やだ・・・わたしったら・・・

　これじゃあまるで、これから先生に抱かれに行くみたい・・・

　自嘲気味に心の中で呟いていました。
　わたしはノースリーブのゆったりしたサマードレスに、サマーカーディガンを羽織って、小学校へ出かけました。
　短縮授業で子供たちの居ない学校は閑散としていて静かでした。
　職員室に顔を出すと松本先生は教室で待っていらっしゃると言うことで、わたしは娘の学んでいる教室へ向かいました。
「松本先生・・・」
　教室を覗き込んで声をかけると、誰も居ない教室の教師用のデスクで何やら書き物をしていた松本先生は
「お待ちしていましたよ・・・」
　と言って立ち上がりました。
　ポロシャツにハーフパンツ姿の先生は、教室に入っていったわたしに近寄ると、いきなり抱き締め、唇を奪いました。
「あう・・・ぐぐぐ・・・」
　こういうことになるのではないかと薄々感じてはいましたが、まさか教室で・・・いきなりなんて・・・
　先生の舌がわたしの口中にねじ込まれ、わたしの舌を追いかけ回し、絡め取り、そして強く吸い上げてきました。
　一気に甘く溶け崩れそうになってしまったわたしでしたが、まだ僅かに残っていた理性の部分で、先生の胸を押し、一度は先生の体を押しのけました。
「先生ッ・・・いけませんッ！！」
　押し殺した声でわたしは叫びました。
「智恵美さん・・・僕は・・・あれから毎日あなたのことを思って・・・」
　また先生は力強くわたしを抱き締めます。
「ああ・・・いけません！！」
「もう一時も忘れることができないんです・・・あなたを抱きたくて・・・あなたのあの素晴らしい体を・・・ほら今も・・・」
　そう言ってわたしの手をとった先生は、自らの股間に導きました。
　ハーフパンツをモッコリと盛り上げた逞しい肉棒の感触が、わたしの手に伝わってきます。

　ああ・・・やっぱりすごい！！

　これでまた・・・わたしをめちゃめちゃにして欲しい！！

　そう思うと早くもわたしの恥ずかしい部分が、潤み始めます。
「でも・・・こんなところでは・・・」
　何と言っても、そこは普段娘が勉強をしている教室なのです。
　そんな場所で、その娘の担任教師と母親である自分が淫らなことをするなんて・・・こんな背徳行為があるでしょうか・・・
「心配しないで・・・誰も来ませんよ・・・」

　ああ・・・そういう問題じゃないのに・・・

　逸る松本先生は、わたしのドレスの裾をめくり上げ剥き出しにした太腿や、パンティに丸く包まれたお尻・・・そして愛らしくパンティを膨らませた陰阜などを撫で回します。
　もうそれだけのことで、ジンジン感じてしまったわたしの体は、力が抜け立っているのがやっとの状態でした。
「ああ・・・先生・・・松本先生・・・あッ・・ああ・・・ほんとに・・・いけません・・・こんなこと・・・」
　わたしは声を喘がせながら言いました。
　既に甘い響きを帯びた抗議の言葉に、もちろん松本先生の行為をとどめる力などありません。
「いけませんって・・・智恵美さん・・・もう・・・こんなに・・・濡れてるじゃありませんか！！」
　松本先生はわたしのパンティの股布の部分に指を這わせ、じっとりと湿った感触にもう気づいているのです。
「智恵美さんだって・・・僕のことを・・・求めてらっしゃるんでしょ？・・・違うんですか？」
　先生の指が下着の薄布越しに、わたしの感じる淫肉に食い込み、その浮き出した溝をしきりにぐりぐり刺激してきます。
「ああ・・・先生は・・・あああん・・・娘の先生なんですから・・・あ・・・ああッ・・・」
　わたしのクリトリスはもう固く充血し、その存在を誇示するように膨れ上がっていました。
　松本先生の指はそんなわたしの感じちゃう肉芽を下着の上から探り当て、ここぞとばかり揉みしごいてくるのです。
　夫との何年もの性生活ですっかり磨かれてしまっているわたしの官能は、そうした愛撫にいやでも反応してしまって・・・
　またドクッ・・・と、ぬめる体液をそこに溢れさせてしまうのです。
「でも・・・それ以前にお互いの体を求め合っている一対の雄と雌なんですよ！！・・・そのことを心でも受け入れてください・・・ほら・・・体はこんなに正直じゃないですか・・・」

