11.２０２号

　京香は引き裂かれたブラウスから零れた乳房を隠しながら徹を見遣った。
「大丈夫だよ〜誰にも言わないから・・・」
「いえ、先輩とは前に１度・・・その後、よく会って・・・でも、あんなことを・・・」
「・・・・・そう、そうだったんだ・・・よかったら、話してごらん〜」
　京香は困惑しながらも、優しい徹の表情に促され、ポツポツと話し始めた。
「いつものように・・・先輩のアレを口でしてあげていたら・・・『おい！いいことしてるじゃないか！俺たちにも回せ！』『あぁ、ボチボチそうしようと思っていたところさ！』『えっ！？ウソ・・・何・・・？』
　急に現れた仲間たちに京香は手足を押さえつけられブラウスを引き裂かれた。
　騒ごうとした京香の口にブラジャーを押し込められ、叫ぼうにも声を出せなかった。
　ひとりが豊かな乳房にしゃぶりつき、もうひとりがスカートを捲り、パンティを引き裂いて太股に割って身体を入れようとした。
　・・・そこで順番を争ってる間に逃げ出したの・・・」
　徹は現代の高校生事情を垣間見たようで、京香に改めて視線を遣った。
「先生に言えば、君が先輩としていたことも言わなきゃならないし・・・もう先輩には会わないことだね・・・多分、他の子も警戒してるから大丈夫だよ」
　徹は明日逢う美佳のことを考えていた。
（美佳も気をつけてあげないと危ないなぁ〜京香みたいになると・・・）
　年齢の変わらない美佳を想うと、京香も何とかしてあげたいと思った。
「スミマセン・・・いろいろと・・・岩下さん・・・には・・・」
「ひとつだけ、いいかい？・・・・・・セックスをするのが悪いとは思わないけど、どうせなら、楽しいセックスをしたほうがいいと思うよ〜」
「いつも先輩は悦んでくれてたけど・・・？」
「それは君のフェラで、君の口の中に射精できるから先輩は悦んだだけで・・・セックスはお互いが感じあって悦び楽しくないと・・・大人になって困るよ〜」
「そうなんですか・・・」
「だって、京香さんは、気持ちがいい時ってあったの？」
「いえ・・・最初は痛くて・・・その後は、してあげるばかり・・・わたしは何も・・・」
「それじゃあ、セックスじゃないよ・・・ふぅ〜ぅ・・・」
　徹は呆れたような顔をして帰ろうとした。
「あのぉ〜シャワーを浴びて着替えるまで・・・ここに居てもらえませんか？」
「ん？・・・あぁ、いいけど・・・」
　徹は仕方がない表情をして、浴室の外で待つことにした。

　曇りガラスを通してシャワーの音が聞こえ、京香の影が薄っすらと見えていた。
「ねぇ〜そこに居るぅ〜？」
「あぁ、居るから安心していいよ〜」
　徹は面倒臭い気がして、ぶっきら棒に応えた。
「わたし・・・本当に哀しかったの・・・愛されてると思っていた先輩に裏切られて・・・岩下さんから見れば、自業自得だと思えるでしょうけど・・・わたし・・・ウッ・・・」
　シャワーを浴びながら泣いている京香の心情に、徹は見方を変えてみた。
「わたしのこと、不良だと思うかもしれないけど、成績だって上位だし・・・、先輩のことを信じていたから・・・悦んでもらおうと一生懸命だったの・・・」
　徹は京香を誤解していたと思い、少し親身に考えてあげようと思った。
　ガチャ・・・
　浴室のドアが開き、京香の濡れた裸体が徹の前に現れた。
　若い肌は水滴を弾き、キラキラと輝いていた。
　16歳の京香の身体は成熟した女性と変わらないスタイルをしていた。
　余分な贅肉を所々に感じるが、瑞々しい肌はそれを補って余りあるものだった。
「わたし・・・バカだったわ・・・初めてのことに冷静さを失って・・・無知だったわ〜」
「そんなに自分を責めないで・・・まだ若いんだから仕方がないよ〜さぁ、早く身体を拭いて！きれいな身体を大事にしないと・・・」
「きれい・・・バカなことして穢れただけよ！口の中も穢れて・・・ウゥッ・・・」
　徹は傍にあったバスタオルで京香の身体を包んで抱きしめた。
「じっとして・・・静かに落ち着いて・・・これからが大事だよ！もう忘れるんだ！」
　京香は徹の胸に涙を落とし、次第に落ち着きを取り戻していった。

