２．５０４号（結花）

　結花は徹に見せるＣＧを準備していた。
（無駄になるかもしれないけど・・・）
　淡い期待を胸に、結花は徹との時間を待ち望んでいた。
　ピンポ〜ン！
「えっ！あ、はぁ〜い！」
　結花は飛び上がるような気持ちでドアを開けた。
「ご無沙汰・・・」
　徹が申し訳なさそうな顔で立っていた。
「もぉ〜〜うっ・・・」
　結花は思わず徹の胸に顔を埋め、涙が自然と流れていた。
「結花・・・」
　徹は結花の身体を抱いたまま部屋に入った。

　部屋に入るとすぐに徹は、結花の涙で濡れた頬を指で拭い、薄く小さな口唇を舌で舐め、優しく口づけをした。
「ゴメン、結花・・・ずっと逢えなくて・・・」
「うん・・・でも、もぅ、いいわ・・・こうして、逢えたから・・・」
　大きな瞳に涙を浮かべたまま、結花は微笑んで見せた。
（本当に可愛い・・・この娘を泣かさないようにしなきゃ）
　しなやかな細い腰を引き付け、徹は結花を抱き締めた。
「逢いたかったよ、結花・・・」
「うん・・・」
　徹は結花の身体を抱え、結花の部屋のベッドまで運んだ。
　薄いピンクのブラウスのボタンを外すと、結花の木目細かな肌、瑞々しく膨らんだ乳房が徹の目に映った。
「結花・・・待っていたんだね」
「・・・・・・・・・」
　結花は無言で頷き、恥かしそうに瞳を閉じた。
　徹は浮き出た鎖骨から手に吸い付くような乳房を擦り、そのままフレアのスカートを結花の足元に下ろして脱がせた。
「ああ、はぁ、ふぅ・・・」
「下着・・・着けてなかったんだ・・・」
「イヤッ！言わないで・・・淫らなオンナって軽蔑しないで・・・」
「馬鹿だな〜軽蔑どころか・・・本当に嬉しいよ。それにしても、結花のプロポーションは・・・美しすぎる・・・」
　徹は結花のしなやかな裸体を眺め、そのバランスの良さ、肌の美しさを、あらためて確認していた。
（あぁぁぁ・・・早く、早く感じさせて・・・）
　結花は何もしないうちから、身体全体が火照っていた。

　徹は結花の口唇を舐め、その舌で耳から細い首、乳首を舐め、手は柔らかな木目細かな乳房を優しく揉んでいた。
「あぁぁ、はぁ、はぁ・・・岩下さん」
　結花は細く括れた腰を艶かしく捩り、手を伸ばして徹を求めた。
「わ、わたしも・・・岩下さんのを舐めたい・・・」
「ダメ・・・もう少し、僕に美しい結花を食べさせて・・・」
　徹の舌は細い腰から下腹部に這い、指は長い脚を擦っていた。
（あぁぁ、アソコから熱い液が・・・は、はぁぁ、もぅ・・・）
「あっ！あ、あ、あぁぁ、はぁ、はぁ・・・い、いぃぃ・・・」
　徹の舌が結花の濡れた淫唇に触れた瞬間、身体を弾ませるように反応させ、痺れるような快感を感じた。
「相変わらず、感じやすいね・・・」
　徹は結花の長い脚を開いて結花の股間に顔を埋め、小さく潤んだ肉芽を舐め回し、指で淫壷の縁を擦った。
「あぁ〜あぁ〜す、すご〜ぃ・・・あ、はぁぁ、あ、あ、もぅ・・・あぁああああ〜〜〜イッちゃうぅぅ〜〜うあっ！」
　結花の身体が硬直したように堅くなり、小刻みに震えた。
　徹は、しばらく待ってから、指を窮屈な淫壷の中に入れ、ザラザラした肉襞を圧すようにして擦り、同時に、舌をクリトリスからお尻の萎んだ菊蕾に這わせ、擽るようにして舐めた。
「あぁああああっ・・・は、はぁ、ま、また・・・あっ、い、いぃ〜〜はぁ、はぁ・・・ダメダメ〜〜あうっ・・・イッ、くぅぅぅ〜〜〜」
　小刻みに収縮して徹の指を締め付ける結花の淫壷を、徹は指をそのままにして、菊蕾を舌で責め続けた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・そ、そこも・・・ああっ、い、いぃぃ・・・」
（あぁぁ、どうしよう・・・お尻も・・・あぁ、感じちゃう・・・）
（僅かな時間で処女からオンナになったと思ったら、もう、アヌスでも感じるようになって・・・８頭身、いや、９頭身美人が、こんなに淫らに感じると、オトコとしては堪らなくなるよ）
　徹は自分の衣服を脱いで、身体の位置を入れ替えた。

