「あたしにはわかるよ」 「ア、 アリサまで・・・」 「ひとみぃ・・・瞳もこうされたいんだよね？」 そう言いながら亜理咲は先輩の腕をつかんだ。 ピクリと先輩が震えた。 「ユーイチロー」 「な、なに？」 「そこのタッセル持って来て」 「たっせる・・・って？」 「カーテンの留め具よ。はやく」 「う、うん・・・」 それがなにを意味するのか考える余裕もなく、僕は亜理咲の言いつけに従った。 「瞳・・・瞳も抵抗しなくていいようにしてあげるよ・・・」 亜理咲の眼は妖しく光っていた。 僕が渡したタッセルを先輩の手首に巻きつけはじめた。 不思議なことに先輩は亜理咲にされるがままで抵抗しない。 まるで人形みたいだ。こんな先輩を見たのは初めてだった。だいたい、亜理咲が盗ってきたDVDを見ようと言った時点で先輩らしくない。後ろ手に縛られても、ぼんやりと前を見ているだけだ。 あまりのことに声も出ない。 「ユーイチロー、いいよ」 「えっ・・・？」 「脱がせてあげて・・・」 「えっ・・・？」 「もう、じれったいなぁ。じゃあ、あたしがやるから・・・」 言うより先に亜理咲の手が先輩のリボンにかかった。 言い忘れたけど、先輩も亜理咲も制服を着ている。僕が早くに帰ったから、メールが来た後に先輩の家の前で待つことになっちゃったんだ。だから制服のままだ。 もう亜理咲は半袖のブラウスのボタンを外している。 レモンイエローのブラジャーが見えた。レースの縁取りと花のような刺繍がガーリーな先輩にはよく似合う。 脱がされながら先輩はソファーの横で突っ立っている僕を見た。 ただ焦点が合っている感じはしない。 僕の方へ顔を向けているだけと言った方が正確かもしれない。 「立って、瞳」 先輩は表情を変えず亜理咲の言うとおりにする。 ストンとスカートが落ちて足首にまとわりつく。立ち上がる前に亜理咲がホックを外してジッパーも下げていたんだ。 ブラジャーとセットのショーツはすごくかわいい。 でもシチュエーションがシチュエーションだけに見慣れたはずの先輩の下着姿が違うものに見える。 「ちょうどいいや。これフロントホックなんだね」 なぜだか亜理咲は楽しそうだ。 ちょっと上を向いている先輩の乳首、亜理咲に比べれば小ぶりだけど形のいいバストが露わになる。 「かわいいね。瞳のおっぱい」 亜理咲がチュッと音を立てて先端に軽くキスをした。 「あんっ・・・」 先輩の口から甘い声が漏れる。最近は「ひゃん」とか言わずにはっきりと喘ぐようになってきたんだ。もともと鼻にかかった甘い声で喘がれるとそうとうエロい。 露出した肌がみるみるうちに桜色に染まっていく。 先輩の香りが強く漂ってきた。 「じゃまだけど、まっ、これでいいか」 亜理咲は脱がせたブラウスとブラジャーを手首に巻きつけた。 「最初のとき瞳にこうしてもらったっけ」 亜理咲は先輩の後ろに立ちバストに手をまわす。そして両手で先輩のバストを揉みながら耳に舌を這わせた。 「ああん・・・」 先輩が震えはじめる。 あのときは亜理咲とできなかったけど、あれから三人で一緒に交わったことは何回かある。でも、こんなふうに亜理咲が先輩のことを責めるのは初めてのことだ。いままでは並んで手をつなぐくらいで、僕が交互に抱いていく感じだった。 「こんどは、あたしが瞳の秘密の箱を開けてあげる」 亜理咲はそう言うと右手を下腹の方へ降ろしていく。 そして、ショーツと肌の間に指先を滑り込ませた。 「はうっ・・・んっ！」 先輩は身体をくの字に折り曲げた。 「すごく濡れてるね」 亜理咲はうれしそうに言う。 「ああっ！ ああんっ！」 ショーツの中で亜理咲の指がもぞもぞと動いている。 その動きに合わせて先輩は高い喘ぎ声をあげる。 「ユーイチロー、見てるだけじゃなくて手伝ってよ」 「え・・・ええっ・・・？」 