11．２０１号（夕子−２）


　徹は夕子をソファに優しく仰向けにした。
（フン！姦れるものなら姦ってみればいい！誰が好き好んで、中年の玩具になっていたオンナを抱ける？）
　徹はそんな夕子の思いとは関係なく、夕子の額に軽くキスをした。
「本当は普通に前戯をして・・・って、進めたいけど・・・」
（ほら、言い訳が始まったわ）
「夕子さんの自己否定的な考えを払拭するには・・・」
（な、何？）
　徹は夕子のソフトなパンツを擦り、優しく脱がせ始めた。
（優しくしても、感じないものは感じないわ！）
「上も裸にして、夕子さんの身体を目で味わいたいけど・・・先ずは、下を直接・・・」
　忌み嫌う淫部を覆った下着をゆっくり足元まで下げ、徹は夕子の下半身を露わにした。
「引き締まったキレイな脚・・・淡く柔らかな恥毛・・・素敵だ」
（お上手言っても無駄よ！）
　夕子は瞳を固く閉じたまま、心も身体も閉ざしていた。

　徹は夕子の引き締まった両脚を大きく開き、間髪を入れずにお尻を持ち上げ、その股間に顔を埋めた。
（う、ウソ！・・・ホント？）
　徹は何の抵抗も示さず、夕子の淫唇からお尻の穴まで舐め始めた。
（な、舐めてるわ・・・伯父に陵辱されたアソコやお尻まで・・・何故？何故、出来るの!?岩下さんのような社会的地位もあり、見た目も素敵な男性が、どうしてこんなこと出来るの・・・？）
　夕子は信じられない気持ちだった。
　しばらく舐め回した徹は、反応を示さない夕子の顔を見た。
（声は上がらないけど、身体は感じてる！否、感じやすい身体だ・・・こんなに淫らな蜜が溢れている）
「お願いがあるんだけど・・・」
「な、何？」
（舐めたからって・・・何故、そんなに平気な顔をしてるの？）
「感じたい！って、言ってくれないかな？」
「どうして？」
「犯されてる訳じゃないんだから・・・自分からしたいという意志表示が欲しいんだ！頼むよ！」
　徹は明るい笑顔でウィンクしていた。
（これだけしてくれてるのだから・・・感じたい・・・感じたい！）
「感じたい!!」
　夕子は徹の目を見て、しっかりとした声で言った。

（わたしに負担を感じさせないように明るい顔をして・・・あぁ、感じたい・・・感じたいわ！）
　夕子は徹の気持ちを感じ、本気で感じたいと思った。
　徹は夕子の言葉を聞き、再び股間に顔を埋めた。
「あっ！・・・あ、ぁぁ・・・あぁ〜いぃ、いぃわ！あぁ、いぃ〜〜」
（やった！よし、じゃあ）
　徹は夕子の反応に応え、クリトリスを舐めながら、淫壷と菊壷を同時に指で愛撫し始めた。
「あぁああああ、いっ、いぃ〜っ・・・あぁ、はぁ、はぁ・・・あ、あ・・・はっ、はっ、ぅああああっ・・・イッくぅぅぅ〜〜〜」
　夕子は徹の頭を自分の淫部に抑えつけ、激しく頭を左右に振りながら大きな悦びの声を上げた。
（はぁ、はぁ・・・凄い！あぁ、凄い快感・・・収まらないわ・・・）
　硬直した肢体を小刻みに震わせながら、夕子は何度も押し寄せてくる快感に震えていた。

　徹は快感に浸る夕子を見ながら裸になり、夕子のブラウスを脱がせ、白いブラジャーを外した。
「良かったね・・・」
　小さな声で徹は夕子の耳元に優しく囁き、夕子の透き通った白い身体を抱き締めた。
（あぁぁぁ・・・そぅ・・・これが、セックスだった・・・なんて気持ちがいいの、なんて温かいの・・・もっと感じたい！）
「入れても、いいかい？」
「・・・・・・ぇぇ、入れて・・・」
　夕子は自分の身体を包むように優しく抱く徹の背中に、両手で意志表示の気持ちを表した。
（キレイな肌を楽しみたいが・・・今は応えてやらないと）
　徹は夕子の切なる気持ちに応え、夕子の身体を抱いたまま、肉棒を熱い蜜の溢れる淫壷に挿入した。
「う、ぁぁぁぁ・・・はぁ、はぁ、ぁぁ、感じるぅ〜感じるわ！あぁ〜いぃ〜あぁ〜もっと、もっとぉ〜い、いぃ〜っ・・・」
　夕子は徹の背に回した手の指に力を入れ、徹の肉棒を深く感じようと両脚を突っ張り、力を込めた。
（うっ、凄い締め付けだ・・・ふぅ、今は・・・）
　徹は腰の動きに変化をつけながら、激しく夕子を責め続けた。
（凄い！こんなの、は、初めて！はぁ、あぁ、堪んないわ〜）
「イッちゃうぅぅぅ〜〜〜あ、あ、あぁぁぁ、す、すごっ・・・」
（身体が・・・奥から・・・熱い・・・あぁ、溶けちゃう）
「ま、また！・・・うっ、あっ・・・イッくぅぅぅ〜〜〜」
　夕子は背中を反らしたまま強く徹を抱き締め、何度も昇りつめた。

