| 「淫欲の果実」 第一話 明子はある大手化粧品会社の開発企画部に勤める２５歳のOLである。もうすでに今の部署に配属されてから３年、化粧品の新製品企画を任されるほどのなかなかの仕事ぶりであった。 そんな明子は大学を卒業するまでに４人の男性遍歴があった。だが、なんとなくこれまでの男性とのノーマルセックスでは満たされないものを心の片隅で感じていた。 大学生の頃から美形であったため合コンなどにも積極的に参加していたが、二次会ではついお酒を飲みすぎてワープして失態をみせてしまうという性格上の弱い一面もあった。 そんな折、秋の社員旅行があり、明子たち開発企画部１０名が東北の八幡平に一泊することになった。一行は大宮駅から東北新幹線で盛岡駅に向かい、そこから観光バスで名所巡りがはじまった。 秋の八幡平の紅葉を堪能し、夕方になってホテルに到着した一行は、すでに温泉で疲れを癒し広間で宴会を楽しんでいた。 なにぶん女性が３人しかいないため、酔いも手伝ってか女性陣にはいつしか男性からの熱い視線が注がれていた。 「先輩、しっかり飲んでいます？」 「あー、明ちゃん、飲んでいますよ！」 「明ちゃんこそ、ご機嫌だね。なんかいいことあった？」 「わたしはいつもこんな感じですよ」 お銚子でお酒をついでいる明子は明るくいつもの屈託のない様子であった。 しばらくすると、男性の視線を意識してか、お酌をして回っていた明子はついお酒を飲みすぎてしまい、二次会の後、こともあろうに部長の信夫の部屋に入ってしまった。 明子は信夫の隣の部屋を使っていたので、うっかり間違えてしまったのかも知れない。 明子は部屋に入ってくるなり服を脱ぎ捨て、シャワーを浴びて出てくると、裸で布団に横になってしまった。 「あぅ、気持ち良かった。ちょっと酔いすぎたかな？」 そんな明子は自分がすでにワープしていることに全く気が付いていなかった。 一方、信夫は久々の解放感からか、部屋で一人落ち着いてソファに座りウイスキーをちびちび飲みながらアダルトビデオをひとりで楽しんでいた。 突然、部屋に現れた明子を見て、部長はびっくりしたが自分が寝る時に起こそうと思いほっておいてお酒を飲み続けていたが・・・・ 「あっ・・・はぁん・・・」 という明子の酔った色気のある声を聞いて、布団に近付き覗いてみると、明子にはお尻にぽつんとかわいいほくろがあるのに気がついた。 信夫は自分が大学に入学した時にオリエンテーションではじめて出会ったクラスメートの美雪のことを明子に重ねて思い出していた。 当時、信夫は美雪に一目惚れをしてしまったが、自分が美雪に気があることを素直に告白できず、ふたりの中は大学卒業とともに終わってしまった。 こともあろうに、酔った明子は裸でオナニーを始めており、信夫の前でよつんばいになりお尻を信夫に向けて左右に振りながら股間を弄っていた。 信夫は明子が自分の部署に配属された時から、スーツ姿の明子の足首からヒップにかけて漂う艶めかしさに欲情をかき立てられてきたが、まさかこんな状況で明子の痴態を見られるとは思ってもみなかった。 信夫も男。つい欲望には勝てず、明子のオナニー姿を携帯で丹念に写し始めていた。明子の裸を目前にして、信夫は興奮しながら明子の足首からふくらはぎ、腿、お尻にかけて舐め回し、明子の成熟したおんなの匂いを楽しんでいた。 「あら、部長、携帯で写真を撮るなんてルール違反ですよ！」 「こんなチャンスはめったにないからな」 「部長ってそういう趣味があったんですか？」 「俺だって男だからな・・・」 「欲望には勝てない！」 酔った明子は欲情した信夫を前にオナニーを続けた。よつんばいになってお尻を部長の方に高く突き出し、ゆっくりと腰を左右に振るのであった。 挑発された信夫は我慢できなくなり、ゆっくりと裸の明子を抱きかかえ、浴衣の帯で明子の両手を後ろ手に縛った。 そして、和風テーブルの上に仰向けに寝かせ、紐で明子の両足をテーブルの足に括りつけるのであった。酔った明子は拘束されたまま開脚されて寝かされていた。 信夫は思わず明子のふくよかな胸に吸いついた。 「なんて柔らかい胸なんだ！」 「いやーん、部長」 「こんな若い子はもうずいぶんとご無沙汰だ」 信夫の脳裏に大学時代の美雪の懐かしい記憶がよみがえってきた。 明子の豊かな胸は揉み応えがあり、乳首を舌先で転がすたびに拘束された明子の身体はテーブルの上でビクンビクンと仰け反るのであった。 明子の股間からはすでに蜜が溢れ始め、舌先で舐めると甘い味がした。信夫は子供に返ったように夢中で明子の蜜を吸いつづけた。 「俺は明ちゃんのことが入社した時から好きだった！」 「そうなんですか？」 信夫は乳首を舐めながら、勃起したクリトリスを指先で転がしたり、割れ目を弄りながら右手の人差し指で垂れる蜜の感触を味わっていた。 指が挿入されるたびに蜜がじゅわーっと溢れ出し、明子の悩ましい声が信夫を興奮させていた。 「あーん、あぅあぅあぅ・・・」 「いやーん、もっともっと・・・」 明子の喘ぎ声を聞くたびに信夫の興奮はますます高まるのであった。 つづく |
| 2009.4.22掲載 |
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