「パンツ脱がして」 「あ・・・うん・・・」 亜理咲の強い口調に、一瞬、ボケをかまして亜理咲のショーツを脱がしてやろうかとも思ったが、ここで怒らせるのはマズイと思い直して言いつけに従う。 先輩の前にしゃがんだだけで蜜の匂いがした。 ショーツを降ろす。 しなやかな亜理咲の指が先輩の茂みの中にある眺めは刺激的だった。 クチュクチュと、肉と蜜が絡み合う音が聞こえてくる。 たぶん蜜壺に指が挿れられているに違いない。 それに、すごく濡れてなきゃこんな音は出ない。 いつから先輩は濡らしていたんだろう？ 亜理咲に縛られてから、それとも先生の映像を見たときからだったのだろうか？ そんなことを考えながら、僕は先輩のショーツを脱がせて、ついでにソックスも脱がせてしまった。 見上げると亜理咲は先輩のあそこを責めながら左手でバストを揉んでいた。首筋や耳を舐めまわしている。シュールで美しい光景だった。でも、なにかもの足りない。 そうか・・・ 「アリサ・・・」 呼びかけても亜理咲は答えない。先輩を愛撫するのに夢中だ。 僕はそっと手を伸ばした。 「あっ・・・バカ・・・ユーイチロー・・・」 「どうせ脱ぐんだろ。手伝ってやるよ」 「だって・・・なんで・・・そこから・・・」 僕は亜理咲のスカートの中に手を入れてショーツを降ろしたんだ。 ちょっと確かめたいことがあったからね。 「あん・・・ばか・・・」 しゃがんだまま亜理咲の後ろにまわってお尻の間に指を差し込む。 秘肉はグッショリと濡れていた。 「アリサ・・・」 「や・・・なに・・・」 「いつからこんなになっちゃったの？」 「や・・・やん・・・ビ、ビデオ見てから・・・だよ・・・ああ・・・」 軽く触れているだけなのに亜理咲は身をくねらせて悶える。 「瞳を見てたら・・・瞳の考えてることがわかって・・・そしたら・・・」 「そうなんだ・・・」 僕はなんとなく納得してしまった。 ほかのカップルのことはわからないけど、僕らはお互いの考えていることがテレパスみたいに伝わってくることがよくある。亜理咲は先輩の態度からなにかを感じ取ったんだ。 「あ・・・いまは・・・瞳のことを・・・」 「わかった。でも脱がしてもいいだろ？」 「う・・・うん・・・」 僕は立ち上がって亜理咲のリボンを取る。ブラウスの袖を抜き取るときだけ先輩を愛撫する手を休めて協力してくれるんだから、亜理咲も裸で抱き合いたいと思っていたんだろう。 生まれたままの姿で絡み合う先輩と亜理咲はすごく美しかった。先輩の手首に巻きついたブラウスとブラジャーはエロいアクセントだ。 激しく感じているらしく先輩の息は荒い。肩が大きく上下している。 反対に亜理咲の動きは優雅でチェロなどの楽器を奏でるミュージシャンのようだった。 いつものイメージと逆だ。 「あっ！ ああんっ・・」 絶頂を迎えた先輩は、亜理咲に身体を預けるようにして背中をのけぞらし上を向いて喘いだ。 震えながら崩れ落ちそうになる先輩を亜理咲はソファーに誘導する。 そしてうつ伏せにさせて膝をつかせた。 そう、動画で見た先生のポーズと同じだ。 違うのは先輩が拒んでいないこと。すくなくとも抵抗するような言葉は発していない。 「はうぅぅぅっ！！」 先輩が高く叫んだ。 亜理咲があそこへ顔を埋めていた。 衝撃的な眺めだった。 自分のものを男に舐められるのは想像できないというか、嫌だけど、女同士のそれは刺激的で美しい。まして、そのふたりが先輩と亜理咲なんだ。僕に見られていることを意識しているのがわかるから、なおさら興奮する。そう、僕は観客として参加している。僕が見ているから亜理咲はそうしてるんだ。二人がそれを望んでいることは言われなくてもわかった。 今日は何かが違う。いままでも先輩と亜理咲がお互いに愛撫し合うことはあったけど、あそこを舐めるのは初めてだ。