３．小林 優子（19歳・舞台女優）

　優子は高校演劇の全国大会で優勝し、卒業と同時に有名な○○座に入団した。
　将来を嘱望された優子だったが、研修生からの出発は優子にとっては不満だった。
（どうしてわたしが・・・みんなと同じ研修生なの？舞台に立たなきゃ意味が無いわ！）
　毎日が不満に満ち、次第に生活が荒れていった。
　同じ劇団の男たちと次から次へと関係を持ち、周囲から非難の声が沸きあがった。
　主宰も庇うに庇いきれず、退団させるしかなかった。

　19歳・・・アルバイトの水商売でも酒と男に溺れ、優子の舞台女優としてのキャリアは潰えたかに見えた時、転機が訪れた。
　新しい劇団からの誘いだった。
　伝統のある劇団とは異なり、皆が俳優でありスタッフだった。
　小さな劇団だったが、優子には芝居が出来ることが何より嬉しかった。
　ただ劇団の練習スタジオまで距離があったので、引越しをすることにした。
　タウンページで適当に選んだのが「引越しサービス」上杉たちのところだった。

　練習スタジオに近いワンルームマンションを借り、早々に引っ越すことにした。
「小さな部屋だから、荷物は最小限度にするわ！」
　酒も男も断ち、生き生きとした日々の始まりだった。
「それだけでしたら格安にしておきます」
　上杉は優子の荷物を見て、そう言った。
「今回は、オレひとりでいいよ」
　上杉の言葉に飯島も仕方が無いと頷いた。
それでも引越し先のバスルームと居間へのカメラ設置は怠らなかった。
（舞台女優か・・・確かにいいオンナだな！顔だけじゃなくボディも・・・）
　上杉は優子に気づかれないように全身を舐めるように観察した。

　今回は、何事もなく引越し業務を遂行した。
「どうしたんだ？上杉らしくない。結構、いいオンナだったのに・・・」
「なんとなく機会を失って・・・まぁ、ゆっくりと楽しむさ！」
　そう言うと、上杉は隠しカメラで映し出される優子の姿を観察していた。

　１週間ほど経った頃、上杉は興奮して画面に見入っていた。
『すごっ！あのいいオンナがこんなことを・・・』
　夜遅く帰った優子は、連日の舞台稽古とバイトで疲れ切っていた。
「芝居が出来るのはいいけど・・・あぁあああ！何かイライラするわ！」
　そうなのだ！あれだけ溺れていた酒と男を断った禁断症状のような感じだった。
　優子はベッドの上に全裸のまま自分で慰め始めたのだった。
　長いサラサラとした髪を振り乱し、美麗な顔を妖しく歪ませ、ツンと上向いた乳房を自分の手で揉みしだき、括れた腰を擦り、股間に枕を挟んで身体を捩り悶えていた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・こんなんじゃ、満足できないわ！」
　自分の指を淫壷に入れ内壁を擦るが、オルガに達しなかった。
「あぁ〜〜自分じゃ上手くいかないわ！」
『スタイルも顔も抜群のオンナがオナニーに拭けるなんて・・・堪んないなぁ』
　上杉は優子の淫らな姿態に見入りながら、あることを思いついた。
『よし、今夜、忍び込んで・・・』
　上杉は車で移動しながら優子が寝付くのを待っていた。

