５．狩り

　田中がホテルで珠実と激しく絡み合い、少女の胎内に精を放った頃、千絵は、田中に貰った3万円で、古着屋をまわって、久しぶりに買い物を楽しんだ。
　暗くなったので、そろそろ、帰ろうと思って駅に向かった。

　千絵が駅に向かう細い道を歩いていると、突然、2人の男が少女の前に立ちはだかった。

「高木じゃん！学校サボって、何やってんの？」
　斉藤が、スラックスのポケットに手を突っ込んで訊いた。

「さ、斉藤君・・・」
　千絵は、思わず後じさった。
　同じクラスの斉藤は、悪い噂が絶えない問題児だった。
　しかも、斉藤は、狡猾で慎重な男で、関わった数々の事件が表ざたになることは無かった。

「俺達ヒマなんだ、どっか行こうぜ」
　川田が背後から現れて逃げ道を塞いだ。
　川田は、大柄で中学の頃は暴力沙汰を起こして、警察に補導されることも度々あっが、高校に入って、斉藤と出会ってからは、警察に補導されることも無くなった。

「私、帰らないと・・・」
「オヤジ以外、相手してくれないの？」
　斉藤の脇で、からかう様に近藤が言った。
　茶髪の近藤は、女癖が悪い事で有名だった。

　千絵は、無視して進もうとした。
　あっという間に千絵の四肢は３人組に押さえられていた。
　3人は、これまでに何人もの女性を犯してきたのだ、チームワークは抜群だった。

「何をするの、離して！」
　叫ぼうとする口も背後から塞がれた。
　もがく少女の肢体が男達の欲望を煽った。

「この後、どーすんの？」
「こっちに駐車場があるぜ」
「よし！」
　暗い駐車場の隅に、千絵は仰向けに寝かされた。
　口に近藤の汚れたハンカチが押し込まれる。
　全身で、千絵は抗った。
　男達の腕をはねのけようと、腕を動かし、足をばたつかせた。

「暴れるな！」
　川田は、千絵の胸元に手をかけた。
　そのまま、ブラウスの合わせ目を両手に掴み、一気に両側へ引き裂いた。
　三人掛かりで千絵は服を剥ぎ取られた。
　ブラジャーも無造作に持ち上げる。ジーンズも引き下ろされた。
　少女が、渾身の力をこめても、両足首に加えられた男の腕は微動もしなかった。

　生ぬるい感触が、少女の固く合わせた太腿の、つけ根に走った。
　足を押さえた川田が舐めている。
　すぐに、近藤も加わった。
　太腿に歯が立てられ、千絵は思わず足の力を緩めた。
　男達はわざと無視して太腿を責め続けた。
　千絵が自ら足を開いて、入れてと求めるまで、男達は責め続けるつもりだった。

　すでに３０分以上、男二人がかりで舐め廻されている。
　千絵の身体は、男達の望み通りになっていた。
　全身が上気している。

　斉藤は、千絵の両手を掴んで、川田と近藤が責めるのを眺めていた。
　千絵が抵抗を諦めたのを確信すると、斉藤は、自分の鞄からデジカメを取り出した。

「せっかくだし、記念撮影しとこう」
　フラッシュの光が容赦なく千絵に突き刺さった。

「パンティを脱がせ」
　また、フラッシュが光る。

　川田が命令に従い、脱がした黒のパンティを、わざと足首にひっかけておいた。
　両脇の下を思うさま舐められ、性器と肛門に舌を入れられた。
　乳首は、両方とも二本の指がつまみ上げている。

　いつの間にかハンカチが取り除かれ、川田に唇を吸われたが、千絵は救いを求める声を上げなかった。
　駐車場に、激しいキスの音とかすかな、しかし明らかに快感を訴える少女の声が艶かしく、流れ始めた
　近藤は、内腿を思いっきり吸った。
　乳房にも同じ痛みが走った。

　斉藤が頭上から顔の上に跨ってきた。
　スラックスのジッパーを下ろす音がして、口許にいやな匂いがする熱いものが突きつけられた。
　千絵は、目を閉じた。
　固く結んだ唇の上を、固くなった欲棒がゆっくりと撫でた。
　斉藤は、千絵の鼻をつまんだ。
　数秒耐えて、千絵は、口を許した。
　斉藤の欲棒が侵入してきた。

「噛むなよ！わかってんだろーな」
　斉藤は喉まで入れると、咳き込む千絵の鼻を解放した。

「川田、カメラ頼む・・・」
　斉藤は、川田にデジカメを渡した。

「OK！」
　川田は、身を起こしてデジカメを受け取った。

「近藤、お前、最初にヤレよ・・・」
　斉藤は、自ら腰を動かしながら言った。

「いいの？」
　内腿にキスマークをつけていた近藤は、嬉しそうに顔を上げて訊いた。

「ああ・・・」
　斉藤は、肯いた。

「サンキュー」
　近藤は、千絵の両脚を大きく開かせ、その間に両膝をついた。
　スラックスのジッパーを下ろして、男根を掴みだした。
　そして、いきり立つ肉棒を女淫に押し当てると、ゆっくりと身体を沈めた。

