12．６０３号（出雲 文−１）

「あぁ〜〜っ！さて、行くか！」
　お昼に約束した徹は、４時半少し前に部屋を出た。
（あまり色気の無い奥さんと小学生じゃ、エッチな線はないから、気楽な気分でいいかな）

　603号のチャイムを鳴らすと、ドアが開いた。
「あ、岩下さん、すみません！」
　文が申し訳なさそうな顔で出てきた。
「いえ、いいんです」
（えっ！弁当屋さんに居た時と同じ女性とは思えないな！）
　徹は別人のような文を見てドキッとしていた。
「いえ、そうじゃなくて・・・実は、娘から連絡があって、今日は遅くなると・・・」
「えぇっ！そうですか・・・」
「すみません！さっき連絡が入ったので、岩下さんのこと伝えたのですが・・・凄く喜んでいたのですが、どうしても抜けられないと・・・それで、誠に勝手なのですが、明日の午前中は無理ですか？」
「いえ、別に構いませんが・・・明日は？」
「明日は、わたしのパートがお休みの日で・・・娘からしっかり聞いておきますので」
「そうですか、じゃあ、10時頃におじゃまします」
「本当に申し訳ありませんでした」
　徹は文の申し訳なさそうな言葉を受け、部屋に戻っていった。
（ゆっくりしたかったから、丁度いいか！それにしても、出雲の奥さん、別人のようだったなぁ〜）
　徹は文のイメージの差の方が、気になっていた。
（何歳ぐらいかな？若くはないけど、何か魅力的だったな・・・）
　その夜は納期に間のある仕事をし、何通か入っていたメールには目を通さなかった。
（しばらくは仕事に集中しよう）
　夜半過ぎまでＣＧのデザインを作成し、眠りに就いた。

　翌朝、久し振りにスッキリとした目覚めだった。
（さて、今日も出雲さんとの約束を終えたら仕事をして・・・）
　パンとコーヒーの朝食を摂った徹は、いつものようにシャワーを浴びて身支度を整えた。
（さぁ、早く片付けてこよう）
　10時には少し時間があったが、徹は603号に向かった。
「わざわざ済みません！」
「いえ、同じ棟ですから、散歩と同じですよ」
　中に入った徹に、文は再び申し訳なさそうに言った。
（今日は昨日より、さらに垢抜けた感じだ・・・）
　徹は素早く文の頭から爪先まで視線を投げ、白いブラウスに薄いピンクのタイトスカートのスタイルに、思わず視線が止まりそうになった。
（いい線してる！肉感的な魅力に溢れて・・・）
「実は・・・娘に昨晩話しをしたら・・・『わたしが直接お見せしたいから、土曜日の休日に時間が取れないか、聞いてくれない？』そう言われまして・・・本当に何と言えばいいのか・・・」
「そうですか・・・」
（ふぅ〜またか・・・我侭そうな娘だな〜お母さんが可哀想だ）
「あのぉ〜コーヒーでも飲んでください」
　文が気を遣っているのが分かった。
「ありがとうございます。別に、構いませんので・・・そんなにお気を遣わないで」
　文はリビングのソファに徹を誘い、コーヒーを出した。

「土曜日は、わたし仕事なんですが・・・」
「あぁ、別に構いませんよ。時間は？」
「えぇ、準備があるので、11時くらいでと言ってましたが・・・」
「はい、分かりました。お母さんも大変ですね」
「えっ、えぇ〜11歳ぐらいだと難しくて・・・」
「それにしても・・・奥さん、今日は一段と素敵な感じで」
「えっ！そんなことありませんよ！もう40歳ですよ！」
「ウソォ〜そうなんですか？全然、見えませんね！」
　徹は少し大袈裟に驚いて見せたが、実際、40には見えなかった。
「１ヶ月前に主人が韓国に長期出張になり、多分、今年は１回も帰ってこれないとなって・・・」
「そうなんですか！それじゃ、淋しいですね」
「ウフッ、お互い、そうでもないみたい。今年はお互いに独身の気分で過ごせるって言って・・・まぁ、この年じゃ、夫婦と言っても同居人みたいなもので、あまり干渉しなかったから、変わらないかも」
「だから、お若く見えるのですね！いいですね〜娘さんは娘さん、朴っておいても大きくなりますし、本当に独身のように楽しまれたらいいんじゃないですか？」
　徹はブラウスの胸元から零れるような谷間を作っている乳房が、気になって仕方がなかった。
（そんなに太っているようには見えないけど・・・あの胸の大きさは、必見の価値ありって感じだな！それにタイトスカートから食み出そうなお尻の肉付きも・・・）
「楽しむ・・・って言っても、この年だとねぇ〜今更って感じで・・・どうしていいのか分からないわ」
（男の人は、適当に遊べるのかもしれないけど・・・女は簡単には遊べないわ！）
「そうかなぁ〜その気になれば、奥さんのように魅力的なら・・・街を歩けば、いくらでも男の人に誘われるんじゃないかな？」
「またぁ〜無理無理！仮に誘われても、怖くて遊べないわ」
「何が怖いんですか？割り切って遊べばいいじゃないですか！気の合いそうな男性とお話しをしたり遊びに行ったり・・・それに・・・奥さんの年齢では、成熟した女性の魅力で、セックスだって今が一番いい時じゃないんですか？」
「えぇ〜っ！セックスなんて、夫とも随分していないのに・・・わたしを見て欲情する男性がいるとは思えないわ！岩下さんのように若くてカッコイイ男性から見たら、わたしなんか、ただのオバサンでしかないでしょ？」
「そんなことないですよ！僕なんて、今日お会いした時から欲情を感じっぱなしで」
　文は思わず徹の股間に目を落とした。
（そう言えば、アソコ、膨らんでいるみたい！えぇ〜っ!?ウソ！わたしを見て？信じられないわ！）
　文は急に股間が熱くなるような気がした。

