1.初体験

「初めまして、千絵です」
「どうも、田中です・・・」
　千絵は、高校をサボってファミレスで男と向かい合っていた。

「あの〜、本当にHなしで、３万貰えるんですか？」
　４０歳くらいだろうか？・・・
　千絵は、田中と名乗る男に不安そうに訊いた。
「ああ、昨日メールした通り、私の質問に答えてくれれば３万円支払うつもりだ。あと、何枚か写真を撮らせて欲しい。どうかな？」
　田中は、静かに答えた。
「写真って・・・もしかしてHなヤツ？」
　千絵は警戒した。
「いや、服は着たままで構わないよ・・・普通の写真が欲しいんだ」
「・・・わかった、いいよ」
　千絵は、しばらく、考えてから肯いた。

「じゃ、早速はじめようか・・・」
　田中はさりげなくリュックの中に手を入れ、MDプレーヤーの録音スイッチを入れた。
「まずは自己紹介から・・・名前は？」
「高木千絵です、１８歳」
「身長とスリーサイズを教えてくれるかな？」
「えっと、・・・身長は150ｃｍ、スリーサイズは、たぶんB80ｃｍW56ｃｍH82ｃｍぐらいと思う・・・」
「何カップ？」
「・・・Bだよ」
「じゃ、最初の質問・・・最初に援交したのはいつかな？その時のこと詳しく教えてくれない？」
「・・・高２の春かな？お兄ちゃんのバイトの給料日にたまたま、街でお兄ちゃんと出会って・・・」
　千絵は、ゆっくりとその時のことを思い出しながら、話始めた・・・

「今日さんざん奢らせた上に、まだ金取るのかよ！」
「うん」
「なぁ〜、まけてくれよぉ〜」
「ダメ！」
「頼むよぉ〜」
「だ〜め！一万だよ」
「わかったよ・・・」
　大輔はしぶしぶ財布から一万円札を取り出し、妹に差し出した。
「サンキュー」
　千絵は、嬉しそうに受け取り、制服のスカートのポケットに一万円札をしまった。
「てか、お前さ〜・・・」
「うん？」
「フェラチオとかやったことあるのかよ？」
「う〜ん・・・ちょっとだけ・・・」
「やっぱ、あるのか・・・ちょっと、ショックだよ」
　千絵は、恥ずかしそうに笑いながら大輔のベッドに上がった。

「実は、俺あんまり経験ないんだよ。どうしたらいい？」
「えっと・・・どうしよぉ・・・とりあえず、脱いでもらおっかなぁ〜？」
「えぇ〜、脱がしてくれよ！」
「そっか、だよね」
　千絵は、大輔の傍に跪き、ベルトをはずし始めた。

「なんか、お前慣れてるよなぁ〜・・・結構遊んでんだろ？」
「そんなことないよぉ〜、緊張してるよ」
　千絵は、拗ねた子供のように頬を膨らませながら、大輔のジーンズをずり下げる。
「えっと・・・口だよね？」
「いや、俺は口じゃなくて、こっちでもいいんだけど・・・」
　大輔は妹の制服のスカートを捲り上げた。
　少女の初々しい太腿を撫であげ、白いパンティの中に指を潜り込ませた。
「だめだよぉ〜、こっちは・・・」
　千絵は、くすぐったそうに笑って、兄の手を払いのけた。

「まぁ〜、兄妹だしな、我慢するよ」
　大輔は大人しく仰向けに寝転んだ。
　千絵は跪き、大輔の太腿の間に身体を入れてトランクスをずり下げた。
　大輔の欲棒は、もう熱く硬くなっていた。

「じゃ〜、奉仕しまぁ〜す！」
　千絵は硬くなった肉棒にしなやかな指を絡ませ、口の中に咥え込んだ。
　少女の舌は、兄の肉棒の根元から先端まで何度も往復し、くまなく唾液を塗りつけた。
「何か注文とかある？」
　千絵は、顔を起こして悪戯っぽく訊いた。
「注文って・・・お前、高校生だろ？」
　千絵は、くすくす可笑しそうに笑い、再び頭を沈めて大輔を頬ばった。
　美しい黒髪を揺らしながら、上下に頭を動かし、口の中ではたえず舌先を使って愛撫を続ける。

「おぉ〜、凄い・・・」
　大輔は、妹の唇の奉仕に息を弾ませた。
　千絵は、下から妖しく輝く瞳で大輔の顔を見つめながら、口の中の大輔に嬉しそうに舌をからめ、吸いたて始めた。

「千絵、いつも何処に出してんだ？精子どうしてんだ？口に出されたりしてんのか？」
　千絵は、兄のモノを口に含んだまま小さくかぶりをふった。
「何処だよ？」
　大輔は、苛立ったようにもう一度聞いた。

