８．２０１号（恵子ー３）

　徹は恵子の部屋を訪ねる前に、佳乃のメールも開いた。
『明日は、仕事お休みなの・・・美佳は居ないけど・・・わたしだけじゃ、ダメかしら？』
（ダメな訳がないに決まってる！）
『ご無沙汰してスミマセン！明日は、佳乃さんの魅力に浸りたい・・・』
　徹は佳乃に返信し、恵子の部屋に向かった。

　ドアを開けると、待ちかねていたように恵子が飛びついてきた。
「どうしたんだ？」
「だって・・・ホントに嬉しくて」
「僕も嬉しいよ！恵子のこれからが楽しみだ」
「うん、わたしも・・・姉に連絡しなくっちゃ！きっと大喜びしてくれると思うの！」
「じゃぁ、出社は？」
「明後日から、明日は準備などで忙しいだろうからって」
「そう」
「それと・・・一応、岩下さんに保証人になって欲しいって・・・」
「あぁ、それはそのつもりだから・・・心配しないで！じゃあ、出かけようか？」
　ふたりは夕闇に包まれ始めた戸外に出ていった。

　徹はフランス料理のディナーコースをオーダーし、恵子の就職と今後の人生に乾杯した。
「ごちそうさま〜こんなにお祝いしていただいて・・・」
「これからの恵子に期待してるよ！頑張って！」
「はい！」
「そうだ！今から映画を観に行かないか？」
「映画？」
「あぁ、観たい映画があって・・・まだ早いから、今度は、僕の時間につきあってくれる？」
「はい、岩下さんと一緒なら・・・でも本当は・・・ご馳走ついでに、アレもご馳走してもらおうと」
　恵子は小声で徹にセックスをねだった。
「フッ、今から行く映画館はカップルボックスというのがあって、恋人同士なら、そのシートに座って観ることができるって・・・」
「ウフッ、じゃあ、我慢します！映画で」
　徹は会計を済ませると、恵子を映画館に連れて行った。

　カップルボックスは中２回のような形で作られていた。
「へぇ〜これだと、周囲の目が気にならないな・・・」
「映画が始まると、真っ暗になるんでしょ？」
「あぁ、ふたり仲良く映画を観られるってことかな」
　ふたりはボックスシートに座り、映画が始まるのを待っていた。
「どうして、この映画を観たいのですか？」
「この映画はね、ＣＧを上手く使った映像が評判でね！知り合いのデザイナーが担当したんだよ」
「じゃあ、お仕事のためなんですね？」
「まぁ、そうかな・・・でも、映像は前に観てるけどね」
　そんな会話をしているうちに、上映開始のブザーが鳴り、館内の照明が落とされた。

　上映が始まると、徹は恵子の肩を引き寄せた。
「岩下さん・・・」
　徹は無言のまま、引き寄せた恵子の太股を擦り始めた。
「こ、こんなとこで・・・あ、はぁ〜ん・・・」
「静かに・・・声を出しちゃダメだよ！今日は恵子のお祝いの日なんだから・・・ジッとして・・・」
　恵子の素肌の太股の外側から内側へと徹の手は這い、時折り、少し開いた恵子の股間に指で触れた。
　熱い蜜が淫唇から滲み出て、下着を濡らし始めた。
「ぁぁぁ・・・」
　徹はその濡れた下着の上から恵子の淫唇を指で擦り、肩を抱いていた手を恵子の首から背中を擦った。
　恵子は次第に徹の愛撫に神経を集中させていった。
　そんな恵子のお尻を少し持ち上げ、徹は器用に下着を脱がせた。
　恵子のお尻の下に手のひらを入れ、指を淫壷と菊壷に挿入し、もう一方の手で、クリトリスを揉んだり擦ったりし始めた。
「ぁぁぁ・・・ふぅぅ、はぁ、はぁ・・・ぃぃぃ・・・」
　前後の穴に挿入した指を動かし始めると、恵子は両足を床に踏ん張って快感に悶え震えていた。
「あぁぁぁ・・・はぁ、いぃ、あっ、イク・・・あふっ、イクぅぅぅ」
　搾り出すような押し殺した小さな声で、恵子は昇りつめた声を上げた。
　徹は左手の指を２本、恵子の前後の穴に入れ弄り続けた。
　恵子は身体を横にしてお尻を上げ、顔を徹の股間に埋め、徹のズボンのジッパーを下げ、中から肉棒を取り出して咥えた。
「うぅあっ・・・ふぅ、ふぅ・・・恵子のフェラは舌が巧みだ・・・」
（相当に伯父さんに強要されたんだな・・・絶妙な舌技だ・・・）
　夢中になって徹の肉棒を舐め回す恵子のふたつの穴を、徹は肉棒への快感を堪えながら責め続けた。
「あぅっ・・・もぅ、我慢出来ない！はぁ、はぁ・・・」
　恵子は周囲の目を気にしながら徹の太股を跨いだ。