　ああ・・・先生・・・一対の雄と雌だなんて・・・

　でも・・・その通りかも知れない・・・

　わたしは一人の妻であり母親ではあるけれども・・・

　その前に、一人の女であることは間違いない・・・あああああ・・・・

　やがて先生はわたしの足元に跪き、めくり上げて露わになった股間に顔を押しつけ深く息を吸い込みました。
「ああ・・・智恵美さん・・・いい匂いだ・・・成熟した女の・・・」
「ああ・・・ダメです・・・そんな・・・あん・・・」
　既にグッチョリと濡れてしまっているわたしの陰部は、きっといやらしい雌の香りを放っているに違いありません。
　そこに鼻を押しつけて、わざわざその匂いを嗅ぐなんて・・・
　わたしは恥ずかしさで、ますます熱く顔が火照るのを感じました。
「先生・・・堪忍してッ・・・あ・・・ああ・・恥ずかしいッ・・・」
「そんなふうに恥ずかしがるところが・・・智恵美さん・・・清楚で・・ますますいいんです・・・」
　しかしその羞恥心が、より一層わたしの官能に火をつけていってしまうのです。
　わたしのお尻の柔らかな肉を揉みしめ、陰阜に鼻を押しつけていた松本先生は、淫靡な雌の香りを満喫すると、一気にパンティを引き下ろしてしまいました。
「ああッ・・・いやあッ・・・」
　わたしのむっちりと白い太腿とその付け根にもやっと茂る陰毛が、娘の担任教師の面前にさらけ出されてしまいました。
「ああ・・・智恵美さん・・・本当に素敵だ・・・このむっちりとした腿と・・・陰毛の下のこのいやらしい膨らみがなんとも言えませんよ・・・ああ・・・」
　いやらしい言葉を吐きながら、わたしの陰毛に頬をすり寄せてくるのです。
「ああ・・・先生・・・わたし・・・もう立ってられない・・・」
　ゾクゾクと背筋を駆け上がった快感が、頭のてっぺんを突き抜け、また駆け下りてわたしの腰の辺りに蓄積され、わたしの下半身はもうとろけそうで・・・
　そんな腰砕け状態のわたしを、先生はゆっくり教卓のところに連れて行きました。
　小学校の低い教卓の縁をつかみ、わたしは上半身をその卓面に被せるようにしました。
　その間に後ろへ回った松本先生・・・

　ああ・・・先生・・・後ろからわたしを犯す気だ！！

　ドレスの裾が改めて腰の上までめくり上げられます。
　わたしのまろやかなお尻の双丘が・・・先生の眼前で剥き出しにされている・・・
　ああ・・・先生はじっと見つめているに違いない・・・
　お尻の谷間には、わたしのいやらしく濡れそぼった割れ目が覗いて見えてるんだ！！
「ああ・・・こんな格好・・・やめてください・・・」
「智恵美さん・・・後ろから見る眺めは本当にいやらしいですね・・・太腿の間に・・・濡れたおまんこが見えちゃってますよ！！・・・毛先まで濡れて・・・うう・・・すごい眺めだ！！」

　ああ・・・やっぱり・・・

　娘の担任教師の煽るような言葉を、まるで他人事のようにわたしは聞きながら教室の窓の外へ目を向けました。
　夏の照りつける陽射しの下、窓の外の中庭には花壇に真っ赤なサルビアが咲き乱れ墜ちていくわたしの胸の内を象徴しているかのようでした。
　あの花を誰かが見に中庭へ入ってきたら・・・

　こんな屈辱的な姿勢で・・・まるで獣のように・・・

　娘の担任教師に教室で犯されようとしているわたしを見て・・・

　どう思うのだろうか・・・

　そんな思いがわたしの脳を・・・理性を焼き尽くし、わたしは今や肉欲に支配されるだけの一匹の牝と化そうとしていたのでした。