22．Ｃ棟-601号（笹原 真帆−２）

　真帆は徹が来るか来ないか、ドキドキしていた。
　タオルで胸を覆って湯に浸かり、その時を待っていた。
（来るかな？あと10分だけ・・・）
　真帆にしてみれば、ひとつの大きな賭けだった。

　その頃、徹は浴室に向かうタイミングを計っていた。
（湯に浸かった頃が一番いいだろう・・・）
　徹は時計を確認してリビングで裸になり、浴室に向かった。
　浴室のドアの前で、徹は暫し時間を置いた。
（あっ！来たわ！・・・でも、入ってこない・・・？）
　真帆はすぐにドアを開けない徹に、気落ちした。
（もう、いいかな！）
　徹はドアノブを回し、浴室の中に入った。
　真帆は驚いて顔を伏せ、身を硬くしていた。

　徹は黙って身体を洗い流し、真帆の前に肉棒を晒して立った。
「さぁ、奥さん、否、真帆さんも立って・・・見せてください」
　真帆は恐る恐る顔を上げて徹を見た。
（うわっ！逞しいわ・・・デザイナーだから弱弱しいかと・・・）
　真帆は瞬時、再び顔を伏せるが、思い切って立ち上がった。
　徹は胸の上から垂らしていたタオルを優しく取り除いた。
「本当に素敵なプロポーションだね・・・」
　お世辞ではなく、徹の本音だった。
　真帆のセミロングの髪の先は、薄い風船に水を入れたように形良く膨らんだ乳房に掛かり、乳房の下から腰にかけてのラインは、流れるように滑らかだった。
　若々しい肌は湯を弾き、紅潮した肌は艶っぽさを増していた。
（本当にキレイだ・・・ウエストなんて、55cmあるのかな？）
　さらに視線を落とすと、脇から腰への滑らかなラインが続き、妙に腰骨が出ずに長い太股へと続いていた。
　股間はふっくらと膨らんだワレメが露出していた。
　下腹の肌の色とほとんど変わらない色で、弥生より大きいがキレイな気がした。
「キレイじゃないですか！早く舐めてあげたいくらいだ・・・」
　徹はニコッと笑って言った。
「えっ、ホ、本当に？気持ち悪くない？」
　真帆は意外な顔つきで徹に聞き返した。
「えぇ、全く！本当に・・・大きく広げて全部見たいな！」
「・・・・・・・・・」
（本音みたい・・・岩下さんて、普通よね!?と言うことは・・・）
　真帆は急に目の前が明るくなった気分だった。
「舐めやすそうだし・・・早く舐めてあげたいな〜真帆さんは、フェラやクンニの経験は？」
「舐められたことは無いけど・・・舐めたことは、少し・・・」
「じゃあ、毛が口の中に入ったり、喉に引っかかったり・・・」
「えぇ、ありました」
「男だって同じ、ソコを舐めてるとね！その心配が無いだけ、舐めやすくていいんじゃないかな〜」
「そう・・・そうですね！」
　真帆の顔の美しさが、初めて現れたような感じがした。
「じゃあ、出ようか？」
「えぇ」
　ふたりは違和感無く浴室を出た。

　真帆は徹の前を歩き、自分の部屋に連れていった。
「一緒の部屋で寝ていないので・・・」
「別に、真帆さんとなら、どこでも・・・」
　真帆の本来の目的は達しているので、徹とセックスをする必要は無かった。
（夫が、どうしてもイヤだと言うのなら・・・早く別れた方が・・・岩下さんとのセックスは、そのきっかけ！それと・・・本当に舐めたり出来るのかどうかも・・・）
　真帆の中では、まだ半信半疑な部分も残っていた。
　真帆は先にベッドに上がり、仰向けになって徹を待った。
　徹は真帆の身体を目で味わい、真帆の横に座った。
　両手を使い、先ずは真帆の身体全体を擦り、目と手で真帆の身体を味わった。
「いい感触・・・とってもいいよ」
　真帆は徹の指が身体を這うのに併せ、小さく呻き身体を震わせた。
「あ、あ、あふぅ・・・は、はぁぁ・・・うぁっ、ぁぁぁ・・・」
（指が・・・生きてるみたい・・・凄くいい！だけど・・・アソコは・・・）
　真帆は徹の指の愛撫に悦びを感じながらも、早く無毛のワレメに触れて欲しかった。

　徹の真帆への愛撫は、指だけから舌も加わっていた。
　首筋から腕、そして瑞々しく膨らんだ乳房へと舌が這い、小さな乳首を口に含んで転がしながら、手で擦るように揉みあげた。
「ぁ、ぁ・・・ぁぅっ・・・ぁはぁぁ、はぁ、ぃぃっ・・・ぁ、ぁぁ・・・」
（久し振りのセックスのはずだが・・・反応が幼い気が・・・感じてはいるけど、本当の悦びを知っているのかな？こんなにいい身体・・・淫らになったことが無いのか・・・？）
　徹は真帆の反応に疑問を感じながらも、肌の感触、ラインの滑らかさに満足し、愛撫を続けた。
　さらに滑らかに伸びた太股を愛撫すると、徹は真帆の身体を反転させ、背中から流れるようなお尻のラインに舌を這わせた。
（あぁぁ・・・前戯がこんなにいいなんて！しかも局部には、まだ、一度も触れていないなんて・・・初めてよ！こんなの・・・あぁぁ、いぃわ・・・あぁ・・・もっと！今までのセックスって、何だったの・・・）
　真帆の中で無毛のことは消え失せ、今に夢中になっていた。

