| ７５ 姦落ち 健康体であることのお墨付きをもらった翌日の土曜日の昼下がり。駅前の駐車場に車を止めた夫婦の会話は、いつに無くぎこちない。 「パパ、ほんとに・・いいの？」 「佳乃こそ、ほんとにいいのか。この前まで、ダメの一点張りだったじゃないか。」 「・・・パパが満足するんなら・・・許してくれるなら。」 「俺から持ちかけた話だから・・・許すも許さないもないよ。」 「・・・わかった、もう言わない。でも、・・絶対、離れないでね。絶対。」 「あぁ・・・。」 会話の終わりと同時にクラクションが鳴り、二人同時に音のなる方を向く。向いたその先には、高級な国産車に乗った初老の男が車を降り友之に近づいてくる。 「・・・「カントク」さんですか？」 「はい、「ソウスイ」さんですよね。」 「えぇ・・はじめまして・・・サイトでは色々と・・・。」 「・・・。」 友之は佳乃の前で黙して語らず、目で合図をするとＩＤ名で呼ばれている水野に目配せをする。緊張気味の佳乃は、水野の顔を見ず俯きかげんで事の成り行きに任せていた。 「じゃぁ・・・私の車で移動しましょう。・・・さぁ。」 雰囲気を察した水野は自分の車に移動し後部ドアを開け、二人の乗り込むのが終わると、勢いよくドアを閉めた。 「バタンッ」 移動を始めた車内の会話は、水野がする佳乃への挨拶から始まる。 「始めまして・・・「ソウスイ」といいます。・・・ハンドルネームですが。」 「は、はじめまして・・・。」 佳乃は名前を言っていいのか迷い友之に目配せする。視線を捉えた友之は、自分から自己紹介を始めた。 「・・・「ソウスイ」さん・・ハンドルネームは、ややこしいです。下の名前で呼びませんか？・・・・私は、友之です。こっちは妻の佳乃。」 「そうですね、奥さんにはハンドルネームも無いんですしね。・・・私は、三造です。」 「三造さん・・・お堅いお名前ですね。・・・ハハハッ。」 堅苦しい空間を友之の笑いだけが木霊する。車内の静けさは、事の真相を知らない友之がかき乱していた。 「お若い奥さんは、・・・佳乃さんと言ったね・・・失礼だが、まだ２０代前半と見ますが・・・。」 「え、えぇ・・・２４です。」 「ほぅ・・いい頃だっ、友之さんがうらやましいですね。こんなかわいい奥さまといつも一緒におられるなんて。うちのはもう・・・６０を過ぎまして・・・昔は奥さんほどではないが可愛い女でしたが・・・。」 場の和ませるようなことを言う水野に、友之の心は和むが、佳乃の緊張は解けることは無かった。 マンションの駐車場に車を止めると、二人を案内するように水野は前を歩き、友之の後ろを佳乃が続く。 エレベータに乗り最上階の１１階にたどり着くと静かな廊下を３人並んで歩を合わせる。あることに気付いた友之は水野に問いかける。 「静かですね・・・さすが分譲マンション。」 「えぇ・・・このフロアと下のフロア全て買い取りまして・・・だから誰もいないんですよ、この階には。」 さらりと言ってのけた水野に、すこし不安感が募るが男の見栄ということも考え話半分で受け止めていた。佳乃は、そのことについて何も触れないでいる。 「なぁ・・佳乃。一つくれてもよさそうだよな。」 「う、うん。」 小声で言う友之に空返事をする佳乃。何かを言いたげだが口に出すことを止め後をついて歩く。 「ここです・・ここ。」 「ガチャ・・・どうぞ。」 「・・・・失礼します。」 角部屋の一室は、光が差し込み、１４畳ほどのリビングが廊下の奥に見えた。他には３部屋ほどドアがあるが、扉には鍵がかかり中を伺うことはできない。廊下を抜け、リビングに達すると、ソファに腰掛けた水野の真向かいに夫婦で座る。 