　徹は京香の胸にバスタオルを巻き、濡れた髪を指でかきあげた。
「大丈夫かい？」
「はい！もう大丈夫です。ありがとうございました。岩下さんにひとつお聞きしたいんですが・・・いいですか？」
「えっ？何かなぁ〜」
「セックスは楽しいものだし、感じ合うものだと言ってましたよね？」
「あぁ、その通りだよ〜気持ちよく感じないと意味がないと思うけど・・・」
「岩下さんは、カッコいい大人の男性って感じですが、経験豊富なんですか？」
「まぁ、経験だけは・・・」
「わたしの身体・・・きれい、って言ってましたが、本当にそう思っていますか？」
「本当だよ〜まだ大人の女性の身体になってはいないけど、魅力的だと思うよ〜大事にしてほしいと思ってるし、大人になればもっと素敵な身体になると思う」
「・・・・・・・・・」
　徹は京香から少し離れて上から下まで眺めて頷いた。
　京香がハラリと胸のバスタオルを足元に落とすと、大人になりかけた女性の裸体が徹の目に映った。
「どうしたんだ？本当にきれいだ・・・きれいだよ！」
「本当に穢れていないと思うなら・・・わたしを抱いてくれますか？」
「何をバカなことを・・・自分を大事にしないとダメだと言ったはずだよ！」
「大事だと思うから、本当のセックスの悦びを感じたいの・・・一度でいいから・・・」
　徹は京香の真摯な瞳に気持ちが揺らいだ。

　スラリと伸びた肢体は魅力的だった。
　少し大きめの乳房・・・肉付きの良い太股・・・下腹部には少し若い贅肉があったが、抱きたいと思う身体には違いなかった。
「わたしの口は、何度も先輩のモノを咥えて・・・彼の精液を飲み干したの〜どうしても消えないわ・・・あの感触が・・・ねぇ〜イヤらしく見える？」
「知的な美人に見えるよ・・・今にもっと美人になるよ〜安心して・・・」
「本当にそう思っているなら・・・お願いです！キスして・・・」
　徹は今、京香を抱いてやらなければ・・・という気持ちに押され京香の肩を抱いた。
　瞳を閉じた京香の小さな顎を指で持ち上げ、小さく薄い口唇を吸った。
　優しく口唇を舌で舐めながら、上唇、下唇と順に口唇に挟み吸った。
「可愛い口唇だね・・・」
「ありがとう・・・胸がドキドキして感じちゃったわ〜」
　京香は徹のシャツのボタンを外し、逞しい胸板を擦りながらキスをした。

　徹は京香の裸体を抱えベッドに移した。
　京香は乳房や恥毛を隠そうと、うつ伏せになって徹を待った。
（もう忘れよう・・・岩下さんに抱いてもらって大人になりたい・・・）
　徹は衣服を脱ぐと、裸の肌を触れ合わせるように京香の身体を背後から包み、優しい温もりを与えてあげようと思った。
「白くてきれいな肌だ・・・撫でると僕の指が吸い付くようだ・・・」
「岩下さんに包まれてると、温かくて気分が安らいでくるわ・・・」
「このまま眠っちゃってもいいよ〜抱いててあげるから・・・」
「うぅ〜ん、わたし・・・変わりたいの・・・」
「分かった・・・静かに・・・僕の腕の中で生まれ変わるんだろ？ 素直に感じることだけに集中して・・・感じたまま声を出して、反応して・・・」
　徹は非処女ではあるが、快感に無縁な経験をしていた京香にノーマルに接した。
　背を向けた京香の裸体は腰から尻にかけ肉付きが良く、太股はムッチリしていた。
（半年もセックスでいい汗流せば、締まったいいスタイルの身体になりそうだ・・・）
　セミロングの髪を掻き分け、産毛のうなじを舌で舐めながら、指で肩から腕を擦り、耳に優しく息を吹きかけた。
　京香の身体がビクッと反応したが、感じているのかくすぐったいのか分からなかった。
「感じやすい肌をしてるね・・・いいオンナになる条件だよ・・・」
　徹は京香の淫猥な気持ちを誘発するような言葉を呟きながら、愛撫を続けた。

