| ８３−３ 「・・・いやぁぁぁっ。」 「尻の穴・・・しっかり締めてろっ。・・・そうだ、そうだ。」 「あっっっ・・・さ、裂け・・・ひっっっ・・・。」 「裂けやせんっ。・・・あれだけの糞をひり出したんだ。何が裂けるものかっ。」 「あっ・・あっ・・・いやっ・・・お、お尻は・・・そんなことをするとこじゃ・・ぅぅっ。」 「じゃぁ・・・お○んこがええのか。・・・おまえ、今日は、生理が終わって何日目や。」 「・・・。」 「ほれみぃ、・・・綾乃の子宮の奥におる卵に、わしの元気なおたまじゃくし、ご対面させてもええんやで。」 「・・・くぅぅっ・・・あひぃぃぃっ。」 「尻の穴が使えるおなごは、避妊具要らずに便秘知らず。・・・経済的で、合理的、健康的で若女将である綾乃の勉強すべきことがギョウサンつまってるやないか。」 「うぅぅっ・・・あっ・・そ、そんなに、・・つ、突かないでっ・・・あひぃぃっ。」 大島は、身体が無抵抗になった綾乃を四つん這いにしたまま、激しく陰茎を直腸深く捻じ込んだ。拒絶を繰り返していた綾乃は、大島のストロークのたびに吐き出す言葉は、喘ぎに変わり心身ともに抵抗力を失っていた。 「・・・佳乃より・・・いたぶりがいがない。・・・チン○の膨らみも６割ほどや。・・・えぇい、クソッ。」 「アヒィィィィィッ。」 綾乃は横山への嫉妬の矛先を排泄穴にぶつけられ、大きく身体を仰け反らせながら甘美な声をあげていた。半勃起の苛立ちで立てられた爪あとは尻たぶに刻まれ、赤い筋を立て、うっすらと鮮血を滲ませていた。 「大島・・・そろそろ、仕度を・・・。」 「すんません、総帥・・・すぐ仕度します。・・・おいっ綾乃、こびり付いたもの・・・舐り落とせ。」 「ニュルッ。・・・・あひっ。」 ずるりと抜かれた排泄穴は、大島の陰茎の名残を感じピンク色の腸管をのぞかせていた。束ねられた後ろ髪をつかんだ大島は、綾乃の身体をくるりと向かせると、腸液滲む陰茎を咽喉奥へ突き刺した。 「オグップッ・・・ウグゥゥゥ・・・ウエッ。」 咽喉奥深く一度差し、その後口内の中ほどに亀頭の先端が来るよう腰を引いた大島。涙目になりながら自らの腸液の臭いに苦しみながら、その汚れを拭い去る綾乃。 「そうや、・・・若女将は、お客人に対しても、使用人に対しても献身的ではならんのやぞ。」 「ジュジュルッ。」 「大島、・・・若女将を、旦那の前でいただく予定はいつだ。」 「総帥、若女将は旅館全体の母であります。・・・旦那の前だけでなく、お客の前で犯すのが最善かと。」 「ほぉぉ・・・それには、大きな仕掛けが必要じゃな。」 「えぇ・・・ストーリーは出来とります。」 「楽しみにしておこう。」 水野は綾乃の頭を撫で上げ、大島の汚れた陰茎を献身的に舐め取る綾乃の舌先を見つめた。そのイヤラシイ企みに耳を貸さない綾乃は、ただこの場を離れたい一身で、汚れた毒針を舐めあげていた。 暗闇の中、地下駐車場に居残るものはなく、警備の男達も祝儀を貰い、ちりぢりに夜の街へと消えていた。 「・・・電話ね。・・・はいっ桧山です。・・・えぇ、横山病院へ・・・佳乃を送った帰りです。・・・そうですね、あと２０分ほどで・・・地下駐車場でお待ちください。・・・では。」 「・・・大島か？」 「えぇ・・・すぐに降りてくるわ・・・じゃぁ・・・私は、配置につくわね。」 「あぁ・・・動けなくするだけでいいんだな。」 「えぇ・・・それだけで。」 「お、おれは？」 「あなたは・・・笹山警部を乗せて脱出するだけよ。車で待機してて。」 「わかった。」 あずさは車を降りると階段に向かい非常階段を目指した。車内に残る笹山は、拳銃を取り出し銃弾の装填を確認すると、照準を合わせ警官の魂を蘇らせる。 「・・・。」 「これで、終われる。」 「・・・お、おれも・・・罪に問われるのか？」 「どうかな、・・・事件すら起こっていないものを立件することは・・・ないんじゃないか。」 「そ、そうならいいが。」 「出て来たぞっ。」 「・・・。」 運転席の上山は身を隠し、後部座席の笹山は飛び出す瞬間を待った。階段室から降りてきた水野、大島、金山、木下、そして首輪を施された綾乃は、一列に並びあずさの到着を待っていた。