| ７１−１ 「ふぅぅぅぅん・・・発情した牝の香りだよ・・・奥さん。」 「・・・うぅぅ・・・。」 「我慢は、ホルモンバランスに悪い・・・さぁ・・感じなさい。・・・気持ちよくなればいいんだ。」 「あぁぁ・・あはぁぁん・・・・舐め、舐めたらだめぇぇぇ。」 「そうだよ・・声を出して・・さぁ・・・さぁ。」 「い、いやぁぁぁ・・・舌で・・あぁ・・あぁ。」 横山の舌先は、陰核包皮を舐り、二、三度辺りを舐めまわすと包皮から芽吹いた陰核を転がす。大波、小波が訪れる佳乃の性感覚は、早くも絶好調に達しつつある。 「あの時と同じ匂いだぁぁ・・・・分泌物も多くなったねぇ・・・大島さんに・・・鍛えられてるみたいだね。」 「あぁぁぁ・・・いぃ・・いぃ・・・あっ・・あっ。」 あの時の意味もわからぬまま佳乃は舌先だけの責めで、大島との交わり並みの声をあげる。 「恐怖を感じているのかい・・・あの時もそうだった・・キキキッ。」 「あ、あっ・・・あの時？・・・なんで？」 「よく眠っていたから・・・知らないんだよ・・・示談の話になった夜・・・ホテルに泊まっただろ。・・・あの時・・・お邪魔させてもらったんだ・・・奥さんの部屋に。」 「えっ・・・あぁぁぁ・・・。」 「その時に・・・会陰部の・・匂い嗅がせてもらったんだ・・その時と同じ、緊張感漂う・・牝の匂いだ。」 「・・・・し、信じられない・・・そ、そんなことを・・・はぁぁぁん。」 絶望感の中、舌先だけは満遍なく性感の中心部を転がし、違う絶望感を呼び込もうとする。横山の舌先は、緊張感の中から分泌される白みがかった膣液を見事に吸い上げ、口に含みにやけた顔を佳乃に見せ付けた。 「・・・まだまだ・・あるけど・・・その先は聞かないほうが身のためだ・・・どうしても知りたければ話すけど・・・キキィ。」 佳乃は、首を振りその先を聞くことを拒絶した。首を振る佳乃を見ると舌先を膣口に差し入れ分泌液を強制的に舐め上げた。舌のザラ付を敏感な膣襞に感じ、喘ぎ声は絶え間なく続いていた。佳乃の頭の中では恐らく、そのまま横山に犯されたのであろう事を確信していたが、それは事実ではない。一度犯された相手に身を委ねるのは、大島らで経験済みなのか、あからさまな抗いは失われ始めた。 「はぁぁぁ・・・・いっ・・・いっ・・・あぁぁぁ。」 「声が変わったね・・・奥さん・・・牝の声に変わったよ・・・もっと奥を舐ろうか？」 「あぁ・・うぅぅ・・・いやぁぁぁ・・・・いいぃ・・・。」 内股の震えが、絶頂の兆しと読んだ横山は、舌先を引き抜き兆しを止めた。 「あぁぁ・・・・・・はぁはぁはぁ。」 喘ぎが吐息に変わるのを見逃さず、再び舌先を差し入れる。 「はぁぁああああああ・・・だめだめぇぇぇ・・・いっいっいぃぃぃっぃ。」 大人のおもちゃ並みの動きをする舌先は、耳に捉えた佳乃の喘ぎを聞き逃さず信号を送る。信号に答えるべく横山の舌先は、筋肉でもあるかのように盛り上がり膣分泌液を吸収していった。 「はぁぁぁあぁああああぁあぁ・・・お、奥まで・・・。」 佳乃の本音を導き出した舌先は、独立した生き物のごとく奥へと突き進む。鼻先は陰核に当たり、鼻先での刺激も忘れない。こりこりとした陰核は鼻先からの脂汗に矛先を変えられる。変えられる度に感度は高まり佳乃の声色と言動が一気に変わっていった。 「いっ、いくぅぅぅぅ・・・・。」 上向きに舌先を動かした瞬間、差し入れた舌を押しのけるように膣肉は収縮し、無色透明な液体を噴射させた。鼻先から咽喉元にかけ浴びせられた潮を舐めとると、ビクつく佳乃の下腹部を押さえ始めた。 「あぁぁっぁ・・お、押さないでぇぇえぇ・・・・だぁぁぁめぇぇぇぇ。」 絶頂感を見逃さない横山は、下がりかけた佳乃の子宮を外部からの圧迫で更に絶頂を押し付ける。 「あぁぁ・・・いやぁぁぁ・・・い、往きたくない・・・で、でもぉぉ・・・いっくぅぅぅうぅっぅ。」 