５．大島 聰（35歳）

　この日、全棟の沙也香のような庶務係が８名集まった。
　すぐ近くのファミレスで昼食会を兼ね、日頃の様子を語り合った。
　語り合ったと言っても、早い話しが愚痴の零しあいのようなものだった。
「こっちは新設でやってるのに・・・・・・」
「そうそう、ボランティアみたいなものなのに・・・・・・」
「これだけやっても、何ひとついいことも無く・・・・・・」
（わたしは、結構、いいことあるわ！セックスがこんなに楽しかったなんて・・・）
　沙也香は、皆の話しに頷きながら、最近の淫猥な情事を思い出していた。
（夫も海外で浮気三昧だろうから、お互い様よね〜毎日、雑用ばかりの日々じゃ、一番いい年齢が何も無いまま終わっちゃうわ！）
　そんな沙也香の心中を察してか、テーブルの下の沙也香の太股を擦る手があった。
　８名の中で唯一の男、大島 聰だった。

　女たちの愚痴の輪の外で、いい加減、嫌気がさしていた大島は、頷くだけで話しにのっていない沙也香に気づき、誘いをかけてきたのだ、
（いいオンナ・・・他の女たちとは全く違う・・・色っぽくて堪らないなぁ〜）
　沙也香の横でしばらく眺めていた大島だったが、沙也香の妖しい色香に我慢が出来ず、テーブルの下に手を伸ばし、思わず沙也香の素肌の太股を擦ってしまったのだ。
（ヤバイ！こんなことをして・・・大きな声を出されたら・・・）
　内心ドキドキしながら今更収拾がつかず、
　沙也香のスカートの中で、大島は太股の内側まで手を伸ばし始めた。
　沙也香はビックリしたが声を出さず、大島の手をテーブルの下で抑え、自分の太股の間に挟み、何気なく横の大島を見遣った。
「何をしてるんですか！こんなところで・・・皆に見つかると大騒ぎですよ！」
　沙也香は大島に小声で言った。
　大島は少し顔を赤らめ、恥かしげに沙也香に応えた。
「すみません・・・あまりにもあなたが素敵だったので・・・」
「いつも、こんなことをしてるんですか？」
「いえ！あなたが初めてですよ！」
　沙也香は大島の手を太股の間から解放し、何も無かったような顔をした。
（確か・・・自営の翻訳業とか・・・ちょっといい男ね！うふっ！）
　沙也香は悪い気分じゃなかった。
（良かった！皆に言われたら・・・）
　大島は、その後もドキドキしたままだった。

　２時頃に散会となった沙也香は、大島から声をかけられた。
「あとで伺います・・・」
　沙也香は聞き流すようにファミレスを後にした。

　自宅に戻った沙也香の後を追うようにして大島がやってきた。

　ピンポ〜ン・・・

「先ほどは・・・どうも・・・」
「そこだと近所の人に何を言われるか分からないから・・・」
　そう言うと、沙也香は大島をリビングに通した。
「どうしてあんなことを・・・？」
「どうしてって・・・やはり、あなたに惹かれてとしか・・・」
　伏し目がちに答える大島に、沙也香は興味を抱いていた。
（仕事柄かしら？雰囲気の良い感じなのに・・・欲求不満だったのかしら？）
「確か・・・奥様が・・・」
「は、はい。１ヶ月前に離婚しまして・・・」
「えっ！そうだったんですか？それで、わたしなんかに・・・？」
「いえ、それとは関係ありません。確かに別れた妻とも半年以上、何も無かったから、欲求不満だと思われても・・・でも、あなたに感じたのは、それとは別に・・・惹き付けられるものを感じて・・・」
「それにしては、表現が痴漢のような感じでしたわ」
「す、すみません！なんとお詫びして良いものやら・・・」
（このままじゃ、マズイなぁ・・・なんとかならないものか？）
（やっぱり欲求不満だわ！・・・きっとアソコ、ギンギンだったりして・・・でも、すぐにイッちゃうわね〜１回目は・・・うふっ！）
　沙也香は大島の苦悩を他所に、すでにセックスのことを考えていた。

