| ５２ 医薬部外品 カーテンを閉めなおした大島は時計を見ると、朝方の五時を少し過ぎていた。 改めてソファーに座る男二人は、眠気におそわれることもなくイチモツの話で時間をつぶしている。 「先生・・・御神体のほうは・・・あきませんでしたんか？」 「・・・もう一歩。・・・と、いったとこかな。・・・ピクンとはきたんじゃが。」 「ほう・・どんな時に、ピクンと？」 「途中で、娘が目を覚ましてなぁ。その時、奥さんが、あやしにいったんや真っ裸でな、そんで尻の穴からぶら下がる口枷のベルトの揺れを見たときじゃなぁ。娘の泣き顔が、あいまって・・・・。」 「・・・そらぁ。・・娘の前で、尻の穴を・・・・でんなぁ。」 「そうじゃのう・・・・・ヒッ・・ヒッ。」 二人の卑猥な会話が中断すると、風呂場から体を清めた佳乃が陰毛と乳首を手と腕で隠しながら現れた。 「風呂場は、きれいになったか？」 「・・はい。」 蚊の鳴くような声で返事をした。強制的な排泄を見られた屈辱は、風呂場を清めても拭い去れないであろう。 「そろそろ・・朝じゃから・・いとまをしようと思うのじゃが・・・うれしいかい？奥さん。」 リビングのソファーに座る悪党二人の前に正座をした佳乃は、機嫌を伺うように首を横に軽く振った。 「・・そうか・・帰って欲しくないか。・・しかし、わしも大島君も仕事がある。・・もちろん奥さんにも。」 「・・・・・。」 佳乃は、無言で下を向いたまま鼻をすすり、目に溜まった涙を拭う。 「・泣いておるんかいな、だらしがない。」 「・・・そこでや、佳乃。」 佳乃の顔を覗き込んでいる大島は、横山が肛門弄りの懲罰を与えている時にその場を離れ、取りに行ったその代物を投げやる。 「奥さんの内肛門括約筋の弛緩には、まだまだ時間がかかりそうなんでな・・医薬部外品ながらも・・このパンティーを処方しておくよ。」 一見普通の白いパンティーながら、投げ捨てられたそのものを拾い上げた佳乃は、裏地に張り付く異物に絶句した。 「こ・・これは、なんですか。・・は・・はけません。こんなものは・・・・。」 「これは、わしが開発した列記とした医療器具じゃぞ・・厚生労働省の認可も得ておる。心配せんでもええ。」 裏地に張り付いて根元を縫い付けられているのは、少し小ぶりではあるものの普通の女性では余りお目にかからないシリコン製のアナルプラグ。その形は丸みを帯びた円錐形で台座の部分がパンティーに溶着されており、言うなればパンティーにきのこの山が纏わりついた、なんとも履き心地の悪そうな下着であった。 「それは・・そのままでは・・座りにくいはなぁ。・・・ほれ・・先程のように四つんばいになれ。」 そのものを装着されるとわかり佳乃は、少しためらっていると、 「えい・・娘が起きてくるぞ・・・こっちをむいて観念せい。」 大島は、正座している佳乃の腰をもたげ横山老人に尻を向かせた。足を一本づつパンティーに差し入れ、太腿の部分で上げるのを止める。 裏地をひっくり返し、伊予かんやオレンジの果実を剥きださせるようにアナルプラグをむき出させ菊門へと近づけ押し付ける。 「・・ひぃぃ・・・痛い。・・・む・・無理です。」 「湿り気が足らんようじゃ。・・・大島君、悪いがワセリンが切れてしまってなぁ。・・・奥さんの、・・・・純正ワセリンを・・頼むよ。」 顔を見合わせた二人は、にやりと笑った。大島は、間髪いれず中指と人差し指を重ね陰唇を上下に擦ると佳乃の喘ぎに合わせて陰裂に滑り込ませた。 「ニュル・・ニュルニュル。」 「・・あぁぁぁぁ・・はぁぁくぅぅぅ。」 「しょうのないおなごじゃ。・・・肛門拡張で・・・膣肉の感度が上がってるとはなぁ。」 「先生。・・・何をしたんですか？・・・おま○こ・・・グチュグチュでっせ。・・しかも熱い。」 「尻の穴を覚えたおなごは・・・こうなるんじゃよ。・・・汁気も多いじゃろ。」 「・・あっ・・あっ・・あっ・・・い・・いぃぃぃ。・・・動かさないでぇぇ。」 「クッチュ・・クッチュ・・グウチュ。」 「・・・もうよかろうて・・・奥さんのワセリンの貯蔵庫に一もぐりさせるとするか。」 声に合わせて大島が指先を抜き去ると、勢いで膣液の飛沫が横山の腹を濡らした。が、そんなことに構わう事無く陰唇を掻き分け濡れそぼる膣肉にアナルプラグを差し込んだ。 