| 41． 知香ー６ 有坂はマッサージの白い施術着を着ていた。 （あっ、もう、あんなに膨らんでる！） 知香は有坂の股間の膨らみを見て嬉しくなった。 （わたし、別人になったみたい・・・・） 有坂は知香に優しく口づけをし、衣服を脱がし始めた。 すっかり裸になった知香を見て、有坂は嬉しそうに微笑んだ。 「こうして再び見て・・・・奥さんの裸は本当に素敵ですね！」 「お世辞、ですか？」 「とんでもない！本心ですよ！でも・・・・奥さんは外見以上に、中身はもっと素晴らしい」 「エッ！・・・・イヤッ、恥かしいわ！」 知香は急に恥かしくなった。 「そうやって恥らう奥さんも魅力的ですね」 「もぉ〜」 知香は有坂の施術着を脱がし始めた。 「ここ・・・・もう大きいんですね！」 目の前でそそり立つ有坂の肉棒を見て言った。 「奥さんが魅力的だから・・・・僕もこんなの珍しいですよ」 「そぅ、嬉しいゎ」 そう言うと、知香は有坂の肉棒を握り、亀頭を舐め始めた。 「お、奥さん」 「あなたのコレ、太くて逞しいわ！」 知香は肉棒の根元を指で挟み上下に扱き、亀頭を口の中に咥え舌で上顎に抑えつけ、吸うように口唇で扱いた。 「うっ、あっ・・・・奥さん、それ以上は・・・・」 「ううん！イヤッ、ねぇ、わたしの口の中に出して！」 知香は何故か急に有坂の精液を飲み込みたくなった。 ５分としないうちに有坂は限界を感じ、込み上げてきた。 知香のフェラは激しさを増し、肉茎を舌で舐め回しながら扱き、手で玉袋を優しく揉んでいた。 「お、奥さん・・・・あっ、イクッ！」 有坂は堪えきれずに知香の口の中にドクドクと精液を放出した。 知香は喉に詰めそうになりながらも飲み込み、そのまま舌と口唇を駆使し、有坂の肉棒を愛撫し続けていた。 「あっ、いっ、奥さん、凄い・・・・」 有坂は敏感になっている肉棒を知香に舐められ、淫悦の声を洩らし続け、やがて射精する前以上に太く大きくなった。 有坂は充分に快感を感じ、知香を抱えて奥の部屋に運んだ。 「今度は僕の番ですよ！夕方までズゥ〜と感じてもらいますよ」 ベッドの上に仰向けにした知香を有坂は激しく愛撫し始めた。 ありとあらゆる体位で知香を淫悦に夢中にさせた。 （こんなに気持ちがいいなんて・・・・これがセックスなのね！） 夕方までに有坂も３度射精をし、一度目は淫壷に、二度目は乳房で擦られ知香の胸と口元に、三度目は知香の処女だったお尻の穴に射精した。 「どうでした？初めてのアナルセックスは・・・・」 「えぇ・・・・昨日は指で感じてたけど・・・・まさか、あんな太いモノが入るなんて・・・・最初は緊張して痛かったけど、あなたが上手にリードしてくれて、凄く良かったわ！こんなにいい快感があったなんて・・・・」 知香は身支度を始めた。 「じゃあ、また・・・・」 「えぇ、夜の11時に必ず！」 「今度は温泉の中と部屋中のあちこちで・・・・」 「ホント？楽しみだわ〜いっぱい感じさせてネッ！」 知香は嬉嬉として部屋に戻っていった。 夜は各部屋で夕食を摂り、また酒宴が始まった。 知香は11時からの楽しみの為に身体をキレイにし癒しておこうと、大浴場でゆっくりと湯に浸かった。 （そう言えば・・・・あの時も断らなければ良かったのかも・・・・） 知香は独身最後の社員旅行の時の赤石の誘いを思い出していた。 （今だったら、絶対に拒絶しないのに・・・・本当は主人以上に憧れていたのに・・・・赤石さん、誘うのが遅かったから・・・・あぁ〜あ、もう一度・・・・） 夫を裏切って淫らな悦びを知った知香は、急に『あの時』に戻りたいと思った。 知香は身体を洗い流し、脱衣場の戸を開けた。 「エッ！？何、コレ？」 先ほどまでは無かったPOSTが、開いた戸の前にあった。 『異次元POST、あなたの叶いたい願いを実現します。今の意識を持って過去に行くも良し、現在の次元で願いを叶えるも良し！願いを紙に書いて投函すれば、必ず叶います』 知香は驚いたが、すぐに信じる気になっていた。 （こんなに不思議なことが続いたんだもの！きっと、これも本当の話だわ！） 知香は早速、紙に願いを書き投函した。 投函後、知香は身体を拭いて衣服を着け、脱衣場を出た。 （エッ！？また脱衣場・・・・？） さっきとは異なる脱衣場に入っていた。 （あっ！着ているものが・・・・あぁ、そうか！あの社員旅行の時の温泉だわ！と言うことは・・・・） 知香は本当に願いどおりになったと確信した。 知香は脱衣場で衣服を脱ぎ、温泉に行く戸を引いた。 （露天風呂・・・・そうだったわ！露天風呂だったんだわ！） ともかく知香は流れに逆らわず、この次元、『あの時』を素直に満喫しようと露天風呂に入った。 湯に浸かり目を閉じ、ゆったりとしていた。 「知香・・・・」 突然、湯に浸かっていた背後から誰かに肩を掴まれ、声を掛けられた。 「エッ！」 知香が振り返ると、そこには憧れの赤石が居た。 （あっ！やっぱり・・・・ここで拒絶したら同じ。それじゃ、願いを投函した意味が無い・・・・ここで素直に・・・・） 赤石は意を決したような表情で知香に言った。 「知香、本当に結婚するのか？」 「えぇ・・・・」 「そうか・・・・決めたんなら仕方がない。でも僕も好きだったんだ！遅すぎた告白だけど・・・・」 「本当に、遅かったわ！わたしも赤石さんのことを・・・・」 赤石は思わず知香の裸体を抱き締めた・・・・。 知香ー７ 赤石は湯に浸かった知香の裸体の全てを弄るように擦った。 背中から引き締まったお尻を擦り、太股を撫で回し、背後から抱き締め直し、両手で乳房を掴んで揉みしだき、その手を下腹部に伸ばし、湯ではなく淫液でヌルッとした淫唇をなぞって左右に割り、指でクリトリス、淫壷と激しく愛撫した。 （もう少し優しくして欲しいのに・・・・赤石さんて余裕が無いゎ・・・・） 知香はそれでも赤石に抱かれているという満足感を感じ、赤石の愛撫に応えて、自分でも赤石の肉棒を弄った。 「知香・・・・」 「あぁん、赤石さん・・・・はぁ、はぁ、もぅ入れて・・・・」 赤石の肉棒は有坂のと比べ少し細く感じたが、とにかく早く赤石に感じさせてもらいたかった。 （やっと憧れの赤石さんと結ばれる・・・・） 知香は露天風呂の縁に手を付き、お尻を突き出して待った。 赤石は知香の双つの柔肉を掴んで引き寄せ、昂った肉棒を淫液の溢れる淫壷に挿入していった。 「あぁああああっ・・・・あ、いっ・・・・あふぅぅぅ・・・・」 知香は赤石の肉棒を受け入れたと思うだけで快感を感じ、淫壷が肉棒を吸い込むように収縮し始めた。 「うあっ！・・・・ち、知香・・・・あうっ、ダメだ、イクッ！」 赤石は挿入して１分としないうちに、知香の淫壷に精液を放出した。 （エッ！？何・・・・？もぅ・・・・もぅイッちゃったの！） 知香は今から昇りつめさせてほしいと思っていた矢先に、赤石の精液を受け入れていた。 「はぁ、はぁ、はぁ・・・・ゴメン！知香・・・・知香のが凄く良くて・・・・」 赤石は言い訳をして肉棒を抜き、知香の身体を背後から抱いた。 （エッ、信じられない！これが・・・・これが憧れていた赤石さん？いくら見た目が素敵でも、こんなにセックスが弱いと・・・・） 知香はガッカリし、赤石の腕をすり抜け脱衣場に向かった。 知香が脱衣場の戸を開けると、そこは元のホテルの脱衣場だった。 （ふぅ〜〜戻っちゃった・・・・せっかく異次元POSTの力で・・・・ふっ、仕方が無いわ！でも、これでスッキリしたわ！赤石さんのこと、キレイサッパリに吹っ切れたわ。それだけでも、POSTに感謝しないと・・・・） 知香は11時までコーヒーを飲んで寛ぐことにした。 自動販売機でブラックのコーヒーを買い、休憩スペースのソファに座って喉を潤した。 （あと２時間か・・・・早く有坂さんとしたいわ！） 知香は有坂との情事を想像しているうちにウトウトしてしまった。 息苦しさを感じて知香がうたた寝から目覚めると、目の前が真っ暗だった。 頭から布の袋を被せられていた。 