| 23 亜理咲は僕のベッドの上で四つん這いになっていた。 生まれたままの姿で。 僕が図書室を出たタイミングで亜理咲からメールが来たんだ。あとで僕の部屋に来るって。 やって来た亜理咲の身体からはボディソープの匂いがした。 なんか気合いのようなものを感じた。 そうそう、私服の亜理咲はかっこいいんだ。今日はダボッとしたクラッシュジーンズに古着っぽいアロハ、下にはグレーの長袖Tシャツと渋い感じにきめている。スタイルがいいからすごく似合うし、カールした茶髪ともバランスがいい。 そんな服を、部屋に入るとものも言わずに脱ぎはじめる。 「アリサ・・・」 「どう？ 興奮する？」 全部脱いでお尻をこちらへ突き出している亜理咲。興奮しない方がおかしい。 「アリサ・・・本気で・・・いいのか？」 「あたしもユーイチローの初めての女になりたい・・・それとも・・・いや？」 「そうじゃない・・・アリサの気持ちはすごくうれしい。でも痛かったり、アリサが気持ちよくないことはしたくないんだ」 「いいの。あたしは痛くったって。シャワー浴びてきれいにしてきた。だから途中でやめちゃいやだよ。無理矢理にでもして欲しい。わかってよ」 「わかってるよ」 僕は亜理咲の双丘に手を伸ばしながら言った。 亜理咲は真剣だったから応えるのが僕の役目だと思った。 まるでボールを二つ並べたみたいに亜理咲のヒップは丸い。そして透きとおるような白い肌。滑らかなのに、つかむと弾き返してくるような感触がたまらない。 「ああん・・・」 熱いため息のような喘ぎ声も魅力的だ。 合わさった花びらの間から蜜があふれていた。いや、すごい濡れ方だった。これから起こることを想像して興奮しちゃったんだろう。僕は蜜をすくい取るように舌で舐め上げる。 「ああっ！ いいっ！」 初めてここを舐めたときより感度は数段上がっているように思える。 よろこびを覚えた亜理咲は、さらに積極的に僕を求めるようになっていた。 先輩と亜理咲を比べることなんかできない。それぞれに素晴らしいんだから。でも、今だけは亜理咲に集中したい。 僕は舌先を亜理咲のアヌスに移動させていた。 「ああっ！ そ、それ・・・へん・・・やばい・・・やばいよぅ・・・」 舌先でアヌスを突きながらクリトリスを指で撫でていると、亜理咲は自分から腰を動かしはじめた。 けっこう感じているみたいなので安心した。正直言うと好奇心はある。図書室で先輩を後ろ向きにしたとき、ちょっとだけ舐めて、すごく興奮した記憶が消えていなかった。 舌先を尖らせて力を入れてみる。 「あふぅっ・・・」 先端がちょっとだけ入り込むと喘ぎ声とともにキュッと締まって押し出された。 こんなに狭いところに挿入できるんだろうか？ 少し不安になる。 ためしに指を挿れてみることにした。亜理咲の蜜でたっぷり潤っているから滑りはいいはずだ。 中指をつぼみのようなアヌスへ・・・ 「ああっ！ へ、へんっ・・・」 わりと抵抗なく第一関節までが潜り込んだ。 「アリサ、痛くない？」 「だ・・・だいじょぶ・・・ピリピリして・・・へんな感じ・・・」 「これは？」 第二関節まで挿れてみる。 「あうっ！」 蜜壺に比べてずっと締まる感じで、喘ぎ声が直接響いてくる。 「お・・・おねがい・・・」 「なに？」 「前も・・・前の方も触ってみて・・・」 「こう？」 「ああんっ！」 親指を蜜壺に挿れて間の肉を挟むようにするとアリサは背中をのけぞらせて叫んだ。 後ろの穴の中はきつくてまとわりつくような感触だ。ここに僕のものを挿れるのには潤滑剤が必要だと思った。 「アリサ・・・最初は前の方に挿れるよ。そうしないと滑りが悪くて無理だと思う」 「う、うん・・・ユーイチローの・・・好きにして・・・好きにして・・・欲しいの・・・ああっ！」 指を抜いたとき身体を震わせて喘ぐ亜理咲がいじらしかった。 急いで服を脱ぐ。 痛いほど勃起していた。 「あああんっ！！ す・・・すごい・・・ああっ！ 今日のユーイチローは・・・すごく感じちゃうぅ・・・どうして・・・ああんっ！」 