「ビールでも飲みますか？友之さん・・奥さんも。」 「あ、いただきます。・・・佳乃は、飲めないのでソフトドリンクでも。」 「・・・わかりました。」 冷蔵庫のドアを開けると冷えたビールと炭酸飲料を取り出し、グラスにうつす。テーブルに置いたグラスは、外気に触れ水滴を滴り落とす。 緊張を解きほぐすのと咽喉の渇きを潤す飲み物は、一口だが酔いをまわす。他愛のない話から本題に移るまでの間に一本の缶が空になった。 「そろそろ・・・どうです？奥さんと・・・。」 「あっ・・・そうですね。・・・佳乃・・・いいか？」 「う、うん。・・・だ、大丈夫だよ。・・・パパは、大丈夫？」 「あぁ、大丈夫。・・・じゃぁ・・・三造さん・・・お願いします。」 「友之さん、わかりました・・・じゃぁ奥さん・・・いや、佳乃。・・・風呂で体を・・・。」 「は、はい・・・。」 立ち上がった三造について風呂場に進む佳乃をいとおしく見つめる友之は、三造の実態の全てを知っている佳乃の心を知らない。自分と妻の快楽のためと思った愚かな一歩は、自分のためだけの一歩であることを知るにはまだ少しの時間がかかる。 「友之くん・・・そこの扉の部屋に居てくれないかね。・・・いいね、」 「・・・はい、わかりました・・そこですね。」 自分の呼ばれ方に変化があり違和感を感じたが、自分が望んだ快楽の道をそのまま歩み続けるしかない。 佳乃の姿と三造の姿が見えなくなると、言われたまま扉のノブに手をかける。 中に入ると、間仕切壁にはガラスが埋め込まれ、隣の部屋が丸見えであった。ソファのみの置かれた８畳の部屋は広く感じ、隣に見える１２畳の和室には、早くも布団が引かれていた。 後戻りの出来なくなった感じの友之は意を決め、ソファに腰掛けた。サイドテーブルにティッシュボックスが置かれ、その下に挟まれるように手紙を見つけた。 「なんだ・・・。ここの扉は内からは開かないようにしてあります。」 書かれたことを確かめようと、ドアノブに手をかけるが押しても引いてもダメだった。マンションにしては重い部屋の扉が、その異様さを醸し出す。 「鏡は・・マジックミラーになっています。・・・和室からは見えなくなっていますのでご安心を。」 ガラスを小突き、厚みを確認すると強化ガラスであることが職業上わかった。 「・・万が一の場合は・・・外から自動で開きますので・・あわてないようにして下さい。」 火災報知器らしきものを天井に見つけると、職業上安心をした。 「連動型なんだな・・・・。すげぇ改造してあるが・・・この為の部屋なのか。」 どっしりと腰を落ち着けた友之は、不安と期待の入り混じった感じを楽しんでいた。 水野に連れられ自宅より大きな風呂場に連れられる。水野は、瞬く間に服を脱ぎ去ると、佳乃のほうに手をかけ、薄着できたためＴシャツを簡単に剥ぎ取られる。 「じ、じぶんで・・します。」 「そうかい、・・・じゃぁ脱ぎなさい。」 風呂場の脱衣所の籠にＴシャツを投げ入れると、緩めのデニムを脱ぎ去り下着姿になる。水野の目は、吸い付くように佳乃の肌を見透かすが、何もしてこない。下着を脱ぐのに躊躇するが、時間の無駄と感じ、ブラを外し、後ろを向くとパンティーに手をかけた。 「ほぅ・・・いい尻だ。・・・先生が惚れ込んだのも間違いない。」 水野の手は佳乃の尻筋に食い込み、するりと抜け、その芳しい匂いを嗅いだ。 「・・ひっ・・・や、やめてください。」 「いい匂いをしてっ・・・それでは、入ろうか。」 風呂場の敷居をまたぐと、水野は佳乃に横たわるよう促した。シャワーを浴び汗を流すつもりでいた佳乃は、逆らわず水野の指図に従った。 