| 33 優等生キャラの吉川瞳。 私立白鳥学園高等学校三年生、文芸部部長18才。 頭脳明晰、成績優秀、超美少女。 そんな先輩がスポンジを泡立てて洗っている僕のものは、ついさっきまで先輩のお尻の穴に入っていた。 正確に言うと、その後に亜理咲のお尻の穴にも入っていた。 そんなものをやさしく洗う姿を見て、先に書いた項目に「母性」を加えたい気分だった。いや、やはり慈愛に満ちた「菩薩」だろうか？ 先に身体を洗った亜理咲は湯船に浸かって僕らを見ている。 その視線はなんとなく焦点が合っていないように見える。まだ余韻から醒めていないのかもしれない。 先輩が菩薩なら、亜理咲は女神だ。ときには悪戯な天使。 そして僕は・・・ さえない高校一年生の男子。 ちっぽけな存在。 なのに、この二人は僕のことを好いてくれて天国へ連れて行ってくれる。 どうしたら二人に見合うような僕になれるんだろう？ 真面目に考えているのに、シャワーで泡を流された僕のものは天を向いていた。 「ユーイチローのエッチ」 僕のものを見て亜理咲がからかうように言う。 その表情はいつもの亜理咲のものに戻っていた。 「あたしたちをあんなにしたのにまだしたいの？」 「違うよ。これは自然な反応で・・・」 「ふ〜ん、したくないんだ？」 「そんなわけないじゃないか。アリサのことだって、先輩のことだって、大好きだからいつでもつながっていたいと思うよ。それに、こんなふうに刺激されたら大きくなっちゃうよ・・・」 「ムキになっちゃって、かわいいんだから」 亜理咲がお得意の顔でニッと笑う。 「ねえ・・・」 シャワーを持った先輩が言った。 「私にして・・・」 先輩が僕に抱きついてきた。 「あ・・・ずるい・・・」 亜理咲が湯船で立ち上がる。 ザバッとお湯がこぼれた。 「やっぱり・・・」 「えっ・・・？」 先輩の言葉に僕と亜理咲はシンクロして答えていた。 「三人でいるときは・・・欲しいかも・・・」 「なにが・・・？」 また亜理咲と同時に聞いていた。 「ビデオで先生が使われていたもの・・・」 「あっ・・・」 こんどは亜理咲。 「あたしも、おんなじこと考えてた・・・ユーイチローに入れてもらいながら、瞳にあれを入れてるとこ・・・想像してた・・・あれって、どこで売ってるんだろう・・・」 「ネットで調べてみよう」 先輩はそう言うとバスルームを出ようとしていた。 亜理咲もそれに続く。 僕は置いてけぼりにされてしまった。どうやら、この二人には通じ合う何かが新しく生まれたみたいだった。 |
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| 2011.11.21掲載 |
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