（細身なのに、乳房の形といい、ボリューム感といい・・・ウエストの括れも、お尻の肉付きも・・・申し分無い！）
　淫悦に悶える夕子の身体の感触を味わいながら、徹は夕子の顔だけでなく、身体の素晴らしさを感じていた。
「良かったね！」
　徹は夕子の身体から離れようとした。
「ま、待って！・・・おねがい」
　夕子は両脚を突っ張るたびに継続する快感の余韻に浸っていた。
「こんな快感・・・３年前でも、感じなかったわ・・・」
「・・・・・・・・・」
　夕子は徹の背中にある両手に力を込めて言った。
「お願い・・・う、後ろにも・・・お尻にも・・・入れて・・・」
「えっ!?」
（は、恥かしい！こんなこと言うなんて・・・でも試してみたい！だって、凄く気持ちいいし・・・今日だけ、今だけ・・・）
「いいの？」
「えぇ、岩下さん、普通は出したいはずなのに・・・岩下さんは、自分の欲望じゃなく、全てわたしのために・・・だから、だから、試してみたいの！後ろも感じるかどうか？」
「そう・・・」
（伯父さんのことを思い出さないのかな？）
「わたしが感じても感じなくても・・・岩下さん、イッてください」
「・・・？」
「わたしだけが感じさせてもらってるんなんて・・・一緒に、一緒に感じてほしいの！だから、感じたら、イッて！」
　徹は優しく夕子に口づけをし、頷いた。

　５分もしないうちに、夕子は絶叫して果てていた。
「わたし、今から北海道に戻るわ！」
（まさか？伯父に復讐・・・）
「どうして？」
　徹は不安げに夕子の顔を見た。
「大丈夫です！気持ちの整理はついてます。早く引越しの手配をし、伯父には会わないようにして、一刻でも早く帰ってきます」
「うん」
「それで・・・ひとつだけお願いが・・・」
「何かな？」
「わたし・・・本当に嬉しくて！岩下さん、この恩は一生忘れません！」
「そんな、恩だなんて」
「もう、この先、諦めていたから・・・」
「良かったね・・・」
「それで・・・この先、わたしが普通に彼氏を作って恋愛できる日まで・・・わたしの相手をしてもらえませんか？わがまま言いませんから・・・たまでも構わないから・・・」
「フッ、いいよ！恋人の代理・・・早く本物の彼氏が出来るといいね！多分、すぐに出来ると思うけど・・・夕子さんなら」
「ホント？」
「見た目も中身も最高級だから・・・自信持って！」
　夕子は徹の胸に抱かれ、安心感に包まれていた・・・。


　部屋に戻った徹は、とりあえずシャワーを浴び、コーヒーを飲んで一息ついた。
（ふぅ〜なんか、お尻づいてるな・・・連続してアナルか〜まぁ、キライじゃないけど、ＮＰＯみたいだったな！お腹が空いた〜お昼食べよう！）
　少し遅い昼食を摂ろうと、徹は部屋を出て行った。

　駅に向かって歩いていると、新しい弁当屋が出来ていた。
「いつオープンしたんだろ？」
（何か美味しそうな弁当があれば、家でゆっくり食べようかな）
　徹は典子の居るコンビニにも行こうと思ったのだが、会えば典子の名器とお尻に執着してしまいそうな自分を感じた。
（せっかく旦那さんと上手くいっているのに、チョッカイ出すのはマズイよね・・・）
　弁当屋の前のパネルを見ながら物色を始めた。
「あのぉ〜アレ？もしかすると・・・えぇ〜と・・・」
「えぇ、そうですよ！岩下さん。603号の出雲です」
「あぁ、ヤッパリ〜ここで働いていたんですか？」
「えぇ、開店と同時にパートで・・・夫が長期出張になって、娘も大きくなったから・・・」
「そうですか、それじゃ・・・」
　徹は弁当とサラダを注文した。
「でも、奇遇ですわ！実は、昨夜、娘と噂していたんです」
「えっ!?僕のことですか？」
「えぇ、以前、娘の学校に講師で行かれたとか・・・それで、お時間がありましたら、娘に会っていただければ・・・」
「娘さんに？」
「はい、今、小学校６年生で、インターネットには早くから凝っていたんですが・・・岩下さんにお会いしてから、ＣＧにも凝り始めて・・・一度、見てあげてくれませんか？」
（小学校６年、フッ・・・お遊びか）
「いいですよ！今日でも」
「本当ですか？じゃあ、４時半頃なら娘も帰っていますので・・・わたしも戻っていますから、30分ほど？」
「はい、分かりました。じゃあ〜」
（まぁ、気分転換に行くか！あまり目立たない感じの奥さんだな〜）
　徹は出雲の奥さんに対し、あまりパッとしない印象を受けた。

　徹は部屋に戻ると買ってきた弁当を食べ、少し仮眠をとった。
　４時少し前に起きた徹は、コーヒーを飲んで出かける支度をした。