【 人妻くずし３．信子�@ 】

〜あらすじ〜

　資本金500万円の小さな会社のオーナー中村武(38歳・妻子有)は、人妻とおおせを楽しむ為に、ワンルームマンションを借りていた。口説いて自分の女にした人妻をこの部屋に連れ込むのだ。いつからか数えた初めてもう直ぐ100人になる。ごく普通の人妻が中村の性奴隷になる様を綴ります。

　中村は、自分が寝た女、所有する女の名前を絶対口外しない。
　よく、飲み屋で自分が寝た女の話をする男がいるが、頭が悪いだけで無く品性が下劣な奴だと軽蔑ししていた。勿論、その頭の悪い奴にケンカなんか売らない。
『羨ましいですねぇ！・・・』と男の自尊心を一瞬喜ばせたら、あとは店内の誰かに話をふって逃げた。

　第一、倫理的に考えれば、寝た女の名前を公表することより、人妻を妊娠させることのほうが、下劣というか大犯罪であることは中村が一番よく理解していた。

　中村は、自営業をしている。法人格なのだから（小さいながらも）会社社長ということになる。
　事務所には女子事務員が２人いる。採用面接は中村が行う。採用可否の条件は、考え方だの過去の職歴など表面では言うが、要は容姿で選んだ。容姿で選んだからには自分の女にしようとするパターンがこういう小さな会社の社長に多い。

　だが、中村は決して若い２人の女性事務員に食指を向けない・・・。
　何故か？
　一つは（前述の）出産経験のある美形人妻が好みであること。
　もう一つは、事務所は中村の妻が出入りをする。

　いくら中村の妻が世間に疎いとはいえ、夫が夫の会社の社員の手を出すようなことがあれば、気が付くだろう。表面上、『少しスケベだけど、妻子を大切にするオッサン』と２人の女子事務員の目に映ればよいのだ。

　もう一つは、ケツ(尻)が青い独身女に興味は無いのだ。

　〜話は変って〜

　ある普通の日の午後、私的な用事で銀行に行くことになった。
　銀行といっても窓口に用はなく、ＣＤで小銭を送金するだけだ。時間も無かったので、会社のママチャリで銀行に向った。

　銀行の駐輪場兼駐車場にチャリを止めてカギをかけた瞬間、ほぼ同時に停まった車のドアが開いた。勢いのあったドアは当然のように中村のチャリをなぎ倒した。車のドアはチャリのスチールハンドルで傷がついた。中から、30歳前後の主婦が出てきた。チャリはなぎ倒されたが、中村は寸でで身をかわして無傷だ。

　この場合、中村に過失は一切ない。後から停車した車のドアを開ける距離の目測を誤った主婦が100％悪い。その事は主婦も自覚していた。主婦に幸いしたのは中村に怪我をさせなかったことだ。が・ほぼ新車に近い車のドアは大きな傷が残った・・・。

　この主婦がもし、中村好みの女でなけば、この女はこの数日後、中村の精液を飲まされる事も、中村の子を出産いることも、あらゆる意味での不倫の悦楽を知ることも無かった。

　〜銀行ＣＤコーナーで〜

　主婦信子と中村は同じＣＤ機の列に並んだ。
『お車の傷、大丈夫ですか？』
「多分。それよりお怪我は無かったですか？自転車壊れてません？」
　信子は一応の良識を持っていた。加えて、中村が怪我や自転車の損害うんぬんを口にしない事で、信子の側も安心した。
『新しい、お車ですよね？ご主人にはなんとご報告を？』
　ここが中村の上手いところだ。女はシングルママかも知れないし、出産経験の無い独身かも知れない。そこを、第一感で（人妻ですね？と）確認してるのだ。聞かれた女は、まさか恋愛ゲームが始まっているとは思わないから素直に答える・・・。