「やめて・・・うぐっ・・・ああっ！」
　少女は、眉間に皺を寄せながら、近藤を受け入れた。
　興奮と絶望が千絵を包んでいた。
　舐めながら性器にも挿入されるのは、初めての経験だった。

　千絵の女淫は、狭く、近藤の肉棒を奥に引き込むようにしてよく締め付けた。
　近藤は、ゆっくりと腰を使い始めた。

「ぐ・・・くっ・・・んん・・・」
　千絵は、くぐもった喘ぎを漏らした。
　近藤が腰を動かす度に、結合部分で溢れた愛液が、グジュグジュと卑猥な音を立てる。
　近藤は、腰を使いながら、尖った少女の乳房を貪った。

「んんっ、ああっ。・・・んはあっ」
　千絵の意思に反して、身体が快感を求めて走り出した。
　千絵は近藤の動きに合わせて腰を躍らせ、口に含んだ斉藤に積極的に舌を這わせた。
　意識して激しい音を立てながら、精器全体を、舌を使って舐めた。
　少女の口の端から涎が滴り、白い喉を濡らした。

　千絵の巧みな腰使いに、近藤のブレーキが壊れた。
　近藤は、激しく動き始めた。

「あーっ・・・！」
　千絵の全身が小刻みに震え、ひくひくと膣襞が収縮を繰り返す。
　近藤は、限界に達して、深く突き入れた。

「俺、もう駄目だ・・・」
　近藤が低く呻いて、欲望を少女の最深部で爆発させた。
　近藤は、長い時間をかけて精液を迸らせ続けた。
　思うさま放出を終え、近藤は軽く息を吐いて立ち上がった。

「こっちもいくぞ！」
　近藤の爆発を見届けると、斉藤も、大きく呻いて身を仰け反らせた。
　千絵は目を固く閉じた。
　千絵の喉に熱い液体が飛んだ。
　次の昂ぶりを開放する前に、斉藤は、クラスメートの口から欲棒を引き抜いた。
　少女の鼻先で思い切り欲望を迸らせた。
　千絵は、顔面に大量の精液を浴びた。
　こってりとした感触と凄まじい臭いを放つ粘液だった。

「援交やってるだけあって、やっぱり、上手いぜ・・・」
　斉藤は、満足の息を吐きながら呻いた。

「すげ・・・」
　川田は、斉藤と近藤に犯される千絵の姿に、興奮してすっかり撮影を忘れていた。
　慌てて、シャッターを押した。

　川田が千絵の姿をデジカメに納めると、斉藤は少女の足首から黒いパンティを抜き取って、白濁液に塗れた少女の顔を拭った。

「近藤・・・今度は、お前がカメラマンな！」
　川田は、近藤にデジカメを渡した。

　川田は、千絵の足元に座り込んで、ゆっくりと少女の亀裂を指で探った。
　熱い粘液が溢れていた。
　近藤が吐き出した精液だった。

「近藤、ちょっと出しすぎ！」
　川田は、笑いながら千絵の膣中に溜まった粘液を掻き出した。

「今度は、俺も楽しむ番だ・・・」
　川田は、肩を抱えて千絵を抱き起こし、スラックスのジッパーを下ろした。

「2本同時だぜ・・・やったことある？」
　横座わりになった千絵の前に、ニヤニヤと笑いながら、斉藤と川田が並んで仁王立ちになった。
　天に向かってそそり立つ二人の男根が、千絵の前に突きつけられた。
　千絵は、小さく頭を振った。

　右左から、男達の手が伸びてきた。
　二人の手が千絵の両手を取って、並んだ男根を掴ませた。
　頭を押さえられた
　乳房に斉藤と川田の手が伸びてきた
　千絵は、もう考えるのは、やめようと思った
　両手に掴んだ男達の欲棒に、相互に唇をかぶせた。
　二つのものが擦れ合うようにして、同時に千絵の唇を押し入ろうとした。
　自らの意思とは関係が無いといった感じで、千絵の唇と舌は淫らな動きを始める。
　少女の舌が二人の男根の裏側に回りこみ、根元まで這いまわる。

「川田、そろそろいいんじゃねー？」
そう言いうと、斉藤は、ニヤニヤと笑いながら、腰を突き出してきた。
　千絵は、斉藤の肉棒を口に含むと、唇が強くすぼめたまま、吸い取らんばかりの勢いで頭を前後に動かした。