ポンプを押されたように、横山の圧力で佳乃の潮は吹き上がり横山は逃さぬよう口一杯に受け止めた。 「バルトリン・・・美味しいよ。・・・もっと吹いてくれ。」 再び押すと、弓なりに仰け反り尻を擡げ横山の顔面目掛けて噴射する。 三度目の圧迫では、勢いを無くし佳乃の体の震えだけが横山の目に飛び込んだ。それと同時に口をつむぎ、拘束していた診察台から佳乃を解放し、薄汚れたマットレスに横たわらせた。 ビクつく佳乃を拘束もなしに、大の字にすると拒絶の反応はなく、添い寝した横山の舌先を口内に感じるが、力の入らない牝の体は全てを受け入れ始めていた。 「・・・・。」 「くくく・・・感じきって・・・力が入らないみたいだなぁ。」 「あぁぁ・・・・はぁぁぁ・・はぁぁぁ。」 「コリコリの乳首・・・敏感になってるぞっ・・・キキキッ。」 横たわり喘ぎというよりマラソン後の調息のような吐息が聞こえる中、横山の舌先は赤く尖った乳首を捉え陰核同様に転がし始めた。 「あんっ・・あはぁぁぁ・・・はっはぁぁあああ。」 「小ぶりな乳房ほど・・性感の昂ぶりが増大するんだよ・・・それとこれだけ尖った乳首・・・性感の集中は・・・どれほどの物か。」 乳首を含み吸い上げ、吸い上げた乳首を歯先で軽く甘咬みをする。佳乃の顔は苦痛でなく快楽にゆがみ、白い首を右に左に振り、横山の口撃を耐え忍んでいる。耐え忍びも、横山の更なる刺激に観念の喘ぎをもらし始めた。 「・・はぁぁぁ・・・くぅぅぅ。」 口先は乳首を捉え、左の指先は剥き上がった陰核の突起を捉え二重の快楽を与える。指先の動きが速度を上げ始めると口先の動きも速度を上げ、佳乃の喘ぎの音量も同時に上げ出した。 「だ、だめぇぇぇ・・・い、いぃぃぃぃぃ・・・はっはっぁぁぁぁぁ・・・。」 「・・・熱い・・・指先に感じるよ・・・奥さんの牝としての発情が。」 「あぁぁ・・・そんなこと・・なぁぁいぃぃ・・・い、いぃぃぃ。」 「内股の震え・・・生殖器の発熱・・・雄を受け入れるための潤滑・・・横隔膜の激しい動き。」 横山が視覚的に捉えた佳乃の変化を刻々と説明し続ける。横隔膜の動きがわかるほど肋骨は浮き上がり、喘ぎが放たれると見えた肋骨は再び隠れる。息の使いが荒くなった佳乃は、横山の指先の動きを回避するため自らの左手で横山の左手を制しようと手首を握るが、制圧するには握力が伝わらない。 「どうした・・・止めて欲しいのか？・・・続けて欲しいのか？」 「・・・あっあっ。」 握った手首を握力が伝わらないままその手を離し、佳乃の意思は横山に伝わってしまう。 「よしよし・・・じゃぁ・・往かせてやる・・・牝にしてやるよぉぉぉぉ。」 指先の動きは見ないくらいのスピードに上がり剥きでた陰核は摩擦に耐えられず上へ下へ激しく動かされる。鎮座するだけの体の一部は普段動きのない所に、異常な摩擦と震動を与えられた。それにより解放された性感は、佳乃の唇からも解放された。 「あうっぅぅぅううぅぅぅぅ・・・だめぇぇぇぇ・・・往く・・くぅぅぅっぅ。」 硬いマットレスをむんずっと掴んだ両の手は力が加わり、床とマットに空間を与える。同時に背中とマットにも空間を作り、弓なりになった体は、途切れの来ない絶頂に固まったままだ。 「・・・牝になるんだな・・・佳乃。」 「うぅぅぅっぅ・・い、いくぅぅぅ・・は、はい・・・・め、牝にぃいぃ・・・なりますぅぅぅ・・・だから・・・最後までぇぇ。」 その承諾と哀願の声と共に横山の指先は、陰核を指先でつまみ上げ、完全に圧力に負けた陰核を剥き出しにしたまま、擦運動をマックスまで上げていった。 |
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| 2010.3.6掲載 |
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