それに先輩は縛られて受け身一方だし、亜理咲がこんなふうになるのも見たことがない。 「くっ・・・ふ・・・」 亜理咲が先輩のアヌスに舌を這わせていた。 腰が妖しくくねっている。 「瞳・・・抵抗しなくていいんだよ・・・うれしいでしょ」 亜理咲が顔を離して言う。 先輩のヒップを撫でている。 そして中指の先端がアヌスへ潜り込んだ。 「んんっ！」 先輩が背中をのけ反らした。 亜理咲は強引に指を深く挿し込んでいる。 「あうぅぅぅっ！」 根本まで潜り込んだとき、明らかに苦痛とは違う喘ぎが先輩から漏れる。 「あたしね・・・この前、ここにユーイチローのを挿れてもらったんだ。瞳のことは好きだけど、ユーイチローをひとり占めしたかったから。でも不思議なの・・・瞳にもおんなじ思いをさせてあげたい・・・」 亜理咲は複雑な心境を亜理咲なりに吐露した。 微妙に指を動かしているのがわかる。 「瞳は抵抗しないでいいんだよね？ だったら、あたしがしてもらったことを瞳にも・・・」 「あぁぁぁんっ！」 亜理咲の指の動きに応えて先輩が高く喘いだ。 よく見ると亜理咲は親指でクリトリスも愛撫していた。 「あっ！ やんっ！ ああっ！！」 先輩は叫びながら痙攣した。 絶頂を迎えたことは見ているだけでわかる。 それでも亜理咲の指は止まらない。いや、動きが激しくなっている。その眼はトランス状態になった巫女のようだった。 「ユーイチローも脱いで！」 大きな息で喘ぎ続ける先輩の声に混じって亜理咲の声が聞こえた。 僕はパブロフの犬みたいに何も考えずに服を脱ぎはじめていた。 「こっち来て」 言われるままに僕はソファーの脇に立つ。 亜理咲の手が僕の腰にまわり引き寄せられた。もう一方の手は先輩を愛撫し続けている。 「滑りをよくしないとね」 亜理咲は妖しい眼で僕を見上げて言った。 そして、僕の屹立を口にふくんだ。 亜理咲が僕に何をさせようとしているのかわかった。 ほんとうにいいのか？ 僕は自問していた。 一種の暴力で支配され傷ついていた亜理咲が先輩の自由を奪っている。すごく倒錯したものを感じる。それに先輩も嫌がってはいない、たぶん。 僕はこの状況を儀式のように感じていた。今日の巫女は亜理咲だ。先輩は生贄。そして神官は・・・ そこまで考えたとき上目遣いで僕を見る亜理咲の視線に気がついた。 僕がうなずくと、亜理咲は顔を離した。 屹立が亜理咲の唾液で濡れて光っていた。 僕は先輩の膝と膝の間に位置を変える。 亜理咲は僕のものに手を添えて先端を先輩のアヌスにあてがう。 僕は先輩の腰を両手でつかんで引き寄せるように力を入れた。 「あうぅっ！」 先輩の声がリビングに響いた。 先輩のアヌスも亜理咲の唾液で湿っていたから思ったよりもスムーズに入り込んでいく。 横を向いた顔には長い髪がかぶさっていて表情は見えなかったけど、半開きになった口から熱い息が漏れているのがたまらなく色っぽい。 「くっ・・・うぅぅ・・・」 先端が収まったとき猛烈な締め込みが来た。 先輩が苦しそうに喘ぐ。 「ユーイチロー、途中でやめちゃダメだよ」 そう言った亜理咲は僕の前に潜り込んで先輩のあそこを舐めはじめた。 「あっ・・・あんっ・・・」 後ろ手に縛られた先輩の指がなにかを求めるように動いていた。 フッと先輩の力が緩む。 そして僕のものは半ばくらいまで入った。 「あううっ！」 先輩が叫ぶ。 それでも「嫌」だとか「痛い」とかの言葉はない。そこに先輩の意志を感じて、僕はさらに力を入れて奥まで突き進んでいく。 亜理咲に比べれば小ぶりだけど、丸みでは負けないくらい愛らしい双丘の間に僕のものが突き刺さっているのを見たら、僕の興奮は極限にまで高まって自分でも硬度が増して膨らんだのがわかった。 「ああっ！」 