「・・・旦那はこう言ってたそうだ。・・知らぬ男に下の毛を剃られ、その男にそのまま繋がり、往き果てる愛妻佳乃の姿を見るのが、自分の嗜好だそうだ。」 佳乃は、風呂場に仰向けに横たわると陰毛と乳首を隠し、水野の戯言を聞かされる。しかし、その戯言は愛する夫の嗜好であり、はたまたそれを受け入れる水野の嗜好と重なる。 敵と見方に生贄にされる自らの立場を情けなくも、腹立たしくも思う。が、そこに芽生えている備品としての牝の性質も高いパーセンテージで快楽を望み始めているのも事実だった。 「・・・。」 「わたしと、旦那、そして備品２６としての佳乃。・・・全てが、望みどおりの快楽を求められるなんて・・・。」 無言を決め込んだ佳乃は、水野をきりっとした目で睨み反抗の意志を示した。 「では、友之の望みどおり下の毛を処理してやろう。」 洗面器にお湯を汲み剃刀を漬けると、陰毛を隠す佳乃の手を払いのけ、散髪屋の筆のような刷毛でシェービングクリームを柔らかな佳乃の陰毛に擦り付けた。 お湯をそのクリームに少し垂らすと、閉じた太股を軽くこじ開け、刷毛でさほど茂みの無い陰唇廻りにも同じく擦りつけた。 「あっ・・・。」 「もう牝の声を出したか。・・・気の早いっ。」 こすり付けられるクリームの熱気で早々と陰毛は湿り、剃刀を取り出した水野は、臍下から土手の底に向け剃刀を当てる。 「ジョリィ・・・ジョリィ。」 二度、剃りあげると、面積の狭い佳乃の陰毛は枯れはて、青白い大地が顔を覗かせた。幾分か残った土手上の陰毛も数回の後にきれいになくなってしまう。 残った土手上のクリームを再び刷毛で掬い取りると、水野は体勢を変えるよう促す。 「よし、尻をもたげなさい。・・・さぁ・・・グズグズするな。」 水野に言われるまま体を反転させ、四つんばいになり膝と肘で体を支えた。尻の向くほうに回り込んだ水野は、陰唇の割れ目に刷毛を添わせ佳乃の牝の声を聞いた。 「あんっ・・・だ、だめです・・あんっ。」 拒絶の声と牝の声が相まって聞こえ、にんまりとした顔のまま大陰唇に剃刀を当てる。 「尻を振るな・・・剃刀が当って・・・クリトリスが落ちても知らんからな。」 肛門の回りにあてがった剃刀を、外に向け、無駄毛を削ぎ落とす。右と左一回ずつで終わり、陰唇回りに集中して剃刀を当てる。皮膚を突っ張らせ陰毛に剃刀を当てるが、陰唇に引っ張られた膣口が口を開き、サーモンピンクの内臓をちらつかせる。 「ほぅ・・・綺麗なピンク色だぁ。・・・なかなかおらん。ここまでの、サーモンは。」 陰唇奥の臓物を褒められるが、いい気にはならない。引っ張られた陰唇は、その上部に繋がる陰核包皮をも突っ張り、敏感な豆が顔を出す。 「んっ・・・お豆さんも・・・顔を出したかっ。・・・どれどれっ。」 「あっ・・あぁぁんっ。」 拒絶の声を出すことを忘れた佳乃は、水野に牝の本質を悟られ、知らず知らず陰核への蹂躙を受け入れていた。 「あっ・・あっ・・・・だ、だめぇ・・・はうぅんっ。」 「おぅ・・・おぅ・・・これしきで気持ちよくなりおって、往くのは旦那の前だけだっ。」 生殺しのようにふたこすりで止め、残りの反対側の陰唇も引っ張った。お湯を洗面器に溜め、クリームの残りに覆われた陰唇に湯を流すと、幼子のようなツルツルの陰部を露呈させた。 無毛になった佳乃の股間にベビーパウダーをはたくと、満遍なく剃り跡になすりつけ、更には柔々と揉み込んだ。 「よし・・・旦那の前でお披露目だ。」 「えっ・・・しゃ、シャワーは？」 「贅沢を言うな、備品のくせに・・・お前に浴びせるシャワーなど無い、天花粉で十分。