方、アキラさんのことを相談した。』
　アキラは李奈があの男と会っていた日の日記を読んでいた。
「えっ！兄？あの人は、兄さんだったんだ・・・あぁ、オレは何と言う勘違いを・・・オレのことを兄さんに相談って、何だ？」
　アキラは続けて李奈の日記を読んだ。
『○月×日・・・アキラさんがお店に来なくなって１週間、何かあったの・・・心配です。・・・・・・』
「もしかして・・・李奈もオレのことを・・・」
『○月△日・・・兄さんにもう一度相談してみよう！アキラさんの自宅、訪ねても・・・いえ、絶対に行くわ！』
　アキラはＰＣの画面が見えないほど、涙が自然と溢れていた。
「チ、チクショウ！何故？何で・・・こうなったんだ！」
　アキラは自分を呪いたい気持ちだった。

　１時間・・・２時間・・・
　どれだけの時間が経ったのだろう？
　アキラはジッと李奈のベッドの傍に座り込んでいた。
　その間、李奈は眠ったままで、身体の奥底から湧き上がり来る、淫らな疼きに悶え苦しんでいた。
「ゴメン・・・でも、もう、取り返しがつかない ・・・李奈・・・君の中にはオレの淫らな欲望の塊が放出されている。無論、君の処女や純粋な心が取り戻せるはずも無い・・・全てを穢してしまった・・・李奈、こんな風に君を淫らにしてしまって・・・」
　無意識に悶える李奈を見ながら、アキラは自分の犯した罪の大きさに愕然としていた。
「薬が切れるまで、あと３時間ぐらいか・・・こうなったら、李奈を満足させてやるしかない！苦しそうな顔を・・・見事な肢体が淫らに悶えるのを、見ていたくない！どうせ、取り返しのつかないことをやったんだ。もう２度と会うことも出来ない！だったら・・・よし、悪に徹して善を行なう！」
　アキラは自分を無理矢理納得させた。
（もう、どうでもいいんだ！）

　アキラは美麗な肢体を眠ったまま撫で回し、自ら股間を広げて恥部を擦り続けていた李奈の身体を抱いた。
「耐えられない！こんな姿、李奈には似合わない！可哀想だ！」
　だったら、自分が姦りまくったほうがましだと言い聞かせ、アキラは淫らな液が溢れた李奈の淫壷に肉棒を挿入した。
「あ、ふぅ・・・ぁぁぁ・・・」
　ホッとしたような声が李奈の口から零れた。
　アキラは懸命に腰を使い、李奈が気持ち良く感じるよう努めた。
　１時間・・・アキラは声無き涙を流しながら、李奈を犯し続けた。
「あぁ〜あぁ〜い、いぃぃ・・・あ、アキラ・・・」
　痛みを超え、快感の声を発する李奈が哀しく思えたが、動きを止めることも出来ず、懸命に腰を動かし続けた。
「何で・・・どうしてこんなこと・・・」
　こんな状況、こんな心情の中で、アキラは射精したくなっていた。
「オ、オレは・・・うっ、最低な男だ・・・あ、あっ！」
　再び、アキラは李奈の淫壷に淫らな欲望を放出していた。
「はぁ、はぁ・・・もう、どうでもいい！オンナなんて・・・オンナなんて、みんな犯してやる！まともな恋愛なんて、オレがしたら李奈に申し訳ない！」
　アキラは李奈の抱き心地のいい身体を後ろから抱き、乳房を揉み、淫唇を弄り、李奈の身体中を擦り、舐め回した。
　見事に締ってアップした李奈のお尻を撫で回し、小さく萎んだピンク色のアヌスを舐めているうちに、また肉棒が堅く勃ってきた。
「こうなったら、ここも・・・」
　アキラは李奈の白く美しいお尻の肉を開き、萎んだ菊状のアヌスに、昂った肉棒をズブズブと挿入した。

　朝、空が白々としてきた頃、アキラは薬の切れてきそうな李奈をそのままにして、抜け殻のようにフラフラと自宅に戻った。
「純愛もお終いだ・・・何もかも・・・」
　そのままアキラはベッドに入り、死んだように眠った。

　夕方、目が醒めたアキラは、フラフラと外に出かけた。
「Sabrina」のある通りに出ると、人だかりと救急車があった。
（何だ・・・？）
　すれ違う人たちの口からアキラは信じられないことを聴いた。
「Sabrinaの娘さん、２階の自宅で死んでいたんだって・・・」
「夕方、お兄さんが訪ねて来て発見したそうだ・・・」
「今日は定休日だったから、発見が遅れたんだろうな・・・」
「キレイな死に顔だったようだ・・・」
「遺書は無かったみたいだな・・・」
「キチンとした服装で、身辺も片付いていたようで・・・覚悟の自殺って感じかな・・・」

（ウソだろ！オレに犯されたことが原因・・・オレが・・・オレが・・・一番大切なオンナを殺したんだ!!）

　李奈が自殺した日から、アキラは完全に別人となった。
　親の莫大な遺産で悠々自適のアキラは、定職も持たず、ひたすらオンナを強姦して回ることにしたのだ。
　自分の身が滅びるまで・・・姦り続けると・・・。