　しばらくすると、京香の背中からお尻にかけて、薄っすらと汗が滲んできた。
　徹はなおも京香の背面を執拗に愛撫した。
　肉付きの良いお尻に舌を這わすと、キュッと力を入れて引き締めた。
　10本の指先を縦横に這わせながら舌先で舐め回すと、京香の口から喘ぎ声が漏れ始めた。
（もう少し、時間をかけて・・・）
　徹は感じ方を知らない京香に、妙な意欲を感じていた。
「お尻の力を抜いて・・・可愛いお尻を感じさせたい・・・」
　京香が言われるがままに力を抜くと、徹はふたつのお尻の肉を左右に開き、菊状に萎んだ穴の蕾に舌先を這わせ、周囲から中心まで舐め回した。
「はぁ、はぁ、あぁあっ・・・あっうっ、そこは・・・あぁ〜ぁああああっ、あぁ〜〜」
「セックスは愛し合う表現だから、お互いの身体の隅々まで感じあうんだ・・・」
「でも・・・はぁ〜ぁ、岩下さんは・・・」
「今の京香は、僕の大事な女性・・・だから、全身で感じさせてあげたいんだ・・・」
　徹は京香を精神的に引き込み、完全に掌握し始めていた。
　ムッチリした太股から膝の裏を舐め、指を這わせ、足の指まで達すると、１本１本の指を口に咥え、舌で舐め回した。
「あぁ〜〜っ！はぁっ、ふぅ〜ぅ・・・あぁ〜あ、あ、あっ・・・あぁあああ〜〜」
　京香は身体を捩りながら悶え、大きな声をあげていた。

　京香の意識は朦朧としてきていた。
　徹はそんな京香の身体を仰向けにして、あらためて薄い口唇に口づけをした。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・あぁ〜〜そんなに見ないで・・・わたし太ってるから・・・」
「そんなことは無いよ〜きれいだよ京香の裸・・・余計な肉はすぐに無くなるよ〜」
「そうなの？」
「そう・・・いいセックスをして大人の女性になると自然と引き締まり、もっと感じやすい身体になるよ！」
「あぁ・・・早く、そうなりたい・・・はぁ、はぁ・・・」
　乳房の谷間を流れる汗を指ですくいながら下腹部まで撫で、淡い茂みの上を微妙なタッチで擦った。
　すでに淫らな蜜が溢れ、湿り気を発していた。
「やっぱり感じやすいんだね・・・アソコから蜜が溢れて欲しがってるよ〜」
「イヤッ！恥ずかしい・・・わたしってイヤらしいわ〜」
「イヤらしいことしてるんだから、もっとイヤらしくなってもいいんだよ〜」
　徹は京香の豊かな乳房を揉みし抱き、乳首を口の中で舐め回した。
「あぁあっ・・・あっ、あっ、はぁ〜〜ぁ・・・」
　乳房の谷間から縦に窪んだヘソまで舐め、淡い茂みに息を吹きかけた。
　京香の太股が少し開き、その間に徹の手が伸びた。
　片手で乳房を弄くりながら身体を舐め、もう一方の手で茂みの奥の淫唇を弄った。
　太股の内側からお尻まで大量の淫液で濡れていた。
「ここが感じたがってる・・・京香のオマ×コが僕を呼んでるみたい・・・」
「はぁ〜ぁ・・・あぁ・・・こんなこと初めて・・・なんかソコがムズムズしてるの〜あぁ・・・はぁ〜ぁ・・・」
　指で淫唇全体を擦り京香の感度を測っていたが、すぐに太股の間に割って入った。
　目の前にきれいなピンク色の淫唇が濡れて光っていた。
　徹は京香の尻を持ち上げ、淫唇を舐め始めた。

　京香の淫壷の入り口に口唇を押し付けて舐め回し、小さな肉芽を捜して指で擦った。
「あぁ、あぁ、あっ・・・あぁああああ〜〜〜はぁ〜ぁ、あぅ、あぅっ・・・」
　小さな肉芽は未発達で、２本の指で挟んで揉みながら舌先で優しく舐めると、京香の口から歓喜の声があがった。
「あぁ〜っ！・・・いぃ〜〜はぁ〜、あぁああああっ・・・い、いぃ〜〜いぃ〜〜」
　口唇で軽く挟んで舐めながら指を１本だけ淫壷の中に挿入した。
　窮屈な入り口に圧迫感を感じながら少しずつ挿入した。
　肉襞のザラザラした感触が指に伝わり、少しずつ圧迫しながら京香の反応を見た。
「あ、うっ・・・はぁ、はぁ、はぁ・・・っあぁ〜ぁ・・・」
　淫壷の上部の襞を擦りながら入り口近くを圧迫すると、京香は身体を強張らせた。
「あぁ〜〜っ、あぁ、あぁ、あぁ・・・あっ！・・・・・・」
　両脚を突っ張り尻を浮かせて徹の身体にしがみつき、喘ぎが急ピッチで速くなった。
　指を折り曲げ、手のひらで淫唇を包むようにして振動を伝えると、京香は一気に昇りつめていった。
「あぁ、あぁ〜〜、あぁ、あ、あ、あっ・・・・・あぁうっ、ぅぅぅぅ・・・・・・」
　身体中から汗が噴出し、止まった呼吸が大きく息を吹き返した。
「はぁ、はぁ・・・・わ、わたし・・・あぁ〜ぁ・・・あぁ・・・はぁ、はぁ・・・どうしたの？」
「京香の感度は抜群だよ！気持ち良かったろ？オルガスムスを感じたんだよ！」
「えっ？あっ・・・これが・・・はぁ、はぁ・・・いぃ気持ち・・・」
　京香は初めて味わう絶頂感に浸っていた。