手を動かそうにも、縛られていて身動きが出来ず、声を出そうにもテープのようなもので塞がれて口を開けなかった。 「気づいたのか・・・・まぁ、いいさ！こんなところでうたた寝している若い女を見たら、誰だって襲いたくなるってもんだ！そうだろ？」 「・・・・・・・・・・・・」 知香は状況が分かってきた。 だが、どうにもできないことも認識できた。 （どうしよう？誰かも分からずに犯されるのはイヤッ！） 知香はどうにかして見知らぬ男から逃れたいと必死だった。 「さぁ、立つんだ！」 男は口に何か含んでいるような声で知香に言い、腕を掴んで立たせた。 知香は何処に連れられていくのか不安が募り震えが止まらなかった。 （一体、どうなるの！このまま・・・・あぁ、どうしよう！） 男は知香を部屋の中に入れた。 （着いたんだわ・・・・） 男は知香の衣服を剥ぐように脱がせた。 「おおっ、いい身体してるじゃないか！さぁ、座るんだ！両脚を上げて！ジッとしてるんだ！」 男は知香の両脚を椅子の上に上げて左右に開き椅子の肘掛に縛りつけ、後ろ手に縛った両腕は椅子の背に縛り付けた。 （あぁぁ、もう、どうにもならない・・・・） 知香はなるようにしかないと思い、男に従うことにした。 男は知香の乳首をしゃぶり、荒々しく乳房を揉んだ。 （うっ・・・・ダメ！犯されているんだから感じるわけにはいかない！） 知香は男の愛撫に一瞬ピクッと身体を反応させたが、感じてはいけないと自分に言い聞かせた。 男の愛撫は大きく開いた知香の淫部に移っていった。 開いた太股を擦り、男は知香の淫唇を舐め始めた。 何度も繰り返し舐め、淫唇を開き、クリトリスを舐め淫壷を弄った。 「ほぉ〜さすがに濡れてきたじゃないか！我慢していたんだな・・・・フッ、素直に感じていた方がいいのに」 男の言葉に知香は懸命に堪えていた淫欲の堰が切れそうだった。 （感じないようにと思えば思うほど・・・・ダメ、尚更、うはぁ！） 男は淫壷の中に指を入れ、淫壷の奥、入口上部の２箇所を同時に責めた。 （うあっ！・・・・あ、もぅ、ダメ・・・・） 知香は敏感な自分のスポットを責められ、思わず昇りつめそうだった。 （エッ！？チョ、チョッと待って・・・・まさか？この愛撫、この責め方は・・・・まさか・・・・そうよ！有坂さん？） 有坂だと思うと、知香は一気に昇りつめていった。 「うぅ〜うぅ〜うぅ〜」 知香は男を確認したくて首を振り、唸って訴えた。 「ん！何だ？何か言いたいのか？」 「うぅ〜うぅ〜」 知香は首を縦に振り、猿ぐつわを取って欲しいと訴えた。 男は知香の猿ぐつわを外した。 「はぁ、はぁ、はぁぁ・・・・ふぅ、ふぅぅぅ・・・・あなた、有坂さん？そうでしょ！お願い、だったら自由にして！」 「フッ・・・・そうか・・・・」 「あ、やっぱり！」 男は知香のアイマスクを外した・・・・。 知香ー８（直斗ー１） 知香の目に映ったのは、やはり有坂だった。 「どうしてこんなことを？」 「11時まで待てなくて・・・・うたた寝しているあなたを見たら急にムラムラと・・・・」 「そぅ・・・・」 知香は周囲を見渡した。 そこは有坂と激しい情事を交わした施術室だった。 「怒らせちゃいましたか？」 「エッ、いえ・・・・」 知香は椅子に縛り付けられた自分の姿を見た。 （確かに、異常に感じたわ・・・・このまま感じ続けたい・・・・） 知香は有坂の顔を見て言った。 「このまま・・・・このまま感じさせて・・・・」 「怒っていないんですね？」 「えぇ、あなただから・・・・あなたの気持ちが分かった以上、嬉しく思っても怒るなんて・・・・あなたの思うようにして・・・・」 有坂は知香の口唇に口づけをし、自分も裸になった。 知香の目の前に有坂の肉棒が堅くそそり立った。 「しゃぶってあげたい・・・・わたしに頂戴」 知香は有坂に自分の口元に肉棒を突き出させた・・・・。 知香はこれまでにない淫らな悦びと興奮を覚えた。 有坂の的確なツボへのマッサージは知香をさらに敏感にし、同時に淫らな欲求も大きく膨らんでいった。 