「・・ひぃぃ・・・ぁぅぅぅん。」 「そうじゃ・・からだの力を抜くのは、そうするんじゃよ。・・・・肛門性交の時は、その脱力じゃよ。奥さん。」 プラグの持ち手とパンティーの裏地を掴み、佳乃の膣穴をワセリンの瓶のように扱う。いとも簡単に潤滑が十分になったのが陰唇の隙間に垂れ下がる膣液で確認できると、女の絶頂とは関係なくあっさりとプラグを抜き去った。 「よう・・濡れておる。・・・大島君、わしは膣肉に興味はないが、絶品かなこの奥さんは？」 「・・・・膣肉の纏わりつきは、なんとも言えませんで先生。」 「・・そうか・・・膣肉の纏わりがええおなごは・・尻肉も・・ええ感度であるのは学術的にも実証されておるでな・・・楽しみじゃわい。」 「・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・・もう・・・・こらえて・・はぁ・・はぁ。」 最後の処方が終わる前に佳乃の喘ぎは、マラソン直後に訪れる燃え尽き症候群を迎えたように疲労感満載だった。 「・・・よし・・いれるぞ。・・・おっ、すんなり入りおったわい。」 「あっ・・・あっぁぁ。」 「痛みはなさそうじゃな。・・・・どれ・・よしよし・・・肛門のめくれもないのう。」 「このパンツを、穿いておれば・・・尻の穴も・・ええ塩梅になりおるぞ・・一月後にはなぁ。」 「えっ・・今日だけじゃ・・・ないのですか。」 「あたりまえじゃ・・何をいっておる。」 「そうか・・そうか・・・洗い換えをもう一枚置いておく。二枚あれば十分じゃて。奥さん、洗濯は毎日するほうかな？」 「・・うぅぅぅ・・し・・します。」 「そうか。・・・感心感心。・・・最近のおなごは、・・パンツまでコインランドリーで洗うそうじゃが・・・これは、手洗いで頼みますぞ。・・・・ケッケッケッ。」 横山の卑猥なジョークを投げかけ、佳乃への言葉責めを堪能する。 「先生・・・そろそろ・・５時を過ぎます。・・・今日はこれくらいにして・・・・。」 「そうじゃな。・・・・奥さん、あんたの尻の穴は、わしの５０年の肛門科医師としての職歴の中でも、５本の指に入るほどじゃ。・・・・これからが、楽しみじゃぞ。」 「・・えっ・・懲罰は・・懲罰研修は、・・・ま・まだ続くのですか？」 白いプラグ付きのパンティーを穿かされた佳乃は、座ることもままならず四つんばいのまま大島の顔を伺った。 「当たり前じゃ。・・・そのまま、尻の穴を犯されてみろ・・この先、苦労するのは、おまえさんじゃぞ・・・・感謝せいっ。」 「・・あっんっ。」 横山老人にパンティーのくぼみに指を押し付けられ、甘美な声をあげてしまう。 「ほれ、見ろ。・・・おまえさんは、知らず知らずのうちに・・・ホッホッホッ。」 「おいっ。・・・注意事項や。・・・懲罰研修は、あと三回行う。・・いつ行うかは、連絡をせんからな。」 「えっ・・・。」 大島の言葉に、疑問符だけが残る。 「連絡をしてみろ、・・おまえは、その時だけこのパンティーを穿くつもりなんやろ。な、図星や。」 日常に支障をきたしてもこの男たちには、それが甘い露となることを忘れかけていた。その言葉に、仕事中、育児中すらも懲罰研修を受けさせられ、見えない監視が続くことに怯えた。 「あっ・・おさないで。」 仁王立ちした大島は、佳乃の尻の割れ目を足の親指で無造作に押し付ける。 「パンツ、穿いてなかった時は・・・・・・・・・・。」 そういうと大島は、友佳の眠る寝室を見つめ、ズボンの下に隠れた肉棒を押し付ける動作をしてみせる。 「・・わ・・わかりました。」 「昼間も・・穿いとけよ。・・・事務所にいつでも・・飛んで行くでぇ。ええな。」 「・・・は・・はい。・・・・・うぅぅぅぅ。」 佳乃は、立ち去る大島と横山老人の姿を見れず、床にうつ伏せに泣き伏せてしまった。大島の手には、あの淡いブルーのパンティーが握られていることも知らずに。 |
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| 2009.10.19掲載 |
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