　夜半過ぎにオナニーにも疲れた優子が、裸体のまま寝付いたのを確認すると、上杉はピッキングの道具を持って優子のマンションに向かった。
「よし、この錠なら簡単だ！」
　あっと言う間に開錠し、上杉は中から施錠し優子の寝ているベッドに向かった。
「よく寝てるな・・・目隠しと猿轡をして、両手両足をベッドに縛って・・・」
　上杉は寝ている優子をあっと言う間に縛りつけた。
「うっ！うぅぅぅぅ・・・」
「無駄だ！観念するんだ！ビデオで撮影してるから、いい演技をするんだ！女優さんよ〜」
（ウソ！誰なの？わたしが女優だって知ってる人？・・・あぁ、身動きできないわ！）
「美人でプロポーション抜群の若いオンナがオナニーなんて、フフッ・・・誰も想像できないだろうな〜でも、オレは知ってる！裏の顔は淫乱なオンナ・・・」
「うぅ〜〜」
「何か言いたそうだが・・・今は何を言うか分からないから、猿轡は外せないな」
　上杉は優子の見事な身体に見惚れながら、興奮していた。
（これだけのいいオンナをひとりで犯すのは久しぶり・・・何か勿体ないような・・・）
　両手を挙げても形の崩れない張った乳房を、両手で下から包むように揉み始めた。
「おっ・・・いぃ感触！適度な柔らかさと張りがあって、肌はきめ細かいし・・・」
　人差し指と中指の間に可愛く尖がった乳首を挟み、ゆっくり揉み始め、舌先でその乳首を転がすように舐めた。
「うっ、うぅぅぅ・・・うぅ〜うぅ〜う、う、うぅぅぅ・・・」
「うん？感じてるのか？苦痛の呻きじゃなく、喘ぎ声だな・・・本当に好きモノだな〜誰とも分からない人間に犯されようとしてるのに、悶えてるのか？」
「うぅぅ・・・・・・」
（やっぱり、自分でやるより・・・感じちゃうわ！もう〜誰だって構わないわ！）
（いいオンナてのは、得てしてオトコ日照って多いんだよな〜）
　上杉は愛撫する手を次第に優子の下腹部から太股へと移動させていた。

　優子はお尻を浮かせて腰を捩り、白い肌を薄桃色に染めていた。
「うぅ、うぅ〜ぅ・・・うぅ〜ぅ・・・」
　上杉の愛撫がなかなか局所にいかないので、優子はイライラしているようだった。
「フフフッ・・・早くオマ×コを弄って欲しいのか？」
「うぅ〜うぅ〜」
　優子は首を少し持ち上げ、上下に激しく動かして頷いた。
「本当に好きなんだな！・・・フン！淫らなオンナだ！誰でもいいのか・・・」
　上杉は少し呆れ、襲う気持ちも萎えてきた。
（こうなったら徹底して焦らして苛めるか）
　上杉は敢えて優子の局部に触れず、手足や下腹部、太股を擦ったり撫でたりしていた。
　優子は狂おしいくらいに乱れ、顎を上げ顔を左右に振り、込み上げてくる淫欲が満たされないことで、身体中を捩って身悶えていた。
　両腕、両脚が縛られているので、身体を捩って堪えても堪えきれない気持ちで、涙を流して身悶えるしかなった。
「こんなオンナもいたんだな・・・いいオンナが台無しだ！ふぅ〜」
　上杉は猿轡を外し、呼吸を楽にしてやった。
「いいか！騒ぐと・・・分かってるな！」
「はぁ、はぁ、はぁ・・・苦しかったわ・・・ありがとう・・・」
「犯されてるのに、ありがとう・・・か、フフフッ」
　上杉は少し萎えていた肉棒を優子の可愛い口元に持っていった。
「あぁぁ・・・コレ・・・あぁ、はぁ、欲しい・・・ねぇ〜入れて！」
「ダメだな！先ずは、しゃぶってもらおうか！美人の口で丁寧に・・・それと・・・こんな風にセックスを求めるのは止めるんだ！でないと、この先、とんでもないことになるぞ！犯しているオレが言うのも・・・」
「・・・うん・・・なんかいろいろと満たされなくて・・・だから、ついセックスに・・・」
「女優業が順調になれば、そんなことはなくなるよ！だから、先ずは仕事に専念するんだな！セックスなら、オレが満足させてやる」
「ホント！？じゃあ、女優業に集中すればいいのね？」
「あぁ・・・」
（あぁぁ、バカだな・・・オレも・・・仏心を出して・・・いいオンナに弱いのかな？）
　上杉は優子に肉棒をしゃぶらせ始めた。
「あぁあああ〜〜嬉しい！コレ！コレよ！」
　口の中に肉棒を入れられ、喜んで舌を絡ませ舐めまわすようにしゃぶった。