さぁ・・・立て。」 腕を掴まれると、起き上がらせ脱衣場に佳乃を追いやった。水野もその後を追い、濡れた下半身をタオルで拭う。拭い終わると佳乃の股間にタオルをあてがい、少量の水気を取り去った。 「・・・・ふ、服が・・・ない。」 「どれ、・・・ここにあるだろう・・・これを来なさい・・・とてもお似合いだよ。」 佳乃の脱ぎ去った服は、どこの誰かが奪い去り、水野が取り出す透けたピンクのキャミソールと、同じ素材のＧストリングスを広げながら手渡された。 「こ、こんな・・・・は、恥ずかしいもの・・・。」 「どうせ、脱ぎ去ってしまう物だよ、・・・君の母として妻として女としてのプライドと一緒だから。」 そういわれると、恥ずかしさを隠しながら、隠し切れないＧストリングスを足に通し、紐だけの部分を尻に食い込ませた。股布の部分は薄い三角のレースが申し訳け程度、佳乃の陰唇の割れ目を透けさせながらも隠そうとしている。 「可愛いぞ・・・後ろのリボンなんぞ、なかなか良い。・・・友之に拝ませてやろうなっ。」 水野は、残りのキャミソールを手渡し、佳乃の羞恥をあおる。極薄いレース生地のキャミソールは、尖りかけた乳首を擦らんばかりの密着で、浮き出た赤い突起は生地を破らんばかりに自己主張する。 「こんなに乳首をおっ立たせて・・・・よしよし、友之の前でたっぷり吸い付いて見せよう。」 「・・・。」 無言の佳乃を、友之の待つ公開処刑場に、震える肩を抱きながら連行していった。 重いドアを開けると、大きな鏡が目に入り、そこに写る自分の妖艶な出で立ちに赤面する。そこに夫、友之がいないことに気付くと、後ろを振り向き水野に問いかける。 「・・と、友之さんはどこですっ。」 「鏡の向こうにいるよ・・・・カチャ・・・・ほらね。」 鏡に指を指し、リモコンのボタンを押すと、鏡はガラスになり、ソファに座り落ち着かぬ友之が見て取れた。佳乃が入場すると前のめりに顔を押しだし、被りつきになる。再び、ボタンを押す水野、すると再びガラスが鏡になり向こうの景色を遮断した。 「安心したかい？」 「は、はい。」 スピーカーをオフにしている間の会話は、鏡の向こうの友之には聞こえないでいる。二人の会話が聞き取れないもどかしさに友之は鏡に耳をつけ、隣に広がる空気を読み取ろうと必死だった。 いつもとは様子の違う下着のＧストリングスとキャミソールに興奮を覚えるが、佳乃の寒々とした股間に在るべきものの存在の有無に気がついてはいない。 畳に敷かれた一組の敷き布団に横たわった佳乃は、股間を閉じ合わせ、無毛にさせられた陰部を晒すことを恥らう。 横たわる佳乃の背後に回りこんだ水野は、体を添わせ鼻先で髪の毛の匂いを嗅いでいる。同じ体勢で、横になり体を重ねると指先を、薄い素材のＧストリングスに潜らせた。 九の字の内側に重なる佳乃は、友之の見えざる視線を感じながら、その九の字を大きく曲げていく。水野の股間への刺激は限定的で、すぐさま佳乃の左膝を内側から掴むと、無毛の陰部を片足開脚で友之に見せ付けた。 「キャッ・・・・と、閉じて。」 「佳乃・・・友之はかぶり付きで見ているよ・・・・ほら・・鏡の部分が鼻息で微かに白くなっている。あそこで・・・醜いち○こ・・・しごいているだろうね。」 右足を布団に押し付け、恥じらい閉じようとする佳乃の左太股を、天井めがけおっぴろげた。Ｇストリングスがわずかに覆う恥丘と会陰部に佳乃の両手は重なり、友之の視線を覆う。 「手をどけて・・寝取られ夫に見せてやりなさい。・・・自分の妻を辱めさせ、自分だけの興奮を追い求める友之に、佳乃の変化を見せなさい。」 「・・・。」 