　沙也香は大島の傍に寄り、大島の太股の辺りを指で擦るようにして這わせた。
「どう？こんな風に突然、触れられる気分は？」
　大島は身体中が燃えるように熱くなり、意思とは無関係に股間が膨らんだ。
「ど、どうも、はぁ〜す、すみません！・・・・・・はぁ、はぁ・・・」
　胸の鼓動は一気に高まり、昂った肉棒は、今にもズボンを突き破りそうだった。
（もう限界かしら？うふっ！）
　大島の頭は血が逆流したように熱くなり、ついには堪えきれず沙也香に抱きつきた。
「な、何を！ダメッ！わたしは人妻・・・・・・」
　床に押し倒された沙也香は抵抗するが大島の力には敵わず、アッと言う間にブラウスの前を開かれ、スカートを捲られていた。
「もう、どうなったって構わない！奥さんと出来るなら・・・」
　大島のその言葉で、沙也香の身体から抵抗する力が失せていった。
（そこそこに抵抗するのって、難しいわ！でも・・・このへんがいいタイミングよ）
「大島さん・・・乱暴にしないで・・・」
「じゃぁ、奥さん！いいんですね！？」
「いいも悪いも・・・このまま力で犯されるより・・・」
（ヤッタ！これで想いを遂げられる！）
　大島は大きく深呼吸をし、自ら裸になって昂った肉棒を沙也香の前に晒した。
（ワッ！すごぉ〜ぃ・・・反り返ってるぅ〜こんなので突かれたら・・・あぁぁぁ〜〜）
　想像しただけで淫壷の奥がキュッと疼くような気持ちになった。

　沙也香の残った衣服と下着を丁寧に脱がせると、大島は熟れた果実のような乳房を揉みながら、乳首を舐め始めた。
「奥さんの乳房、柔らかいのに形が崩れない・・・素晴らしい感触です！」
「あぁぁぁ・・・いぃわ〜大島さんの舐め方、イヤらしいわ〜はぁ、はぁ・・・」
「キライですか？」
「う、うう〜ん！はぁ、はぁ・・・もぉ〜イジワルなんですね」
「奥さんって、美人なのに可愛いんですね！・・・僕、夢中になりそう！」
　大島は右手を下腹部に伸ばし、括れた腰から太股を撫で、優しく愛撫を続けた。
（あのまま犯されたフリをしていたほうが、興奮したかも・・・今度は、必死で抵抗しながら、犯されたいわ〜）
　大島の愛撫を受けながら、沙也香の思いは次の見知らぬ相手に向かっていた。
　大島は沙也香の白く長い両脚を大きく開き、淫唇を覗き込むようにした。
「あっ、イヤ！覗かないで、恥かしいわ！」
「いいじゃないですか！キレイですよ！奥さんのオマ×コ・・・」
　そう言うと、大島は濡れて滲んだ沙也香の淫唇を舌で舐め、指で擦り始めた。
「あ、はぁぁ・・・ん、あぁはぁぁ、はぁ、はぁ、いぃ・・・はぁ、いぃわ・・・」
「もっとお尻を上げて・・・」
　沙也香は大島の要望に応え、両脚を曲げ、それぞれ両手で抱えるように支えた。
　大島には沙也香のお尻の穴まで見え、舐めやすく弄りやすい形になった。
「奥さんは、お尻の穴までキレイなんですね！」
　大島の舌は沙也香の菊蕾を這い、指で淫壷の中とクリトリスを責め、同時に３箇所を丁寧に愛撫し始めた。
「あぁぁあああああっ・・・はぁ、はぁ、どこも、みんな・・・あぁ、いいぃぃぃ・・・」
　顔を左右に振りながら、沙也香は身体中に快感を感じていた。
（もう早く入れて・・・何度も小さくイッちゃったわ！早く、大きい波を・・・）
　沙也香は大島に股間を押し付け悶えていた。