　千絵は、髪をかきあげ、兄の顔を見つめて妖しく微笑した。
「色々だよ・・・口もあり〜、お腹の上もありぃ〜・・・」
　千絵は深々と咥え込んでいた大輔のモノを吐き出し、ゆっくりしごき始めた。
「何処がいいの、お兄ちゃんは？」
　大輔の欲棒をしごきながら、濡れた瞳で兄の顔を見上げ、微笑って聞く。
「口の中に出していいのか？」
　千絵は、小さく頷いて大輔のモノを深く頬張った。

　初々しい唇をすぼめて、頭を激しく動かす。
　我慢できなくなった大輔は、千絵の頭を掴み自分から腰を動かし始めた。
　喉の奥まで突き入れられた千絵は、くぐもった声をあげた。
「あっ、やべっ・・・」
　次の瞬間、大輔の欲望が少女の喉の奥で弾けた。
　口の中に次々と精液がぶちまけられる。

　千絵は、兄の欲望を口で受け止めた後ゆっくりと身体を起こし、頬にかかった髪をかきあげた。
「うふふ、お兄ちゃんの濃い・・・」
　千絵は、激しく波うつ大輔の腹に、唾液で濡れた唇からドロリとした精子を吐き出した。
「そーゆーこと言うなよ！恥ずかしいだろ。」

　千絵は、可笑しそうに笑いながら、兄の腹に吐き出した精液をティッシュでふき取った。

「うふふふ、お兄ちゃんの、まだ、硬いよ・・・」
　千絵は、射精した後も力を失わない兄の肉棒を、柔らかい手でしごきながら、からかうように笑った。

「なぁ〜千絵・・・もう一回いいか？」
　大輔は、白くて細い指を淫らに動かし続ける妹に懇願した。
「いいよぉ〜、じゃ〜プラス5千円ね！」
　千絵は、慣れた手つきで男根をしごきながら、悪戯っぽく笑った。
「勘弁してくれよぉ、兄ちゃん貧乏なんだから・・・」
「あはは、冗談だって」
　楽しそうに笑うと、千絵は、いきり立つ肉棒に、濡れた唇から唾液を滴らせた。
　男根を唾液でべとべとにすると、ひねるように手首を動かし、兄をしごきたてた。
　くちゅくちゅと湿った音と大輔の荒い息遣いが部屋に流れる。

「お前、手も上手だな〜・・・」
　大輔は何度も妹のテクニックによって果てかけたが、千絵は敏感にそれを察して、巧みに手の動きをコントロールして射精を引き伸ばした。

「ちょっと、千絵、こっちの方も・・・」
　大輔は、しなやかな指を、淫らに動かし続ける妹に陰嚢への奉仕を要求した。

　千絵は、何も言わず、肢体をずらした。
　左手で兄の熱く猛ったものをしごきながら、少女は顔を沈めて、玉袋にねっとりと柔らかい舌を這わせ、玉袋を唾液で濡れ光るまで丁寧に舐め続けた。
　そして、兄の太腿に置かれていた右手は陰嚢に移り、柔らかい掌と指で揉みしだいた。
　少女は、あどけない顔を上気させ、夢中で愛撫を続けた。

「そろそろ、咥えて・・・」
　大輔は、限界を感じて自ら欲棒を掴んで、妹の口元に突きつけた。
　千絵は、精液と自分の唾液でぐちょぐちょになった男根をためらいなく口に含んだ。
　唇をすぼめて、千絵はゆっくりと頭を動かし始めた。
　少女は、兄を見つめながら、絶頂へ導こうと頭を次第に激しく上下させる。

　大輔は辛抱できなくなった。
　千絵が、肉棒に軽く歯を立てる。
「うっ！」
　大輔は、低く呻くと再び妹の口に欲望を迸らせた。
　千絵は、瞳を閉じて兄の射精を受けとめた。

　少女は、たっぷりと放たれたものを、咥えたまま白い喉を鳴らして、飲み込んだ。
「にがっ・・・」
　千絵は、唇をすぼめて兄の肉棒から残った精液を吸い出すと、上気した顔を大輔の股間からゆっくりと上げた。
　白濁した粘りのある糸が兄の欲望から妹の唇の間にひいた。

「じゃね、お兄ちゃん・・・」
　千絵は、ティッシュで自分の唇を拭うと自分の部屋へ帰っていった。
　大輔は、妹を呆然と見送った。

「・・・こんな感じかな？」
　話し終えた千絵は、オレンジジュースを少し飲んだ。
「いや、なかなか良かったよ・・・大輔君とは今も続いてるの？」
「内緒・・・」
　給料日になると、後ろから激しく突き入れてくる兄を思い出しながら、千絵は悪戯っぽく笑った。

　お兄ちゃんとは今も淫らな関係が続いている・・・