自治会の温泉旅行を終えた知香は、離婚を決意していた。 （POSTの力で、セックスの人生における重要さを認識できたわ！見かけや憧れだけでは、男と女は長い道のりを一緒に歩けない・・・・） 赤石との経験は知香に自分の中で踏ん切りをつけさせ、自分にこの先、ずっと淫悦を与え続けてくれる有坂の元に走った・・・・。 直斗は小学校３年と時に、最愛の母親を病気で喪った。 父親はその後、男でひとつで直斗を育てていった。 再婚する意思はなく、直斗の心の救いは隣の恵美だった。 恵美は直斗より５歳年上の中学２年だった。 直斗は幼い頃から恵美をお姉ちゃんと呼び、 本当の姉弟のように慕っていた。 恵美も一人っ子だったので、直斗を本当の弟のように可愛がった。 直斗は母親を喪い、恵美に母親の優しさや温もりも求め、恵美もその気持ちに応えていた。 勉強を教えたり、一緒にお風呂に入ったりし、直斗の父親の帰りが毎晩遅いので、恵美は直斗の家で勉強をすることが毎日のようだった。 「お姉ちゃん、お母さんよりオッパイが小さいよ」 直斗は恵美に身体を洗ってもらいながら、恵美のやっと形良く膨らんだ乳房を触って言った。 「バカ、これから段々に大きくなってくるの！いつまでもオッパイ触っていたら、ちゃんとした大人になれないわよ！」 「だって・・・・お母さんは、いつも触らせてくれたんだ・・・・」 直斗は恵美に叱られ、哀しげな表情で俯きながら言った。 恵美は仕方なく直斗に乳房を触らせ、浴槽に浸かっていた。 直斗が小学校６年になった時、恵美は高校２年になっていた。 恵美の身体はすっかり大人の女と変わらなくなっていたが、直斗の恵美への依存心は変わっていなかった。 「お姉ちゃん、死んだお母さんよりキレイになってきたね」 「まぁ、直斗もお世辞を言えるようになったんだ」 「お世辞じゃないよ！オッパイもカッコよく大きくなったし・・・・」 「もぉ〜いつまでも子供なんだから、直斗は。いい加減に、オッパイを卒業してよ！」 「うん・・・・」 相変わらず、直斗は恵美と一緒にお風呂に入っていた。 だが直斗も、その１年後、中学生になると変化を見せるようになった。 一緒に入浴するのを止め、恵美とも距離を置くようになった。 恵美は直斗が大人の入口に立ったことを喜ぶと同時に、少し淋しい気もしていた。 さらに翌年、恵美は高校を卒業し、地元の信用金庫に就職した。 直斗と恵美は、すっかり同じ時間を過ごさなくなっていた。 それから４年・・・・、 恵美は23歳で同じ信金の上司と結婚することになった。 直斗、高校３年、18歳の時だった。 「直斗・・・・すっかり大人っぽくなったわね！」 「お姉ちゃん・・・・本当に結婚するの？」 「うん、お祝いしてくれるでしょ？」 「う、うん・・・・」 直斗はすっかり男らしくなった顔に、あの子供の時のような淋しさを浮かべていた。 直斗は今24歳、大学卒業後、大手のコンピュータメーカーに就職していた。 （恵美さん・・・・どうしてあの時・・・・僕は待っていて欲しいって喉まで出掛かった言葉を呑んだ・・・・高校生の自分に、どうして恵美さんの結婚を止められる？今、どうしているのかなぁ・・・・） 仕事にも慣れ、少し落ち着いた直斗は、最近よく恵美を想い出した。 （キレイだったな・・・・恵美さんのオッパイ・・・・優しさや性格の良さは言うまでもない！恵美さんは胸だけじゃなく、お尻も脚も素敵だった・・・・だけど・・・・一度として恵美さんをオナペットにはしなかった。） そんな直斗の前に異次元POSTが現れた。 父親から独立し、ひとり暮らすワンルームマンションの入口だった。 「何だ！コレは・・・・？」 直斗は首を傾げながらも、興味深げに説明を読んだ・・・・。 |
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| 2008.1.23掲載 |
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