無言のまま、水野の勧めを受け入れ、両の手を恐る恐る離反させると、その手を自らの顔にあて、赤らむ顔の火照りを隠す。 開脚させられた佳乃の股間には、在るべきものは無く、風呂場で剃毛されたことに友之はようやく気付かされた。開脚部の中心は、透けた陰唇が口を閉じたまま、友之の視線を受け入れる。誰も触れぬ陰唇は、次第に熱を帯び、無毛の乾燥地帯に熱い泉を沸き立たせていった。 「は、はずかしいぃ・・・も、もう・・閉じてっ・・・。」 「何を言うんだ・・・佳乃のストリップを・・あんなに食い入るように見て・・・友之は満足そうじゃないか。」 リモコンを手にすると佳乃の股間を写す鏡は切り替わり、前のめりに乗り出した友之の姿がかわりに写った。 「ほらっ、友之の助平そうな顔。・・・右手は動いてるかなっ。」 「いやっ・・・パパっ・・・見ないでっ。」 覗き込んだ友之のニヤケ顔を見ることの出来ない佳乃は、目をつむり嫌々をするように首を振っている。 水野が施す股間への責めはなく、友之の視線による視姦だけが唯一の責めで、佳乃を喜ばすには十分すぎる程だった。 「よしっ、片足では足らん。・・・こうだっ。」 水野は天井に向けられた佳乃の左足をなぎ倒し、共に倒れ掛かる右足を掴むと開脚状態のまま、股間を晒す。晒されたＧストリングスの極小の股布は、佳乃の陰唇を隠し切れず、ベルリンの壁のように西と東にわけ隔ててしまっている。 「・・・と、閉じて・・・いやっ。」 腹の上に覆いかぶさった水野は、佳乃の両足を広げたまま、無毛の恥丘付近に顔を近づけ、大きく息を吸い込んだ。 「ふふっ・・淫臭が漂っているよ。・・・佳乃、見られるだけで・・お○んこを熱く濡らし、男を誘うとは・・ふしだらな。・・・誰に教わったんだ？」 「・・・ううぅ・・・お、大島特級嗜好会員さまですぅ。」 「大島が・・・一番好かったのか・・・大島との交尾が。」 「は、はいっ・・・。と、閉じてください・・足を閉じさせてぇ。」 自らの膣道から伝わる熱い汁液が、堰を切らんとするのを感じ取った佳乃は、水野の質問に恥じらいを感じながらも素直に答え、友之の目に自らの淫らな部分を見せぬよう懇願した。 「大島の・・どこがいい？」 「・・・お、奥まで・・届く・・・。」 「奥まで届く何がいい？」 「・・・おち○ぽ・・・。」 「そうかそうか・・・わしのは、奥まで届かんかも知れんが・・・あいつに無いことをしてやるから楽しみにしていなさい。」 「・・・。」 無言で頷く佳乃を覗き見る友之は、耳に入らぬ会話をもどかしげに見つめている。その心配をよそに、スピーカーの音は、友之の小部屋につながり、恥じらいの喘ぎを漏らす愛妻の声を耳に入れた。 「あぁぁんっ・・・恥ずかしいっ。」 「いやらしいお汁を垂らしなさい。・・・我慢しなくてもいい、見ているのは旦那さんだけなのだから。」 水野が少し引っ張りあげたＧストリングスは、佳乃の陰唇を割り開き、膣口付近に堰き止めていた膣液を溢れさせた。 「友之くん・・どうかな？・・・お汁の零れ具合。・・・見えますかね。」 「コンコンッ。」 ミラーをノックする音が聞こえると佳乃の羞恥はいっそう高まり、力を入れた膣道から、一筋の淫液を垂れ流した。 「・・・パパぁぁ・・・見ないで、ねっ・・・佳乃、はずかしぃぃ。」 「恥ずかしがることは無い・・・友之くんは、あなたのそういうイヤラシイ面を期待してこの場をセットしているんだから。・・もっと淫らにならなければ。」 まだ触られていないはずの陰唇の廻りは、過分に湿り気を帯び、透明の膣液は尻たぶを伝わり、敷布団に垂れ落ちる。垂れ落ちた雫を水野は掬い取り、その指先で佳乃の割れ目を下から上へと一撫でする。 