| 21．美優ー３（翔ー１） 美優はわざと大袈裟に淫らな声をあげ、耕司を喜ばせた。 「アッ、いぃわ・・・・あぁ、あぁ、そこよ！」 「あぁ、美優、素敵だ！放したくない」 「ダメよ！今日だけ・・・・今日だけよ！あなたはお姉さんのモノ・・・・」 「イヤ、美貴より美優、君の方が遥かに魅力的で素敵だ！」 耕司は夢中になって美優を愛撫した。 「ぅ、ウソ！・・・・美優・・・・あなた！な、何て格好してるの！」 いつ戻ったのか、美貴がふたりの淫猥な姿を見て叫んだ。 耕司は慌てて美優の股間から顔をあげ、美貴を見た。 美優は裸体を薄い掛け布団で隠し、俯いていた。 「どういうことなの！？」 美貴の怒りは沸騰し、耕司に詰め寄った。 「こ、これは・・・・」 耕司は美優を見遣るが、美優は黙って俯いたままだった。 「美貴より美優の方が遥かにいいって・・・・そう言ってたわよね！」 「そ、それは・・・・」 「いつからこんな・・・・」 「イヤ、今日が初めてなんだ！偶然、美優ちゃんに会って・・・・」 「それで、どうしてこうなるの！？美優！どうなの？」 美貴はキツイ視線を美優に向けた。 「耕司さんに迫られて・・・・わたし抵抗できなくて・・・・」 美優は衣服を蒲団の陰で見に着け始めた。 「そうね、そんな感じだったわ・・・・不恰好に美優のアソコに顔を埋めて喜んで・・・・」 「わたし、帰るわ・・・・後は夫婦のことだから、ふたりで話しをして。今日のことは、わたし、忘れるから・・・・」 「チョッと待って！美優、あなた・・・・」 「何？わたしは被害者よ！自分の大事な夫、浮気させないようにするのが妻の役目でしょ！」 「あなた、やっぱり・・・・」 美優は何か言いたげな美貴を振り切り、部屋を出て行った。 その瞬間、美優は元居た場所、会社の休憩室に戻っていた。 後日、美優の耳に、ふたりが離婚したことが入ってきた。 （気分最悪・・・・いつも横取りされていたから、横取りして見せつけたのに・・・・ちっとも嬉しくない・・・・ちっとも・・・・グスン！わたし、わたし何を、したんだろう・・・・自分の身体を使って・・・・お姉さん・・・・ゴメン・・・・） 美優は自分の犯した罪の重さを感じていた・・・・。 翔が17歳、高校３年の夏の日のことだった。 父親の太が再婚した。 「翔、今日から母親になる知佳さんだ。結婚式はあげないが、今日、入籍してきた。若いけど、きっといい相談相手になると思う。仲良く頼む・・・・」 太は翔が10歳の時に病気で翔の母親を亡くし、ずっと男手ひとつで翔の面倒をみてきた。 知佳は太の勤める会社の社員で、今年になって付き合いだした。 太は52歳、知佳は26歳、丁度倍の年齢差だった。 （９歳年上の継母か・・・・どうして母親と呼べるんだ！） 翔は大学受験を前に、父親の神経を疑った。 （こんな時期に・・・・何を考えているんだ！） それでも翔は淡々と接し、自分のペースを崩さないようにした。 （来年は大学・・・・そうしたらひとり暮らしだ） とにかく大学に合格することを第一に、黙々と勉強をしていた。 そんなある夜、夫婦の部屋から知佳の声が洩れてきた。 「ぁぁぁ・・・・ぃぃっ・・・・」 知佳の淫声だった。 （まいるなぁ〜ここに多感な17歳の男の子がいるのに・・・・） 翔は自分の部屋に戻っても、知佳の淫らな声が耳から離れず、知佳が父親に抱かれ淫らな声をあげる姿を想像していた。 知佳は美人と言うよりむしろ可愛い感じの女性で、どう見ても26歳には見えず、幼い少女のイメージさえあった。 大きな瞳に小さな口、身体は想像の範囲を出ないが、多分、ミニグラマーなのだろうと翔は想像していた。 （あぁぁ、知佳さん・・・・その可愛い口で僕のを咥えて・・・・あっ、うっ、で、出る！） 翔は毎晩のように、知佳をオナペットにオナニーをしていた。 まだ残暑の厳しい夏休みの終盤、翔は明け方まで受験勉強をし、お昼近くに目が覚めた。 （ふぅ〜〜汗がベトベトだ！） 自分の部屋を出た翔は、シャワーを浴びようと浴室のドアを開けた。 「キャァ〜！」 浴室の中では、知佳が身体を洗っていた。 「ち、知佳さん・・・・」 ボディシャンプーの付いた裸体だったが、バランスの取れた知佳の肢体が翔の目を釘付けにした。 （いい身体してる！） 知佳もまた、翔の股間に聳え立つ肉棒に目が留まった。 （凄い！逞しいゎ・・・・） 太は年齢のせいか、知佳を悦ばせるのは月に１度か２度、しかもすぐに萎えてしまうのが現実だった。 若く健康な知佳には、正直言って物足りなかった。 翔と知佳のそれぞれの思いが交錯し、ふたりの時間は止まった。 翔は浴室の中で身動きできないでいた。 「翔君・・・・わたし、もう出るから・・・・」 知佳は慌ててシャワーで泡を流した。 泡に包まれていた知佳の裸体が全て露わになった。 いつも翔が想像していた以上に、乳房もお尻も張りがあり、ウエストは滑らかに括れていた。 （す、凄い・・・・こんなに素敵な身体だったなんて・・・・） 翔は何かに導かれるように知佳に寄っていった・・・・。 |
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| 2007.11.10掲載 |
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