きっと先輩もその変化を感じたに違いない。甘さを含んだ叫び声が高くなっていく。 「ああんっ！！」 ついに僕のものが根本まで入ったとき先輩は大きく身体を震わせた。 亜理咲は相変わらず先輩の下に潜り込んであそこを舐めている。 先輩は喘ぎとともに痙攣を繰り返しながら息を荒げている。 きつく締まるアヌスの感触はもちろんのことだけど、それよりこのシチュエーションによる精神的というか視覚的刺激が強くて、もう限界だった。 「うっ！ ううっ！！」 僕も声をあげていた。 奔流が僕のものを膨らませ先輩のアヌスを押し拡げて内部に飛び散った。 「あ・・・ああっ・・・」 僕が射精したのがわかったのだろう。先輩が反応した。 先輩は細かく身体を震わせている。 萎えかけた僕のものが押し出されるように抜けた。 「はぁん・・・」 その瞬間、先輩の口からため息のような喘ぎが漏れる。 亜理咲が抜け出すと先輩は脱力して崩れ落ちる。 まだ桜色に染まった背中、縛られたままの手を見下ろしていると「ほんとうにしてもよかったのか？」という考えに襲われてしまう。 「どうだった？ 瞳・・・」 ソファーの脇に座った亜理咲が先輩の耳元でささやくように聞いた。 「わ・・・わかったの・・・」 「なにが？」 「し、支配されるのは・・・気持ちいいのね・・・」 「でしょ？」 女同士の会話についていけなくて僕は黙っていた。っていうか、この二人は女同士という一線を越えているし、様子を見ているだけでまた新しい絆が生まれたことがよくわかった。 「ユーイチロー」 「は・・・はいっ！」 「ほどいてあげなよ」 「あっ・・・うん・・・」 そのとき初めて先輩が縛られたままじゃいけないということに気がついた。 複雑に絡み合ったブラウスとタッセルを丁寧に解く。 縛めが外れると先輩の手はダランと落ちてしまう。まるで力が入らないみたいだ。 亜理咲が先輩の髪を撫でている。 長い髪に隠れて先輩の顔は見えなかったけど、嫌ではなかったことが身体から発するオーラみたいなものでわかった。そう、普通にセックスをした後みたいな満足げな雰囲気だったんだ。 「ねえ・・・」 気がつくと亜理咲が目の前にいた。 「やっぱり・・・なんかくやしい・・・っていうか・・・」 「どしたの？」 「あ・・・あたしにも・・・して・・・」 「ええっ？」 「ここで・・・瞳の見ている前で・・・して・・・おねがい・・・」 そう言うと、亜理咲が僕に抱きついてきた。 僕の胸で柔らかくつぶれる亜理咲のバスト。その感覚に僕のものが甦ってきた。 「アリサ・・・」 僕も亜理咲を抱き返しながら言った。 「うん？」 「あのさ・・・僕のって先輩のあそこに入ったままだから・・・きれいにしなくちゃ・・・」 「いいの・・・あたしにも・・・お尻でして・・・」 亜理咲はそう言うと僕に身体を密着させたまましゃがみ込んだ。 そして僕のものを口にふくむ。 びっくりした。 だって、さっきまで先輩のお尻の中に入っていたものだ。 「ア・・・アリサ・・・」 僕な言葉に困った。まさか「汚い」なんて言えない。 それに、そんなことを意に介さない亜理咲の決意と、なんて言えばいいんだろう、僕と先輩に対する気持ち、いや決意みたいなものが感じられて、うかつな言葉は使えない雰囲気だったんだ。 「ユーイチロー・・・来て・・・」 亜理咲は僕のものを唾液で湿らせるとカーペットの上に座って言った。 「う・・・うん・・・」 どうすればいいのか迷っていると亜理咲は僕に手を伸ばして引き寄せた。 自然に身体が重なる。 亜理咲は膝を曲げて脚を開くと僕のものに手を添えた。 そしてアヌスへあてがう。 「瞳ぃ・・・いいよね・・・？」 気がつくと先輩はソファーにうつ伏せになったまま僕らのことを見ていた。 「ユーイチロー、あたしにもして・・・おねがい・・・」 先輩が、かすかにうなずいたのを見て亜理咲が言う。 