　優子の巧みな舌技ですぐに昂ってきた肉棒だったが、上杉は優子が満足するまでしゃぶらせていた。
　やがて一息ついた優子の口から肉棒を抜き、上杉は優子の股間に顔を埋めた。
　上杉は滴るほどに淫液を溢れさせた淫唇を舐め、クリトリスを口に含み、指で淫壷の中を巧みに擦り始めた。
「す、すごぉ〜ぃ・・・はぁ、はぁ、こんなの初めて・・・あぁぁぁ、イキそぉ・・・あっ！イッ・・・あ、イク、イッくぅぅぅぅ〜〜〜〜」
　手馴れた上杉の愛撫に、優子はアッと言う間に昇りつめた。
　上杉は昂った肉棒を淫壷にゆっくり挿入し、優子の反応を確かめながら出し入れした。
「あっ、いぃ〜あふっ・・・あっ、いっ・・・はぁ、あぁ、もっと・・・あぁぁ、あ、あ・・・」
　深く入れたり浅く入れたりを繰り返しただけで、優子は何度も小さなオルガを感じた。
「はぁ、はぁ・・・上手・・・はぁ、はぁ・・・ねぇ、約束よ！これからも・・・してね！あぁあああ・・・わたし、夢中に、なりそぉ・・・あなた、上手すぎる・・・あぁぁぁぁ・・・」
　19歳の優子がどんなに淫らにセックスをしていたと言っても、数をこなしただけで、淫らな悦びを高めていったわけではなかった。
「あぁあああああっ・・・・・・い、いぃ〜〜はぁ、はぁ・・・うぅぅぅ、いぃぃぃ・・・はぁ、あぁぁ・・・う、わっ・・・い、い、ぃ、ぃぃぃ・・・はぁ、イッ、くぅぅぅぅ〜〜〜」
　身体全体を硬直させ、お尻を大きく波打たせ、優子は大きな快感の中に浸っていた。
「もっと淫らな欲を吐き出せ！快感を貪るんだ！」
　上杉のセックスは優子を夢中にさせた。
　その夜、優子は朝まで上杉の肉棒による淫悦を貪り続け、陽が昇ってから深い眠りに就いた。

　昼過ぎに目覚めた優子は、心身共にスッキリとしていた。
「昨日までの自分がウソみたい・・・誰だったのか分からないけど、感謝するわ」
　それからの優子は女優としても大きく飛躍していった。
　どうしても破れなかった自分の殻から脱皮し、自分を生かす演技が出来るようになった。
「自分に拘り続けた自分が消え、自分の中の自分が生かされるようになったわ・・・あの男のおかげ・・・でも、何の連絡も無いなんて・・・」
　そんなある日、あの夜の自分の淫らな映像が送られてきた。
「そうだった・・・ビデオに撮ってるって言ってたわ・・・」
　自分の淫欲に満ちた姿態を観ながら小さな疼きを感じたが、一段上から客観的に観ることができるようになっていた。
「このビデオが出回ったら・・・」
　不安感を抱きながら、眠りに就いた。
　夜半過ぎ、眠っている優子のベッドに男が忍び寄ってきた。
　上杉だった。
　上杉は優子の寝姿を眺めながら掛け布団を剥いだ。
「今晩もオールヌードで寝ていたのか・・・」
　手足を縛ろうと思ったが止め、アイマスクだけにした。
「うっ、うぅぅぅ・・・はっ！誰？この間の・・・？」
「そうだよ！暴れたら手足を縛るけど・・・目隠しも外したら・・・」
「抵抗しないわ！あなたの言うとおりにする・・・だって、感謝してるから・・・」
「感謝？勘違いするなよ！送ったビデオは裏ルートで販売する。得るものがあれば失うものもないと、バランスがとれないだろ！」
「仕方ないわ・・・それで女優が出来なくなるのなら、それも自分が蒔いた種だし・・・」
「・・・・・・・・・」
「わたしの身体、セックスはどうだったの？あなたも悦んでくれたの？」
「あぁ、まぁまぁかな？だから、今日は趣向を変えて犯すことにした。逃げ出すなら今のうちだぞ！」
　優子は最初から上杉の好きにさせるつもりだった。

