第二章〜純一編〜

２．

　義母と初めての経験をした後・・・、性に対して若く貧欲な僕の身体は自制を失ったかのごとく、義母の身体を求めました・・・。
　父の帰りが遅い事を幸いに、ほぼ毎日のようにセックスをしていました・・。
　初めのほうは抵抗していた義母も、次第に素直になっていき三ヶ月も経たないうちに僕とのセックスにはほとんど罪悪感を持たなくなってしまったみたいでしたした・・。

　僕とセックスをしている最中に義母がよく言っていました・・。
「純一さんのおちんちんはお父様に似てすごく大きい・・。私もそんなに経験があるほうじゃないけど、少なくとも私が見てきた男の中でもこれほどのモノを持っている人はそうはいないと思う！！」
　とか・・・
「私は純一さんのお父様に出会って本当の女の喜びに目覚めたの・・・。純一さんも今から経験を積んで・・・いっぱいそんな女の子を救ってくださいね・・。」
　そういう義母の言葉に・・・・・父と比較されたり・・・・、少なくとも一番大切に思っている義母に他の女の事なんて言って欲しくなかったせいか、すごく嫉妬を覚えて・・。
「僕はお義母さんが好きなんだ！！もし父が許すのなら結婚したいぐらい好きなんだ！！もう決して父の事を僕の前では言わないで！お願いだから・・！」
　僕が激しく言うと・・、義母は必ず僕をなだめるように・・・、
「純一さんと私は例えお父様がお許しになっても・・・、法律上決して結婚できないの・・・、それに私は今でもお父様が純一さんと同じくらい好きだし・・。純一さんも今は私しか女性の身体を知らなくて・・・、好きでいてくれるんでしょうけど・・、これから色んな女性と知り合ううちに私よりい人と必ず会えるから！！」
　義母は優しく微笑みながら僕に諭すように答えるんです・・。
　僕が「そんな事はない！！」と言うと・・。
「私は純一さんが好き！これは嘘じゃない！・・・だけど純一さんを束縛はしない！！それが私にとって唯一の純一さんのお父様に対するお詫びなの・・。」
　悲しそうに言う義母に僕もそれ以上は言えず、それからは僕もその事には触れないよう義母とのセックスを楽しんでいました・・。

　僕が高校二年になったばかり・・。義母との関係が二年ぐらい続いてた頃・・・。
　いつものように帰りが遅い父をいいことに義母とセックスを貪っている最中に、『リィ〜ン』という電話の呼び出し音がベッドの脇で鳴り響きました・・。
　義母がすぐに電話に出て相手の人としゃべってる途中に・・、「えっ！！」と大きい声を出したかと思うと、その場にへたり込んでうつろな目で僕の方を見ました・・。
　僕は何かわからず不安そうに義母を見ていると・・。義母は思い直したように毅然と電話の相手とやり取りをして電話を切りました・・。
「何だったの？」
　僕が不思議そうに聞くと・・。義母は目に涙をためて、それでも凛とした態度で・・
「お父様が亡くなられたそうです・・。ついさっき会社からの帰りに○○町の交差点で酔払い運転の車と正面衝突だったそうです・・・。」
　華奢な身体を震わせながら・・父が亡くなったいきさつや病院からの電話であった事、病院に担ぎ込まれたときには既に即死の状態だった事・・。一生懸命毅然と振舞う義母に僕は・・・・・・・・。
　思わぬ報告に一瞬唖然としたのですが・・、義母のあまりの不自然な態度と父を亡くしたショックでおもわず裸のまま義母を抱きしめました・・。
　僕に抱きしめられたからか、それとも僕にきちんと報告して気が緩んだからか・・、義母は僕の胸でワンワンと泣き出しました・・。
　僕は父が亡くなったショックよりも、父の死にこんなにうろたえる義母にショックを受けたほどです・・。

　父の葬儀が終わり・・。初七日もあけたころ、義母と父の会社の人たちでこれからの事を相談し、最終的に義母が会社を受け継ぐ事で話がまとまりました・・。
　中にはいぶかしげな顔をする役員もいたのだけれど・・、もともと父の片腕として経理担当の秘書をしていた義母が受け継ぐ事で了解を得たようです・・。

　初七日が終わると義母はすぐに会社に出て業務をこなし・・、なれない作業で夜も遅くに帰ってくる事が多くなりました・・。
　僕は父が死んだのも何か他人事のような気がして・・。元々あまり好きではなかったからかもしれませんが・・。
　初七日まではいろんな人が我が家を訪れ・・、昼も夜もない忙しさからか義母とのセックスもあまり頭になかったのですが、初七日を過ぎて余り人が来なくなると、身体が義母を求め始めました・・。
　でも義母は私の要求を受けいれず・・、頑として拒み続けました・・。
　最初は会社の受け継ぎや馴れない仕事で大変だろうからと僕も納得して無理には迫りませんでしたが・・。
　十日が過ぎ・・二十日が過ぎ・・一ヶ月が経った頃・・。
　ついに我慢が仕切れず夜遅くに帰った義母を半ば犯すように襲い、無理やり服を剥ぎ取りベッドの上に倒れこみました・・。
　義母は目に涙を浮かべ悲しそうに僕を見つめると・・、
「お願い・・もう少し我慢して・・。決して純一さんが嫌いになったわけじゃないから・・。」
　・・・となきながら懇願しました・・。
　僕はそんな義母の表情にハッとして我に帰り『ごめん』とあやまって部屋を出ました。
　それから一切僕からは身体を求めず我慢しました・・。もう義母のあんな悲しそうな顔を見たくはないからでした・・。

　綺麗な人・・華奢で可愛い人・・、僕にセックスの良さを教えてくれた最愛の人・・、父が死んだときに僕を気遣い気丈に振舞ってくれた人・・。
　そんな義母がこれ以上悲しむのを見たくなかった・・・。

　そんな僕の部屋に母が訪れたのは、四十九日が終わって父の遺骨をお墓に納めた日の事でした・・・。