　徹は滑らかな真帆のお尻の丘を左右に開き、淫壷の縁から菊蕾まで舌先で微妙に舐めた。
「あはぁ〜〜っ、あぁぁ、はぁ、はぁ・・・ぅふぅ〜あはぁぁ・・・」
　真帆の身体は、自然と痺れるような反応をしていた。
（こ、こんなの・・・お尻の穴まで、何の抵抗も無く舐めて・・・）
　それだけで真帆は、身体の芯が熱くなるのを感じていた。
（もうキレイなオマ○コを舐めてあげないと・・・）
　徹は再び真帆の身体を仰向けにすると、すぐに両脚を大きく広げ、キレイなワレメを舐め始めた。
「うぅあああああっ・・・は、はぁ〜はぁ、はぁ・・・ゎぁぁぁ・・・」
　真帆は身体を捩って震えるような快感を感じていた。
（す、すごぃ・・・あぁ、岩下さんの舌が・・・あっ、ワレメの中に！あぁぁ、指が膨らみ全体を・・・ああっ！舐められてるぅぅ・・・）
　徹は膨らみ全体を擦りながら、小さな肉芽を口に含んで舐め、口唇で挟んで優しく擦るように愛撫を加えた。
「あぁ〜あぁ〜あはっ・・・・い、いぃぃ・・・ぁぁ、ぅっ、あぁ〜〜」
　小さな肉芽を舐めながら、指で淫壷の周囲や肉芽の根元を擦った。
（熱い！熱い！あぁ、溢れる、溢れてるぅぅぅ・・・）
　真帆は自分の手で乳房や肢体を夢中で擦り悶えた。
　徹は淫壷からお尻の穴までを再び舐めながら、指で小さな肉芽を弄り回した。
「あぁあああ、ダ、ダメェ〜〜ッ・・・あ、イヤ、う、いぃ〜〜っ！はぁ、はぁ、ぅわぁああああ〜〜〜あっ・・・あっ・・・うっ・・・」
　真帆は両脚を突っ張り足の指を反らせ、小さなオルガを感じた。

（何なの！？・・・何か、勝手にピクピクと・・・いぃ・・・）
　徹の愛撫は間断なく続いていた。
　小さな肉芽を舐めながら指を淫壷の中に入れた。
（おっ！入り口が狭い・・・否、中も？どういうオマ○コなんだ！）
　徹は早く肉棒を入れたくなった。
　身体を起こして真帆の両脚を自分の太股に抱え、ゆっくりと昂った肉棒を熱い蜜の溢れる淫壷に挿入し始めた。
「うっ、あ、あぁぁ、あぁああああ〜〜〜〜」
　徹の肉棒が真帆の淫壷に入っていくにつれ、真帆は両手でシーツを握って頭を左右に振り、淫らな声をあげた。
（凄くキツイ・・・肉棒全体を圧し包むような・・・これはいい！）
（あぁぁ、もぉ・・・何が何だか・・・）
　徹の腰が前後左右に不規則に動き始めると、真帆は身体が燃えるように熱く感じ、頭の中が無になった。

　真帆の何度目かのオルガに併せ、徹も熱く放出していた。
「わたし・・・初めてイクってのが分かったみたい・・・」
「やっぱり・・・」
「経験の浅さ、分かっちゃいました？」
「うん、途中で・・・でも外観だけじゃなく、中身も素敵だよ！」
「岩下さんに言われると、とても嬉しいです！世の中の男性が、皆、岩下さんのように優しくて素敵なら・・・今日は、わたしばかり気持ちいい思いをさせてもらって・・・」
「いいんじゃない！でも僕も、結構、満足したよ！」
「本当ですか？次は・・・わたしも感じさせてあげたいわ」
「まだまだ、真帆さん、もっと感じると思うよ！」
「真帆さんも奥さんもヤメテ・・・真帆で充分・・・アソコも優しく丁寧に舐めたり触ったりしてもらって・・・あんなに気持ちがいいなんて、初めて知ることが出来たし」
「じゃあ、もう、吹っ切れたかな？」
「えぇ・・・変な劣等感みたいなものは無くなったけど・・・」
「けど？」
「・・・・・・うぅん！いいの！ありがとうございます」
（岩下さんがいいなんて言えないわ！でも・・・しばらくは、岩下さんに可愛がってもらいたい・・・）
　真帆は徹の厚い胸に抱かれ、大きな安堵感に浸った・・・。

　徹は部屋に戻った後も、真帆のことを考えていた。
（真帆・・・どうするんだろう？この後・・・別れるのかな？あの身体・・・デジカメで撮りたいなぁ〜外観も最高だけど、真帆のセックスはこれからがいい！そう言えば・・・次はって言っていたような・・・）
　徹は真帆の身体に執着心が沸いていた。

　真帆も徹とのセックスを振り返っていた。
　自分の無毛の恥部も鏡に映し、身体全体を眺めていた。
（良かったわ〜セックスって本当にいいわ！今度は、岩下さんのアレを舐めてあげたいわ！そして・・・また、ココを舐めてもらって、いっぱい感じたい！）

　徹は少し休んでメールチェックをした。
（明日は弥生ちゃんと約束してるから・・・夕子と恵子・・・おっ！愛美からも・・・後は、加奈子さん・・・）
『日曜日に都合がつけば部屋に来て欲しい・・・ふたり一緒に待っています』
（えっ！？夕子に恵子・・・ふたりで待ってる、と言うことは・・・Ｈなことじゃなく、真面目な話だよな〜行くしかないか！）
　徹は姉妹が再び困ったことになっているのかと不安になった。
『わたし月曜日は公休日で安全日です！ひとりで過ごさせたら可哀想だと思いませんか？』
（愛美・・・可愛いな！月曜日は絶対に一緒に過ごすぞ！）
　徹は少しだけ、気分が楽になった。