５．１０５号

　手を洗って戻った徹の手のひらを消毒しようとしたが、徹は優しく断った。
「それより、どこかに出掛けるんじゃなかったの？講義は？」
「今日は午前中だけだったので、帰る途中で食事して、着替えをしてから、近所の幼稚園を見に行こうと思っていたんです」
「幼稚園？」
「えぇ、わたし来春短大卒業したら・・・幼稚園の先生になるんです」
「へぇ〜〜幼稚園の先生ねぇ・・・うぅ〜ん・・・君に似合っているかも・・・」
「そうですかぁ〜でも今日は・・・もう止します。済みませんでした・・・。それはそうと・・・岩下さんって、カッコいいんですね！」
「何を言ってるのかな〜僕は単なるオジサンだよ〜もう27歳だし・・・君のほうこそ、キュ〜トで優しくて・・・彼氏がたくさんいるんじゃない？」
「ダメですよ〜今は、勉強だけで精一杯・・・しばらくは園児たちが恋人かな？」
「でも、たまには息抜きしないと〜若い時に出来る経験は若い時じゃないとね」
「そうですよね・・・短大に入って前の彼と別れてから勉強ばかりだったから・・・」
「じゃぁ、１年も彼無しなんだ・・・勿体無いな〜君のように可愛い女性を・・・でも、やっぱり、メリハリをつけたほうが勉強にも熱が入ると思うけど・・・」
「岩下さんは奥さん以外とは・・・絶対に遊ばないんですか？」
「えぇ〜〜っ！それは・・・問題発言だな〜そうだな〜奥さんには内緒だけど・・・僕も男だから、機会があれば・・・大勢の女性と遊びたいねぇ〜ハハハハ・・・」
「わたし・・・岩下さんとだったら・・・」
「えっ？」
急に真面目な顔で話す彼女の言葉に、徹は驚いて彼女を見つめた。
「だって・・・岩下さんが言ったでしょ！メリハリをつけたほうがいいって・・・」
「そうだけど・・・今日初めて逢ったばかりのオジサンに・・・無用心だよ〜それに、僕は君の名前さえ知らない・・・」
「あっ、そうだ・・・わたし、桑原 未来！みらい・・・って書くの〜岩下さんは？」
「徹〜ただのトオル・・・何となく変だね〜今頃自己紹介なんて・・・」
「ホント！フフッ・・・」
　微笑みの愛くるしい未来を見ながら、徹は15歳の美佳より幼い純粋さに惹かれていた。

　時計を見ると、まだ２時半だった。
　裕美が帰ってくるまでには、まだ時間があった。
「ねぇ〜逢った時だけ恋人同士・・・って言うのはどう？」
「でも、僕には奥さんがいるけどいいの？」
「奥さんがいるから安心して付き合えるんじゃないかな〜？ 割り切っていれば・・・結婚を考えなくてもいいし・・・それに徹さんカッコイイし・・・」
「未来がよければ、僕は構わないけど・・・」
「うわぁ〜〜じゃあ、早速、今から恋人同士〜フフッ・・・」
　そう言うと未来は、あの可愛い微笑みで徹の傍まで寄ってきた。
「恋人同士になると・・・どうするんだい？」
　徹は未来にわざと問いかけてみた。
「そうねぇ〜〜食事にカラオケ、ドライブにコンサート・・・大変かなぁ〜？」
　徹は拍子抜けした顔をした。
「あっ！ガッカリした顔してるぅ〜〜何を考えていたのかな〜〜」
　未来に１本取られた。
「コイツ〜〜そうだな・・・人目につくとマズイけど、何かしたいね〜」
「ホント！？そう言ってくれるだけで嬉しいなぁ〜〜」
「メリハリがついて勉強も頑張れるかな？」
「うん！・・・ねぇ、わたしの部屋に、行く？」
「いいよ〜ＴＶゲームでもする？」
「あっ、ちょっと待って！５分したら・・・そこの部屋に入ってきて〜」
「あぁ〜、片付けてないなぁ〜〜ハハハハ・・・」
　未来は可愛らしくオドケて部屋の中に入っていった。