「そこなんですよ。あなたに怪我が無いことが分った後、ドアの傷を見て、直ぐに口うるさい主人の顔が浮びました(苦笑)」
『・・・』
「ホント、困ったわ」

　中村は名刺を差し出し、
『私はこういうものです。親友が板金屋をやってます。そこに頼む頼まないは別として修理にいくらくらいかかるか見てもらったらどうです』『あなたの車はこのまま銀行駐車場に置いておいて、ちょっと向いの喫茶店で今後の対策を考えましょう』
「えっ、いいんですか？安く済んで、ワタシの小遣い程度で直せるならお願いしたいんですけど」

　この時点で、中村に信子を口説き落すストーリーはまだ何も無かった。当然である。しかし、とにかく、屋根のあるところでお茶を飲んで10分くらい会話をすれば糸口を作る自信はあった。
　事実、今までそうしてきたのだから・・・。

　主婦が珈琲を口に運んだのを確認して中村は話しはじめた。
『とりあえず、ご主人には、銀行から出てきたらドアに傷が付けられていた、というしかないですね(笑)』
「ワタシもそう思います」
『で、物損の場合、あんまり安い修理代で損保を使うと、次が高くなる、と損保会社は言いますよ』
「えぇ、知ってます」

　ここで大切なことは、ドアの傷をテーマにして、中村と女の共同作業を作ることだ。

『明日か明後日の日中で一時間程時間を作れますか？』『今、板金屋に電話したら今日は忙しいらしい』
「明後日の２時頃でしたら、保育園のお迎え前で、なんとかなります」

　中村は、下半身と鬼畜魂に軽い疼きを覚えた。
『えぇ〜？？お子様いらっしゃるんですか？ビックリしましたよ！笑』
『美しい方なので、結婚は男が放っておかないから、まあ仕方無いとして・・・』
『十分独身で通用しますよ！私に妻子が無ければお付き合いを申し込むところでした・・・』
　ここまで、一気にまくしたてる。これ以上はクドクなるし、相手もこちらの下心を察知する。

　会話の流れと、ムードを中村は切り替えた。自分の携帯も、女の携帯も使わない。
『では、明後日の２時に、私の事務所か、このお店で待ち合わせというのはいかがでしょう』
『奥さんは、車で来て下さい』
『なるべくなら、修理、安く済ませたいですもんね、では』

　中村は、珈琲の勘定を済ませて足早に店から去った。
　主婦は、残りの珈琲を飲みながら電撃なような出来事を心の中で整理を始める。
　�@車は亭主に文句を言われず安く修理が済みそう、
　�A事故を起こした相手がマトモで誠実で面倒見の良さそうな人で助かった、
　�B・・・晩御飯・・・何しよ？・・・あっ、あれ忘れた・・・、
　�C『十分独身で通用しますよ！私に妻子が無ければお付き合いを申し込むところでした　　　・・・』
　　　こういう事、、、久しぶりに言われたわ(にこっ)。

　�@〜�Cは女の心境の筈である。
　と中村は確信している。１００％といわないまでも、今まで、このパターンで成功してきたのだ。中村は、事務所の近くのの洋菓子店で２つケーキを買った。女子事務員に振舞うのだ。中村自身は前祝いのつもりだった・・・。

　信子は、身長155cmと小柄だが、プロポーションが最高に良い。芸能人には喩えられないが顔は美人の部類で、口元のホクロが妙に気になるのだ。ポニーテールにしているのも中村の下半身を疼かせる。中村は、過去の女性遍歴の実績の積み重ねで、骨相と耳、唇、鼻を見るとどういう型の乳房かどういう乳輪かをほぼ正確に当てることができた。

　中村の予想では、そんなに大きくないお椀型の乳房に小さい乳輪が上向きについている。中村はデカパイと直径の大きい乳輪は苦手なのだ。

　２日後板金屋に見てもらうと８万円の見積書が出た。金額を見て信子の顔は少し曇ったが、「中村の顔」（親友と打ち合わせ済なのだが）で親友である板金屋が半額の４万円を提示して信子の顔は晴れやかになった。しかも、『これも、何かのご縁だから・・・こちらがお世話になることもあるし・・・』と１万円をポケットマネーで出した。信子は「何かすごく申し訳無いです」と恐縮した。そのかわりにと、中村と夕食を共にする約束をさせられた。

つづく