「はぁぁんっ・・・。」 「溢れかえってるよ。・・・イヤラシイ奥さんだ。・・・友之くん見てください、あなたの愛妻は、こんなにスケベェに濡らしてます。まだ触りもしていなかったのに・・・。」 掬い取った膣液を、指先に絡める水野。その先を鏡の向こうにいる友之に見せ付けた。いつも見る佳乃の膣液とは同じ物だが、初対面の男に見せ付けられるその物に異常な興奮を覚え、勃起した息子を握り締める。 友之の動きを見て取った水野は、佳乃の視線から友之を遮断し、恥らう自らの股間を鏡に写させた。足を大きく広げさせたままの佳乃の頭に高めの枕をあてがうと、鏡に映る濡れそぼった陰唇を見せつけ感想を求めた。 「どうだいっ・・・どんな具合だい？・・・どうされたい？・・・言ってごらん・・・友之くんも聞いてるから。」 「・・・あ、熱い・・・お股が、熱いから・・・あっ・・さ、触って・・佳乃の・・・お○んこ・・・触ってください。・・・パパ・・ごめんなさい・・・気持ちよくなりたいのっ。」 「では、自ら拡げなさい・・・そう、足を抱え・・・愛する友之くんに向け・・・見せ付けるんだよ・・・淫らなお○んこを。」 手を離した水野は佳乃の背後に回ると、太股の裏に手を添えさせ佳乃自ら陰部を晒させる。大きく開かされた足に引きつられ、陰唇の割れ目も同様に口を開き、生々しい膣口をパックリとさせ、涎を垂れ流す。 「・・・あぁぁ・・・だめぇぇ・・・。」 自然と零れ落ちる淫液の感触を尻に感じ、恥らう言葉は友之に届けと言わんばかりにあげる。水野の腹の上に乗せられた佳乃の体は、足を開き、膣道を見せながら左右に振られている。 佳乃の陰唇をかろうじて隠そうとしているＧストリングスの三角の部分は、水野の指先で脱がすことなくずらされ、膣道を友之の目の辺りにさせた。ジクジクと湧き出す佳乃の淫液を、水野は再び一掬いすると、陰核包皮に刷り込み、指の腹で刺激を加える。 「あぁ・・あぁぁ・・いいぃ・・あっ・・あっ・・あぁぁん。」 擦りあげるスピードは、これまでの嗜好会員には無い素早く効果的な刺激で、５秒の後に喘ぎは絶頂に変わった。 「あぁぁ・・・いぃぃぃくぅぅぅう。」 「まだ、５秒しか触って・・いませんよ・・・まだまだっ。」 「あぁぁぁぁぁあっ・・・だ、だめぇぇぇええ。・・・いくいくっ・・・・だめぇぇ。」 「ははっ・・・何度も往けばいい・・・何度も何度も。」 「あはっ・・あはっ・・・あぁぁぁぁぁっ・・・ひぃぃぃぃ・・・ま、またっ・・・いっちゃうぅぅ。」 数度の摩擦に耐え切れぬ佳乃は、何度も絶頂の声を上げさせられた。そうするうちに友之の目を気にすることなく、堪えきれぬ淫液は敷布団に染みを拡げていっていた。 官能を浴びせられた若妻の肉体は汗にまみれ、額に張り付く髪の毛は束になっている。陰核への刺激は５分ほど続き、数度の絶頂を迎えた佳乃の内股は、支えられた手を弛緩させている。愛妻のガクガク小刻みな震えを視覚に捉えた友之は、自分の判断の誤りに気がつかず、よりいっそう自慰行為を激しくした。 「あうぅ・・あぅぅ・・・はぁぁ・・・はぁぁ。」 小刻みな震えを止めようと意識するが、佳乃の震えは止まらない。天井を向いた両の乳首も、薄手のキャミソールを突き破らんと勃起を増幅させている。 「これ以上ないくらい勃起させて・・・そんなに好いのかな？」 「うぐぅぅぅ。・・・はぁぁぁんっ。・・・・ま、またっ、いっちゃうぅ。」 佳乃の喜びようを茶化すと同時に、剥き出た陰核を爪先で削り取るように刺激すると、歯を食いしばり力を振り絞りながらも芽から送られる電流に勝てず、喘ぎを漏らす。 