３２　会員用サイト

　ゴールデンウィークが終わる５月５日のこどもの日。高層マンションの最上階に一人住まいの田辺は、デスクトップのパソコン画面に魅せられていた。

「・・・ホントに、素人の人妻だな。・・・へぇ、旦那さんと娘と買い物中だってのに、こんなことするなんて・・・。」
　２つ並ぶディスプレーの右側では海外の株式市場の値動きが刻一刻と変わっているのに対し、田辺が注目している左側のディスプレーは、先日の三治による加山佳乃のＰＶが映し出されていた。

　株式のデイトレイダーとして、日に数億円という金を動かし運用しているこの男は田辺浩二（３３）。
　田辺は嗜好研修所に肛虐嗜好会員として登録している。金に物を言わせ今までに納品された備品はすべて味わいつくした常連の会員であった。

「なかなかかわいい奥さんじゃねぇの。アナルもまだつかったことねぇ処女アナルだし、きゅっと窄まって・・・いじめガイのあるいいアナルだ。」
　画面を注視している田辺は、一般的な人妻にとっては性交の対象ではない排泄口を今にも舐めだすのではというくらい顔を近づけている。

「それじゃぁＮＯ２６の・・・次回の研修日は・・・２６日かぁ。・・よし予約しとこ。」
　予約の文字にポイントを合わせクリックすると、
「なにっ・・・入札会員数・・６組だって。・・・仕方ない。」
　田辺はかなりの高額な金額を入力し終えると、
「一応、今のとこ最高落札者か。・・・処女アナルは俺がいただくぜ。・・・まってろ奥さん。」
　にやけた田辺の顔は、三週間先の嗜好研修まで緩みっぱなしであることは間違いない。


　
　監視小屋で休みにもかかわらず、画面を注視する金山監視部長は備品ＮＯ２６の入札状況を睨んでいる。他の備品にはある一定の嗜好会員からの予約がついていて入札に至らないでいるが、備品として新入荷された加山佳乃には７件の入札が入っていた。最高額を示している会員の田辺の購入履歴を、金山は見ながら佳乃の尻の穴のことを気にかける。
「・・・この会員、肛虐嗜好か。・・・まだ、経験の浅い佳乃の尻狙いで、通常の倍以上の金額入れてやがる。・・・・まあ、たしかにこの金額だしても人妻アナル処女は惜しくねぇ。」
「加山佳乃の明後日の研修の相手は・・・・・あいつかっ。・・・・かわいい奥さんＶＳ恐ろしい学生さんかぁ。」
　嗜好会員の予約欄に、ＩＤだけが記入されているがそのＩＤは金山の頭の中に記憶されていた。

「いったいどこから金がでてくるのか。・・払い下げの備品が二人いるはずなんだが、まだたりねえのかあの坊主。」
　備品であるはずの佳乃の心配をしているのか、年端もいかぬ子供に抱かれる人妻への哀れみなのか、はたまた加山佳乃への愛情の現われなのか、金山自体にはまだ判らないでいる。



　高級住宅街の一角にある、建坪３００坪の洋風住宅に住んでいる大友勝（１７）は地下にある自分の部屋でうず高く詰まれた漫画を高級マッサージチェアーにふんぞり返り読み漁っている。
「・・・。・・・おいっ。歯があたってるぞっ・・・上手くできねぇんなら、下取りに出すぞっ。」
　まだ高校生くらいであろう少年の股間には、一心不乱に口淫をしている若妻風の女性がおびえた目で上をみる。
「・・ぐぽっ。・・ごめんなさい勝様、もう帰るとこがないんです私には・・・旦那にも捨てられて、・・・備品としての私を購入していただいたことに感謝しています。・・一生懸命、奉仕させていただきますから・・・捨てないでください。・・・・グポッグポッ・・ジュルッ。」
　口淫を再度始めた女は、目に涙をうかべ１０歳ほども歳の離れた少年に自分の身柄の保全を懇願する。

「しかたねぇなぁ。・・もう旦那のことは忘れたのか亜矢。・・・まだ未練があるなら、返してやってもいいぜ、孕んだ子供と一緒に返品しても。・・おれには由香里も居るから、いっこうに構わんよ。」
「・・・グポグポッゴポゴポッ。」
　勝の言葉に、若い肉棒を咥えたまま顔を左右にふり少年への忠誠を誓う。

　漫画を投げ捨て、まだ口淫中の亜矢と呼ばれる女を気にすることなく携帯電話のメールをチェックしている。
「・・・・明後日朝から、いねえから俺。・・由香里と亜矢は、二人でレズってろよ。・・ライブチャットのほう売り上げ落ちてんだろ。親父からの仕送りが少し減ってるんだよ、だから気合入れて儲けろよ。女二人で、金稼ぐのはこれくらいしかねぇからよ。」
「どちらに行かれるんですか。・・・まさか嗜好研修ですか？・・・・私たちでは満足されてないのですか？」
「新入荷の備品があるらしいから予約してたんだ。・・備品ＮＯ２６だから、亜矢と同じ番号なんだぜ。・・だから楽しみにしてんだ。」
「・・・由香里さんと私で、がんばりますのでもうあそこには行かないで・・・」
　髪の毛をつかみ上げられた亜矢は、若い男の感に触ることいってしまっていた。
「おめえは、母親か？・・・俺に命令すんな。・・牝犬がご主人様に物をいうことなんてありえねぇだろがっ・・・・」
　亜矢の端正な顔に濃厚な唾を吐き捨て、束ねられた髪の毛を引きずりながら、浴室へと向かった。


　部屋の扉の真向かいにある、１２畳ほどの浴室に亜矢をつれて入ると、
「おいっ、由香里。・・・１時間我慢したから、栓抜いてやる。亜矢の顔面目掛けていっぱい出してやれ・・・そのあと５００のグリセリン入れてやれいいな。」
　大きな浴室に手錠を嵌められ四つんばいの由香里と呼ばれる女が返事をする。
「・・ま・・さる・様・・抜いてください。・・もうだめぇぇぇ。お腹が・・ぐるぅぅぅぅぅぅぅぅ。」
　亜矢を投げ飛ばし、尻の穴に黒い栓をされた由香里と亜矢を６９の形ににし、
「由香里もっと尻を下げろ・・亜矢の顔にかかんねぇぞ。」
　由香里の腰を足で押さえつけ、栓をされた肛門を亜矢の涙に曇った顔にピタリと合わせた。

「よしっいいだろう。・・・・・１・２・３・・はきだせぇぇぇ。」

　佳乃の二日後の相手はこの大友勝であり、年下の変態に見込まれた若妻は１０時間ほどの嗜好研修で三人目の払い下げ品として狙いをつけられることとなる。