　徹はキッチリ５分後に未来の部屋に入った。
「いいかな？片付いた〜？入るよ〜」
　扉を開けた瞬間、徹は声が出なかった。
　窓のカーテンが閉ざされた暗い部屋の中、蛍光灯の小さな灯りに照らされ、
　薄いピンク色の肌が浮かび上がっていた。
「未来・・・」
　徹は未来の気持ちを慮り、それ以上言葉を続けるのをやめた。
　七分の角度でうつ伏せになった未来の身体は、手足の長さが目立っていた。
　乳房の膨らみが三分ほどの傾斜から見え、小振りだが形の良さが感じられた。
　括れた腰から滑らかな曲線が足の指まで続き、服を着ている時には想像もできなかった流れるようなラインに目を見張った。
　ムチッとした太股は同じ太さでヒップまで綺麗な曲線を描いていた。
「きれいだ・・・」
　徹は目の前の美しい裸体に思わず飛び掛りたい衝動を抑え、着ている物を脱いで椅子の上に置き、寄り添うように未来の背中を抱いた。
「未来・・・きれいだよ・・・」
　滑らかなラインにそって少し火照った肌を擦りながら首筋に口づけをした。
　徹に促されるように未来は仰向けになり、口唇を長い時間重ねあった。
「徹さん・・・広くて厚い胸・・・こうしているだけで落ち着くわ・・・」
「いいんだよ、こうしているだけでも・・・未来が望むようにしてあげるよ・・・」
「やっぱり・・・思ったとおり、徹さんって優しいんだ・・・」
「両親は、いつまで旅行に行っているの？」
「多分、１週間ぐらい・・・夜、ひとりなのが怖いけど・・・来てもらえないよね？」
「考えてみるよ・・・日頃は、携帯のメール話をしよう・・・」
　徹の胸に抱かれた未来は、やっと気持ちが解れてきたようだ。

　軽く抜けるような未来の髪を撫で、額から鼻へと口づけをし、小振りだけど形の整った柔らかな乳房を下から優しく揉み上げた。
「はぁ〜〜ぁ、あぁ・・・はぁ、ふぅ〜〜っ・・・」
「腕とか脚が細くて長いんだね・・・それに感じやすそうなしとりした肌・・・未来はどんな風に愛されるのが一番好きなのかな？」
　徹は乳首を舐め回しながら腰から太股まで指で摩った。
「はぁ、っ・・・あぁ〜〜ぁ・・・徹さんの思うようにしてぇ〜〜はぁ〜あっ・・・」
「未来はセックスが好きそうな身体つきだね・・・いろんなことしたのかい？」
　徹はわざと愛撫しながら直接的な問いかけをし、未来の淫欲な面を引き出そうとしていた。
「あぁあああっ・・・あっふぅ〜あっ、あっ・・・いっぱい、したわぁ〜あぁ〜〜っ、 でも・・・はぁ〜ここ１年ぐらいは・・・本当に、してないの〜〜今日は徹さんだから・・・あぁ、あぁ、あぁ・・・いぃ〜〜あっ、そ、そこぅ・・・」
　指が恥丘を超え淡い草むらを抜けて湿った淫らな口唇に触れると、未来は肢体を捩って悶えた。
　徹はムッチリとした太股の内側を舐めながら未来の長い美脚を開いた。
　両手で左右の美しい脚を摩りながら淫唇に口付けをし、ワレメを舌でなぞった。
「あぁぁああああっ・・・っいぃ〜〜あぁうっ・・・あぁ〜〜」
　両手で濡れて妖しく光る淫唇を左右に大きく開き、中を丁寧に舐め始めた。
「あぁ〜〜徹・・・好きよ〜〜はぁ〜ぁ・・・」
　太股を閉めて徹の顔を挟み、ワレメの中を舐められる快感に集中していた。
　淫壷の入り口を舌で舐め回し、指を浅く出し入れし、未来の身体をうつ伏せにした。
　背骨の窪みがお尻の滑らかな曲線へとつながり、さらに太股へと流れていた。
（このラインが堪らなく気になっていたんだ・・・グラマーじゃなけど見事だ〜）
　いつもの徹なら、先に指技でイカせ、それから挿入するのだが、今日は違っていた。
　未来のバックラインを早く見たくて仕方が無かったのだ。