　文は少し頬を染め、徹を見遣った。
「ウソでしょ？わたしを見て欲情したなんて・・・」
「いえ、ウソじゃないですよ！・・・・・・ん〜どうすれば信じてもらえるのかな？・・・奥さん、割り切って遊べます？」
「えっ!?・・・遊んだことが無いから、分からないけど・・・岩下さんがお相手なら、安心して任せられそうだけど」
「じゃあ、証拠を見せますから・・・」
　そう言うと、徹は文の前に立ってズボンと下着を下ろした。
「わっ！」
　文は思わず徹の股間から目を反らした。
「ダメですよ！奥さんが欲情の証を示せって言ったんですよ！さぁ、割り切って遊びましょうか」
　文は徹の天井に向かって聳える肉棒に視線を戻した。
（凄いわ！あぁぁ、ここまできたら・・・）
　文の中の一線が切れた。
　恐々と両手で徹の肉棒を握り、聳え立つ肉棒をそっと舐め上げた。
（堅いわ！熱い・・・こんなに逞しいかったの、オチ×チ×って）
　一度舐めたら気が楽になったのか、文は肉茎を舐め回し、亀頭のカリを舌先で擦るように舐め、大きく膨らんだ亀頭を上からスッポリと口の中に咥えた。
（あぁ、わたしにこんな真似が出来るなんて・・・）
　結婚して以来、良き妻、良き母であった文にとって、全く考えられないことだった。

　徹は文の熟練した舌技を味わっていたが、自分も早く文の身体を賞味したいと思っていた。
「奥さん、今度は僕の番です」
　文を立たせてブラウスのボタンをひとつずつ丁寧に外し始めた。
（あぁぁ、本当に、脱がされてる・・・はぁ、はぁ・・・）
　文は異様な興奮を覚え、股間が熱く濡れるのを感じた。
（こんなに興奮するなんて・・・初めての感覚だわ！）
　ブラウスを脱がすと、大きく膨らんだ乳房が姿を現した。
　ブラジャーに隠れきれないほどの乳房は、張りと柔らかさを感じさせていた。
「素敵なオッパイですね！この胸に挟まれたら・・・」
「えっ!?何を？」
「勿論、さっき奥さんが咥えたオチ×チ×ですよ！いつもご主人にしてあげてたんじゃないんですか？」
「とんでもない！誰にもしたことないわ！して欲しい？」
「えぇ、後で楽しみにしてますよ」
　徹は我慢できずにブラジャーを外し、文の豊かな乳房を露わにした。
「素晴らしい・・・」
　思ったほど文の乳房は垂れてなく、大きく膨らんで張っていた。
（90cmは楽にありそう・・・早く揉みしだきたい！）
　徹は欲求を抑え、タイトスカートの上からお尻、太股を撫でた。
「こっちも想像を超えそうな肉付きですね」
「イヤ、は、恥かしいわ！お尻、大きいから・・・」
「いえいえ、太股も引き締まって、いい感じがしますよ」
　徹はタイトスカートをゆっくり足元まで脱がせ、続けて濡れた下着も脱がせた。
「濡れてましたね・・・感じやすいんですね」
「イヤ、もぅ、本当に恥かしい・・・」
「恥かしさを捨てて、お互い淫らな獣になりましょう！夢中になって楽しまないと」
　徹は文の前で膝をつき、両手で腰からお尻を擦りながら、下腹部から太股を舐めた。
（これだけのボリュームがあるのに、贅肉が少ないな！）
「あぁ、あぁぁぁ・・・ふぅ、はぁ、ぁぁぁ・・・」
　文は堪えきれないような感じで、熱い声を洩らした。

　徹は文を仰向けにし、豊かに膨らんだ乳房を揉みながら舐め、さらに片手を股間に伸ばして熱い蜜が溢れる淫唇を擦った。
「あぁ、ぅ、ぁ、ぁ・・・はぁ、あぅっ・・・はぁ〜いぃぃ・・・」
　徹は丁寧に乳房を弄った後、下腹部から太股を舐め擦り、大きく両脚を開いて股間を覗きこんだ。
「あっ、イヤッ、み、見ないで！」
「ほら、また〜もっと淫らに楽しまないと！自分から見るように言ったらどうですか？」
「・・・・・・お願い、見て！弄って・・・舐めて・・・あ、あぁぁぁ・・・」
　文は自分の言葉に身体が熱くなり、思わず徹の頭を熱く濡れた股間に押し付けていた。
　徹は舌でクリトリスを舐め口唇で挟み吸った。
　同時に指で淫壷の中を弄り、肉襞を圧すように擦り、淫壷の縁から菊蕾まで何度も指先を往復させた。
「あっ、あっ、あ、あああ・・・はぁ、そ、ソコッ・・・う、あっ・・・」
　身体をピクピクと震わせ、徹の愛撫に素直に反応していた。
（お尻は経験がなさそうだけど、感度は良さそうだ！）
「あぁああああぁぁ、もぅ、ダメ・・・あぁ、入れて、ねぇ〜お願い！早く、早くぅぅぅ・・・あ、あ、あぁぁ・・・」
　徹は文のペースに合わせることにした。
（今日は最初だから・・・これを越えれば、次はもっと激しく・・・）
　徹は文が初めて超えた今を大事にしたいと思っていた。
　豊かなお尻を持ち上げ、肉棒を熱い蜜の中に挿入していった。
「あぁぁぁ、い、いぃ〜〜っ・・・はっ、はぁ、いぃ・・・」
　徹の肉棒が文の淫壷の奥に入っていくと、文の肉壁は、ジワジワと徹の肉棒を締め付けていった。