　上杉は形の良い優子の乳房を舐め回し、乳首を指に挟んで乳房を揉み、長く伸びた白い太股に指を這わせ、淫唇を舐め始めた。
「はぁ、あっ・・・他の男としなければ、あなたが満足させてくれるって言ったでしょ？その言葉、信じていていいのね？」
「あぁ、ウソは言わない・・・但し、オレ流のやり方に染まってもらうけど・・・」
「いぃわ・・・あなたなら・・・あれから仕事も順調だし・・・」
「オレが誰だか気にならないのか？」
「気にならないと言えばウソになるけど・・・わたし、あなたであればいいと思ってる」
「不思議なオンナだな・・・」
　上杉は淫壷への愛撫で優子を軽くイカせた後、肉棒を挿入し激しく責め始めた。
「あぁ〜あぁ〜あぁぁぁ・・・今日は激しくて、素敵！はぁ、はぁ、すごぃ・・・いぃ〜〜」
　上杉は優子の長い脚を折り曲げて斜め上から責めながら、菊の蕾に指を挿入した。
「あうっ・・・そ、そこは・・・はぁ、はぁ・・・あっ、あ、か、感じる、感じちゃうぅぅ・・・」
　優子は上杉に淫壷と菊壷の両方を同時に責められ、一気に昇りつめていった。
「あぁああああ〜〜〜あ、いぃぃぃ・・・イィ〜イッ、くぅぅぅぅ〜〜〜」
　優子は淫壷と菊壷を激しく収縮させ、大きな絶頂感に浸った。
「はぁ、はぁ、ふぅ、ふぅ・・・・・・」
「締りがいいなぁ〜前も後ろも・・・感度がいい」
「こんな快感、初めてよ・・・」
　上杉は優子の身体を裏返し、四つん這いにさせてバックから責め始めた。
「キレイなお尻だな・・・柔らかくて張りがあって、キュッと盛り上がって・・・」
　その優子のお尻の肉を両側に開いて肉棒を淫壷に挿入して責め続けた。
「あぁ、もぅ、もぅイッちゃうぅぅぅ・・・」
「まだだ！」
　上杉は肉棒を淫壷から抜き、代わりに指を入れてＧスポッとを擦り始め、優子がイクかイカないかの境を彷徨っている時に、肉棒を菊壷に挿入し始めた。
「うわっ！あ、あぁぁぁ・・・うぅぅぅ・・・き、きつぅぅぅ・・・ふぅ、ふぅ、はぁぁぁ・・・」
「いいぞ！前も後ろも抜群だ！ほら、集中して・・・そう、擦られて・・・感じるんだ」
「はぁ、はぁ、あぁぁぁ、もっと奥に・・・あぁ、そぅ・・・あぁ、いぃ〜いぃわ〜〜」
　優子は初めてのアナルセックスだったが、上杉の巧みなリードで感じ始めていた。

　それからの優子は順調に推移していった。
　２０歳になり、小さな劇場での公演で評価が高まり、映画やテレビに引っ張り凧になり、その端麗な容姿もあって人気は鰻上りだった。
　それでも、週に一度は上杉との淫猥な時間を過ごしていた。
「この先、どんなことがあっても、あなたとの関係は失いたくない・・・」
「いいよ！それで・・・あのビデオ覚えているかい？」
「えっ？えぇ・・・あの夜のわたしの淫らな映像ね！」
「そう、裏のルートで大ブレイク！ダビングが間に合わず、ＤＶＤでも出荷中だよ」
「・・・・・・その割に、わたしへの批判の風が吹いてこないけど・・・？」
「フフッ・・・『ある女優の淫猥な生セックス』ってタイトルだけど、顔は細工して君だとは分からないようにした・・・それでも売れるってことは・・・」
「そうだったの・・・ありがとう・・・やはりあなたは、わたしの最高の人だわ！」
「バカ言うなよ！オレは単なるヤクザなエロ男だよ」
「いいの！わたしには最高なんだから！誰が何と言っても！」
　上杉はこんな優子に情が移り、この先も優子だけは大事にしようと思った。

　飯島には怒られたが、ビデオがヒットし大きな利益が出たので何とか納得していた。