時間を気にした大島はジュラルミンケースを金山に託すと、笹山たちの居る車のほうへ歩を進める。 「いまだっ。」 上山は、ヘッドライトを五人に向けて点灯させると、勢い良く飛び出した笹山は、大島の身柄を押さえ、背後から銃を突きつけた。 「動くなっ。・・・警察だっ・・・。」 「さ、佐々木・・・・おめぇ・・・霊安室に・・・。」 「お生憎だったな・・・まだ、足はあるよ。おまえら・・・女はいい、男３人、この手錠をかけろ。」 「ジャラッ」 ３人の男は抵抗なく、投げられた手錠を繋ぎ、両手を挙げた。大島に突きつけられた拳銃の先は、その３人に向けかえられ、笹山は端に居る水野を呼び寄せた。 「水野・・・大島に繋がり・・・そこのパイプに残りを繋げろ。」 「く、くそ。・・・大島、・・・どういうことだ。」 「飼い犬に手を咬まれる・・・良くあることさ。」 「小池警視長・・・は・・・何やってたんですか。」 「し、知らんよ・・・あ、あの人は・・・桧山の紹介で・・・。」 「若頭・・・舎弟どもは。」 「みんな・・・祝儀で女買いに行ってます。・・・嗜好研修所の女は高すぎて買えませんからっ。」 「・・・。」 配管のパイプに手錠を繋げると、４人の男は動きを止める。片手が自由の利く木下は、笹山の弱々しい動きに注視し視線のやり場をずらした。 「ガンッ」 大きな音は、木下の足から繰り出され止められていた車のドアが凹む。集中を遮断された笹山は、一瞬音にたじろぐと、木下の蹴りは笹山の脇腹に喰らい悶絶してへたり込む。 「パァァァンッ。」 乾いた音が響き渡ると、銃口を木下の膝に向けた笹山は、ひるんだ身体を立て直し、飛び出した筈の銃弾の行方を追った。 「どうした。」 「警察の威嚇射撃か？・・・弾、はいってねぇんじゃ。」 「パァァァンッ。」 二発目の乾いた音も、その後の木下の動きに変わりなく笹山は、その後も引き金を引き続けた。すると、聞こえてきたのは木下の喚き声ではなく機械的なスピーカーからの警告の音声だった。 「火事です・・・火事です。・・・ＣＯ２消火装置が作動します。・・・駐車場にいる方は・・・非常口から脱出してください。」 同じ文言が数度繰り返され、手錠に絡め取られている男達も、状況を知るはずの笹山達もあたりを見回すだけで炎を見出すことができない。 「お、おいっ・・・どうなってる。・・・て、手錠を・・・外せ。」 「クソッ・・・。」 笹山は、空砲を装填された拳銃を捨て、上山を呼び寄せ非常口へ向かう。階段室付近に居た綾乃を担ぎ上げると、３人は緑色をした扉へ進み、先頭を行く上山はドアノブに手を掛けた。 「ビリィィィィィ。・・・・・パンッ。」 ドアノブを握った上山は、身体を震わせながら硬直し卒倒した。そのさまを見た笹山は、電気的なトラップを感じ取り、そのノブに触れることを止めた。綾乃の手を引いたまま次の手段を講じようと、車路にあるシャッターの非常開閉装置を物色するが、引き上げるチェーンは外され、その手段を諦めざるを得なかった。 「嵌められたかっ。」 「ど、どうなるんですか。・・・け、警察のかたでしょ・・・・な、なん・・・と・・・か。」 綾乃の言葉が、途切れ途切れになると、身体が重くなり、意識の無さを肩に感じていた。 「く、車で・・・。」 「お、おいっ・・・み、見殺しに・・・す、する気かっ。」 笹山は、繋がった四人を尻目に車に飛び乗るとキーを回す。 「キキキッ・・・・キキキッ。」 セルを回す音は聞こえるがエンジンの掛かる音は聞こえない。 「さ、・・・酸素が・・・足りねぇのかっ・・・・。」 「神山・・・す、すまねぇ・・・か、仇は・・・取ったから・・・なっ。」 笹山は崩れ行く意識の中、先に逝った神山愛の顔を思いながらハンドルに額をぶつけ、レクイエムのクラクションを鳴らしていた。 |
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| 2011.3.12掲載 |
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