　大島も限界だった。
（入れたら、すぐにイキそう・・・どうするか？）
　そんな思いを抱きながら、大島は昂った肉棒を淫壷の中に挿入した。
「あぁああああ〜〜〜い、いぃ〜〜っ・・・こ、擦れる、擦れるわ〜〜」
　反り返った肉棒は沙也香の淫壷の上部を擦り、Ｇスポットを激しく刺激した。
「あぁ、あぁ、もぉ、イク・・・あぁあああっ・・・イッ、くぅぅぅぅ〜〜〜〜」
　１〜２分で沙也香は昇りつめていた。
　大島も沙也香の締りのいい淫壷に肉棒が耐え切れず、沙也香と同時に射精していた。
「はぁ、はぁ・・・す、すみません・・・久しぶりで・・・中に出しちゃって・・・」
「はぁ、ふぅ、はぁ・・・いいのよ、はぁ、ふぅぅぅ・・・すぐに元気になるわ！」
　確かに、沙也香の言うとおり、大島の肉棒は射精したにも拘らず完全に萎えず、半立ちのような大きさで沙也香の淫壷中にあった。
　沙也香の淫壷は、その肉棒を淫壷で味わうように刺激していた。
「あっ・・・うぅっ・・・はぁ、はぁ・・・奥さんのオマ×コ、あぁ〜凄い！あぁぁ・・・」
　沙也香には何だかよく分からなかったが、まもなく大島は復活していた。
「凄いわ〜もう大きくなったのね！」
「いやぁ、奥さんのがいいから・・・大きくさせられたって感じ」
　大島は激しく動かず、ゆっくり腰を回転させ沙也香の淫壷を味わっていた。
「はぁぁぁ・・・いぃ、ぁぁぁ・・・中がゆっくり擦られて・・・上手ね」
　大島は気を良くして沙也香を感じさせようと努めた。
　腰を回転させ肉棒で淫壷の上部を擦りながら、指でクリトリスと菊蕾を弄り始めた。
　最初の愛撫の時と同様に、沙也香の感じる３点を同時に愛撫していた。
（凄く具合のいいオマ×コだけど、出したばかりだから何とかなりそう・・・それにしても、いいオンナ・・・感じやすいし、スタイルいいし・・・）
「あぁ〜あぁ〜い、いぃ〜〜っ・・・あっ、そこ・・・もっと、はぁ、はぁ、指入れて・・・」
　沙也香は大島の責めに我を忘れて快感に夢中になり、菊壷への指の挿入を大島に促していた。
「えっ！いいんですか？お尻の穴の中に指を・・・」
「あぁっ・・・はぁ、いぃ・・・そぅ・・・あぁ、はぁ、いぃぃ・・・」
「奥さん、お尻も感じるんですね！感激だな〜後でゆっくりと・・・」
　大島は沙也香が菊壷でも感じることを知り、尚更、意欲的に沙也香を責めた。
　大島は沙也香の白桃のようなお尻を抱え淫壷を責め、何度か絶頂に導き、そのままの体勢で、肉棒を淫壷から菊壷へ移し、沙也香を狂喜させた。

　大島には目の前の沙也香の淫らな姿態が現実とは思えなかった。
（ファミレスの時を考えると、この淫悦に浸る姿は・・・しかし・・・思った以上に素晴らしい身体と反応には・・・ひたすら感謝かな）
　大きな声で痴漢騒ぎを起こされた時のことを考えれば、こうして満足しているのは、やはりラッキーだと思うしかなかった。
　沙也香も大島以上に満足していた。
　偶然に大島と出会えたこと・・・大島の肉棒が期待以上だったこと・・・
　何度も絶頂感を前後で味わえたこと・・・
　今までのオトコの中でも、トップクラスにランクできると思っていた。
（独身だし、また、乱れあえたら・・・今度はサービスしちゃうわ！）

　大島を返した後、汗を流しながら、大島の反り返った肉棒を思い出していた。
（口の中に咥えたら、どんな感じなのかな？うふっ・・・）