　背骨のラインを指先でなぞりながら、徹は未来のバックラインを眺めていた。
　中央を中指１本で往復し、次は人差し指と中指の２本でゆっくり往復させた。
「はぁ〜あふぅ〜〜あぁ〜ぁ・・・」
　未来はしなやかな肢体を捩って喘ぎ、ヒップラインを高くして腰を浮かした。
（ますます見事になった・・・）
　徹は中指を中心に３本の指を未来のバックラインに這わせ、ヒップの曲線は５本の指先を立てて縦横に這わせた。
「あぁ、あっ、あああああっ・・・」
　徹の指は次第に太股の裏側から膝の裏にまで及び、両手を同じように動かした。
　徹の指が再び浮き上がったヒップを這った時、尾骨から淫唇まで舐め始めた。
　目の前に見える菊状の穴の蕾と淫液の溢れる口唇まで、繰り返し堅くした舌先で舐めた。
「はぁ〜〜ぁっ、あぁああああ・・・あぁ〜〜ぁ・・・あぁ〜ん、あぁん、あん・・・」　ヒップラインを手のひらで摩って味わった後、徹は長い脚全体を摩った。
　ムチッとした太股から締まった足首まで撫で、指を１本ずつ口に含んで舐めた。
「あぁ〜〜っ！あぅ、っ、いぃやぁあああっ・・・あぅ、あぅ・・・はぁ〜〜ぁ・・・」

　徹は未来の身体を再び仰向けにし、身体中を火照らせ息を荒くしている未来を抱き、口唇を舐めながら細い腕を指で摩った。
「徹さん・・・もぅ・・・」
　未来は腕を伸ばして徹の身体を弄り、股間で堅く勃起していた肉棒をつかんだ。
「あぁ・・・これを・・・ねぇ、入れて・・・」
　肉棒を扱きながら肢体を捩る未来の願いを聞き、徹は両脚を割って挿入を始めた。
　肉棒に手を添え淫壷の入り口に亀頭部を挿入すると、未来の表情が悦びに変わった。
　ゆっくり奥まで挿入し、しばらくそのままでいると、未来は堪りかねたように腰を動かしてきた。
　未来に促されるように腰をゆっくり回転させ、未来の反応を探った。
　未来は徹の動きに呼応して腰を動かし、自分のベストな快感を模索していた。
　徹は肉棒を浅深、左右、回転と常に変化を加えて動かすと、まもなく未来の口から淫悦の声があがった。
「はぁ、はぁ、はぁ〜ぁ・・・ぁ、あぁああああ〜〜〜〜あぅっ・・・あああああっ・・・」
　激しく腰を振り徹の身体を掴んで悶える姿に、徹は新たな興味が沸いてきた。
　未来の快感が大きくなると同時に、肉棒を締め付け奥へ奥へと吸引する未来の淫壷に,徹は驚くばかりだった。
　肉の襞がまとわりついて肉棒を締め付け、思わず射精感を覚えたほどだった。
「うっ・・・わぁ〜ぁあああ・・・あぁ〜〜あっ、いっ・・・イッ、くぅううう〜〜〜」
　頭を激しく左右に振り、両脚を突っ張り、足の指を反らせて絶頂を迎えた。
　徹はしばらく未来の落ち着きを待って、再び腰を動かし始めると、数秒もしないうちに未来は再び大きな声をあげ、絶頂感を味わっていた。
　淫壷を収縮させ身体全体を小刻みに痙攣させながら、未来の快感は続いていた。