「どこを・・触られて往っちゃうんだ？・・友之くんが聞いてるんだから、教えてあげて。」 「うぅぅ・・・ク、クリ・・クリトリス・・・を・・・いじられてぇぇぇ・・・いぃぃっ。」 「いじられてどうなってるの？・・・奥さん？」 「・・・だめっ・・・お、おかしく・・・おかしくなっちゃうぅぅ。気持ちよくなっちゃうぅぅ。」 「自分ばかり気持ちよくなってはいけないよ。・・・クリトリスへの刺激をもっと欲っするなら、私を気持ちよくさせてからにしなさい。・・いいね。」 「は、はいっ・・・。」 佳乃は体勢を変えるため、水野の体から離れると敷布団に尻をつけたまま方向を変える。鏡の向こうの友之に淫らに濡れる陰部を見られまいとし、横たわる水野の方を向いた。敷布団へ密着させた陰部の濡れ方が自分でもわかり腰を上げることを躊躇っている。 「む、向きを変えてください。」 「友之くんに尻の穴は見せられないと？」 「・・・。」 「咥える姿のほうが、見せやすいのかな？」 「・・・。」 「そうか、お○んこの濡れ具合を友之くんに見られたくないんだね。」 「いえっ・・このまま・・このまま・・・します。」 「どっちなんだい？・・・咥えたお口か、それとも涎を垂らす下の口か？」 返事をすることをあきらめた佳乃は、向きを変えることなく水野の陰茎を握り締めた。淫らな口淫を見られることを拒んだ佳乃の女心を目の当たりにした水野は、握られた陰茎に血流を増長させムクムクと先端を膨らませていった。 正座をし、ゆっくりとした手の動きで刺激を加える佳乃は、もう片方の手を使い、センターをずらされたＧストリングスの紐を尻の割れ目に戻す。恥ずかしい後姿を鏡で確認すると、続いて前の極小の布を、喪失させられ無毛になった恥丘に再び覆わせる。 「ないものを隠しても・・・気休めにもならんよ。」 「い、言わないでください。」 「クククッ・・・さぁ奥さんっ、下のお口から零れる涎をすくって・・・私のぺ○スを・・・しごいてくれないか。」 「・・・。」 何も言えず唇をつぐむ佳乃の左手は、前から股間に滑り込み、泉の湧き出ている蜜壷の入り口を探った。 茂みのないオアシスには、思った以上の泉で溢れ、指先はオアシスの恵みをふんだんに絞りとっていった。 「あんっ・・・ビチョ・・ピチョッ・・ヌチャッ。」 恥丘を覆う布切れをも湿らすほどの潤いは、乾燥地帯とかけ離れ、東南アジアの雨季を思わせる。触れるたびに喘ぎを漏らす声は、大型の鳥類のような鳴き声に聞こえ、スコールの中の熱帯雨林を想像させた。 湿り気を十分掬い取った佳乃の左手を水野の乾燥した陰茎になすりつける。と、潤いを覚えた大木は、握られた時以上に成長する。 「おぉぉ・・・たどたどしい・・・指先がとてもいい。」 ゆるゆるとした手さばきの佳乃は、視線を泳がせ、焦点が定まらない。大島並みの大きさではないものの大きく開いた亀頭の傘が、グロテスクさを演出し、インサートされた後のことを考えた。 「大きなカリだろっ・・・視線でわかるよ。・・・このカリが奥さんを離さない。いや、奥さんが離れられなくなるんだ。」 水野の妄言と高をくくった佳乃は、陰茎のしごきを加速させる。この男の鼻を明かそうとするが、佳乃の経験値では水野を倒すことは、無酸素でチョモランマに登るほどの暴挙であることが日付の変わる頃に理解できた。 |
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| 2010.3.31掲載 |
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