　川田は、千絵の後ろに廻った。
　少女は、犬の姿勢をとらされた。
　川田は千絵の尻を掴んだ。男根は猛り狂っている。
　川田は一気に突き入れた。

　斉藤は、千絵の黒髪を掴むと、自分から激しく腰を動かし始めた。
　少女は、男達に前と後ろから、激しく突かれた。
　近藤が、その姿をデジカメに収めた。
　斉藤に塞がれた口で、千絵は、くぐもった声をたて続けに放った。

　不意に、川田は千絵から離れて、四つん這いになった千絵の膝の間に、身体を滑り込ませた。
　川田の熱い怒張が、下から千絵の身体の狭間に当てられた。

「ああっ！」
　千絵は、自分から腰を沈めた。

　斉藤は、ようやく千絵から離れた。
　川田は、激しく下から突き上げながら、千絵の幼い乳房を荒々しく揉みたてた。

「あっ、あっ、あああっ！ああん・・・」
　自由になった千絵の口から、抑え様の無い喘ぎ声が漏れはじめた。
　肢体を躍らせる少女の姿を、近藤のデジカメが捉える。

　斉藤が、後ろから千絵の背中を押した。
　千絵の胸は、川田の胸に強く押し付けられた。
　川田が下から廻した両腕で、千絵の頭と背中を抱きしめた。

　斉藤の指が、溢れかえっている少女の愛液をすくい取り、千絵の後ろの部分に塗りたくった。
　斉藤の指が蠢くたびに、千絵の全身に甘く痺れるような疼きが広がっていった。

「あーあ！あああっ・・・」
　千絵は、身体の芯がとろけそうな、激しい感覚に、思わず川田の逞しい肩に歯を立てた。

　斉藤は、川田の足を跨いで、千絵の背中に覆いかぶさった。
　やがて、指とは別のものが、後ろに押し当てられるのを、千絵は感じた。
　それは、指とは比べ物にならない熱と大きさを備えていた。

　斉藤は、がっちりと少女の腰を掴で、容赦なく処女地へ押し入った。

「いーやっ・・・い、痛い」
　千絵の身体を激痛が奔り抜け、川田の体の上で少女は仰け反った。

「こっちは、初めてか？」
　ニヤリと笑った斉藤は、ゆっくり、力強く動き始めた。

「前と後ろの両方に咥え込むってのも、なかなかイイだろ？」
　川田も笑いながら、下から突き上げた。

　高く短い叫び声が千絵の口から迸った。
　あわてて、近藤は周りを見回した。
　斉藤と川田はかまはず少女を犯し続けた。

「斉藤、お前が動くのがわかるぜ」
　川田が笑い声をあげた。

「こっちも、すげぇ、締め付けだ・・・」
　斉藤がかすれた声で呟く。
　千絵の呻き声が激しくなり、喘ぎも混じるようになった。

　斉藤は、少女の背中に舌を這わせながら、乱暴に腰を動かし始めた。
　川田は、少女の耳朶を軽く噛みながら、激しく腰を揺すりたてた。
　男達はゴールに向かって自分勝手に腰を躍らせ始めた。

「あんっ、あんっ、ああっ、はぁんっ・・・」
　二人の男達の責めに、千絵の呻き声も喘ぎも、甘い響きを帯び始めた。
　少女の身体が、淫らにうねり始めた。

「うぅっ！」
　斉藤は、叩きつけるようにして少女の尻に腰を押し付けた。

「ああっ・・・」
　千絵は、身体をヒクつかせた。
　千絵の体重に斉藤の重さまで加わって、川田は顔をしかめた。

「斉藤、重いよ・・・」
　川田は、斉藤の欲望が弾けるのを少女の身体を通して感じながら、呻いた。

「わりぃ・・・もうちょっと待って・・・」
　斉藤は、リズミカルに射精を続けながら言った。

「俺も・・・イクっ・・・」
　川田も斉藤の爆発に誘われて、ゴールに達した。

「あーっ！イクっ！イクっ！イっちゃう！」
　千絵は、自分の声をかすかに感じながら達した。

「俺は、もういいや・・・」
　斉藤は、千絵から男根を引き抜いて、少女の上から降りながら、そう言った。

　千絵は、川田の上でぐったりとしている。
　川田の胸に頬を押し付けている少女の身体は、まるで体重を感じさせなかった。

「近藤、次、どうする？」
　川田は、千絵と結合したまま訊いた。

「俺、口がいいな」
　近藤は、斉藤にデジカメを渡しながら言った。

「そっか、俺も口でやってもらうかな・・・」
　川田は、まだ力を失っていない肉棒を千絵の膣内から引き抜き、立ち上がった。
　千絵は川田の傍に仰向けになった。太腿に白い粘液が伝わっていった。