　徹はゆっくり肉棒を淫壷から引き抜いた。
「あぁ〜〜っ・・・あぁ〜ん・・・・・・まだ・・・徹さん・・・イキたいの？」
「いや、まだ大丈夫だけど・・・でも未来の中に出すわけにはいかないよね・・・？」
「うん・・・徹さんのセックスって、最高ねぇ〜前戯だけで夢中になっちゃう・・・こんなに前戯で気持ち良くなったの・・・初めて・・・オチ××ンも凄いけど・・・」
「未来の感じやすさにはビックリしてるよ・・・ココも上等だし・・・」
「ねぇ・・・今度は・・・後ろから・・・い、れ、て・・・」
「未来って・・・好きなんだな〜いいよ」
「そうかなぁ〜〜？徹さんが上手だから・・・こんなに気持ちいいの初めてよ〜」
「じゃあ、相性がいいのかもしれないね〜」
「うん！夢中になりそう・・・ねぇ〜早くぅ〜イキたくなったら外に出してね！」
　背筋の窪みからお尻の溝まで流れるようなラインを描く肢体を両腕で支え、未来は突き出した丸みのあるお尻を自分の手で広げて徹を誘った。
　徹はいきなり肉棒を挿入しないで指を淫壷に挿入し、入り口近くの壁を愛撫した。
「あぁ〜ん・・・あん、あん・・・あぁ、あっ・・・はぁ〜ぅ・・・」
　先ほどの快感が継続しているかのように、未来はすぐに昇りつめていった。
　中指で淫壷を人差し指で菊蕾への刺激を続けていると、まもなく両方の穴が連動するように激しく収縮を始め快感に震えた。
　未来の快感の波が去らないうちに、肉棒を真下に向けるように挿入し、壁を突くように腰を繰り出した。
「あぁ、あぁあああ〜〜〜っ・・・あうっ、はぁふぅ〜あっ、イクぅう〜〜っ・・・」
　未来の肢体を支える両腕を倒し、うつ伏せになってお尻だけ浮かした未来を、肉棒を入れたまま背中を包み、両手で乳房をつかんで腰を素早く動かした。
「あぁ〜〜っ、いぃ〜はぁ、はぁ、あっ・・・もぉ〜イッ、ちゃうぅうう〜〜〜」
　未来の流れるような曲線を描いた肢体がガクッと動かなくなった。
　徹は限界に来ていた肉棒を抜き、勢い良く精液を未来の背中に放出した。
「未来！未来！」
　呼んでも意識の戻らない未来の身体に毛布を掛け、徹は身支度をして部屋に戻った。

　裕美が帰ってくる頃だったので、急いでシャワーを浴び仕事をしていると、未来から携帯にメールが入った。
『ひどぉ〜い・・・帰っちゃうなんて・・・でも、気持ちよかったから許してあげる。怖い奥さんにバレないように〜！また、メールするね〜（はぁ〜と！）』
　徹は未来の淫らな性に驚いたが、肢体の美しさと感度の良さを思い出しながら、また逢いたいというメールの返事を送った。
　まもなくして裕美が帰り、何事も無かったように夜を過ごした。
　日中のことがバレないように１時間ほど裕美を満足させ、疲れ果てて眠りに着いた。
　翌日は、裕美を送り出してから、また少し惰眠を貪っていた。
1　0時頃、携帯が鳴る音で目を覚ました。
「はい、岩下です」
「わたし・・・ねぇ〜部屋に来な〜ぃ？わたしだけだから・・・大丈夫よ〜」
　美雪からの誘いの電話だった。
（そうだ！昨日、約束したんだ・・・はぁ〜ぁ・・・さすがに連日だと疲れるなぁ〜）
「えぇ、お伺いします」
「ドアの鍵を開けておくから、入ったらロックしてね・・・」
　電話の声を聞いているだけで、美雪の妖しい雰囲気が感じられ、徹の萎えていた気持ちに火がつき、すっかりその気になっていた。

　階段を上がりながら徹は美雪の艶かしいお尻と巧みなフェラを思い出していた。
　淫欲を大胆に表に出す美雪の身体を味わいたい気持ちが募り、意気揚々と３階に向かった。
（やっぱり年齢のせいかなぁ〜オープンなんだよな・・・そこがまたイイねぇ〜）
　103号の前に立ち周囲に気を配ってからドアを開けた。
（電話で言った通り・・・ロックしてない・・・）
　リビングに入るとカーテンは閉められ薄暗く、人の気配が感じられなかった。
　隣の和室の襖が閉じられていたので、ここだと思い、そぉ〜と襖を引いた。
「うわっ！奥さん・・・」
　布団１枚敷かれた部屋の真ん中に、肌襦袢１枚で乳房の零れそうな美雪がいた。
　薄暗い部屋の中で肌襦袢を透かして見える美雪の肢体に生唾を飲んだ。
「いらっしゃい・・・さぁ、早く、あなたの逞しい裸を見せて〜」
　そう言うと美雪は徹が裸になるのを手伝い、最後のトランクスを引き下ろした。
「うぅ〜ん・・・いぃ、身体してる・・・こんなに上を向いちゃって・・・」
　美雪は徹の肉棒が天井を指すように勃起しているのを嬉しそうに指差した。
「奥さんも・・・素敵な肉体を僕に見せてくださいよ〜」
　薄明りに透かして美雪の肢体を眺め、その美しさと妖艶さに溜息を漏らした。
「堪らない・・・欲情しちゃいますよ〜」
「じゃあ、早く来て抱いて！」
　徹は胸を高鳴らせて肌襦袢を開き、美雪の見事な肉体を目の前に露わにした。