　恵子は徹の肉棒を握り、自分の淫壷に導いて腰を下ろしていった。
　ズブズブズブ・・・
「あぁはぁ、はっ、ふぅぅ・・・ぁぅぅ、ぃぃぃ・・・」
　徹は恵子のブラウスのボタンを外し、ブラジャーを外し、プルルンと揺れる肉感溢れる乳房を揉み、乳首を口に含んだ。
「あ、あぁ〜あぁ〜」
　恵子は腰を上下させて悶え、徹は肉棒を下から突き上げながら、豊かな乳房への愛撫を続けた。
「あっ、イッ・・・くぅぅぅぅ〜〜〜あぁ、はぁ、ふぅ・・・」
　恵子は徹の顔を自分の乳房に圧し付けブルブルと震え、淫壷の中の肉棒を強く締め付け、絶頂に達した。
「はぁ、はぁ・・・フランス料理以上のご馳走・・・はぁ、ふぅ・・・」
「じゃあ、前は危ない日だから・・・こっちにもご馳走を・・・」
　徹は恵子のお尻を持ち上げて肉棒を抜き、そのまま、もうひとつの淫らな壷、菊壷の中に挿入した。
「うぅぅ、あ、あ、あぁぁぁ・・・す、すごぃ・・・あぁ、いぃ〜〜」
　肉棒の根元まで深く菊壷に咥え、恵子は狂ったように悶えた。
「明後日からは、セックスを控えて、仕事に専念するんだよ」
「えっ、あ、はぃ・・・そう、します・・・あぁぁ、最高・・・うっ、あ、あ・・・イッ・・・イッ、くぅぅぅっ・・・あ、あぁぁ・・・」
「僕も・・・うあっ！・・・・・・は、はぁぁ、ふぅ、はぁ・・・」
　徹はドクドクと熱い粘液を恵子の菊壷に放出した。

　恵子を部屋に送って行った徹は、恵子にコーヒーを誘われた。
「コーヒーだけでも飲んでいってください・・・今日は、わたしにとって、一生忘れられない日だから・・・」
（いいオンナだな・・・肌は白くて敏感で・・・妙に妖しい瞳・・・）
　コーヒーを運んできた恵子の傍で、徹は美味しそうにコーヒーを飲みながら、恵子の肌を擦った。
「ん〜ん・・・また、はぁ、はぁ・・・欲しくなっちゃう〜」
「今日でしばらくお別れだから・・・」
　恵子は徹の椅子の前に屈み、肉棒を取り出してしゃぶり始めた。
「また、絶対にしてくださいね！わたし・・・」
　恵子は潤んだ瞳で徹を見上げた。
（本当に妖艶な瞳をしてる・・・18歳の表情じゃないよ）
　徹は恵子を後ろ向きにし、肉棒を掴んで恵子の菊壷に挿入した。
「うああああっ・・・ふぅ、はぁ・・・わたしのお尻、好きですか？」
「あぁ、堪らないほど好きだよ！感じやすいし、締りがいいし」
「わたしも・・・凄く感じるんです・・・はぁ、はぁ・・・前も・・・」
「あぁ、前も素敵だよ！ほら！」
　徹は後ろから手を回し、指を恵子の淫壷に入れ、肉棒で菊壷を突き上げながら、指で淫壷の肉襞を強く擦った。
「あぁあああああ〜〜〜わっ、いっ、いぃ〜〜っ・・・あうっ、前も後ろも・・・あ、あっ、イッちゃうぅぅぅ〜〜〜」
　恵子の両方の淫らな穴をキュッキュッと収縮させ昇りつめた。
　徹はそのまま立ち上がり、恵子にテーブルに手をつかせ、恵子の快感が鎮まらないうちに、激しく腰を前後に繰り出した。

　徹は恵子の菊壷に激しく精液を放出し、部屋を出て行った。
（何度でも出来そうな身体だ・・・ふぅ〜）
　少し疲れた足取りで部屋に戻った徹は、入浴して身体を休め、翌日の佳乃との時間に備えた。

　その頃、恵子は北海道の姉 夕子に連絡していた。
『お姉さん安心して！わたし大手の外食産業に就職決まったの』
『どうして？まだ、そっちに行って、日も経たないのに・・・』
『うん、実はね・・・』
　恵子は徹の親切な好意によって面接ができたことを告げた。
（岩下っていう男、きっと何か下心があるに決まってるわ！初めて会った他人に、そんなに親切に出来る男なんか・・・）
『明日、そっちに行くから、詳しくはその時にまた・・・』
『大丈夫だよ！お姉さんが心配するようなこと無いから・・・』
『はい、はい。わたしも本社に用事があるから・・・』
（恵子はまだ子供だから・・・わたしが居ないと・・・）
　夕子は両親を亡くして以来、母親のような気持ちでいた。
（とにかく上京して・・・）

（お姉さんに岩下さんとの関係を知られると、余計な心配をさせるだけ・・・岩下さんは、あくまでも親切な隣人だということに・・・岩下さんに迷惑かけることだけは避けないと・・・せっかく親切にしてくれたのに・・・普通ならセックスを強要してくるのに、岩下さんは、わたしの身体から伯父の匂いを消そうと・・・伯父によって植え込まれた病的な淫らさを払拭してくれて、そんな岩下さんに・・・お姉さん、心配性だし・・・あぁ〜）
　恵子は重い気分で、頭の中が混乱していた。