ほとんどフォアプレイもなしで挿入したのにもかかわらず亜理咲はあっという間に登り詰めてしまった。 どちらかというと後から責められるのが好きなのは先輩で、亜理咲は肌を密着させて抱き合いながら結ばれる方を好んだ。のに、今日はまったく違う。きっと、僕との初体験という意識が興奮を高めているんだ。そう思うと、ますます亜理咲のことが愛おしくなった。 「ああっ！ あううっ！！」 喘ぎ続ける亜理咲に挿入しながら親指であふれる蜜をすくい取ってアヌスのまわりに塗り拡げる。そして揉みほぐすように愛撫した。また、ためしに親指に力を入れてみると、こんどはスルリと入り込んだ。 「ああんっ！！」 亜理咲の声が高くなる。 「痛くない？」 「う、うん・・・ユーイチロー・・・して・・・あたしのヴァージンを・・・奪って・・・」 荒い息の中で亜理咲はそう言った。 僕は行動で応えた。 蜜壺にある屹立を引き抜きアヌスにあてがう。 両手の親指でアヌスの脇を左右に拡げると腰に力を入れた。 「あううううっ！！」 ズルリッという感じで亀頭が入り込んだとき亜理咲は絶叫を上げた。 「アリサ、大丈夫？ 痛くない？」 「いいの・・・ぜったい、やめちゃやだよ・・・もっと・・・もっと・・・アリサを・・・奪ってぇっ！」 「わ、わかった・・・」 僕はさらに力を入れて深く挿し込む。 かわいらしいつぼみの中へ屹立が入り込んでいく光景はたまらなく刺激的だった。 内部の感触も蜜壺とは違う。きついし、粘りつくような感じがする。 「あっ・・・くっ・・・」 深度が増すたびにアリサは耐えるような仕草を見せる。 かなり痛いのかもしれない。でも、ここまで来てやめるのは、かえって亜理咲にとってよくないことはわかっていた。 「アリサ・・・動くよ・・・いい？」 「うん・・・して・・・ねえ・・・ユーイチロー・・・」 「なに？」 「ユーイチローは・・・気持ちいい？」 「うん。すごく気持ちいいよ。それにアリサの気持ちがうれしいんだ」 「ああっ・・・ユーイチロー・・・」 「アリサのヴァージンもらったよ」 そう言うと僕は根本の方まで挿し込んだ。 「あくっ！ うぅぅっ！」 亀頭に亜理咲の声が響いてくる。 「ユ、ユーイチロー・・・あたしも・・・気持ちよくなれそうだから・・・前も・・・さわって・・・」 「いいよ」 僕は手を伸ばしてクリトリスをさすった。 「ああっ！ そう・・・うれしい・・・ああっ・・・ユーイチローはわかってくれるから・・・ああっ・・・ああんっ・・・」 指先を細かく震わせながらゆっくりと腰を動かすとアリサは悶えはじめた。 中の方はそうでもないけど、入り口の（出口かな？）締まり具合はすごい。 初めての体験だという興奮と、なにより亜理咲の気持ちがうれしくて僕の限界も近づいてきた。 「だ・・・だめだ・・・アリサ・・・もう・・・出ちゃいそうだ・・・」 「いいの・・・きて・・・おねがい・・・」 「う、うん・・・ああっ！」 奔流がアヌスの締め付けを押し広げて奥深くで爆発した。 「ああっ！ 熱いっ！ 出てるのが・・・わかる・・・ああっ！」 二度くらいに分けて激しく放出した僕はお尻に力を入れて最後のひとしずくを出し切った。 そして脱力してしまい、亜理咲の背中に倒れ込んだ。 「あげちゃった・・・」 余韻に浸りながら後から抱きしめていると亜理咲が言った。 「ちょっと痛かったけど・・・クセになっちゃいそう・・・あたしったらMが入ってるのかな・・・犯されてるって思ったら・・・感じちゃった・・・」 すごい進歩だと思った。実の兄に犯されて不感症に悩んでいた亜理咲の発言とは思えない。 「アリサ・・・ありがとう・・・」 「うん」 クルッと振り向いた亜理咲は笑顔を見せて僕に抱きついてきた。 |
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| 2011.8.6掲載 |
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