| ６６ 検診 西野奈々と近藤そして社長の山本までが行方をくらませたことを知ってから２週間後。 佳乃が再就職をした人材創出セミナーでは、昼の講義でのサクラをさせられ、その夜にはグループの中の人物に供される日々が続いていた。 相手する男たちは最初の児島同様、全ての男たちは童貞で佳乃が初めての性体験であった。 体験した男たちは、児島を合わせると６人にのぼり、週に２人のペースで性交させられていた。 その人物たち内の殆どは児島同様のれ、その佳乃の淫らな備品具合を目に焼きつけ次の入札への楽しみにしようと考えていた。 「へっへっ・・・そうですか・・じゃぁ遠慮なく・・・・。」 「・・では、始めさせていただきます。」 白衣の男は、二人に礼をすると洗浄用のノズルを取り出し剥き出しの佳乃の陰唇をゴム手袋をした手で拡げピンク色をした膣肉を露にさせる。 「・・・・ひっ。」 お湯ではない冷水を敏感な部分に感じ、尻の穴まで窄むのが田辺にも見て取れる。ゴム手袋の指先は、陰唇を掻き分けピンク色のツブツブ状の膣肉に目掛け、ノズルのトリガーを握り浴びせ掛ける。 「ジョー・・・ジョォー。」 「あっ・・・・うぅ。」 佳乃は、下唇を咬み冷たい冷水の感触とゴム手袋で押し広げられる膣肉の性感触の吐息と喘ぎを堪えていた。勝だけであれば、堪えることもなかったやもしれないが、白衣の男と田辺の二人そして横に同じく拘束されている備品ＮＯ２９のいる前では、吐息を喘ぎに替えることは出来ないでいた。 「ジョボッ・・・・・ジョボッ。・・・ジョロッ。」 絶え間ない流水の勢いに下唇を咬む力を強めながらも、膣肉の粘膜が冷水に強張りを見せゴム手袋の男の指先にかかる膣圧に恥ずかしさを覚える。 トリガーを握るのをやめ、陰唇を掻き分け膣肉に吸収されることもなく零れ落ちる水滴を脱脂綿で拭う。 「あっ・・あっ。」 小刻みの甘い声は少しはなれた田辺にも聞こえ自らの落札物ではない佳乃に対しての、独占欲が高まり始め、勝へのライバル心と共に沸々とたぎり始めている。 『いい声で、泣くじゃん。』 田辺の興奮をよそに勝は欠伸をし、首をクルクル回し骨を鳴らしていた。 「ニュルッ・・・・ニュルニュルッ。」 ゴム手袋の二本の指先は潤滑なく差し入れられ、膣上部の柔肉を揉みこむと、指先をクルクルと回転させながら膣肉の柔らかな感触を触診していく。堪えきれない佳乃は、指先の動きに呼応し牝の喘ぎを発し始める。 「だ、だめぇぇ・・・あっあぅぅぅぅ・・・いいっ。」 黙々と白衣の男は、触診をし指先を奥へと潜り込ませていく。その奥に入れられる感触に体を仰け反らせぺたりと診察台についていた尻を擡げ、勝に構わず見入っている田辺によく見えるような形に御開帳してしまう。その逝き声にも冷静な面持ちの勝は、白衣の男に冷静に物申す。 「先生さぁ・・・別に、いかさなくてもいいぜ。・・・早いとこ触診終わらせて、粘膜採取してよ。」 「・・・・はい。」 白衣の男は、勝の顔を一瞬だけ見ると指先を食い込ませた膣肉からズブッと抜き去り、指先の粘りを拭うと、性病検査キットを取り出し、素早く佳乃の膣内へ挿入する。 「・・はっぁぁぁ・・・ま、回さないでっ・・・いっ。」 クルクルと粘膜をこそぎ取るようにし、膣道を広げんばかりに回転させ、ポカリと口を開いた佳乃の陰唇から奥に住まう粘液を採取し続けている。 再び、勝からの嫌味を恐れた白衣の男は、十分すぎるくらいの粘液を筒状のキットに収め、紫色をした試液を中に沁み込ませている。 数秒間、クルクルと液体と棒状の検査キットを混ぜ合わすと試験管のなかの液体はピンク色に変化していった。 「・・・・陰性です。」 「あっそ。」 そっけない返事をした勝は、やおら立ち上がり口をあけ佳乃の陰唇から滲む白濁した淫液を眺めている田辺に視線をやる。 「おじさん・・・そんなに、この女とやりてぇの？」 「えっ・・・い、いやぁ・・別に。」 「・・・うそっ、下半身は正直だよ。・・・・・・・ハッハッハッ。」 田辺の薄手の淡い色をしたスラックスは、先端からのカウパー腺液を滲ませ染みを作っていた。その染みを見逃さなかった勝はいたずらげに指をさして笑っている。 「・・・じゃぁ・・・後で見せてやるよ・・・俺とこいつの嵌ってるところ。」 「・・・・・。」 何もいえない田辺は滲んだスラックスの股間を手で隠すと、蔑んだ目で見つめる勝の視線を再び逸らしていた。 「ガチャッ・・・・。」 診察台のキャスターのロックを解除した白衣の男は、佳乃の涙目を見ると寂しい目をしたまま、背後から台を押し隣の部屋へと移動させた。その後についていく勝は、やる気のなさそうな顔をしながら目で追う田辺を眼中から追いやっていた。 |
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| 2009.12.19掲載 |
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