「アリサ・・・」 亜理咲が求めているなら、先輩が認めているなら、そうすることが義務のような感じがして、僕は腰に力を入れた。 「ああんっ！」 思ったよりも抵抗がなく亀頭の部分が入り込んだとき、亜理咲は大きな声をあげて喘いだ。 こんな体位でもできるんだと、ちょっと感心してしまった。 それに、あのときより亜理咲はコツをつかんだ感じで、スムーズに挿入できたような気がする。 「ああっ・・・すごい・・・ユーイチローので・・・いっぱいに・・・あんっ」 いつも積極的な亜理咲が今日は貪欲に感じる。でも、それは嫌な感じじゃあない。ひたむきに先輩と僕のことを求めているのがわかるからだ。亜理咲が先輩のことを縛ってしまったのも、自分から求めて僕にアヌスを刺し貫かれているのも、たぶん三人の絆を強く深くしたいという気持ちの表れなんだと思った。 いま、オコサマの僕にできることはひとつしかない。 そう思ったら亜理咲のことがものすごく愛おしく感じた。 僕は亜理咲のことを思いきり抱きしめた。 「うれしい・・・ユ・・・ユーイチロー・・・ああっ！」 やっぱりそうだ。亜理咲が求めているのは絆なんだ。亜理咲の言葉を聞いて確信した。 僕は屹立を根本まで押し込む。 「あっ！ ああっ！」 喘ぎとともに僕の背中にまわされた亜理咲の手に力がこもる。立てられた爪が肉に食い込んだ。その痛みすら気持ちよく感じてしまう。もしかしたら亜理咲もそうなのかもしれない。 「き、きつい・・・奥に・・・あたって・・・ああっ・・・」 「アリサ・・・痛くない？」 たぶん亜理咲が後ろの方へ入れて欲しいと言ったのは先輩を気遣ってのことだ。ちょっとだけ唾液で湿らせただけだから挿送にはかなり抵抗がある。 「ううん・・・いいの・・・ユーイチロー・・・あたしにも・・・ちょうだい」 亜理咲はものすごく色っぽい目を僕に向けて言った。 「わかった」 僕はゆっくりと動きはじめた。 「ああっ！ す、すごい・・・ああっ！ ああっ！」 その動きに合わせて亜理咲は叫びに近い喘ぎ声をあげる。 本来は愛を交わすためではない器官の肉が僕のものにまとわりついて、その声を伝えてくる。 このままだと挿送は無理だと思った僕は亜理咲の秘部へ手を伸ばす。 そしてクリトリスを親指で撫でた。 「ああっ！！ ああんっ！！」 亜理咲は跳ねるように反応する。 僕の目的は別にあった。 蜜壺の方へ指を滑らせていくと、案の定、中は蜜であふれていた。滑りをよくするために、その蜜を指の腹で掻き出すようにして屹立へ塗りつけて内部にも行き渡るように腰を動かした。 計算したわけではないが、その行為が亜理咲の官能を深めてしまったらしい。 「だっ・・・だめぇっ！！ へんに・・・へんになっちゃうっ！ ああっ！ ユーイチロー・・・あんっ！ ああんっ！！」 激しい痙攣を繰り返しながら亜理咲は叫んだ。 驚くほど蜜があふれてきて僕の指を濡らしアヌスの方まで流れ落ちていく。 激しく悶える亜理咲の姿を見て僕の興奮も極限に達した。 いったん屹立を抜いて蜜を行き渡らせて、ふたたび挿入する。 「あうぅぅっ！！」 腰の方へ移動していた亜理咲の指が力いっぱい僕の尻の肉をつかんだ。 そして背中を弓なりに反らして硬直した。 僕は律動を早める。 熱く膨れあがったものが爆発したような射精の感覚に頭の中が真っ白になった。 ドクン、ドクンと二度に分けて僕の分身が亜理咲の中へ放たれた。 力尽きた僕は亜理咲の上に崩れ落ちた。 |
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| 2011.10.29掲載 |
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