　昂った肉棒を結花の口唇の上に置き、熱く濡れたクリトリスを舐めながら、指で菊壷を責め始めた。
「うぅ、あ、あ・・・はぁ、はぁ・・・い、いぃ〜〜っ・・・あぁ〜〜」
　結花は全身を大きく捩って悶え、口唇に触れていた肉棒を夢中になって舐め回した。
（あぁ、コレ、コレが・・・欲しかったの〜やっぱり、わたしには、お母さんの淫らな血が・・・）
　徹は身体を起こして結花の両足を担ぎ、真上から突き刺すように肉棒を結花の熱い淫壷に挿入した。
「う、あああああ〜〜〜!!」
「ほら、結花、こうすれば、結花も見れるだろ!?僕のが結花の中に入っているところ」
「あ、はぁ、はぁ・・・イヤ、お願い・・・抱き締めて・・・」
（こういうところが、結花の可愛いところだな）
　徹は結花の両脚を下ろし、肉棒はそのままで上から結花を抱いた。
「あぁぁぁ・・・こうしてるのが、一番感じる・・・」
「僕も結花のしなやかな身体を抱いてるだけで、いい気分だよ！」
「ホントですか？嬉しい〜あっ、あぁぁぁ・・・い、ぃぃぃ・・・あぁ、ダメ、ぅぅん、あっ、いぃ〜〜っ・・・はぁ、はぁ・・・」
「抱かれたままより、こうして・・・動かしてた方がいいだろ!?」
「う、ふぅ・・・あぁ、イジワルな岩下さん・・・」
　徹は結花の首筋や乳首を舐めながら腰を動かし始めた。
「あぁ〜あぁ〜いぃ・・・はぁ、はぁ・・・もぅ・・・」
　徹は結花が昇りつめそうな気配を感じ、結花のお尻の下に手を入れ、指を１本菊壷の中に挿入した。
「うあっ・・・あ、あ、あぁぁぁ・・・はぁ、いぃ、いぃぃぃ・・・」
　徹は腰を激しく繰り出しながら、指も深浅を変え動かした。
「あぁああああ〜〜〜も、ダメ〜ッ、イッ・・・くぅぅぅ〜〜〜」
　結花は長い脚を思い切り突っ張り、徹の身体を強く抱き締め、繰り返し絶頂を感じた・・・。
（お尻は、まだ先だな・・・だけど、この美しさと感じ方だけで、結花は充分過ぎるほどの魅力があるよ・・・離婚したことは、黙っていよう。余計なことを考え始めると、結花に負担をかけさせるから・・・）
　徹は木目細かな結花の肌を擦りながら、久し振りに落ち着いた気持ちになっていた。

「今日はこのくらいで、いいかな？」
「えぇ・・・ＣＧも見てもらわないといけないし」
「本当に、もぅいいのかな〜？」
　徹はＰＣを立ち上げる結花の身体を悪戯していた。
「もぉ〜ダメじゃないですか〜岩下さん！」
「イヤなの？」
「そんな子供っぽい真似して〜岩下さん、可愛いわ！ウフッ・・・」
「結花こそ、可愛くて、キレイで、エッチで・・・最高だね！」
「そんな風に言われると、また、したくなっちゃう！」
「じゃあ、仕事しようか！」
「ん、もぉ〜〜」
　ふたりは仕事をしながら楽しい時間を過ごした・・・。

　久し振りに淫猥に集中し、何も考えない時間を過ごした徹は、自分の部屋に帰っていった。
　１階に降りて101号に向かう途中の201号で足が止まった。
（ん？引越しか・・・）
　見ると、18、9の女性が髪を乱し、埃まみれになって荷物を運んでいた。
（キラキラしてるな・・・）
　夕陽に汗が光り、瞳の輝きとともにキラキラして見えた。
「引越しですか？」
「えっ!?あ、はい！」
　汗と埃で汚れた顔だったが、徹には妙に魅力的に映っていた。
「僕は101号の岩下です。この棟の組長をしてます。良ければ、お手伝いしましょうか？」
「どうも・・・すみません！わたし、片桐 恵子です。あまり家具が無いので、引越し屋さんに頼まなかったので」
「それは大変だ！ご両親は？」
「・・・・・・今日は、ひとりで・・・」
（ん？何か事情がありそうだな・・・そっとしておこう）
「じゃあ、任せて！」
　徹は大きな荷物を選んで部屋の中に運んだ。
「ふぅ〜やっと片付いたね！」
「あっ、すみません」
「よし、じゃあ、休むと疲れが出ちゃうから、続けて配置までやっちゃおう！」
　徹は恵子の指示を受けて、荷物をほとんど片付けていた。
「ありがとうございます。本当に助かりました」
「良かった。良かった。後は、分からないことがあったら、聞いてください」
　徹は大きく深呼吸をし、部屋に戻っていった。
（もぅ、６時か・・・シャワーを浴びて夕食にしよう）

　徹が落ち着いたのは、８時頃になっていた。
　仕事の続きを始めた時、チャイムが鳴った。
　ピンポ〜ン！
（ん？誰だろ・・・この時刻じゃ・・・遥かな？）
　ガチャッ！
　ドアを開けると恵子が立っていた。
「先ほどは、ありがとうございました」
「はぁ〜何か？」
「食事をしたいと思ったのですが・・・この辺、分からなくて」
　恵子はシャワーを浴びてスッキリとした顔をしていた。
（色の白い娘だな・・・さっきは気づかなかったけど）
「あ、そうか！」
「コンビにでもいいのですが・・・」
「あぁ、じゃあ、一緒に行きましょう。もぅ暗いから・・・」
「いいんですか？本当にご迷惑ばかりかけて・・・」
「何を言ってるんです。当たり前のことですよ」
　徹は恵子をファミレスに連れて行き、帰りにコンビニに寄った。