「頼むぜ、千絵ちゃん」
　近藤は、少女の頭を優しく撫でながら力を漲らせた肉棒を口許に突きつけた。
　川田は肉棒を自分で握り、少女の頬をはたいた。

　千絵は、顔を歪めて、男達の肉棒に唇をかぶせた。
　交替に舌を這わせる度に、川田と近藤の欲棒が口の中へ突き入れられた。
　その度に千絵は咳き込みながら、男達の欲望を受け入れた。
　二人は、声を立てて笑いながら、同時に少女の口へ押し入った。
　千絵は、息が出来なくて、激しく首を振った。
　デジカメのフラッシュが、容赦なく少女の身体に突き刺さる。

「やっぱり、二本同時はムリか・・・」
　川田は、少女から離れながら言った。

「近藤、お前、先にヤレよ・・・」
　そう言って、川田は、千絵に自分のものを握らせた。

「わかった・・・」
　近藤は、ニヤニヤと笑いながら少女の口許に男根を押し付けた。

　千絵は顔を上気させながら、近藤のものを口に含んだ。
　少女は手を上下させながら、口中の近藤に舌を絡め、吸いたて始めた。

「こいつ、手もすげぇ・・・」
　少女の巧みな手淫に、川田は大きく仰け反った。

「いいぞ・・・」
　仲間に陵辱される千絵の痴態を見て、すっかり興奮していた近藤は、あっけなく限界に達した。
　近藤は、低く呻くと欲棒を千絵の口から引き抜いた。
　しっかりと自分で握り締め、少女の顔に向けた。
　とたんに凄まじい勢いで白濁液が迸り、まだ、あどけない少女の顔のいたるところに滴り、流れ落ちる。
　二人は、しばらくそのままの格好で荒々しく息を吐いていた。

「2回目もたっぷり出たな・・・」
　少女の顔を見下ろしながら、川田は感心したように言った。

「これで、最後だ・・・」
　川田は男根を握り、頬から滴る白濁液を少女の顔中に擦り付けた。
　千絵は喘ぎながら、川田の男根を手で掴み、狂ったように舐めまわした。

　斉藤は、千絵の股間にしゃがみ込むと、少女の手を握って女淫に押し付けた。

「高木・・・オナニー、やってくれよ」
　斉藤が嘲りを含んだ声で命じた。

「いや・・・」
　千絵は、弱々しく呻いた。

「何が嫌だよ、今さら！」
　斉藤は、苛立ったように千絵の小ぶりな乳房を鷲掴みにした。

　痛みに千絵の顔が歪む。
　少女の身体が恐怖に強張った。
　意思に反して、少女の指が精液と愛液でドロドロになった亀裂に沈み込んでいった。

「高木、この際、お前も楽しめよ・・・」
　近藤も、からかうように言った。

　川田は、千絵の顔の上に馬乗りになると、いきり立つ欲棒を口いっぱいに頬張らせた。
　それから、少女に向かって欲棒を何度も何度も突き入れる。
　千絵は、目をしっかりと閉じて自分の両脚の間に指を這わせ、懸命にまさぐり始めた。
　千絵に跨った近藤の動きは、ますます激しくなっていった。
　近藤の動きに合わせて、千絵の指の動きが一段とスピードを増す。

　少女はくぐもった声をたて続けに放った。
　快楽と苦痛が混ざり合った声だった。

　千絵は、激しく指を蠢かせ、全身を痙攣させた。
　川田は、呻いて少女の口へ、根元までこじ入れた。
　引き締まった尻を震わせながら射精した。
　喉に当たる粘液を、千絵は飲み込んだ。

　川田が立ち上がり、ジッパーを引き上げた。

「高木、明日はちゃんと学校来いよな！」
「明日が楽しみだぜ・・・」
「今日撮った写真は、明日プレゼントするぜ」

　千絵は、虚ろな顔で、男達の言葉を聞いた。

　男達は、笑いながら去っていった。
　駐車場は静かになった。
　千絵は、アスファルトに横たわったまま、しばらく動けなかった。

　ゆっくりと身体を起こすと、太腿の内側を粘っこい液体が大量に流れ落ちた。
　ほっそりとした足を伝い、ふくらはぎから足首の方へ流れていく。
　三人の男達の精液と自分の愛液だった。
　唇も男達の唾液と精液にまみれ、胸にはくっきりと何本かの指の痕が赤く残っていた。

　嵐のような今の出来事について、実感がわかなかった。
　ただ、自分の胎内から流れ出る液体が、悪夢ではなく、現実だということを告げていた。

　少女は、今日買ったばかりの服を着ながら静かに泣いた。

　高木千絵は、深い暗闇に沈んでいった。