　徹は京香の痙攣が収まるのを待ち、さらに淫壷に刺激を加えた。
「京香は感じやすいねぇ〜ピクピクして僕の指を締め付けて・・・」
「あぁ〜ん・・・自分じゃ分からないわ〜岩下さんが、お尻の穴や足の指まで優しく感じさせてくれたから・・・身体中が気持ち良くなって・・・いぃ感じ・・・あぁ、あぁ、あぁああ・・・」
　徹は何度も感じている京香への愛撫を一旦中止して、自分の肉棒を京香に見せた。
「京香、僕のオチ××ン・・・京香の中に入れるけど、いいかい？」
「えぇ・・・早く欲しいわ〜あなたをわたしの初めての男にしたいの〜」
「そうか・・・そうだな！分かった・・・」
　京香の両脚を持ち上げ肉棒を淫唇に押しあて、少しずつ淫壷に挿入していった。
　ミシミシという音が聞こえてきそうな感じの窮屈さを感じながら奥まで挿入した。
「あぅっ・・・ぅっ、ぁぁ・・・っ、はぁ〜ぁ・・・うぅ、ぅぅぅっ・・・あぁ〜ぁ・・・」
「奥まで入ったよ・・・痛いかい？」
「少し・・・でも、大丈夫！・・・ふぅ〜〜感じたい・・・」
　京香の姿勢に押されるように、徹はゆっくりと挿入を繰り返し始めた。
　挿入するたびに京香の淫壷が締め付け、徹はその快感に射精しそうになった。
（ふぅ〜〜危ない、危ない・・・まだイクわけにはいかないよ）
　奥まで挿入したままで圧迫しながら腰を回転させると、
　京香の喘ぎ声が快感の悦びに変わっていった。
「あぁ、あぁ、あぁっあ、あ、あ・・・はぁ〜ぁ、あぁあああ〜〜〜あぁ〜っ！」
　徹の背中に両腕を回してしがみつき、頭を左右に振って大きな歓喜の声をあげた。
　ピクピクと激しく痙攣する膣の感触を感じながら、
　徹は何度も繰り返して京香を悦ばせた。

　徹はゆっくりと肉棒を引き抜き、京香の身体を抱きしめて口づけをした。
「どうだった・・・？」
　つまらない質問だと思ったが、京香には必要だと思っていた。
「はぁ、はぁ・・・ふぅ〜ぅ、いぃ〜感じ！」
「これがセックスの第一段階・・・京香の成長と共に快感が増していくよ〜」
「えっ？これがまだ入り口ってこと・・・わぁ〜凄いのね、セックスって・・・そうそう、岩下さん、出してないでしょ？」
「うん・・・子供を作るためのセックスじゃないからね〜ハハハハ・・・」
「ねぇ〜わたしの口も感じさせて！お願い・・・あなたのを初めてにしたいの！」
「そうか・・・そうだったね・・・じゃあ、しゃぶってもらおうかな〜」
　京香は仰向けに寝た徹の横に寄り添い、天井を突き刺すような肉棒を口に咥えた。
「岩下さんのオチ××ン、大きいわ〜京香の口、小さいから・・・」
「玉の袋は敏感だから優しく舐めて・・・裏側を舐めあげると感じやすいんだよ〜」
「教わってないから、良かった・・・わたし勉強するね！次の日のためにも・・・」
「次？」
「だって・・・まだ、知らないことばかりだし・・・第一段階でしょ！わたし、ネットで勉強するから・・・お願い！また逢って！いいでしょ？」
「今は、僕を感じさせるのに集中してほしいなぁ〜」
　京香は真面目な顔をして口唇で扱き始め、指で玉袋を擦ったりして懸命だった。
　徹はそんな京香の顔を見ていると、早くイッてやろうと集中していた。
「あぁ〜いぃ〜〜あうっ、あ、あぁ〜イキそう・・・あっ・・・イッ、くぅううう〜〜」
　徹はドクドクと京香の小さな口に白濁の液を放出した。
「ありがとう〜気持ち良かったよ！京香の口は僕が最初！・・・大丈夫かい？」
「ゴクッ・・・はぁ〜ぁ・・・えぇ、美味しいわ〜〜わたし上手になるから・・・ネッ！」
　徹は黙って京香を見つめ身体を引き寄せて優しく抱きしめた。